【西洋陶器を求めて】 0
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オリンピック、男子100m走。異様な雰囲気の中、ピストル音とともにスタートした選手たちは、瞬く間にゴールを駆け抜けました。タイムは夢の新記録、8秒98。8秒台の驚異の新記録ながら、続いて会場に流れるアナウンスに、観客は落胆しました。「ただいまの記録は、遺伝子操作参考記録です」今日、8月24日の毎日新聞に、上述の内容の近未来のスポーツに関するSF的な記事がありました。世界のスポーツ界が、新たなドーピング「遺伝子ドーピング」に苦慮しているというものです。薬物ドーピングは、身体検査により違反を検出しています。しかし、遺伝子ドーピングでは、違反の有無の確認が極めて困難です。例えば、筋力が低下する難病、筋ジストロフィーの遺伝子治療。この治療を健康な選手に施せば、選手の筋力を強化することが可能です。あるいは、重度の貧血に対する遺伝子治療。この遺伝子治療では、驚異的な持久力の長距離ランナーを生み出せるかもしれません。事実、マウスに対する貧血治療を応用した遺伝子操作では、2倍の距離を走るマラソンマウスが作られました。一方で、この遺伝子操作をしたサルは、赤血球が増えすぎて血液循環が悪化、安楽死させられることとなりました。遺伝子ドーピングは、極めて危険です。しかし1980年代のアンケートは、驚くべき事実を明らかにしています。世界レベルの選手の半数が、ドーピングで金メダルが保証されるなら、5年以内に死んでも良いと答えたのですから。さらに、遺伝子ドーピングを擁護する声すらあります。選手にとって重要な素質は、人種の違いによってかならずしも公平ではない。だから、遺伝子ドーピングで、素質を公平にすることに罪はないと。従来の薬物ドーピングに歯止めをかけていたのは、厳しい身体検査による違反の検出でした。遺伝子ドーピングが検出不能であるならば、もはや選手たちの暴走を止めるものはありません。金メダルのために、命を賭けることができるか。それが今のトップスリートたちに突きつけられた、悪魔さえも震え上がる、哀しい最後の選択なのです。
2013.08.24
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ドライアイは、一種のパソコン病。パソコンを中止すると、まばたきが1/3~1/4に減りますから、目が乾いて当然です。エアコンを使う夏は、さらに目が乾きます。その場合、エアコンからの風が、顔に当たらないようにするだけでも予防になります。パソコンの置き方も、ちょっと工夫を。パソコンは、目の高さより、やや下に置きましょう。パソコンを見上げると、目が大きく開きます。そうすると、どうしても目が乾きます。パソコンを見下ろすようにすると、目の開き方が小さくなります。そして、意識してまばたきすれば、ドライアイの予防になります。ブログを長く楽しむために。みなさん、目は大切になさってください。
2013.07.08
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彼は、財布を落としたらしい。彼は、ただうろたえるばかりで、落胆している。しかし、きみ、安心してよ。世の中は、きみが思うほど、捨てたものではないのだから。きみは、知っているだろうか。イギリスの心理学者が、調べた結果を。落としても、88%が戻ってくる財布があることを。それが、どんな財布か知っているかい?それは、そう、赤ちゃんの写真が入った財布。そうだよ、きみが落とした財布だよ。普通の財布は、15%しか戻らない。家族の写真入なら48%、仔犬の写真入は53%戻ってくる。家族のため、子供のために。ひとは、財布を返してくれる。やさしい気持ちには、やさしい気持ちが返ってくる。だから、安心していいよ。きみほど、やさしいひとは、いないから。
2013.06.29
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プロ野球は、統一球の話題でにぎやかです。情報が断片的で、何が問題なのかが分からなくなっています。そこで、統一球の公表値を整理することにしました。反発係数では分かりにくいので、飛距離に換算しています。基準を、NPBの規格下限値に置きました。「表1.飛距離の計算」日本野球機構(NPB)は、反発係数の規格値を、0.4134~0.434としています。この結果、規格値内でも、ボールによっては、6.4mの飛距離差が出ることを容認しています。さらに、ボールは湿度によっても、飛距離が変化します。その飛距離差は、±3.1mとなります。結果的に、規格どおりでも、飛距離差は、6.4m+3.1×2=12.6mとなります。つまり、統一球には、本来でも、12.6mの飛距離差があるものです。2011年、2012年の統一球は、規格下限より、それぞれ0.7m,2.3mだけ「飛ばないボール」でした。これは、NPBの統一球の規格外です。一方、2013年は、下限値より、0.8mだけ「飛ぶボール」になりました。しかし、湿度を含めると、飛距離に12.6mの差がある、統一球。この年度による差、最大で2.3m+0.8m=3.1mが、本当に問題でしょうか。この差は、規格内の統一球が持つばらつきの、約1/4にすぎません。この整理から、本来の問題は、下記と考えます。1.統一球には、±3.1mの製造ばらつきがあるのにも関わらず、 統一球の平均値を、NPB下限値をねらって製造したこと。 本来は、規格中央の反発係数0.423付近をねらうべきであった。2.その結果、2011年,2012年と、規格外の統一球を容認し、 かつ公表しなかったこと。つまり、2013年のボールは、本来の規格どおりの「正常なボール」。問題すべきは、2011年と2012年の「規格外のボール」です。この結果は、製造ばらつきと規格幅から、起こるべくして起きたこと。メーカにも、NPBにも、当初から、統一球の規格を守る気持ちがあったとは思えません。湿度も含めて、飛距離で12.6mのばらつきがある統一球。誰もがそれを知っているから、統一球の規格が軽視された結果の出来事なのでしょう。
2013.06.17
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キウイ、イチジク、パイナップル。さらには、メロン、スイカと、5種のフルーツがキッチンに並べられました。今日の課題は、ゼラチンのゼリーづくり。それは、容易な課題ではありません。キウイなど今日の5種のフルーツには、ゼラチンを固まらなくする作用があります。キウイに含まれる、アクチニジンがタンパク質を分解してしまうから。寒天や、アガーや糖で固めてはなりません。まくまで、ゼラチンで固めたゼリーづくりが、彼女のミッション。ミッション・インポッシブル。しかし、彼女には、秘策がありました。彼女は、事前にフルーツを加熱しました。ゼリーが固まらなくするアクチニジンは、加熱に弱いのです。風味を損なわない、適度なフルーツの加熱。計量、配合、温度管理。計算されたレシピで、彼女はゼラチンゼリーづくりを成し遂げました。そんな彼女の苦手科目は、数学と化学だということです。・・・・・・・・・(注記)アクチニジンは、猫にマタタビと同じ効果を示しますので、ご注意を。・・・・・・・・・明日、6月16日は楽天ブログのメンテがあります。お気をつけて。【楽天ブログ メンテナンス時間】 2013年6月16日1時45分 から 2013年6月16日9時30分
2013.06.15
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彼女はとても、しずかに生きた。彼女は、おだやかに、緑茶を愛して飲んだ。発癌率を43%下げる緑茶の効果は、彼女を長寿に導いた。彼女は、おいしそうに、野菜を食べた。ニンジン、かぼちゃ、緑黄色野菜。発癌率を13%下げるその効果は、彼女を長寿に導いた。彼女は、やさしく、しずかに生きた。それでも、別れのときは、やってきた。こころしずかで、あればよい。おだやかに、やさしく生きれば、それでよい。でも、それができない、ときもある。あいたい、なきたい、さけびたい。彼女は、もういないから。だから、ぼくは、発癌率を2倍に高める、酒を飲む。
2013.06.08
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その捜査は、難航が予想された。殺人現場と思われる、その部屋。我々はその部屋を、犯行現場と特定したかったのだが。現場に放置された、多量の削られた大根。そして、部屋中に満ちる、鼻をつく大根のすえた臭い。それらが、難航する捜査の象徴であった。我々は現場検証で、ルミノール反応による血痕の検出を試みる。その際に大根は、その検証を妨げる。なぜなら、大根はパーオキシターゼを含むからだ。ルミノール反応は、酸化反応。しかし、大根に含まれるパーオキシターゼは、酸化を促進する。そのため、大根でも、ルミノール反応は起きる。ルミノール反応では、大根おろしと血痕との区別ができない。犯人はそれを知り、大根おろしをこの部屋中に塗りつけたのだろう。しかし、その部屋中の様子だけで、十分であった。犯人は、科学の知識を有するに違いない。この大根おろしの知識を持つ者・・・。「この部屋の住人、kopanda06を指名手配せよ!!」そして・・・。まもなく、逃走中のkopanda06は逮捕された。逮捕の決め手となったのは、逃走中の彼が持っていた、大根おろし器であったという。
2013.05.31
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腐食に強い金属、金。その金も「王水」には溶けます。王水は、硝酸と塩酸を1:3の割合で混ぜた溶液。金を溶かすその溶液は、王の名を授かりました。しかし王水が、特に強い酸というわけでもありません。王水が金を溶かすのは、安定した金のイオンを作るから。金を安定してイオン化すれば、金も容易に溶けてしまいます。そして、その金を溶かす溶液は、あなたの身近にも存在します。金を溶かす、その溶液の名は「イソジン」。あの最強の溶液、イソジンが、再び登場いたします。イソジンのヨウ素が金と反応して、金を溶かしてしまいます。同じ効果は、ヨードチンキでもみられます。信じましょう、あなたのちからを。あなたは、強い力を秘めています。あなたは、金を溶かす溶液でうがいをしても、ゆるぐことなく、平気なのですから。【過去の日記】 「手軽に実験 - イソジン -」
2013.05.25
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冷蔵庫。長く氷を入れておくと、小さくなるのはなぜでしょう。室温に氷を放置すると、融けて水になります。冷蔵庫の中では、融けることはありません。冷蔵庫内では、氷が直接、水蒸気になることがあります。これは、水の「昇華」です。昇華によって、氷は小さくなります。昇華した水蒸気は、霜になって冷蔵庫内に付着します。また、最近のファン付き冷蔵庫では、霜にならない代わりに、氷の昇華は加速します。氷も早く小さくなります。こっそりと、小さくなる氷。大切に使ってあげましょう。彼らが消えてしまう、その前に。・・・・・・・・・・復帰しました。また、よろしくお願いします。
2013.05.22
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彼女は、きれい好きでした。特に10円玉を綺麗にするのが好きでした。10円玉を、ビールに漬けます。ビールは10円玉の汚れを、綺麗に落としてくれます。炭酸の作用などがあるためです。時には、ソースやしょうゆを使います。これも10円玉を綺麗にしてくれます。塩分が汚れの除去に効いています。10円玉を綺麗にする彼女。そんな彼女に、ある日、警察から警告が告げられました。「あなたの行為は、貨幣損傷等取締法に抵触するおそれがあります。 その場合、一年以下の懲役又は二十万円以下の罰金となります。」硬貨の洗浄は、硬貨を腐食で痛める恐れがあります。そのため、貨幣損傷等取締法によって罰せられるおそれがあるのです。硬貨を守る法律が、硬貨を洗うことすら許さない。守る気持ちが、傷つける。皮肉な仕組みが、ここにもあります。
2013.05.17
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最近は、デジタル式体温計が増えました。懐かしい、アナログ式の水銀体温計を、お持ちの方はいらっしゃるでしょうか。水銀式体温計は、よく考えると不思議です。体温で水銀が上昇しますが、温度が下がっても水銀が下がらないのはなぜでしょう。水銀体温計は、1866年にドイツのC・エールレが考案しました。水銀式体温計を、よくご覧ください。球になった先端と、目盛の水銀柱の間に、細くなった箇所があります。熱で膨張した水銀は、目盛を上昇。体から離すと水銀は収縮して、細い箇所に隙間ができます。その結果、目盛上に水銀は残されます。水銀を先端に戻すには、体温計を振るしかありません。水銀の表面張力に打ち勝ち、細い箇所を通せば、水銀は先端に戻ります。身近にある、役立つ道具。そこにも、当たり前ではない工夫があります。だから、よく見て。みのがさないで。
2013.05.12
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地球は上手に、小惑星をかわしそうです。小惑星2012DA14は、2月16日4時24分ごろに、地球に最接近します。その距離は、わずか高度27,700キロメートル。それは、日本のひまわりなどの、気象衛星の高度35,800キロメートルより地球の近く。観測史上、最接近する小惑星となります。2012DA14は、直径45メートル、重さ13万トン。あまりに近くを通過するので、軌道計算も正確で、NASAは自信を持って「衝突しない」と断言しています。また小惑星より遠くに浮かぶ人工衛星にも、影響はないとしています。人工衛星より近くですから、小惑星は人工衛星の画像に写るでしょうか。小さすぎるかもしれませんが。スマトラ上空をかすめる小惑星。速度は、秒速7.8キロメートルと発表されています。計算してください。この小惑星の速度は、マッハ22.7。つまり、音速の22倍以上。人工衛星より近くを通過する、マッハ22の小惑星。この高速の石つぶてを、よく地球はかわしたものです。・・・・・・・・・・・・【2012年12月5日の日記】 「どうせ滅んでしまうのだけれど - 小惑星衝突 -」 ※ 3月に衝突が予測された小惑星2014AZ5は、誤情報ではないかとのこと。 「2014」という未来の日程設定に、デマの可能性が示唆されています。
2013.02.10
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彼女は、糖分に着目し、実験を開始しました。実験の鍵となるのは、糖とアミノ酸の化学反応。その化学反応は、メイラード反応と呼ばれます。彼女は適切な反応温度のコントロールに、細心の注意を払って実験しました。彼女の思惑通り、反応は順調に進行。褐色物資メイラジンの生成に成功しました。しかし、彼女の実験成功を待っていたのは、研究者ではありません。実験の成功を、一番喜んだのは、おやつを待っていた子供たち。そうでした。子供たちは、メイラード反応でできた、ホットケーキを待ちわびていたのです。ホットケーキ、パンにクッキー。せんべい、カステラ、さらにはコーヒー豆までも。その表面の褐色の焼き色は、糖とアミノ酸の加熱による、メイラード反応でできたメイラジンの色。メイラード反応では、とても香ばしい良い香りがします。そしてメイラジンは、美しい褐色で食欲をそそり、食品の臭みも消してくれます。ドラえもんが好きなどら焼きも、その表面はメイラジン。誰もがねらう焼肉も、その表面はメイラジン。メイラード反応を駆使する化学者の正体は、料理上手な家庭の主婦。今日のあなたは、どれほどの、メイラード反応に成功したのでしょうか。
2013.01.08
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高温90℃のサウナ。もし90℃のお湯ならば、たちまち火傷してしまいます。それでも火傷をしないのは、高温なのが空気だから。空気は温度を伝えにくく、すぐに火傷することはありません。火傷しない、もうひとつの理由は、サウナの空気が乾燥しているから。乾燥していれば、汗が蒸発します。汗が蒸発すれば、気化熱で体の熱を下げてくれます。もし日本の夏の様に湿度が高いと、少し暑いだけで耐えられません。温度だけではなく、湿度という環境が影響します。サウナでは温度が不快でも、それを補うのが低い湿度。環境を大切に。たとえ不快なことがあっても、それを補うものがあれば、大丈夫。親友、家族、ペット、それとも趣味でしょうか。大切に、そして守りたい。あなたを支える環境を。
2013.01.02
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褐色のうがい薬、イソジン。これをパンに、たらしたらどうなるでしょう。皆さん、ご存知ですか?パンにイソジンをたらすと、パンが青紫色に染まります。その理由は、ヨウ素デンプン反応。懐かしい、理科の授業で習った話。デンプンに、ヨウ素液を加えると青紫色に変化します。うがい薬イソジンは、ボビドンヨード製剤。つまりヨウ素の化合物。イソジンは、ヨウ素液そのもので、ヨウ素デンプン反応を起こします。イソジン右手に、食材を左手。さあ、デンプン探しを始めましょう。
2012.12.26
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うっかりしていましたが、2012年12月23日には、人類は滅亡することになっていましたね。たしか、マヤ歴云々が理由だったかと。忘れて、その先のクリスマスのことなどを考えていました。不謹慎ですね。でもね、どうせ滅亡するのだけれど、その先にちょっと気になることがありまして。話題の小惑星、2014AZ5。この小惑星は、2013年3月に墜落する予想です。場所は、カリフォルニア州南部。確率は、125分の1。落ちれば、落下地点から半径30kmの建造物が、灰燼に帰すという予想。問題は小惑星の質量が正確にわからないこと。幅は290mの小惑星ですが、質量は不明。予測の質量とずれれば、地球には落下しないか、日本などのほかの地域に落ちるか。どうせ、12月23日には滅亡するのだけれどなぜか、その先のことが気になってしまう、愚かなわたし。
2012.12.05
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ヒトの細胞のミトコンドリア。ミトコンドリアDNAは、人類に代々伝わってきました。ミトコンドリアDNAは、母親からしか子供に伝わりません。父親から子供に、伝わることはありません。男性は、ミトコンドリアDNAを伝えることができません。ただ、女性だけが、ミトコンドリアDNAを子供に伝えます。だから、母は子の中に、父より強く生きる。ミトコンドリアの、神秘の法則によって。遺伝の仕組みが語る、母と娘の強いきずな。娘に託された、子供につなぐ遺伝のバトン。私はなすすべなく、ただうらやましく思う。娘の中に生きる、その母とのきずなを。
2012.10.21
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6歳で若死にした、体細胞クローン羊ドリー。乳腺細胞から作られました。その名前は、アメリカの歌手ドリー・パートンにちなみます。その理由は、彼女の豊かな胸をたたえて。・・・ますますクローン技術が、心配になりました。
2012.10.16
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様々な臓器に変わる、iPS細胞。再生医療の救世主となる技術です。先日、iPS細胞から卵子を作り、マウスの誕生成功が発表されました。細胞からの生命の合成、クローン誕生の可能性が秘められています。クローンを生む生物はいます。例えば、アミメアリ。アミメアリは、オスを必要としない単為生殖で、メスがメスを生んでいきます。つまり生まれてくるのは、母親の完全なクローン。アミメアリは、アリ集団の全体が「自分自身」で構成されています。自分のクローンばかりで構成された社会では、利害も争いもありません。全てが自分からなるその社会は「超個体」。人気アニメのエヴァンゲリオン。登場人物の綾波レイは、クローン人間。綾波レイは、語ります。「私が死んでもかわりはいるもの。」医療に革新をもたらし、人類を救うかもしれないiPS細胞。そのiPS細胞は、あなたの最期の言葉を変えるでしょう。死の床で、家族に語る、あなたの言葉。「私が死んでも、細胞があるから。」
2012.10.12
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台風の渦は、左回り。これは地球が左回りに自転(コリオリの力)する影響。だから、南半球の台風は右回り。地球の自転の影響が、南半球では逆だから。ところで、都市伝説。風呂の水も栓を抜くと、北半球は左回り、右半球は右回りという話。しかし、これはデマにすぎません。地球の自転の影響は、大きな渦でしか効果が出ません。風呂の排水ぐらいの渦では、渦を右に毎秒0.02ミリ曲げるぐらいにしかなりません。これほど小さな力では、効果が現れず、渦も変わりません。風呂の渦の方向を決めるのは、風呂の形や、栓の抜き方。風呂の排水は、北半球も南半球も変わりません。さあ、試してみましょう、ながめましょう。今日の風呂の排水は、右回り? 左回り?お風呂でできる、たのしい実験。ながめる渦で、目を回さなければ。
2012.10.01
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地球の自転は、左回り。火星、水星、木星、そして土星。これら大半の惑星も、左回り。でも、ひねくれものが、ひとりいます。それは、金星。金星の自転は、なぜか右回り。巨大な星との衝突。太陽の引力の影響。金星の逆回転の様々な説はあります。しかし、本当の理由はまだわかりません。金星は、ひとりで、孤独に、逆回転。金星は、二酸化炭素の温室効果で、気温400℃、90気圧。とんでもないひねくれものにちがいありません。もしそんな金星に、生物がいたならば。
2012.09.26
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今年は久しぶりに、テンカフのお世話になっています。節電の暑い夏、制汗シートも使っています。しかし最終的にたどりついたのは、テンカフ。特に風呂上がりには効果的。テンカフを嫌う人もいます。原因は、その成分と、粉末の飛散。テンカフの成分は、タルクと酸化亜鉛。タルク、つまり滑石は、酸化マグネシウムとケイ酸塩。タルクは無害で、漢方薬や医薬品、化粧品に使われます。タルクの評判が悪化したのは、粗悪品へのアスベストの混入。アスベストの混入は、今日の日本製品ではありません。酸化亜鉛も、安定な物質。医薬品としてとても有用で、化粧品にも使われます。もしタルクと酸化亜鉛を嫌うなら、薬も化粧品も避けなくてはなりません。もちろん、乳幼児の母親は、化粧できなくなるでしょう。粉末の飛散を嫌う方は、より砂埃などの粉末が多い、道路沿いへの居住は避けなくてはなりません。一日中吸い続ける、道路沿いの粉塵は、テンカフよりはるかに多大です。テンカフは、安全です。心配なら、日本製品を使えばより安心でしょう。シッカロールとよばないで、愛しくテンカフとよびながら、粉まみれですごす、今年の夏は、ちょっと快適。
2012.09.09
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7月21日のNHKで報道された「メルトダウン 連鎖の真相」は衝撃的な内容でした。最悪の結果を招いた福島原発2号炉。メルトダウンが始まり昇温した炉を、冷やすことができませんでした。まず格納容器内を減圧しないと、冷却水を注入できません。減圧のためのSR弁を開こうとしましたが、その弁が開かなかったのです。その結果、格納容器は穴が開き、放射性物質が大気中に飛び散りました。それはSR弁の構造欠陥が原因でした。SR弁は窒素ガスの圧力で、弁を押し上げて開く構造。SR弁は通常、格納容器内の圧力で押されてしまっています。SR弁を開くには、窒素ガス圧が格納容器内の圧力を上回らなくては開きません。しかし想定外の格納容器内の高圧に窒素のガスの圧力が負け、弁が開かなくなっていました。つまり、格納容器内の圧力が上昇するほど、圧力解放弁が開かなくなる構造欠陥がありました。それが、圧力容器破損の主原因のひとつでした。わたしにとって衝撃的だったのは、SR弁が機能しなかったこと。この弁は「パイロット式圧力調整弁」に相当するでしょう。このタイプの弁は、高精度に大流量が制御できる「高性能な弁」。原発に限らず、世の中のあらゆる箇所に使われています。高性能なはずの弁が、開きたいときに開かない。指摘されれば当然の欠陥に、現在に至る技術者が誰も気づきませんでした。SR弁は、日本のすべての原発に使われています。そして同様の弁は、皆さんのご近所の工場、プラントでも、多量に使われています。【動画公開】 「メルトダウン 連鎖の真相」 ※1時間の番組動画が公開されていました。 ご覧頂くと、よくご理解できると思います。
2012.07.24
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理科の実験で使った、リトマス試験紙のお話。酸性とアルカリ性を判別する、リトマス試験紙。これは、リトマスゴケから作ります。リトマスゴケを発酵させて、水で抽出すると、青い液が出来ます。この液をろ紙に浸み込ませると、青いリトマス試験紙ができあがり。青い液に、一定量の硫酸を加えると、赤い液に。この赤い液とろ紙から、赤いリトマス試験紙ができあがります。リトマスゴケは、地衣類。地衣類は菌類で、とても古い生物。化学の判別に使う、リトマス試験紙。そのリトマス試験紙は、古い生物から生まれます。人類の化学の世界は、意外に古い自然に頼っているものなのです。
2012.06.01
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2012年6月6日、金星の太陽面通過も迫りました。金星が太陽面を通過する、珍しい現象。6月6日、7時10分から13時47分に見ることができます。日食、月食より珍しいこの現象を、日本中で6時間半も見ることができます。詳しくは、下記のリンクをご覧ください。【自然科学研究機構 国立天文台】「金星の太陽面通過」金星は・・・。 ちっ・・・、ちっちゃい・・・。金星は、まるで太陽のほくろ。日食レンズは、絶対必要。みなさん、まだ日食レンズを捨てないで。世界人類に共通して、次に見るのは、105年後。次に見るまで生きるのは、すこし疲れる。・・・・・・・・・・みなさんの金環食の写真、とてもきれいでした。「chappy2828さん」の日食の写真が、特に私はお気に入り。日食を、ザルの目を通した影で、撮影されています。日食の木漏れ日を撮影された方は多く見えましたが、これは思いつきませんでした。おもしろい写真、ありがとうございました。
2012.05.23
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今日の金環食は、よく見えました。その太陽、実は今は活性期だと思われます。活性期の太陽は、黒点が増えます。この5月の太陽は、地球の10倍の大きさの黒点が出現。大規模な爆発による、太陽フレアも多く観測されています。この黒点の増減は、11年周期。その間には、黒点が減る、太陽活動の鎮静期もあります。特に有名なのは、1330年の「ウォルフの縮小期」。この時は、太陽活動の縮小で、地球の気温が3~4℃下がったとも言われます。日本の農業は打撃を受け、南北朝の騒乱などの内乱が続いた時でもありました。金環食、巨大黒点の発生。今年話題の太陽は、私達に何をもたらすのでしょう。・・・・・・・・・・太陽の黒点の話題は、少し前に、「かおいんさん」の日記でも紹介されていました。また今日の日記では、きれいな金環食の写真も紹介されています。太陽の話題を続けて日記更新された、かいおんさん。かなりの「太陽マニア」ですね。
2012.05.21
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NHKの「津波が大都市を襲う」を昨日見ました。東北の津波から、南海地震の津波による、大阪での新たな危険が分かりました。1)ビル街を襲った津波は、狭いビル間で流れを加速。 ビル風にも似た原理で、津波は破壊力を増す。 ビル間の通りでは、津波の被害は深刻。2)高速の津波が襲う通りには、多数の自動車。 通りの人々は、漂流する自動車に襲われる。2)避難所の頑強な建築物は、津波に耐えた。 しかし避難所に津波に流された自動車が押し寄せ、せき止められて発火。 避難所は、津波火災に襲われる。3)自動車から延焼した避難所の火災は、周囲が浸水し消火活動ができない。 周囲は浸水。避難所の人々には逃げ場すらない。ビル街で加速する津波。都市の多数の車は、凶器に、そして火災源に。避難所は燃え上がり、逃げ場はない。発生周期が規則正しい、東南海地震。しかも、東海地震と南海地震は連動して発生。周期通りなら、30年後には起きる東南海地震。東北が教えてくれた新たな津波の脅威を、これからの、東南海地震に生かしたい。【過去の日記1】 「地震の備えはいかがです - 最新日本地震地図 -」 ※ 2007年の日記ですが、東南海地震の周期についての日記。 東海,近畿地方の方は周知ください。【過去の日記2】 「地震の前兆 - 最新日本の地震地図 -」 ※ 2007年の日記。関東地方が100年間の地震活動期に入り始めている旨を書いています。 1923年の関東大震災から90年。関東地方の方へ。
2012.05.19
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目の疲れに、安眠に。「蒸気でホットアイマスク」を試しました。目を蒸気で温めてくれるアイマスクという商品です。10分強の時間ですが、程良い温かさ。蒸気に関しては、わずかにしっとり感がある程度。蒸しタオルを目に当てた感覚が続きます。香はわずかですが、温熱の効果が切れる間もなく、心地よく眠ることができました。目の疲れも取れましたが、安眠の効果がより大きく感じます。さて内容は?使用済みのアイマスクを分解します。予想通り、中には薄い紙状の鉄粉がありました。つまりは、使い捨てカイロと同じで、鉄の酸化熱で温める仕組み。薄く鉄粉を伸ばしたシート作りがポイントでしょう。またその鉄粉シートは、紙と一緒に入っています。おそらく、この紙のシートに、芳香剤と若干の水分がしみこませてあったのでしょう。感想としては、まずまずでした。気分転換や、安眠に最適です。難点は、目へのフィット感が乏しいこと。アイマスクが鼻で浮かぶため、直接目には当たりません。蒸気の効果と思えば、それでよいかもしれませんが。疲れ目の方、癒されたい方。一度、お試しになってはいかがでしょうか。今日は珍しく、商品のお勧めでした。
2012.04.23
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5月21日のお話をしましょう。ご存知、この日は25年ぶりの金環日食の日。ほぼ日本全国で観測可能です。時刻は下記をご参照。【AstroArts】「金環日食 全国観測時間一覧」7:30前後のこの時間、皆さんもお仕事前に観測可能ではないでしょうか。ただし、観察は観測グッズをご準備を。目を傷めますので。…今日は体調不調ですので、このあたりで。・・・・・・・・・・・・(継続中)・【 「スクロールしない話 TM」:「しあわせ さがして -茶柱-」掲載】
2012.03.28
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本日、3月26日の19:45頃、二つの惑星間に三日月を観ることができました。調べると、木星、月、金星の直列と分かりました。詳しくは下記のリンクに。【ほしぞら情報】「惑星・月直列」近日中は、まだ見ることができるかもしれませんので、取り急ぎ、情報UP致します。写真を撮ろうとしているうちに、こちらは曇ってしまいました。明日は、月、金星、木星の順になります。(追加情報)「mamatamさん」が、写真をアップしてくださいました。ご覧ください。・・・・・・・・・・・(継続中)・【 「スクロールしない話 TM」:「しあわせ さがして -茶柱-」掲載】
2012.03.26
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ドアノブに触れるとき、人と握手するとき。触る瞬間に飛ぶ、静電気は嫌なものです。合成繊維の下着を着ない。それも、静電気防止の有効な手段。でも、他にはないのでしょうか?手軽な、静電気防止方法。それは、肌にうるおいを持たせること。ハンドクリームを手に塗ったり、髪にスプレーをしたり。いずれも有効な、静電気防止方法。肌の水分から、静電気が放電されます。手のうるおいで、静電気を防止。ピリピリしない人との握手で、人との関係もきっとうるおうでしょう。・・・・・(最終)・【 「占い TM」:「キエテユク ヒトノオモイ - イタコ -」掲載】
2012.03.20
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いまだに消えない、マイナスイオン家電商品。誇大広告についての行政の指導にもめげず、いまもマイナスイオン商品は販売されています。過去にも日記で書きましたが、大気のマイナスイオンは、疑似科学、都市伝説。多いのは、マイナスイオンのドライヤー。コロナ放電で、マイナスイオンを作るとのメーカの説明。わかりました。コロナ放電しているとしましょう。もちろん、小型家電で、高電圧下のコロナ放電が可能とも思いにくいですが。コロナ放電で発生するもの。それは、オゾンと、窒素酸化物NOx。オゾンは、代表的な発がん性物質。細胞を、染色体を傷つけ、寿命をほどよく縮めてくれます。NOxは、ご存知の排気ガス成分。頭から浴びる、排気ガス。なんて素敵な、風呂あがり。マイナスイオンドライヤーで毎日浴びる、オゾンとNOx。有名メーカーは、何をしようとしているのでしょう。過去の日記から、4年。今もう一度、語ります。問われているのは、日本のメーカの誠実さです。【過去の日記】 「売るために 作り上げる - マイナスイオン -」
2012.03.14
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うそばかりの、サブリミナル広告。1956年、アメリカ、ニュージャージー州フォートリー。広告業者ジェイムズ・ヴィカリーは、映画「ピクニック」の上映で、ある実験をしたと公表しました。映画の画面に「ポップコーンを食べろ」などのメッセージを、ほんの短時間表示。そのメッセージの表示は、わずか1/3000秒。映画館で6週間、観客4万5699人に対して継続。その結果、ポップコーンの売り上げが57.5%、コーラは18.1%増したという。これが有名な、サブリミナル効果を使った映画の広告実験。しかし、この実験には、大きな疑問があります。映画のフィルム送りは、1秒間に24コマ。つまりメッセージは、1/24秒の表示しか不可能。より速いテレビですら、1/30秒しか不可能。この実験は、論文も学会発表もなく、実験方法も不明。つまり、単なるクチコミ情報。しかし、その話は都市伝説的に広まりました。1958年、連邦議会は世論を重視し、ヴィカリーに再実験を要請しました。仕方なく、応じたヴィカリーの再実験。やはりその実験では、メッセージの表示は、現実的な1/20秒。その結果、一切の効果はありませんでした。実験方法が怪しく、論文なし、学会発表なし、再現性なし。サブリミナル広告の実験は、おそらく捏造。心理学では、サブリミナルによる映画,テレビでの広告効果は否定されました。しかし、世論を重視して、アメリカではサブリミナル広告は禁止。日本も、自主規制に。その結果、映画、テレビでのサブリミナル広告は、実験で確認することもできなくなりました。サブリミナル広告は、今では封印された都市伝説。観客4万5699人、売り上げ57.5%増、18.1%増。サブリミナル広告が都市伝説が広まったのは、この細かな数字で人々を信じさせた点にあります。また当時の人々は、急速に広まるマスメディアによる、洗脳教育の可能性を恐れ始めていました。その人々の潜在意識が、サブリミナル広告を容易に信じさせました。人々が、サブリミナル広告の効果を信じた現象。これこそが、まさにサブリミナル効果でした。(継続中)【 「お気に入りダイエット TM」:「なぜ 飢える - 太る遺伝 -」掲載】
2012.02.11
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私は、15パズルがきらいです。絶対に解けないパターンがあるパズルは、不完全と思うから。パズル作家サム・ロイドは、15パズルに賞金をかけました。次のパターンを、懸賞問題として。[1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][15][14]多くの人が熱中し、答えを探しました。しかし、解けることはありませんでした。サム・ロイドは、解けないと知っていて、出題したのですから。この様に、[15]と[14]の入れ替えの様に、2個だけ入れ替えるパターンは解けません。それが数学でも証明された、15パズルの欠点です。19世紀末、多くの人々が15パズルに時間を費やました。従業員は仕事中もパズルに熱中し、経済活動が停滞したとさえ言われます。サム・ロイドのいたずら。過ぎるいたずらは、罪つくりでさえあるものです。【15パズル】 「15パズル・スライダー」 ※ ネットで15パズルが楽しめます。 最初にシャッフルする方式ですから、かならず解くことができます。(継続中)・【 「第2回いぬのきもち TM」:「ただ 分かって欲しい - イヌの気持ち -」掲載】
2012.02.05
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各地で検出される放射線を浴び続けた場合の死亡率。100万人に650人は、少ないとは思いません。これはICRP(国際放射線防護委員会)から公表されている公知のデータですが、意外にも知られていないようでした。コメント頂いたように、一般の病死や事故死に加えて、さらに650人。若年層への影響は、さらに深刻です。ところで、宇宙旅行。実は、宇宙飛行士の被ばく管理は、重要な課題です。宇宙飛行士は、1時間で1mSvも被ばくします。太陽フレアが宇宙船を襲えば、さらに被ばくします。その宇宙飛行士の、宇宙ステーションでの被ばく管理は生涯積算で600mSv以下。死亡率は、なんと3%まで許容しています。放射線で、100人に3人が、がんで死亡しても許容範囲。それが宇宙飛行士の実態。それでもあなたは、宇宙旅行を希望しますか?【日記】 「浴び続ければ - 放射線被ばくの影響 -」【宇宙での被ばく】 「宇宙飛行士の被ばく管理」
2011.10.27
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震災、原発事故、相次ぐ台風上陸、そしてついに・・・。9月23日前後、5.6トンの人工衛星が、地球に落下します。日本を含む地域に、500キロ超の部品が落下!人への衝突確率、3200分の1!!落ちてくる人工衛星、よけられますか?**********************「衛星部品26個・計五百キロ超…23日前後落下」 20年前に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の大気観測衛星「UARS」(重さ約5・6トン)が23日前後に大気圏に再突入し、その破片が地球上に落下する見通しであることがわかった。 破片の落下場所は特定できていないが、今のところ日本を含む北緯57度から南緯57度の広い範囲が対象となっている。NASAは、人口密度などをもとに計算し、破片が誰かにぶつかる確率は3200分の1と推計した。 NASAの発表によると、UARSは1991年にスペースシャトルで宇宙へと運ばれ、高度約580キロの軌道を周回していた。2005年に運用を停止後、徐々に高度が下がり、現在は、高度225~250キロ。 NASAの試算によれば、機体の大部分は大気圏突入時に燃え尽きるものの、最大158キロ・グラムの構造物を含め、部品26個(計532キロ・グラム)が燃え残り、地球上へと落下する。 (2011年9月20日10時17分 読売新聞)
2011.09.21
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腫瘍マーカー値が下がらず、思案しています。人間ドックで検査した、腫瘍マーカーSCC。腫瘍マーカーは、血液検査だけで、がんの進行度や発症箇所を知る簡易検査です。特にSCCは「扁平上皮がん」の指標となります。対象は、食道がん、肺がん、子宮頸部がん。このSCCの値が、経過調査で高値をさまよっています。今のところ、原因不明。アトピー性皮膚炎、気管支炎、結核、腎不全でも高値となるSCC。肺炎以降、気管の弱い私ですから、原因は呼吸器系でしょうか。腫瘍マーカーは、がんの治療の経過を知るのに有効です。治療後の再発では、値が上昇する場合があるから。逆に、がんの早期発見には不向きです。やや進行したがんしか、発見は困難とのこと。それを知ると、腫瘍マーカーは、人間ドックの検査には不向きに思えます。喫煙者では上昇するSCC。私はたばこは吸いません。花粉症で上昇するSCC。たしかに私は花粉症。呼吸器系か、花粉症か。しばらく続く、原因調査。
2011.07.28
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時には、こんな情報も。先日、「おちゃめ庚申」をネット検索して、警告音のするサイトに出会ったとの情報がありました。私はその覚えはありませんが、念のためにじっくりウイルスチェックをしました。ウイルスチェック後は、バックアップや、ファイル整理を実施。UPDATE関係も最新に。さらにネットで、最近のウイルス情報も確認。Macで、偽ウイルス対策ソフトが問題になっていることを知りました。(いまさら?)【ITmedia】 「Apple、MacDefenderの新たな亜種に対応」ウイルス対策ソフトになりすます、マルウエアらしい。Windowsは大丈夫と思っていると、下記の情報が。【司令官 報告です!!】 「偽システムユーティリティ:Windows 7 Recovery」やはり、偽システムユーティリティの「Windows 7 Recovery」が、日本上陸とのこと。詳しく、対策まで上記のリンクにありますが、特徴は下記のとおり。・Windoowのシステムユーティリティになりすまし、ソフトの購入を要求・PCのファイルを非表示にして、削除されたかのように偽装・危険なマルウェアを、同時に複数個導入Windowsと間違って、購入されませんように。説明を見ても、やはりJAVAは使わないのがよさそうですね。気になったのは、説明で「セーフモードでスキャンしないと発見できない」とあったこと。通常のウイルス対策ソフトでは、検知できないのでしょうか。ファイヤーウォールなどでも防げるのか、「検索」がちょっと心配になりました。みなさんも、ウイルスチェック、UPDATE、JAVA対策など、しっかりとされた方がよさそうですね。ときには、こんな情報も。
2011.06.07
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球を使った筆記用具にボールペンがあります。ボールペンのインクは、文字を残すための染料としてだけではなく、先端のボール(チップ)の潤滑も兼ねなくてはなりません。またインク漏れ防止のため、適度な粘度も必要です。かつてのインクは油性のみでしたが、近年では水性、ゲル状インクもあるのはご存知でしょう。そのゲル状インクは進化し、現在では消しゴムで消せるボールペンも登場しています。 消せるボールペンは、摩擦を利用しています。消しゴムで紙を擦ると、瞬く間に高温の摩擦熱が発生します。そして摩擦熱が60℃以上になると、消せるボールペンのインクの色が消えるようにできています。厄介な摩擦熱を巧みに活用した面白い文房具。消せるボールペンは、多大な期待により完成しました。しかしこのボールペンにも、大きな欠点が指摘されているそうです。それは残念なことに、文字が消せること。公文書などでは、ボールペンの文字は消せないことも必要要件。文字が消せても良い場合でしか、消せるボールペンは使うことができません。 消せる便利さと、消せない信頼性。便利さと信頼性の両立は難しいことを、実感させられる文房具でもあります。・・・・・・・・・本には未掲載の、ボツ原稿第3弾です。ボツの理由は、商品PRのおそれがあるから。製品の欠点も指摘していましたが。本では掲載できませんでしたが、若干文章を変更して、ブログで掲載させていただきました。
2011.05.09
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世界一比重の大きな木材、リグナムバイタ。密度が高く硬いその木は、水に入れると沈みます。硬すぎて加工も困難で、金属加工用の機械を使わなくてはなりません。一見、使い道がなさそうな木材ですが、船舶用に使われてきました。 水に浮かばない木を船に使う。その用途は、もちろん船体ではありません。用途はスクリューの軸受。リグナムバイタは摩擦すると発熱で樹脂が染み出て、その樹脂が潤滑剤となります。さらに硬くて耐摩耗性が高いリグナムバイタは、軸受に最適でした。まさに物は使いよう。 リグナムバイタには、別の使い道もありました。古い時代のその用途は、樹脂を使った梅毒の治療薬。リグナムバイタをユウソウボク(癒瘡木)と呼ぶのはその名残。瘡は梅毒の別称でもありますから。リグナムバイタがラテン語で「生命の木」の意味であることを考えると、なにか皮肉で興味が尽きない木材です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今日は、あの本のボツ原稿2作目です。
2011.04.08
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私のコラム16件が掲載された本。ご紹介ができていませんでした。考えましたが、本のブログ掲載は中止します。その代り、ブログメールでお問い合わせいただいた方に、タイトルなどの詳細と、コラムの掲載ページ、コラム名をご紹介します。少しヒントを出すと、価格は1,300円の本です。ただし、今までにコメントをくださったことのない方は、ちょっとご遠慮いただくかと思います。サンプルとして、下記に本に掲載されなかった「ボツ原稿」を掲載します。都合により、若干アレンジしています。ご参考まで。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「時計の中に石がある?」機械式の時計が好きなかたは、24石の時計という様な呼び方をご存知かと思います。時計に石とは似つかわしくありませんが、その呼び名のとおり、24石の時計には24個の石が使われています。もっとも石といっても宝石で、時計の裏蓋にも24JEWELSとあります。そしてその数は、歯車の心棒をルビーなどで支える宝石軸受の数。低摩擦で耐摩耗性の高いルビーが、時計の精度と信頼性を保っています。 しかし宝石という言葉に弱いのは人の常。いつしか石の多い時計が高級時計ともてはやされ、時計メーカは多石競争を繰り広げます。ついには100石の時計も登場し、あまりの暴走ぶりへの反省から多石化の時代は終わりを迎えました。現在では、高級機械式時計でも30石以下のものが大半で、ガラスなどの宝石以外の軸受も増えました。機械式時計の愛好家としては寂しい限りで、また多石化の時代が訪れることを、今でも願ってやみません。
2011.03.27
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昨日、福島市で、20μSvの放射線の検出が報道されました。このテレビの報道に、私は疑問を感じていました。この値は、レントゲンの被ばく量600μSvより低いので問題ない。テレビでは、なぜかその様に報道されていました。なぜ、正しく報道しないのでしょう。パニックを、煽ってはなりません。しかし、健康に関する正確な情報は、伝えなくてはなりません。悩みましたが、私は少しお話します。報道は、下記の通り。・・・・・福島県は15日、福島市で午後5時以降、低いレベルながら通常の約500倍に相当する毎時20マイクロシーベルト以上の放射線量を少なくとも5時間、連続して観測したと発表した。福島市の東にある飯館村では午後6時20分、毎時44・7マイクロシーベルトを観測した。(2011/03/16 02:25 共同通信)・・・・・放射線量は、強さと時間の関数。20μSvで5時間であれば、20×5=100μSv。長時間浴びれば、大きな被曝につながります。時間を無視して、一瞬照射されるレントゲンと比べてはなりません。実際、レントゲン照射も、回数を規定されています。年間被ばく量は、作業者でも50mSv以下でなくてはなりません。知識人が口を閉ざし、時間を無視した報道がなされるのはなぜでしょう。パニックを防ぐ、本当の手法はそれでよいでしょうか。情報は、正確に伝えなくてはなりません。パニックを恐れるあまり、知識人が口を閉ざしてはなりません。人命の価値に、ごまかしはありません。
2011.03.17
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シーベルト。以前のX線関係の資格取得の時以来、この単位を忘れかけていました。忘れかけていたのも、無理はありません。人体への被ばく影響を示すこの単位は、普段、気にすることがあってはならない単位。400mSv。15日、福島第1原発3号機付近で、この値が観測されました。驚愕の、この数値。これ以上で人体への影響があるとされる、被ばく限界200mSvを超えています。白血球の異常、発がんなどの症状が現れます。原発で作業する人達。防護服に守られても、この値は決死の思い。誰よりも放射線の怖さを知る彼らだから、その覚悟が偲ばれます。責任論は、今でなくてよい。今はただ、放射能漏れをとめてほしい。決死の覚悟の彼らだから、今はただ、彼らを応援してあげたい。・・・・・・・・・・・仙台の、マックス爺さんと【たかのえいさく】さん。ともに、ご無事が確認できました。本当によかったと思います。marnon1104さんからの朗報も、お待ちしています。節電をと思い、ブログを簡単な閲覧程度に留めていました。しかし関西でのこれ以上の節電は、影響しないとの電力会社の説明。これを踏まえ、ブログを少しずつ再開することにいたします。震災後、何ができるかと考えました。しかし私が最良と思ったのは、情報の混乱などで迷惑をかけないこと。最も役立つのは、私が何もしないこと。そうとしか思えなかったのが、残念でなりません。いつか、もう少し、人の役に立てる様になればと思います。皆様のご無事を、お祈りいたします。
2011.03.16
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少し前に話題になった、ムペンバ現象。お湯が水より、早く凍る。これが、ムベンバ効果。1620年、フランシス・ベーコンが「ノウム・オイガヌム」に、この現象を記しました。お湯が水より早く凍るには、条件があると聞いています。大切なのは、容器が木製など、断熱性に優れること。断熱製の高い容器では、大部分の熱は水面から逃げてゆきます。お湯は、水面から蒸発し、熱を奪います。そして同時に、凍るべき水の量も減ります。さらにお湯は、対流が起きやすく、水面から効率的に熱が逃げてゆきます。その結果、お湯は水より早く凍るという説があります。説があるというのは、このムペンバ現象は、まだ議論の余地があるということ。お湯が早く凍る原理や、その再現性が疑問視されています。科学者が首をひねる中、この現象を知る人もいました。カナダでは、洗車にはお湯を使うなと言われます。お湯は水より早く凍るからとの言い伝えにより。スケートリンクでも、お湯をまいて凍らせます。しかしこれは、新しい氷との境界面を作らないため。一度、融かして凍らせるためでもあります。むかしから、人が知る事実はあります。たとえ、原理は知らなくても、時に、経験は、化学より偉大なものです。
2011.02.02
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洗濯物が乾かない。冬に、よく悩むこと。干した服の上の方は乾いたのに、下の方は乾かない。よくあることですが、なぜでしょう?服に浸み込んだ水が、重力で下がるからではありません。布地の編目の毛細管現象は、重力よりも強い力。毛細管の吸水力が、重力に負けることはありません。木が根から水を、毛細管現象で吸い上げるように。それでは、衣服の下が乾かないのは、なぜでしょう?衣服の周囲の、空気が原因。乾いた空気へ、衣服の水分が蒸発します。そして、水分を吸った空気は、下がってゆきます。吸った水分で、重くなるから。下の方に、だんだんと溜まる、高湿度の空気。湿度の高い空気は、衣服が乾くのを妨げます。下に溜まったその空気が、衣服の下が乾きにくい原因です。いかがです。青い空、冬の陽だまりの、ベランダで、あなたも、今日は、サイエンティスト。
2011.01.26
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仔ねずみに、愛情をそそぐ、母ねずみ。意外なほどに、ねずみは母性愛が強い生き物。ある人が、実験をしました。それは食事から、元素マンガンを除くこと。マンガンなしの食事を採り続けた、母ねずみ。あれほど愛情にあふれた母ねずみが、仔ねずみに興味も示さなくなりました。その後、再びマンガンを母ねずみに。ほどなく回復する、仔ねずみへの母の愛情。マンガンは、生殖に影響を与えます。その欠乏は、子供への愛を失い、虐待につながる可能性すらありえます。しかし、ご安心を。マンガンは、日本の天然の水に、多く含まれます。天然の水に含まれる、母の愛。清らかに守りたい、日本の水。その水は、やさしい愛の”ゆりかご”だから。【参考】 岡田 要,ねずみの知恵,博品社,1995年,173P
2010.12.01
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イタリアの有名な、奇跡の血液。イタリア、ナポリにある、ドゥオーモ・サン・ジェンナーロ教会。奇跡の血液は、そこにあります。聖ジェンナーロ、別名、聖ヤヌアリウス。火傷もせず、不死身とされた彼。しかし彼も、ローマ皇帝ディオクレティアヌスに迫害され、4世紀に処刑されます。その時、信者の女性が採取した血液。それが、聖ジェンナーロの血液です。9月19日,5月第1土曜日,12月16日。この血液の奇跡が、公開されます。固まった、黒い血液が入った小瓶。不思議なことに、この小瓶を振ると、血液が液化し、流れ始めます。1389年から続いている奇跡。この血液の液化が起こらないとき、災いが起きると言われます。動きを加えると、固体から液体に変わる。この性質を、チキソトロピーと言います。実は聖ジェンナーロの血液は、血液ではないと言われます。その成分は、オキシ水酸化鉄との説が最も有力。オキシ水酸化鉄は、血液に似た色をして、奇跡と同じ現象を起こします。ただ、その謎は、解けないのが良いでしょう。揺れる奇跡に、人が願いを、託したのだから。【参考】 増渕雄一,おもしろレオロジー,技術評論社,2010年,239P・・・・・・・・・・・・・・・【解説】チキソトロピーとは、せん断速度が早いほど、粘度が下がる性質。ゲルインクのボールペン。普段はたれ落ちないのに、文字を書くとなめらかに出るインク。このインクも、このチキソトロピーの性質を利用しています。歯磨き粉や、マヨネーズ。これも押す(動かす)と流れ出ますが、動かさないと形を保って流れません。これもチキソトロピーです。ジェンナーロの血液の、オキシ水酸化鉄。これは分光分析では、血液のヘモグロビンと区別がつきません。現代の分析でも見破れない、このからくりも、ある意味で奇跡です。
2010.11.13
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インドの錆びない柱、アショカ・ピラー。観光名所のその鉄の柱は、1500年前から錆ていません。その理由は、柱の表面にできた錆。目に見えないその錆の被膜が、柱を錆の進行から守ります。見えない錆に、守られた柱。忌むべき錆に、守られた柱。見えない、人の助けに守られて。敵とみた思わぬ、人に守られて。錆により、錆から守られたその柱は、人により、人から守られた、人そのもの。【ウィキペディア】 「アショカ・ピラー」・・・・・・【解説】アショカ・ピラーの材質は、炭素含有量は0.1%と低く、リン含有率が0.114%と高い。その表面には、薄い錆の被膜があり、その成分は、Fe3O4 67.0%,FeO 13.1%,FePO4 1.7%。つまり、燐酸塩を含むマグネタイトでできています。マグネサイトは、南部鉄の表面にもある「黒錆」で、緻密なその錆の被膜には、錆の進行を防ぐ効果があります。「参考」 長野博夫/松村昌信,最新 さびの基本と仕組み,秀和システム,2010年,207P
2010.11.05
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帆に風を受け、大海原を進む船。大航海時代の主役、帆船。美しい帆船には、人に夢を与える力があります。動力船の出現で、一度は消えた帆船。現代では、省エネのために、動力船に帆を付けた船が検討されています。それを、省エネルギー帆装船と呼びます。省エネ帆装船の代表に、新愛徳丸があります。鋼鉄でできたその船は、コンピュータ制御で向きを変えます。最大50%もの省エネ効果があったという帆装船。しかし普及することはありませんでした。重い鋼鉄の帆、その帆とバランスを取るのウエイト、橋梁をくぐれない帆などが欠点になりました。今再び、省エネ帆装船の研究が進められています。それは、東京大学のウインドチャレンジャー計画。再び訪れるかもしれない、帆船の時代。帆船は今も、私たちの夢を乗せています。【船の科学館】 新愛徳丸【商船三井】 ウィンドチャレンジャー計画
2010.08.26
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記憶に新しい、2009年の新型インフルエンザの流行。若者が多く犠牲になる特徴がありました。その原因のひとつに、過剰な免疫反応が考えられています。ウイルスに感染すると、サイトカインやケモカインなどの、免疫物質が放出されます。この免疫物質は、ウイルスを攻撃します。しかし過剰に放出されると、自身の体も攻撃します。その結果起きるのは、肺の重度の炎症や、多臓器不全。この免疫の過剰反応が、サイトカイン・ストーム。免疫反応の活発な若者ほど起き易い、サイトカイン・ストーム。これが若者を苦しめる理由かもしれません。病に苦しむのは、生きる願いが強いから。しかし、それも仕方がありません。願い、それこそが、一種の病なのだから。【参考】 青野由利,インフルエンザは制圧できるのか,新潮社,2009年,269P
2010.08.20
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