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2021年09月02日
XML
4年ぶりくらいに知人と会った。
息子さんが高校生の時に学校に行けなくなり、その後色々あったけれど高認を取り専門学校に進学し、無事に卒業出来て就職もしたという、とても嬉しそうなメールを貰ってから半年。
その彼女から「久しぶりに会いたいんだけど」と連絡が来たので、共通の友人と共に会った。
直接会うのは、多分4年くらい前以来だと思う。
就職した息子さんはどうしてるかな、嬉しい報告ならいいけど、一番嬉しい報告はメールだったことを思うと、少し不安もあった。
不登校になるタイプの子は、生真面目で人に気を遣う優しいタイプの子が多い。
私は一度しか息子さんに会ったことはないが、多分そのようなタイプだと思うので、かすかな不安は抱いていた。
それに、この日は9月1日。T君のご命日だ。
最悪のことすら脳裏をよぎるが、そんなはずはないと振り払いながらの再会だった。

予想は30%ほど当たっていて、70%は外れの感じ。
親から見たら大ピンチかもしれないが、客観的に見たら自分の道を求めての勇気ある飛躍だ。
彼は、自分をいつの時も守り続けてくれた母鳥の懐から自分の羽で飛び立ったのだ。
ひな鳥は必ず、親から飛び立たなくてはいけない。
人間の子どもが飛び立つ時には、親に逆らったり縁を切ったりしなくてはならない時もある。
強烈な行動をしなくては、踏ん切りをつけることができないからだ。
そうやって、親の願う路線ではなく、自分の心が求める生き方に路線変更するのだ。

「親」という字は、木の上に立って見ているという意味があるという。
飛び立った子どもの飛び方は、まだまだ不安定だし見ているのも怖いものだ。
それでも親は、わが子の力を信じて見守り、安全と成長を祈るしかない。
いつかまた、疲れて舞い戻って親の傍で羽を休めるときがあるだろう。
その時には「よく頑張ったね」と思いっきり褒めて、その成長を喜んであげよう。

傷ついた体験を持つ人間が勇気を振り絞って飛び立つには、
多くのエネルギーと背中を押してくれるきっかけが必要だ。
意図してはいなかっただろうが、そのきっかけを作ったであろう彼女に拍手だ。
親の仕事はいつまでも続いていく。
思えば、100歳で亡くなった祖母も、最後まで80歳に近い父を心配していた。
親としての責任は果たし終え、余計なお世話は厳禁の時になっても、最後まで親の仕事はある。
「信じて見守る」という仕事が、私にもまだ残っている。





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最終更新日  2021年09月26日 08時56分10秒
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