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2024.04.24
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テーマ: 読書(8198)
カテゴリ: 読書


「”アート”に生きる」
私だったら、この題名にする。
ラヴ・ストーリー好きなので「カンヴァスの恋人たち」という表題であれば、絵筆、すなわち画家たちの恋の物語であると予測してしまった。甘く切ない恋物語を。そうでなくてもビター・スウィートな恋かもしれないと思いつつ手に取った。しかるに、恋物語はサイドストリーと思え、それよりも女性の生き方、生き様、画家として生きる、学芸員として仕事をするという、女性が社会の一員として生きるための日々の暮らし。主人公である学芸員の将来に対する悩み、葛藤、慟哭を綴っているように思えた。それゆえ、”カンヴァスの恋人たち”とは思えず、生きる、生活することに重点が置かれていると感じた。
そして、内容は正よりも負を感じた。孤高というか孤独というか、ひとり山奥に暮らす老画家ヨシダカヲルは負のオーラをまとっている。進むにつて彼女のこれまでの人生を知るにつれ、なかなかの業の深さと孤独を知る。翻って、主人公の美術館に勤める学芸員の貴山史絵は、遠距離恋愛に悩み、転職活動に彷徨う。
内容は深く濃く、読むべくところは多く、感じるところも多いけれど、負のパワーに侵される気分になった。


カンヴァスの恋人たち [ 一色 さゆり ]





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最終更新日  2024.04.24 21:00:38
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