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2021年04月12日
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テーマ: エッセイ(94)
カテゴリ: 過去のエッセイ
「ああ、ゆとり!」 (46歳)

 私はおしゃれな方ではない。自分の容姿にコンプレックスを抱いて成長したせいか、おしゃれを避けてきた傾向がある。私の洋服選びの基準は、ステキかどうかではなく、いかに目立たないかであった。
 だから、流行など無関係で、過度に派手でも地味でもなく、バーゲンの安物でもない。しかしこうなると、洋服選びが結構難しくなるので、デパートなどで洋服を買うのが苦手なのだ。
 店員さんに色々と勧められ、試着なとで鏡を見ながらの会話がイヤなのだ。流行の色や形を勧められても、「目立たぬこと」がモットーの私とはなかなか意見が一致しない。
 そんなわけで、私が洋服を買うのはどうしても必要な時だけだった。
 幸いなことに私の体重は、若い時から退職する四十代前半までほとんど変化がなかった。おかげで、十数年前の服も着ることができた。仕事を辞めたら、スーツなどはほとんど着る機会もなく、苦手のデパートにはいよいよ行かなくてすむようになり、ホッとしていた。

 ところがである。仕事を辞めたのと中年期突入時期が一致したせいか、ずっと変化のなかった体重が徐々に増加してきた。
「のびのびジーパンとトレーナー」式の楽ちんスタイルが、それに拍車をかけた。
 ある日、久しぶりにスーツを着た時、スカートのウエストのゆとりは完全になくなっていた。さらに、腹部まわりもピチピチで、やっとはくことはできたが座ると危ないことになりそうだった。
 体形の変化には薄々気付いてはいたが、想像以上の事態に焦りまくり、他の洋服を次々に引っ張り出してみたが、当然ながらどれも同じ結果であった。
 心のゆとりとウエストのゆとりは反比例するという発見に愕然としながら、食べたいものを食べずにダイエットの努力をすべきか、財布のゆとりを心配しながら、苦手なデパートでゆとりのあるサイズの洋服を買うべきか、私は究極の決断を迫られている。


結局、食べたいものを我慢するなんて私には無理で、その後は必要に応じて洋服を買った。
その頃から、地元でもそれなりの洋服が買える状況になり、徐々に着ることが出来るものをそろえてきた。
このエッセイを書いてからすでに24年。
ありがたいことに、その頃からさほど体重は変わっていない。
つまり、当時買ったものが今でも着ることが出来たりする。
40代から60歳の頃まで、4年ごとに同期会orクラス会があったので、外出着だけは4年ごとに季節に合わせて購入した。
おしゃれにさほど拘らない私でも、クラス会のたびに同じ洋服ではちょっと気が引けたのである。

先日、その頃に購入したスーツを何着か処分した。
まず、最近はスカートをほとんど着用しないし、40代頃は地味な色合いのものが多かったので、今その洋服を着ると何とも年寄りくさくなってしまうことに気付いたからだ。
年を取ったら明るい色がいいということを、実感する年頃になってきたということだ。





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最終更新日  2021年04月12日 08時58分45秒
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