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海のはじまり - フジテレビ (fujitv.co.jp)タイトルの「海のはじまり」とは、こういうことだったのかぁ。感心、納得。大仰な演技のできない(orしない)目黒連を受け入れられず見ようとは思えなかったが有村架純ファンとして見逃すわけにはいかず、とりあえず見てみる。ちなみに大ヒットした「silent」は見続けることが出来ずに視聴を2回で頓挫している。今となっては、なぜ夏と水季が別れたのかわからないけれど、別れを切り出したのは水季だと覚えている。大学の新歓コンパでの二人の出会いは良かった、いい出会いだった。有村架純が出ていて見始めたと思っていたが、それでも迷っていて、推しである木戸大聖が出演とのことで見始めたのだった。木戸大聖には「ゆりあ先生の赤い糸」ではまり「9ボーダー」を見て本作「海の始はじまり」と続けて見ることになった。ドラマの終了前にかかるback numberの曲、良かったねえ。ドラマの中で流れるBGMも内容に寄り添うようでとても良かった。説明のない(テロップのない)時空を超えた、場面転換も見ている者が一瞬、誤解してもすぐに時制を理解できる(傑作)映画的描き方は良かった。目黒連がお休みでスピンオフ的に水季(古川琴音)と津野晴明(池松壮亮)のふたりの交流の一話がとても良かった。海ちゃん、泉谷星奈ちゃん、とてもかわいくて、愛らしくて、素敵で、よかった。海ちゃんのドラマだった。ゆえに「海のはじまり」。海のおばあちゃん家で古いアルバムを見て、亡くした娘の遺影を選ぶ話をしたときのおばあちゃん(大竹しのぶ)の気持ちが胸に染みた。有村架純の笑顔が良かった。大竹しのぶの涙目が良かった。泉谷星奈の笑顔が良かった。封印したままだった水季から夏への手紙…頼っていいんだよ。という手紙、人に頼ったあと夏が読んで良かった。人に頼った時、一人ではなくて、津野君(池松壮亮)がはじめに来て、弥生ちゃん(有村架純)が次にきて、最後に大和(木戸大聖)まできて、良かった。手紙を読んだあと、頼った人たち、かかわりあった人たち、が次々と映されてとても良かった。人は人によって生かされている。頼っていいんだよ。毎回と言っていいほど、泣いて、泣きながら見て、最終回も泣いて。深く感じ入った素敵なドラマでした。脚本の生方美久さん、素敵です。演出も素敵でした。素敵なドラマをありがとう。
2024.09.29
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あらすじ|TBSテレビ 火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』予想外の人気ドラマとなった「西園寺さんは家事をしない」。ドラマの放送回が進むごとに人気を高め、視聴率もあがったようだ。一部では知られていた美しく清楚感がある松本若菜がコメディをやるとなって、”偽家族”という疑似家族を奮闘しながら形成するというおもしろさ。シュッとしていて無頓着というか無神経な感じの松村北斗がまんまな感じでいい味だしてて、良かったなぁ。グッルグッルおじさんの津田健次郎も予想外に良かった(笑)。子役に関してはノーコメント。さて、人気を博したドタバタ(?)コメディであったがラスト、最終回。脱”偽家族”の行き先というか、着地点がいまひとつよくわからず意味不明なまま終わったように思えた。それまでがわけのわからない”偽家族”のおもしろさを楽しんでいただけに、ちょっと残念。とはいえ、見ていてとても微笑ましく思えたので、良しとするか。野呂佳代、よかったなぁ…。
2024.09.29
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虎に翼 - NHKNHK朝ドラ「虎に翼」が終わった。前作「ブギウギ」の好評判を受け継いで、さらに良かった気がする。演技がうまいと評判の伊藤沙莉については過去作「ひよっこ」での米屋の娘として出演していたので初めて見た。特にそれほど何も思わなかったが、演技巧者として人気が出て、朝ドラ「虎に翼」出演前には織田裕二が脇に回るということで話題になった「シッコウ!!~犬と私と執行官~」(テレビ朝日)で連続ドラマ主演を果たした。子供時代にドラマ「女王の教室」の主演・天海祐希から薫陶を受けて肝に銘じた話がある。映画「ナラタージュ」で廊下を行く女子高生としてチョイ役での出演を発見し、驚いたことがある。こつこつとというか2003年からだから芸歴20年はベテランの域ではないだろうか。最近の朝ドラは実在の人物をネタにドラマとして再構築していくものが多い。この作品も日本初の女性弁護士の1人であり、初の女性判事および家庭裁判所長である三淵嘉子(みぶち よしこ)を題材にとったものである。戦前、戦中、戦後、そして昭和から平成へと移りかわる中、憲法も大日本憲法から日本国憲法にかわる中で、女性が社会に進出、中でも裁判官になるという、法の番人として生きる正義とは何かを真摯に問いかけた作品である。人への思いやりを見せながらも情に流されず、いや情に流されたこともあったか、個人の思いを、女性の思いを社会に投げかけた。とても意義を感じる素晴らしいドラマであった。出演の面々もみごとなキャスティングと思えるけれど、イケメンふたり、岩田剛典と岡田将生が伊藤沙莉にからむ男性としていい役どころを演じてくれた。ハ・ヨンスが話題と人気を呼び、松山ケンイチの苦虫を踏み潰したような顔も人物にはまっていてよかった。彼が演じる最高裁長官が無類のあんこ好きというのもおもしろかった。涙あり笑いあり、笑いあり涙あり。吉田恵里香の素敵な脚本を絶賛したい。とても素晴らしい台本だといえよう。昨日の最終話はなくても良いと思われる後日談だが、半年見続けたファンにとっては嬉しい回想録となったのかもしれない。素敵な物語をありがとう。
2024.09.28
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昨日、「源氏物語」の紫式部ゆかりの地、宇治へいった。JR京都駅から奈良線で宇治駅下車、「光る君へ宇治 大河ドラマ館」へ向かう。宇治川宇治橋「光る君へ宇治 大河ドラマ館」への道。左手には茶畑があった。「光る君へ宇治 大河ドラマ館」へ入る。館内ではショートフィルム上映、出演者のサイン色紙などがあった。このあと源氏物語ミュージアムへ大河ドラマ館とのセット券があるので、買っておくとお得。今日のNHK大河ドラマ「光る君へ」で紹介された光源氏のお屋敷のジオラマあり。宇治散策③ 源氏物語ミュージアム - 京都散歩道 (hatenablog.com)源氏物語ミュージアムをあとにして平等院へ向かう道すがら神社・史跡を巡った。宇治上神社宇治神社宇治十帖石像紫式部像そしてようやく平等院へ平等院鳳凰堂内部拝観は定員制で遅い時間しか空きがなく、一周回って戻ってきたら完売していた。外観を見るだけでは拝観料700円は出費に思えたけれど、ミュージアム鳳翔館には入れ拝観出来たので、もったいない気はなかった。
2024.08.18
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一昨日、紫式部が「源氏物語」を書いたとされる石山寺へいった。参道をテクテク歩く。石山寺入山!本堂楼閣いざ!本堂の中へ!その後、順路をたどり上へ、上へ、上へ……急こう配30度の坂道を上り詰めた山頂(?)に豊浄殿に展示があった。ここだけクーラーがあった。そして下山。下山途中に紫式部像下山して「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」「源氏物語 恋するもののあはれ展」を見た。
2024.08.18
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金曜ドラマ『9ボーダー』|TBSテレビ「9ボーダー」最終話はとても良かった。これまでの物語を集約して上出来な結末であった。キャストたちのうまさ、特に向かい合った七苗(川口春奈)に意見されていた時に、セリフを食い気味にかぶせていく六月(木南晴夏)は絶妙。木南晴夏の上手さに驚く。松嶋(井之脇海)の退職日、ダンボールを持って事務所を去るのは、アメリカ映画やドラマを意識してのありえない図柄であったので、笑えた。その彼が去ったあとの六月(木南晴夏)と盛岡(内田慈)の”ピーク”の更新のかけあい。アドリブなのだろうか。とても微笑ましく、心温まる。アドリブでも最高だが、もしセリフとして書かれていたなら、書く人も演ずる人も最高である。かけあいというよりはつつき合いのようになったほほえましいシーンが柴田悠斗(松下洸平)に会いに行った後、高木陽太(木戸大聖)が大庭湯の外で八海(畑芽育)との会話があり、お土産を渡し、看板を持って去っていくシーン。陽太の言葉の真意を確かめようとする八海(畑芽育)がかわいく愛おしかった。これまたアドリブのように思えるが、絶妙。YOUの声音はYOU特有で、その言葉を聞くときに安堵したり思い直したりできて、最適キャストと思えた。終盤に登場の大政絢は難しくも思える役柄であったが、その美しさを前面に出しながら、柴田悠斗への想いとともに自らの気持ちを大切にするがゆえに別れを切り出すシーンを演じ、みごとであった。これまでもそうであったと思うがファッションの素敵さに気づいた。一人闊歩する七苗(川口春奈)のモスグリーンというよりはグレイ一色のモノトーンの衣装。街中では誰も着そうにないファッショナブルないで立ちに目を奪われた。海外に旅立つ松嶋を見送りに行った時の六月(木南晴夏)の紅白ファッション。艶やか!!あっぱれ!である。「9ボーダー」最終話ではほぼ誰も泣かないのに、見ている私は涙ぐみ、そして涙をこぼしていた。共感というかとてもとても感じ入ったからである。これまでのことがありながら回想シーンで処理するわけではなく、それぞれ大庭湯についての打ち合わせなどでさりげなく(?)登場人物を振り返れるのが素敵。30歳の誕生日を祝ってもらえて、一年を振り返っての七苗(川口春奈)の言葉はドラマの物語を復習(思い起こ)させて、思いを深く強くした。そして人と人が別れ、悲しみながらも前へ進もうとするときに、1(イチ)か0(ゼロ)ではない選択。アリかナシではない選択があり、それぞれがそれぞれありのままの自分でいて。何かになろうとするわけではなく、何者かになろうとするわけではなく。ありのままで認めあう生き方を模索していこう。といった内容が強く胸に響いた。子供だったらそうはいかない、自己というものが確立していないから。でも大人なら自分を自分らしく生きるために、折れないということではなくて歩み寄れる道を探していこう。とても現在(いま)のドラマに感じた。とても感動できた、素晴らしい最終話であった。脚本家は金子ありさ である。
2024.06.22
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366日 - フジテレビ (fujitv.co.jp)ドラマレビュー 「366日」なんという結末。終わってみれば散々なドラマだったなぁ。HYの楽曲「366日」をフィーチャーした作品だと思い見たのだけれど。フィーチャーとは特徴づけること、という意味があるので楽曲「366日」の歌詞を下敷きに物語を紡いだのだと思った。といっても歌詞を良く知らないので、今一度見直す。HY 366日 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)歌詞を読み直してみてわかった。交際していたかどうかはともかく、交流があって今は別れてしまった。その彼の匂いやしぐさを恐いくらい覚えている女性が主人公。で、もう二度と戻れなくても彼のことばかり思っている。このことを鑑みてドラマを振り返ると、歌詞通りではなかったと思える。ちょっとした事故で記憶喪失になる設定はお粗末に感じた。その後、意識が戻ったにもかかわらず記憶喪失とは、どういうこと?と思えた。記憶はなかなか戻らず、この先どうなっていくのか不思議にも思える展開の中、最終盤の最終回で記憶が戻っていることが判明する。えっ⁉である。記憶が戻ったそぶりも何もなく、視聴者は伏線すら感じなかった記憶が戻っている展開。とてもお粗末な展開であった。後半になって別れ、最終回で彼への思いの深さに気付く。歌詞で歌われているのはほぼこの最終回の主人公・明日香の気持ちだ。あまりに短く少ない時間だ。歌詞の内容をドラマ化しようとすれば、明日香と遥斗(はると)が序盤で別れて、過去の思い出と今の想いに悶々と苦悩する明日香を描き切ることではなかったのかと思える。それでもこのドラマを見てしまった。視聴完走してしまった。それは、キャストの魅力なのではと思える。脚本は主役たち5人についていろいろなことを書いていて、小川智也の実業団野球部選手の葛藤や下田莉子の不倫の精算と吉幡和樹の明日香への思いを断ち切れない女々しさがあった。他にも音楽教室に通う静原吾朗の自分本位な恋患いなどもあった。本筋と関係ないところでいろいろと詰め込んだので前段の話が長くなり、本来、きめ細やかに描かなければならない歌詞に重なる部分が最終回で駆け足で描かれることになる。プロデューサーはどういう思いでこのドラマを作り上げたかったのかなぁ。脚本家は清水友佳子という実績のある人で、ディレクターも平川雄一朗という実績のある人。ただ、どちらも私には縁のない人たちでどちらの作品もほぼ見たことがない。 最終回を見て思う。役者がうまい。披露宴でのスピーチ。新郎の智也の一説。まるで本物の披露宴のビデオを見ているような感じにとらわれるほど、あまりにリアルな新郎のスピーチに感嘆した。一緒にドラマを見ていた家族も「うまいと思う」と感心していた。思えばこの智也、5人グループの中でムードメーカーの役割をしていてひょうきんなこともマジなこともありのままで、演じていた坂東龍汰のリアルな演技に演技巧者を感じさせないうまさがあった。莉子役の長濱ねるも自然に見えてうまかった。高校生の時も社会人の時もお店の中で明日香を待っている時も自然だった。元カレに対峙する姿もそのままに見えた。和樹役の綱啓永については演じることが単純でない役柄なので良し悪しはよくわからない。音信不通だったなぞの元同級生の時が一番良かったかも(笑)。遥斗役は演じにくかったと思う。不可思議な遥斗の言動を眞栄田郷敦は消化しきれていないままお芝居をしていたのではないだろうか。遥斗のことは私も消化しきれていない。この人物の行動の裏にある思考が理路整然となっていないためであろう。でもまあ理路整然となっていなくても、そのなっていない様が納得できるものがあれば混沌としていても良かったと思うけれど、納得できるものもないので不明な人物となってしまった。反面、明日香はわかりやすかった。遥斗一途でまわりに気を遣う女性ということなので。ただ、一途さ、心底好きだという感情が表現できていなかったのかな、とも思える。このあたりが見ていて感情移入できなかったところなのか、とも思える。ゆえに最終回、遥斗に手を取られ、教会前に連れ出された明日香が滂沱のごとく泣きじゃくっていても、私は白けていた。しかし、これほど泣く状況でもないと思えるのにあれだけ泣けるとはと広瀬アリスの演技力にある意味感心もした。おっと、最終回の演出は平川雄一朗でなく片山雄一です。だからか、というわけでもないけれど、最終回の披露宴を見ていて、智也のスピーチで感じ入ったけれど、役者・坂東龍汰の演技によっていいシーンになっているけれど演出としては何もしていないと感じた。そして、最終盤、終わったかに見えたドラマは一年後の遥斗と明日香の生活をしばし映し出し、その後、さらに三年後(だったかな)子供を抱いた遥斗の姿が映る。川べりで明日香と落ち合う。ここって大阪?東京?明日香も大阪行ったの?なんて思いつつわけわからんシーンをつぎはぎだったのはどうなのかと思えた。余談として宮辺紗衣役の夏子は話題になるほど注目されてよかったね。で、この宮辺紗衣が遥斗の記憶が戻っていることに気付いた理由が“アベノハルカス”とか言ってて、まったく理由にならないと思えた。記憶喪失のままの人間が大阪転勤を考え、大阪がどういうところでどこで働くのかと調べれば“アベノハルカス”なんて容易に把握できるし、“アベノハルカス”に土地勘があるなんて言うのは脚本の後付けにしか聞こえなかった。脚本家が伏線として仕掛けていたのなら伏線としての引っ掛かりを視聴者に与える演出をしなかったせいなの?とも思えた。余談ついでに、遥斗の最終回のファッション。あれはないのでは、と思えた。オレンジのTシャツ。オレンジって遥斗のカラーだっけ?
2024.06.21
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新PR動画解禁!!「花咲舞が黙ってない」【日テレドラマ公式】 (youtube.com)「花咲舞が黙ってない」視聴完走!!最終回見ました。面白く、見ました。また半沢直樹が登場。劇団ひとりが演じていたけれど、欲を言わず、納得するしかないのだけれど、堺雅人だったらなぁと思ってしまう。これまたあ、なんとなくだけれど昇仙峡玲子も菊地凛子じゃなくて、と思うのは贔屓の俳優じゃないだからだろうか。ちょいと出の塚地武雅はどうして、カメオ出演なのか、と思ったり、キャスティングになにかと思ってしまうが、花咲舞演じる今田美桜の怒りモードをほほえましく見て、まずまず面白いドラマだったなぁと満足している。
2024.06.16
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金曜ドラマ『9ボーダー』|TBSテレビそもそもこのドラマは「ゆりあ先生の赤い糸」を見て、気になった木戸大聖が出演しているので見始めた。木戸大聖は川口春奈演じる主人公、銭湯おおば湯の次女・七苗の幼なじみであり、七苗に密かな想いを寄せる酒屋の息子である。毎回登場するが重要な役どころでありそうでなさそうな感じ。演技のしどころもあまりないような気がする。このクール流行りの記憶喪失ネタでどう違いを見せるか注目していた。記憶喪失者コウタロウ(松下洸平)は記憶が戻らないまま、地元商店街で生活を始める。コウタロウが気になった七苗と恋仲にもなる。主人公・七苗はキャリアウーマンとしてバリバリに仕事をこなしていたが、お人よしが祟りオーバーワークに音を上げ、思い立って退職する。姉の長女・六月は会計事務所経営者であるが離婚する。となかなかの人生決断の時を経て前半と中盤でメリハリがあり、終盤、ここにきて記憶喪失者コウタロウの身元が判明する。そして、弟がコウタロウに会いに来る、というのが今回第八話であった。コウタロウの記憶が戻らないままコウタロウの肉親と会うという、その時、会いに来たのは実弟ではなく、コウタロウのフィアンセと名乗る女。このフィアンセを演じるのが大政絢。え? 大政絢なのって思うほど、きれいすぎるバッチリメイク。驚き……。弟が来れない時点で連絡があるとか、両親が来るとかになると思うのにフィアンセだけという違和感。他にも突っ込みどころはあれど突っ込むとキリがないのでやめよう。コウタロウの記憶喪失の犯人や原因がわかったり、なにかとすったもんだの展開であった。なぜか前半、七苗とコウタロウで陶磁器作ってるシーンあり。七苗は下手でうまく成型できない。コウタロウはみごとなカップを作り、七苗はそっちがいいなと言ったりした。一度身内に会いに行くというコウタロウは七苗と会いたがったが、七苗は拒否。帰宅した七苗のもとに宅配便が届く。七苗がそそくさと宅配便を開けると出てきたのはコウタロウと二人で焼いた陶磁器。出来の悪い七苗のカップの底には七苗の「な」の文字。コウタロウのカップにはコウタロウの「こ」の字があるはずだった。そこに「な」の文字。七苗を大切に思うコウタロウの想いがわかる。私は涙した。感動していた。このドラマで感動するなんて。突然父が出奔し、音信不通。記憶喪失の若者が転がり込んでくる。離婚や退職と人生の岐路が交錯。「なんてドラマだ!」と思っていたのに、不覚にも泣いてしまった。いいドラマになるかも。いい結末を期待する。
2024.06.09
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Destiny | TVer第4話がTverでは配信終了になっていてびっくり。この第5話も5月14日には終了。”「横浜地検」中央支部の検事・西村奏(石原さとみ)は、再会した大学時代の恋人・野木真樹(亀梨和也)に約束した通り、「東京地検」特捜部の主任検事だった父・辻英介(佐々木蔵之介)と、真樹の父で弁護士の野木浩一郎(仲村トオル)が関わっていた、20年前の『環境エネルギー汚職事件』について調べ続けていた。しかし、当時の関係者は一様に口が重く、早々に行き詰まってしまう奏…。すると、支部長の大畑節子(高畑淳子)から、特捜部時代の英介の部下・新里龍一(杉本哲太)を紹介される。 奏と待ち合わせた新里は、『環エネ』事件の後、検事を辞めていた。「何も話せることはない」と言う新里だったが、たったひとつだけ奏に進言する。「辻さんは死をもって真実を封じ込めた」と――。”(以上、Tver)前半終了の第5話。父の遺した音声データにて、なぜ父が死んだのかがわかった。わかった?私は理解に苦しむ。この描き方で、この音声データで父が自死したのがわかるのか。とてもわからないと思えたのに。父がはめられたのは間違いない。そして検察が敗れた時、まわりがそっぽを向いた。たとえ検察が起訴できず敗訴したとしても、誰も責任を取らない。それが現実の社会なのではないだろうか。そう思えるので、これで責任を背負い自死するというのは不可解に思えた。そんな中、脚本についていけず、疑問に思うシーンが続いていて、脚本が悪いのかと思っていたけれど、ラスト、野木真樹(亀梨和也)の自宅が炎に包まれていた。それを悄然と見つめる野木に対し、警察が職質のように「ここでなにを?」と問う。自分が火をつけたと告げる野木だが、このシーンをとても奇異に感じた。火災に対して消化をしなければならず、ただの野次馬のひとりと思える人物に職質のようなことをするであろうか?私の想像だが、脚本は悄然と炎を見ていた野木は警察に自ら火をつけましたと言ったのではないかと。あるいはドラマのように職質を受けたと書いたのならば、放火でやけどをしていたとか煤に汚れていたとか、職質をしなければならないきっかけがあるように思える。ただ、そういった様子はこのシーンにはない。私は極めて奇異に感じたので、脚本よりも演出が下手なのではないか、演出が出来ていないのではないかと思えた。この後のシーンとのつながりを考えると、野木が放火を告げるシーンはなくても良い。もし、どうしても映像としてほしければ、奇異に感じるのでセリフを消して警察とやり取りをしているという映像にすれば良かったのにと思う。見終えて、悩んだ。このドラマは脚本が良くないのか、演出がダメなのかわからないけれど、シナリオを発売すると告知するくらいだから脚本には自信があるのだろう。だとすれば、演出が良くないのだと判断した。素晴らしく素敵なシーンがいくつもあったけれど、それは脚本と役者のなせる技であって、演技力のある役者人たちがいいシーンを作り上げていたと思える。サッカーに例えて恐縮だが、ゲーム運びがうまくいって選手が躍動しているときは素晴らしい勝ち試合が出来ても、不利になって守勢なると選手起用もプランもできずになすすべなく負けてしまう無策な監督と同じように、自身が演出できないところでは脚本をなぞって気にい感じるシーンにしてしまったのではないだろうか。もし、これが私の勘違い、理解不足であるならば、それはそれでこのドラマを見ていても理解不能なので、推し活でみていた石原さとみには申し訳ないが、第5話にて失礼する。
2024.05.08
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かDestiny|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)”第4話 誰が彼女を殺した? | TVer”梅田祐希(矢本悠馬)&知美(宮澤エマ)夫妻の家で、偶然再会した西村奏(石原さとみ)と野木真樹(亀梨和也)。大学時代の仲間が12年ぶりに揃ったにも関わらず、気まずさから家を飛び出した真樹だが、知美の制止を振り切った奏が追いかけてきて――。 翌日。真樹はひとり、自分が一体何をしたくて12年ぶりに帰ってきたのか、そしていつも確たる居場所というものがなかった幼い頃に思いを馳せていた――。 3歳の頃、実の母が突然いなくなって以来、人を好きになるのが怖くなった真樹。仕事優先の父・野木浩一郎(仲村トオル)や新しい母に反発し、家を出たい一心で長野の大学に進学。そこで出会ったかけがえのない仲間たち、そして初めて本気で好きになった奏…と、ようやく自分の居場所を見つけたはずだった。が、仲間のひとりである及川カオリ(田中みな実)の事故を機に、その居場所はあっけなく消滅し…。4月30日(火)放送分 5月7日(火)21:00 終了予定”(以上、Tver)第三話までブログに書いたので第四話も書こう。第一話で消え去ってしまった及川カオリ(田中みな実)の再登場。過去の話の再現で大学時代のあれこれが映し出される。この大学時代の人間関係の交流が絶妙で見ていてテンションが上がる。ここが素晴らしいドラマだ。しかし、現代に戻ると不明な事態がいくつも出てきて視聴意欲をそぎ落とされる。テンションが下がる。なぜ野木真樹(亀梨和也)は消息を絶ったのか、12年も経って戻ってきたのか。奥田貴志(安藤政信)が同棲相手・西村奏(石原さとみ)と野木真樹(亀梨和也)のふたりを住居近くの交差点で見つけて、声をかけない。その後、患者である野木真樹(亀梨和也)に対し、不自然な形で婚約者が西村奏(石原さとみ)であると告げる。一般的に通りで見かけた同棲相手には声をかけるであろうし、帰宅してから問いただすであろうし、元彼には会ってくれるなというだろうし、患者である元彼に対しても元カノが自身の婚約者であると明かして、元彼ですよね合わないでもらえますか、くらいは言うだろうに。と思ってしまった。西村奏(石原さとみ)の行動も意味不明な行動をとるので理解に苦しむ。主役のふたりの不明な行動に対し夫婦役の梅田祐希(矢本悠馬)と知美(宮澤エマ)の過去を振り返るシーンが絶妙。ブサメンと才女のひょうたんから駒のような恋愛模様、せりふのやりとりは絶妙であった。二人の表情も良い。このシーンを見ているだけで幸せになった。というように本筋は意味不明なためダメダメだけれど脇筋のシーンがよかったりしておもしろい。というわけで、まだ続けて見ます。
2024.05.05
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Destiny|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)石原さとみの推し活として、このドラマを見ることにした。大学生活を描いた第一話は相当、良かった。 <参照>【注目の女優】 田中みな実みな大学生に見えたから不思議だ(笑)Destiny | TVerこの第一話は女3人と男2人の5人グループの仲の良さ、和気あいあい感がにじみ出ていた。素敵なドラマになると思われた。お薦め度90%Destiny | TVer第二話にて悲劇の事故が起こるが、内容は込み入っていて、物語のおもしろさがなくなった。難解というよりはわけがわからない感じ。一緒に視聴していた私の家族は、この回にて脱落した。お薦め度70%Destiny | TVerこれは何を描いているのだろう?脚本家が良くないのか、演出が良くないのか。わけのわからない行動。感情と無関係な行動。お薦め度40%クライマックスと思われる”許されないキス”はまったく意味不明。そこに感情も心情も恋愛もない。ないと思われる。そう思うと、キャスティングも間違っていたのではないかと思える。というか、キャスティングにも違和感を感じている。亀梨和也の父親が仲村トオルという現実味のない組み合わせ。西村奏(石原さとみ)の同棲相手が安藤政信という年齢の開きの違和感。石原さとみの母役が石田ひかりという違和感はともかく娘の婚約者が安藤政信である。石田ひかり51歳、安藤政信48歳という年齢の近さから気になってしょうがない。石原さとみは37歳なので実年齢でない役柄の設定はどうなのだろうと気になって、気になって、もし、歳の差カップルであるならば、そこに触れないのはなぜ?とも思ってしまう。余談だか、高畑淳子の検察庁支部長役ははまってて良い。お調子者のような矢本悠馬もいいなぁ。もちろん宮澤エマも良い。(以下、ネタバレ含む)亀梨和也演じる野木真樹の行動が不明。どうして身を隠したのか、何を知っていたのか。と疑問に思うことへの回答が”俺も知りたい”という知らない人設定。こんなのあり!?石原さとみ演じる西村奏のアンビバレント(相反する感情)の行動。そこに視聴者(私)はついていけない。本来ならアンビバレントを視聴者も共有して西村奏の気持ちとなって必死になるべきはずなのに。見ていて気持ちが離れていく。それは西村奏の悩み、迷い、行動が納得のいくものとなっていないからだ。同棲相手のプロポーズにうなづくことが出来なかったにもかかわらず、母親の前での再プロポーズ、意思確認に対して、否定、もしくは保留するものと思えるにも関わらずいとも簡単にプロポーズを受けてしまった。冷蔵庫に婚約指輪を入れていて本人に受け取らすというのも夢がない、愛がない。同棲相手といるときに不明な相手からの電話が野木真樹からであると確信しながらも出なかった。それは野木真樹に愛を感じているからであり同棲相手に対してまずいと思っているからと視聴者(私)は受け取ってしまう。過去の恋人であり、行方を知りたい相手ならば、とっさに出るべきなのに、であるから。同棲相手のプロポーズを承諾した後で野木真樹との再会。野木真樹への愛は封印したといえるプロポーズの受諾のはずなのに、西村奏の行動には一切、その傾向はない。彼を追っかけて、別れて、でもお互い駆け寄りキスを交わす。ありえーーーーん。どんなにラブラブのカップルでも街中でキスを交わすということはまずない。長い私の人生でも2回くらいしかお目にかかったことがない。そのカップルたちはどちらも熱々であったし。さて、アンビバレントを表現するものとして、歩道橋の上でひしと抱き合った二人であったが、口づけは交わさないという場合と、口づけを交わしてしまったけれど即座に西村奏がキスを否定する場合がある。ドラマではそのどちらでもなく、ひしと抱き合い濃厚なキスを交わす。この場合、この12年間音沙汰のなかった男の非情さがわからないし、野木真樹と再会できたにも関わらず同棲相手からのプロポーズを受諾した西村奏の心情がわからない。不明なだけでなくついていけない展開であるといえよう。
2024.04.27
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自転しながら公転する|読売テレビ (ytv.co.jp)「自転しながら公転する」この本の文庫本が出版され、著者である山本文緒さんが亡くなったことを知り、著書「恋愛中毒」で刺激された私は「自転しながら公転する」を読むことを恋焦がれた。そして、読んで見て感じた先進性と時代性。今の小説が書ける彼女をすごい作家だと思った。そして、満を持してのテレビドラマ鑑賞である。どんな役者が演じるのか。内容は原作通りか。初回を見て、キャストも内容も落胆する物であったけれど、最後まで見ないと批評はできない。不思議なことに第2回を見る時にはキャストへの耐性が出来ていたのか、初回ほど嫌気はしなかった。ドラマの内容の改変もついていける程度の軽微なものであったので良かったが、第3回となる最終回はいただけなかった。熱海への旅行も広島へのボランティアもなく、エピソードのベトナムもない。さかのぼれば牛久大仏のデートもない。これほどないないづくしであれば小説のドラマ化とは言えないのではないだろうか。四谷のお寿司屋での再会で終了するという、余韻を残した尻切れトンボ。どうして1クールの連続ドラマとして制作しなかったのだろうか。物語は長尺であるだけに2クールでも描ける大作であるとも思えるのに。とドラマ化の愚痴ついでに、願うべくキャストを上げてみようと思う。俳優・女優をすべて知っているわけではないので、たまたま見たことのある人の中から選ぶということで違和感感じる方にはお許しいただきたい。あくまで私個人のキャスティングです。原作とドラマの人物設定が異なっているので、原作でのキャスティングとする。与野都(よの みやこ)〈32〉…実家がある茨城県牛久市のアウトレットモールにあるアパレルショップの店員。東京で働いていたが、家庭の事情により実家に戻ってきている。羽島貫一(はしま かんいち)〈30〉…都と同じアウトレットモールにある回転寿司店の店員。趣味は読書。ニャン…貫一と同じ回転寿司店で働くベトナム出身のアルバイト店員。絵里…都の高校時代の同級生。2年前に結婚している。そよか…都の幼なじみ。文具メーカーの営業を担当している。亀沢…都が働くアパレルショップの店長で既婚者。2人の娘がいる。東馬…都が働くアパレルショップのマネージング・ディレクター。与野都〈32〉巨乳の中途半端ブス、いや中途半端美人。年若く見えるという。アパレル店員という点からして、馬場ふみか(28)が良い。実年齢が若い分、若く見えるという点もクリアできる。他には土村芳(33)、蓮佛美沙子(33)など。羽島貫一(はしま かんいち)〈30〉は寿司職人だから強面という点からしてもイメージは高倉健なんだよね。それでいくと、葵揚(28)坊主頭だからかな。菅田将暉(31)役のためなら坊主にしてくれる。イメージ的には目黒蓮(27)かな、ぶっきらぼうな感じが似合う。ニャンはベトナム人だから。今の時代、ベトナム人をキャスティングしてほしい。演じた長谷川慎はセリフを工夫してよく演じていたとは思うけど。絵里とそよかはドラマキャスティングのふたりでいいかも。亀沢と東馬は登場してほしかった。亀沢は30代後半かな。東馬も30代後半かアラフォーかな。亀沢は仲里依紗(34)か大島優子(35)か安藤サクラ(38)かな。東馬はセクハラ役なのであげずにおきます。ちなみにテレビドラマのキャストは与野都〈30〉 - 松本穂香羽島貫一〈30〉 - 藤原季節ニャン〈22〉 - 長谷川慎(THE RAMPAGE)小島そよか〈30〉 - 小林涼子柏崎絵里〈30〉- 野村麻純檜山優 - 田中偉登与野修〈57〉 - 神保悟志与野桃枝〈56〉 - 鶴田真由ところで、父親役の神保悟志は良かった。無職で飄々としている彼に対して激高して言い募るシーンは真に迫っていた。迫力十分。名演技であった。自転しながら公転する(国内ドラマ / 2023) - 動画配信 | U-NEXT 31日間無料トライアル (unext.jp)自転しながら公転する | Hulu(フールー)自転しながら公転するを観る | Prime Video (amazon.co.jp)
2024.04.09
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人物相関図を公開! - ブギウギ - NHK 《ついに完結》朝ドラ史に残る最高のスタートダッシュからの急失速…「ブギウギ」が吉本、ジャニー喜多川の存在を描けなかった理由 (msn.com) 視聴者の「見る力」を問うクセの強さ…前代未聞の挑戦作『ブギウギ』が“朝ドラ史に残したもの”とは (msn.com) 見どころ見ごたえのあった朝ドラ「ブギウギ」今までと違いさわやかさからは程遠い、あまりににぎやかな主題歌。このテンポ・リズムに乗れず“けったいな音楽やなぁと”感じた。それも半年続くと慣れてきたとはいえガチャガチャ感は否めない。現代は聞くこともないブギウギと言う楽曲をこの半年、聞かされ続けても親しむことはなかったように思う。とはいえ歌のうまさと大げさな表現力でステージを圧倒していた趣里はすごい。演技もうまい。かつてドラマ出演している彼女を応援していた。それゆえ朝ドラ主演には期待した。ところがである。始まってみると、とても良いドラマなのだが、主演の趣里を応援する気は起らない。何がそうさせるのか。歌はうまいし、演技もできる。とすれば愛嬌が足りないのかもしれない。つるんとしたきれいな肌で小柄な体を大きく使う彼女。苦悩も悲痛も表現できているけれども健気さや可憐さが見られず愛らしさに限っては長すぎるまつ毛のせいか感じられなかったのかもしれない。水谷豊・伊藤蘭という両親の七光りをはねのけてではないが、まったく触れなかった点も終わってみれば良くなかったのかもしれないと思う。特にそう感じたのはNHK紅白歌合戦に母・伊藤蘭が選出された時だ。私が目にしなかっただけなのかもしれないが、母の出演決定に関してのコメントやお祝いの言葉はなく、親子共演を取りだたされていたにもかかわらず、共演がないだけでなく、定番ともいえるNHK紅白への朝ドラ出演者応援出演というのも一切なかった。紅白出演者でなく、スペシャルゲストとしてスズ子&趣里としてオンステージで「東京ブギウギ」を生中継で聴いて見たいと思った視聴者は多かったはずだ。それさえもなかった。中だるみや途中失速したといわれるドラマ「ブギウギ」であるけれど、NHK紅白歌合戦に応援出演して番宣していれば新たな視聴者も獲得できたり、さらなる盛り上がりを見せたのかもしれないと思う。さて、その紅白歌合戦であるがドラマがフィクションと言う位置づけのためか男女歌合戦となっている。民放の番組をフィクション化したわけではないので紅白歌合戦としなかったのはどういう配慮が働いたのだろう。紅白歌合戦チームへの遠慮なのだろうか。とはいえ、ジェンダー差別が声高に叫ばれる現代において、“男女”歌合戦というネーミングの悪さ。誰しも気になったと思う。スタッフも気にならなかった人はいなかったと思うがそのまま決定されて放送されてしまうとは悪手である。さて、出演者について述べよう。主演の趣里については可もなく不可もないというか大いに健闘したと思う。歌良し、芝居良しであった。しかし、欲をいうなら朝ドラファンを趣里ファンにするくらいの魅力が欲しかった。母・花田ツヤを演じた水川あさみはとても良かった。信じられなくくらい良かった。関西のお母ちゃんを演じて上出来。こんなに素晴らしい女優だったかなぁと考え直したくらい。大絶賛である。彼女がいたから前半の盛り上がりを大きくできたと思う。父・梅吉の柳葉敏郎も馬鹿笑いする父親を良く演じていた。これもギバちゃんからすると予想外な演技だったかも。話題に上った弟・六郎の黒崎煌代(くろさき こうだい)。これがデビュー作品とは驚くばかり。良かったなぁ。梅丸少女歌劇団(USK)の面々は良かったなぁ。大和礼子の蒼井優は言うまでもなく、相手役であった橘アオイの翼和希(つばさかずき)が男役として良かった。それもそのはず、現役のOSK日本歌劇団の男役スターである。とはいえ、テレビドラマゆえの戸惑いはあったと思うけれど、それは一切感じられなかった。素敵だった。後輩、秋山美月の伊原六花の出演は嬉しく思うし、みごと演じていたと思う。部長の橋本じゅんも良かったなぁ。マムシ酒ならぬスッポンの血。笑える~。羽鳥善一の草彅剛は別掲の「気になる俳優・草彅剛 八人目」を読んでいただきたい。すごいし素晴らしい。その奥方の市川実和子も奥様として見事に演じていた。茨田りつ子の菊地凛子に関しては評判も良くよく演じているんだろうけれど、私は晩年の淡谷のり子を渋谷ジャンジャンで何回か鑑賞しているので馴染めない。東京での下宿屋の女主人、ふせえりは良かった。小夜の富田望生はキャラクター的に良くなかった。感じが悪い。村山興業では村山愛助の水上恒司はもっとボンボンでいてほしかった。理解があるのはいいけれど、ボンボンゆえに理解できないところが描ければもっと良くなったと思える。マネージャーの山下の近藤芳正は当初どうかと思えたが、馴染んでくるにつけいい役だった。東京支社長の坂口の黒田有は当初、アクが強くてどうかと思えたが、これくらい強くないと大阪人を体現できないなと思えたくらい怪演だった(笑)。社長の小雪はミスキャストに思えた。ここは関西人を抜擢すべきでしょう。小雪は社長役は出来たかもしれないが関西人にはなれなかったと思う。もっと豪放磊落で無遠慮であるべし、反面、とても気が回るところを見せてほしかった。さてさて、問題のキャストはタケシ役の三浦獠太(みうら りょうた)ですね。登場するなり、誰だ⁉こいつ!!と思えた風貌、態度、演技。キャラクター的に損なのかもしれないけれど、話題になるほど反感を持たれてしまっては良くない。父・三浦知良に似ているかもしれないけれど、父・三浦知良は見せ方を知っていて二枚目でもないのにかっこよく映る。このドラマでかっこよさはいらないのかもしれないがヒールになることはなく、そこに表情とか発声とか演技とか見せるべくものがあるんじゃないのかな。山下(近藤芳正)の甥の役なら山下の甥と感じられる俳優のキャスティングを望みたい。 これまた、誰?こいつ、と思えたのは次代を担うスター美空ひばりを模した水城アユミという大人気の若手歌手役の吉柳 咲良(きりゅう さくら)。彼女のことを全く知らなかったので反感を持ったがググってみると第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRL 2016でグランプリを受賞し、2017年2月にミュージカル『ピーター・パン』の10代目ピーター・パン役に抜てきをされた一押しの次代スター。聴いてみると歌はうまいので納得!?笑えたのは沼袋勉で登場した中村倫也。豪放磊落に笑い飛ばしてまわりを席巻する芝居は良かった(笑)
2024.03.31
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木曜ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)秋ドラマはいろいろ見ようと思ったけれど、初回で挫折、オープニングで挫折といった感じとなり、きちんと見たものは「たとえあなたを忘れても」と「コタツがない家」とNHK朝ドラ「ブギウギ」だけであった。「ブギウギ」は今も見続けて、冬ドラマとしては見る気になるものがなくNHK大河ドラマの「光る君へ」だけを見ている。さて、この「ゆりあ先生の赤い糸」も当初、録画だけしていて、見ないまま消されたかもしれなかった。主演が菅野美穂という一点で消されず、とりあえず見てみるかと遅まきながら見てみた。初回の夫が倒れ若い男と密会していたという驚くべき展開に食傷し、見なくてもいいかと思えたがキャストの主演女優のオンパレードと鈴鹿央士の出演に2回目まで見てみたら、夫に隠し妻がいた散々な状況などの無茶苦茶さに徐々に引き込まれていった。見続けると木戸大聖が演じるゆうやに惹かれ、俄然見ることとなった。介護に子育てに逢い引きとてんこ盛りの内容は毎回とてもにぎやかで難問山積をもろともせずぶち当たっていくゆりあ先生が頼もしくかわいく素敵であった。小姑役の宮澤エマは大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも小姑役であったが、小姑がはまり役なのかも(笑)。義母役の三田佳子は大河ドラマの「いのち」と「花の乱」の主演を二度も務めた唯一無二の大女優。ドラマ「過保護のカホコ」で祖母役をみせた時には驚きもしたが、実年齢そのままにというか、たぶん本人はかくしゃくとしてきびきびと動けると思うけれど、やりすぎない程度に高齢者を演じている姿が良かった。愛人か隠し妻かと思われた松岡茉優は主演女優に成りあがった演技巧者であるが今回の脇役は出すぎない芝居で見せどころではしっかりと見せてくれてよかった。最終回、石階段でりく(鈴鹿央士)を抱き寄せる抱擁がとても良かった。この彼女の娘役まにに白山乃愛。白山は弱冠11歳の主演女優。初主演で「Dr.チョコレート」のDr.チョコレート役だったが、よくやっていた。今回では主演でなかった分、楽にできたのではないだろうか。かわいい娘役ぴったしである。ゆりあの姉役の吉瀬美智子や夫の主治医役の志田未来も主演女優である。今回は脇も脇で出番も少なかったけれど、芝居のできる女優を脇の脇にまで配したのはすごい。男性陣は演技はうまいが主役を食わない田中哲司が夫役。陰りのある中性男性を鈴鹿央士が演じ、合ってるなぁと思えたけれど、特筆すべきは私がまったく知らなかった木戸大聖。目鼻立ちのはっきりした顔立ちでありながら甘さがあり爽やかさもある。鈴鹿央士が持つ陰りを感じさせない明るさがいい。ゆうやは彼自身と思える役どころであった。チェックしてみるといろんなドラマにも映画にも出演している。彼が愛するゆりあ先生へのまなざし、別れの時の絶望。おっぱい大好きなところも含め、かなり心酔してしまいました。木戸大聖にはこれから注目して生きたい。調べると原作はまんがである。2023年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」を受賞したとある。すごいではないか。完結しているのも良かったのかも。「ゆりあ先生の赤い糸」の視聴率は平均で6.23%とのこと。ああ、もったいない。これほど愛に家族愛にあふれた作品が低い視聴率とは。男女の愛についても純愛と思えるほどドキドキ、ワクワクであったのに!興味のあるかたはぜひ配信で見てね!ゆりあ先生の赤い糸 | TELASA(テラサ)-国内ドラマの見逃し配信&動画が見放題
2024.02.22
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『たとえあなたを忘れても』|朝日放送テレビ (asahi.co.jp)最終回、展開が早くなり、あっという間に何年も経ち…ラストのピアノ演奏の動画を見聞きしならがらのエンディングは説明がない分、よくわからなかった。見る者の取り方によって印象はずいぶんとかわるであろう。コタツがない家|日本テレビ (ntv.co.jp)いやー、面白かった。といってもおもしろくない回が二回あった。それを除けばおもしろかった。主演女優に成長した小池栄子の役者ぶりは素晴らしく、こんな演技見たことないと思える小林薫の軽妙さ、ダメンズというか堕落しきった夫を演じた吉岡秀隆はなかなかのものである。彼の演技は寅さんの満男役しか見ていないので懐深い幅のある演技に感心した。
2023.12.31
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『たとえあなたを忘れても』|朝日放送テレビ (asahi.co.jp)堀田真由は私が推しの女優である。主演を飾るようになってうれしい。それゆえで一話、二話と見てみて、見続けられるドラマのようなので今後も見ようと思う。海のシーンから始まったので、また横浜のドラマか、と思ったら、神戸だった。関西が舞台のドラマは民放ではなかなかないように思う。関西なので関西弁のようなものと標準語のようなものが入り混じっているのだけれど、患者宮下茜役の畑芽育のセリフの関西弁が秀逸だ。生まれ育った言葉という感じがした。生粋の関西人と思ったら東京生まれのクォーター。彼女の関西弁の習熟度は素晴らしい!関西ということで馬場園梓やこがけんが登場したのか。母親役が加藤貴子ということにビックリ。彼女が大人となった子供の親なんて、時の立つのが恐ろしい。檀れいや風間俊介、岡田結実と有名どころが出ているし、松井玲奈の登場にも驚いた。携帯ショップのきついマネージャー役であった。相手役・青木空役の萩原利久はよく知らないがとても活躍しているようなので注視していきたい。
2023.11.05
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コタツがない家|日本テレビ (ntv.co.jp)NHK朝ドラ「ブギウギ」がなかなかの見ごたえを持ってスタートした。その「ブギウギ」に関しては半年後くらいに書くとして、今秋のドラマのなかでかろうじて見たものとして「コタツがない家」をあげる。まだ一話と二話しか見ていず追い付けていないけれど、このドラマなかなか面白い。現代のホームコメディと言えるかもしれない。演技巧者の俳優を揃えての実力派ドラマである。主演はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で北条正子を演じ貫禄を見せつけた小池栄子である。グラドルだったころは遠い昔、NHK朝ドラにも出演し女優として経験を積み、中堅女優としての地位を確立して、今や主演である。恐れ入る。その夫に吉岡秀隆、祖父に小林薫、祖母に高橋惠子と名だたる主演級を連ね、縦横無尽にやりたい放題に見えるほど演技を炸裂させている。きれいどころ(?)でホラン千秋を配し、脇に富田望生や野々村友紀子といった有名人のキャステイング。編集者の北村一輝にも期待が持てるし、息子の作間龍斗もいい演技、からみのコンビネーションを見せる。本も演出もいいのだろう。脚本は金子茂樹、演出は中島悟、丸谷俊平。義理の父親にあれほど暴言、言いたい放題にいう婿もいないと思うけれど、それゆえに見ていて痛快である。
2023.11.05
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アニメ『青のオーケストラ』公式 (aooke-anime.com)感動のドボルザークの演奏。「青のオーケストラ」最終回。この学年の終わりくらいまでは放送するのではと漠然と思っていたので、突然の終了に愕然とした。親の離婚や異母兄弟がいるといった辛辣な内容があったりしたが、中学から高校へかけての思春期、青春の真っただ中での友達関係、学校生活。人間関係に苦しみながらもわずかでも友達を作り、音楽で、楽器を演奏することで共有できるなにか。部活動の連帯感というか仲間意識というか、部活動をちゃんとしてこなかった私にはこんな部活やってみたいなと思わせてくれた。ラストは演奏会、発表会でこれが終われば三年生が引退してしまうという一大イベントで締めくくった。最終回はドヴォルザークが作曲した「交響曲第9番『新世界より』」を十二分に堪能させてくれた。各楽章における解説以外はほぼ演奏だけの最終回。楽章の切れ間の静寂、無音がとても印象深く感じた。(リアルなら、客席で空咳などあちこちで聞かれるところだが、ここでは本当に無音)音楽だけ、奏でる音だけを聴いて演奏が終わる。アニメとしては異例な演出にも思える。音楽を聴かせて伝えることに重きを置いた演出に感謝。とてもとても素敵な演奏でした。(深く感動したのか、涙した)そして、終演後の和気あいあいというか、各々の別れの挨拶の交錯は、その場にいるように感じられ、これまた、青春なんだな、なんて思った。突然の終わりに、ショックを受けていたが、アニメ「青のオーケストラ」第2期制作決定!の知らせに、歓喜した。ありがとう!期待して、待ってます(笑)
2023.10.08
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NHK朝ドラのヒロインオーディションは超難関の狭き門…東京制作では7年ぶり開催 (msn.com)ようやくオーディション、喜ばしい限りだ。ここで朝ドラで飛躍したと列挙されているのん、土屋太鳳、波留と三名がいるけれど、波留は知名度があったと思えるが女優として認識されていなかっただけと思える。朝ドラ「あさが来た」はいいドラマであったが、これは共演者玉木宏や宮崎あおいや柄本佑らに助けられた結果であると思える。それゆえか、その後、ドラマ主演を続けるが、どうもパッとしない。主演では光り輝けないと思える。とはいえ「未解決の女 警視庁文書捜査官」シリーズは良くてこれ共演者鈴木京香に救われているせいだと思われる。敏腕刑事の部下という役どころが功を奏したと思える。のんは天才というか天然?彼女の無双とも思える視聴者の想像を軽く超える存在は特別である。土屋太鳳は努力の人と思え、主演より先に出演した「花子とアン」では記憶に残らなかったし、主演の「まれ」もパッとしなかったが、その後見た「下町ロケット」での名演技には舌を撒いた。彼女主演の映画を見逃しているのが残念に思える。とんでもない才能を持つ、のん。女優として成長した土屋太鳳。女優として力不足も主演としてのオーラをまとう波留。彼女たちを取り上げたオーディションはあるべき、するべきだと思える。NHKのオーディションで特筆すべきは「あさが来た」でディーン・フジオカや吉岡里帆を見出したことだろう。二人とも主演級となり、特に吉岡里穂の作品に貢献できる演技は素晴らしいと思える。このドラマで主役の娘の友人という眼鏡女子での登場はとても印象に残った。それ以来、一押しで推しの女優である。主役オーディションであるが、友人役にキャスティングされる女優にも注目したい。朝ドラ「エール」の森七菜、堀田真由が良かったし、「おちょやん」の吉川愛、「舞いあがれ!」の山下美月らも良かった。
2023.09.27
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「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」を見逃して、後追いで一挙見をしたようにならないように、気が進まないながらこのドラマを見た。松岡茉優出演の作品は見逃したくない気持ちもあり、見ることとする。どんな決着、終着になるか疑問と期待を持ちながら見た。見終った感想としては、なんなんだ、といったところだろうか。再生して二回目の人生を送り、前回のような1年、結末を迎えたくないので、「何でもします」と言った先生。どのような生き様、対応を見せてくれるかと思ったのだが。物語としては尻すぼみだったと思う。いきなり主人公の先生が殺されるところから始まり、再生して2回目が始まる。これはもうファンタジー、いや悪夢の世界である。そして、いじめによる閉塞感で窒息しそうな展開を鵜久森(うぐもり)さんで見どころ多く見せてくれた。彼女が死ぬまではドラマに求心力があったと思う。ただ、その後の彼女の死の真相、またいじめ側であった人間の改心、または人の良さを描くことによって急速にドラマの恐怖は消え去り、悪者は誰なのか、先生の刺客は誰なのかという注目しかなくなり、それまで誰かを疑って見ていたものの誰も疑えなくなってしまった。それと同時に、インパクトを与えるためか、予想できない突発的出来事で視聴者を翻弄し、さらに混乱させることとなったと思う。混沌としてわけのわからない状況のまま、卒業式を迎え、突き落とされるべき場所に行く。このこと自体がもう理解に苦しむ。なんのためにあの渡り廊下というか鉄橋で佇んでいたのか、いるのか。そして、突き落とされようとする。うまく難を逃れるけれど。犯人というか刺客が誰であるかわかった時点で話し合いをすべきであろうと思うのだが、それもなく、襲撃されることを望んだ。一緒に死んでくれという生徒の申し出もわけが分からず、生徒の色のない世界が色のある世界になったということも台詞としてあるだけで、実感が伴っていない。これは役者の力不足というよりも演出の問題と思え、ひいては脚本の問題と思える。また、夫が妻の安否を気にして警護、後をつけていたとするならば、最初に襲撃された時に救護に入っているだろうと思える。刺客の生徒が今まさに落ちようとしているときに手助けするのは、刺客の生徒を見守っていた人のとる行動である。このように矛盾というか不思議な行動が挟み込まれるが、これは視聴者に”意外”と思わせるためだけに作ったシーンと思える。このあと、先生が刺されてしまうシーンもあれだけのことがあったのだから、夫が寄り添い、また、感謝してくる生徒たちの輪の中にいて、ドラマのように団体の最後尾で簡単に刺されてしまうというのは、都合が良すぎる。また、この刺されるシーンも視聴者に”意外”を思わせるためであって、それ以外の意味はほぼ見出せない。本来なら、彼が刺すべき相手は先生ではなく、彼を見限った後輩生徒であったろうと思えるから。余談だが、松岡茉優が演じた先生の衣装はなぜあんなに大きめなのだろうか。服に着られているように思える。それゆえ精悍なイメージでなくダボダボ服同様野暮ったい感じがしたが、ファッションが気になったのは私だけだろうか。
2023.09.24
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相関図|TBSテレビ 火曜ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』NHK朝ドラ「舞いあがれ!」を終えた福原遥が深田恭子とのダブル主演で「18/40~ふたりなら夢も恋も~」を見た。いきなりのできちゃった婚ならぬ、できちゃった別離という現実では中絶となる状況下の設定で“私、産みます!”という無茶苦茶なテレビドラマ的飛躍に幻滅しながらもしばらく様子見で見ていた。すると当初のハチャメチャな設定とわけのわからない元カレの家族などちょっとどうなの?と思えるところもあったけれど、いい人ばかり登場の厚情に感じ入る展開に楽しみながら見ることとなった。福原遥の父親役の安田顕は安定感があるし、二時間ドラマでしか見かけなかった片平なぎさの久々の出演も懐かしく思いながら見た。片平なぎさは深田恭子の母親役である。聡明な先輩の嵐莉菜は美しく優しく、変なのはダンサー志望の黒澤祐馬(鈴鹿央士)であるが、鈴鹿央士は好きでも嫌いでもなかったがこのドラマではなぜか好感が持てた。とっても変な奴だけれど。というのも見ず知らずの女の子を気にかけても妊娠していて子持ちになるとなったら普通退くでしょ。その部分に何の抵抗もなく、逆に真正面から好きですオーラ全開でくるのは異常者でしかありえない。そんな変な奴がただの気のいい青年であったのはドラマだからだろうと思える。この彼の父親役の高嶋政宏が良かった。ステレオタイプ的に気のいい親父として存在していて、超絶物分かりがいいのはドラマゆえと思える。このドラマが成功したのは良し悪しは別として、(たぶん良いこと)深田恭子のホンワカした天然ポイ役作りだと思える。縁もゆかりもない女子をこどもごと抱えることに抵抗を感じない役は深田恭子でしか演じえない気がする。修羅場がほぼないドラマは安心して見られた。
2023.09.21
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川口春奈がカタなし…小林涼子の「異次元の小顔とバスト」がヤバすぎる! (msn.com)こんな記事、ストーリーがネットに出て、川口春奈がかわいそうに思える。確かに川口春奈は顔が大きい(標準?)かもしれないが、それに見合うくらい身長がある。166㎝。対して小顔と絶賛された小林涼子は、160㎝。まぁ、同じ160㎝の人と比べても小顔なんだろうけれど。元乃木坂46の齋藤飛鳥くらい小顔だったら、本当にヤバイ。さて、川口春奈は演技的にイマイチと感じて、過去、連続ドラマを挫折した記憶がある。そんな彼女だから大河ドラマで沢尻エリカの代役となった時には驚いた。しかし、これが、好評だった。その後の川口春奈はドラマで主役を演じたりして、大ヒットドラマ「silent」で話題となった。この「silent」も私は挫折している。大ヒットを飛ばしたけれど、内容というか展開についていけなかった。朝ドラ「ちむどんどん」にも出ていたので見るには見た。私の一押し中村倫也が主演していたので「ハヤブサ消防団」は見た。男ども、というかオヤジだらけのドラマで紅一点に近い役だった。それにメインはオヤジたちだったので、恋の相手となろうとも特段、気に留めなかった。けれど、ラスト、新たな聖母になるという使命を帯びた時に、相当に重要な役どころだと感じた。ドラマは終わってしまったが、振り返ると新たな聖母となる役柄であったならもっと似合う女優がいたのではないかと思えた。そう思うと書きださずにはいられなかった。「ハヤブサ消防団」のドラマは一部に人気をよび、健闘したと聞く。もし、新たな聖母役がもっと聖母らしい女優であったなら、もっと感動があったのではないかと思える。濃いキャラのオヤジたちにもまれ、淡々としていたように思える中村倫也が最終回に見せた川口春奈と対峙した涙をにじませる場面は力のこもった情感あるものとなった。それを受けて演ずることの女優であればと今さらながらに思えた。同世代をググってみると、聖母らしさから美しさ、また、小林涼子に負けない姿かたちを考えると元AKBの入山杏奈(160㎝)を見つけた。演技力はわからないが、AKB関係のドラマには出ているしメキシコでドラマにも出演していたようなので、出来ないことはないと思える。次に、高田里穂(167㎝)を見つけた。モデルの美しい姿勢と美形であると思う。『ウーマン・オン・ザ・プラネット』で「オーディションに合格しハリウッドデビュー目指す」企画で3ヶ月間ロサンゼルスへ移住した時のひたむきさが忘れられない。次に、小松菜奈(168㎝)を見つけたが、映画で活躍している彼女、格上すぎるかも。つぎに、三吉彩花(171㎝)を見つけたが、やや身長がありすぎるか。つぎに、山谷花純(162㎝)を見つけた。朝ドラ「らんまん」にも登場していて、好きな女優さんだ。とまぁ、川口春奈推しでないので申し訳ないが、別の女優であれば、新たな聖母としての役が強く感じられ、ドラマにより深い感動をもたらしたのかもしれない。
2023.09.20
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『VIVANT(ヴィヴァン)』U-NEXT独占で全話見逃し配信 (unext.jp)「VIVANT」あまりに大掛かりな制作に圧倒されながら見た。「コンフィデンスマンJP」の初回を見た時。相当な制作費をかけハリウッドに比肩する、いやそれ以上にハリウッドを凌駕するほどド派手にやらかしたドラマを見た時にこのドラマはこれ以上見てはいけないと思い、大ヒットしたドラマなのに、それ以降見ていない。理由は主役のひとりのっぽ君があまり好みじゃない点と筋立てがそれはないと思える内容だったかと記憶している。さて、「VIVANT」である。こちらも「コンフィデンスマンJP」同様に大スケールなロケに圧倒されたが、とんでもない制作費がかかっていると思われた。かの地の首都(?)をジャックして(乗っ取って)しまうほどのロケ、広大な砂漠、大規模な爆破、等々、これまたハリウッドを凌駕するほどのスペクタクルであった。オリジナルドラマであるだけに原作の拘束はなく、やりたい放題にできる利点はあるのだろうけれど、オリジナルということであまり期待していなかった。その期待しなかった私の目を瞠らせたのは阿部寛であった。彼は主役か!?というほど活躍し、誤送金という謎に翻弄される主役・乃木憂介(堺雅人)をサポートする。そもそも一流企業での誤送金などありえないし、外為などになるとPCにてインターネット送金手続きされたとしてもノーチェックで外為取扱銀行をスルーして送金完了するとは思えない。システムのチェック機能でアラートが出るか、外為取扱銀行担当者から入電があったりするものだ。外為を取り扱った経験がある者からすると無茶苦茶な振込作業と思えるのだが、この恐ろしい不手際の非現実さについて外部(視聴者)からの苦情はない(と思える)。これ以外にも物語の展開的に“そんな馬鹿な”といえるありえない設定があったりするのだけれど、そんな違和感などどこ吹く風、大上段に振りかぶった勢いに気おされるように視聴者は飲み込まれていく。この前の第9話でノコルとベキが出会うシーンに疑問を抱いたが、ノコルは乳飲み子であった。乳飲み子であった弟の空腹をうめるために兄がパンを盗むという設定はとてもおかしい。そして、パンを奪った兄が瞬時にこと切れてしまう(死んでしまう)なんて…。リアリティからすると不思議すぎるが物語の本筋ではないのでスルーしたけれど、視聴者の皆さんもスルーしたのかなぁ。こういった無茶な設定、“ん?”と思え気づいてしまう不可思議さは至る所に散在している。とはいえ、圧倒的熱量のあるドラマに異議は感じない。いや、感じなかった、乃木がバルカに戻るまでは。即ち、阿部寛の野崎守が登場していた前半は見るべきものがあって、展開も面白く、見どころもあった。しかるに、乃木(堺雅人)がバルカにもどり、別班の仲間を皆殺しにしてテント内部に入ったところから物語はおかしくなる。第9話で別班の仲間は重傷を負っているが死んではいないということがわかるが撃たれる仲間と申し合わせをしていなければ、別班の猛者ゆえ瀕死であっても抵抗し戦うと思えるのだが。と、つっこみを入れたくなる。ベキの孤児を、子供たちを救いたいという理念はわかるが、そのこととテロは相反する。それゆえテントの所業の理由が、飲み込めない。納得できない。その点がこのドラマの後半を受け入れがたいものにしている。はたして、最終回で納得のいくものになるであろうか。
2023.09.14
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「真夏のシンデレラ」打ち切り?「真夏のシンデレラ」は一話見て、視聴をやめた。主演が演技巧者でかわいい魅力のある森七菜だったので学園物ではないが「太陽と海の教室」のような若者がなにかと絡み合い熱い何かを感じさせてくれるドラマを期待して見た。始まって早々、蒼井夏海(森七菜)をブサイク呼ばわりするし、不自然な絡みで男子グループが悪そうな男にやり込められるところを小柄な彼女が力業で悪そうな男を撃退する…なんて、私の感性に合わないシーンが続いたので、継続して見るかどうか少々悩んだが、見ることを断念した。私が注目している吉川愛が出演しているし、映画「恋は光」で神尾楓珠は認識したし、間宮翔太朗は前から気になる俳優で、キャストは悪くないと思う。森崎ウィンも桜井ユキも山口智充も出演なのでキャストは悪くないと思う。だとすれば、脚本が悪いということになるけれど、今回はオリジナルで新人というか若手みたいなので、プロデューサーやディレクターの意向が強いのでは想像する。というのも、本日、ネットに新海誠監督の「秒速5センチメートル」のDVDが登場して、新海監督が<以下引用>「設定考証的にどうかな?とは制作側にお伝えはしたのですが笑、それでも、ということでしたので。嬉しいです」<以上引用>と言ったそうで、制作側の独断専行で時系列を破綻させているようである。今は、もう見ていないけれど、ネットにはつっこみどころがありすぎる、となっていて、制作側が楽しみ満足するドラマを作っていて、本当にいい作品を作るという気持ちがないのではなかろうか。ちなみに、ディレクターは田中亮である。大ヒットした「コンフィデンスマンJP」のチーフディレクターであり、映画では監督している。その「コンフィデンスJP」は初回を見て、ハリウッドも吹っ飛ばすほどのド派手アクションに食傷し、1話で視聴をやめた。それゆえ映画も見ていない。私は田中亮の作品とは合わないようだ。(「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」はおもしろく見た。)と、言いたいことはたとえ「真夏のシンデレラ」が打ち切りになったり、視聴率が下がっていったとしてもそれは出演者に責任はないということである。キャストは素晴らしいと思う。ストーリーがあまりにずさんというか変なのではないだろうか。
2023.07.25
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日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』|TBSテレビ2023.4.23 on air 第一話第一話と第二話の演出が土井裕泰。TBSの演出家であるが映画監督もしていて、「いま、会いにゆきます」(2004年)、「涙そうそう」(2006年)、「ハナミズキ」(2010年)、「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜」(2012年)、「映画 ビリギャル」(2015年)、「罪の声」(2020年)、「花束みたいな恋をした」(2021年)と評判作、人気作を撮っている。演出の素晴らしさが光ったのかもしれず、第一話が全体を通じて最高視聴率であった。最強の布陣と言っていい演技強者を集めた共演者はもちろんだが、ゲストも素晴らしい演技をしていた。第一話のゲストは宮沢氷魚と筒井真理子であったが、犯人役の宮沢氷魚よりも彼の母親役の筒井真理子の息子思いの悲壮感ありありの姿が絶妙で、あまりの演技ぶりに彼女の映画を配信で見て新作を映画館に見に行ったくらいだ。この第一話は圧巻であった。第二話はちょっとアリバイ作りの設定が良くなかったかも。配信は今どきなんだけれど…。ゲストのアキラ100%がアキラ100%とわかりにくかったことも良くなかったかも。たあだ、野呂佳代が出てたのは楽しめた。この第二話が第一話を凌ぐぐらいの作品であれば、その後の視聴率も伸びたかもしれない。第三話はこのシリーズで最低視聴率12.0%を記録する。演出は平野俊。ゲスト出演者は石黒賢でその大役を十分になっているが、ネットで非難された福田麻貴(3時のヒロイン)の登場が良くないのだろう。キーパーソンとなる犯人役でなければあそこまで非難されなかったと思えるが、その点、ご都合主義に書かれた脚本に大きな責任があると思えた。不自然な芝居になってしまう不自然なネタだった。私贔屓の映美くららも出演していたので、最低主張率とは残念である。第四話は痴漢の話である。演出は石井康晴。ゲスト出演者で伊藤歩を久々に見て嬉しかった。電車での痴漢ということで車両を借り切っての満員電車のシーンは大変だったと思う。犯行の動機はわからないでもなかったけれど、腑に落ちないと感じる部分の方が大きかった気がする。全面的に名得できるものであれば作品としての精度、完成度が上がったと思える。第五話は料理系インフルエンサーの話。演出は伊東祥宏。わたなべ麻衣や贔屓の高梨臨が出演していて嬉しかったけれど、高梨臨の出番が多くなく、近藤春菜(ハリセンボン)や本人役で バヤシ、馬場裕之(ロバート)、もあいかすみが出演するのもわかるけれど、話がこじんまりしてきた気もした。第六話はゲストに高嶋政宏が登場。大物が出演したというふうに思えた。山田純大の出演もいい。しかし、内容(脚本)に意外性はあるが無理な展開のような気がし、腑に落ちるものではなかった気がする。第七話は岡本多織が出演したので視聴率が良かったのだろうか。演出は石井康晴。これこそテレビドラマの事件といえるユニークで突飛な内容が秀逸だった。偽装殺人で整形手術で別人とは、恐れ入りました。面白かったです。第八話のバスジャック。これはネットを騒がせた話題騒然となった犯人役・京本大我。彼の演技がとても高く評価されていたけれど、特筆すべきものだとは思えない。脚本の良さ、演出の良さと思える。にしてもそれをこなせるのは演技力があるといってよいのかもしれない。で、ここで最終回で良かったのに、と思える。過去の事件の解決のため、九話・十話と続くが蛇足といえよう。第九話に渡辺哲が出演していることが嬉しかった。石橋蓮司の出演もしかり。演出は平野俊。殺人事件や殺傷事件が起こるのはショックだったし、飛び降りは超ショックだったなぁ。第十話(最終話)演出は平野俊。今、銀粉蝶が出演してたことを知った。気づかなかったなぁ。41年前の事件の真相。血縁の秘密を明かされる最終話。なにかとあったけれど、真相を知って大げさに泣く大泉洋がちっとも大げさでなく身に染みて同情していたことを思うと大げさに見えない福山雅治の演技が大げさだったんだろうなぁと思えた。ドラマをきりりと引き締めた上川隆也の存在は大きいと思えるし、悪役を演じた要潤も良かった。母親役となった相武紗季も良かった。王林のチョイ役もちょうどよかった。今田美桜の演技も好感が持てるし、秀逸だったのは木村多江であった。目からうろこの名演であった。
2023.07.09
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テレビドラマは映画優先なこともありあまり見ないようにしている。とはいえ面白いものがあれば見たいもの。興味を持ったドラマは月曜日フジ 21:00「風間公親-教場0-」フジ 22:00 「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」テレ東 23:06「かしましめし」火曜日テレ朝 21:00「unknown」フジ 23:00 「ホスト相続しちゃいました」金曜日テレ東 20:00「弁護士ソドム 」土曜日日テレ 22:00「Dr.チョコレート」日曜日NHK 「どうする家康」TBS 21:00 「ラストマン―全盲の捜査官―」朝ドラNHK 月〜土「らんまん」と10作品もある。このうち「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」と「かしましめし」は早々に離脱し、「風間公親-教場0-」と「ホスト相続しちゃいました」はがんばって三回ほど見たけれど離脱した。5回ほど見た「どうする家康」もうろたえる家康についていけず(?)離脱した。初回で見てはいけないやめようと思った「弁護士ソドム」であったが、2回目から弱者側に立つ内容にかわってきたので見続けた。福士蒼汰は見ていたいと思ったんだよね。吸血鬼ドラマとしてわけわかんない「unkown」主演の二人、高畑充希と田中圭をほほえましく見られたし、ファーストサマーウイカが好演しているのが良かった。「Dr.チョコレート」は主役の白山乃愛が東宝シンデレラガールということに驚いたし 、10歳で主演って…。まわりを坂口健太郎、西野七瀬、葵わかな、鈴木紗理奈、古川雄大、小澤征悦、斉藤由貴といった主演級やベテランを揃えた布陣に驚く。しっかり楽しませてもらいました。「ラストマン―全盲の捜査官―」は福山雅治と大泉洋の組み合わせが良かったのとこちらも寺尾聰、吉田羊、今田美桜、松尾諭、今井朋彦、奥智哉、永瀬廉といった老若男女を取り混ぜたそうそうたる布陣で見映え見どころが多くしっかり演技をしていたことに好感が持てた。「らんまん」はこのところのNHKらしく演技巧者をそろえて、しっかりと見せてくれる。内容もしっかりとして植物学に邁進する槙野万太郎を推進するドラマとして見ていて楽しい。キャストも充実していて手堅い。神木隆之介、浜辺美波、志尊淳、佐久間由衣の4人のしっかりした演技と脇に回った松坂慶子の重厚感が良い。神木隆之介と志尊淳の公私にわたる親愛の情がドラマにも表れていてとても良かった。
2023.07.09
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NHK朝ドラ、ヒロインのキャスティングに「またか…」MANTANWEB(まんたんウェブ) (mantan-web.jp)によると“女優の伊藤沙莉さんが、2024年度前期に放送されるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)で主演を務めることが2月22日、明らかになった。”とのこと。「うーん、またか…」である。伊藤沙莉が悪いわけではない。すでに売れて、一般に知られている女優をキャスティングするのは、どうなのか?と思わざるを得ない。過去、新進女優を起用し、抜擢と思えるキャスティングで有名女優へと変貌させていた実績を思うと知名度と経験値のある女優で手堅く視聴率を稼ごうという思惑が見えて嫌なのである。天下のNHKである。全国ネットである。作りても作り方も昔とは違うとは思うけれど、未知であるけれどお芝居ができて魅力的な若者はたくさんいるのである。オーディションは大変だ。オーディションは面倒だ。そもそも1000人や2000人から一人を選ぶなんて至難の業だから、しかも、そうやって選んだ主演が必ずしも期待に応えるとは限らない。ただ、この1000人、2000人も事務所サイドでの選抜、事務所自体の選抜があり、不特定多数の人がむやみに応募できないのである。NHKの朝ドラに出たい、出したいタレントを事務所が選んでエントリーする。狭き門のなかの狭き門なのである。役柄に合う合わないがあって、何度もオーディションを落ちて受かったという主演を勝ち取った人の談話を聞くことがある。そもそもそのオーディションに参加できることが貴重なのである。力のある事務所に在籍するタレントにはオーディションにエントリーできるチャンスの貴重さを知らない。(横道のそれたので、本題に戻る)オーディションもなく一本釣りで大看板の女優をキャストできたということでよかった点もあるだろう。しかし、私はまだ見たこともない若手を見てみたい。ダイヤモンドになりきらない原石であったり、ダイヤモンドではあるが気づかれない若手を見てみたい。もちろん若手でなくてもいい。50歳を過ぎて芝居を始めた、あるいは、復帰した無名の人でもいい。とにかく未知の芸達者な人に出会いたいと思うのである。と、ここまで書いてきたが、朝ドラウッォッチャーとしては日が浅い。ちゃんと見だしたのは映画「夜のピクニック」で気になった貫地谷しほりが主演するとのことで見始めた「ちりとてちん」からである。それまでも、幼少期に「鳩子の海「水色の時」は見ていて、なぜか「こころ」も見ている。さて、振り返ると、「ちりとてちん」貫地谷しほりが良かった。同級生役の佐藤めぐみも良かったなぁ。貫地谷しほりはこのあと出演した民放の「あんどーなつ」も良かった。「あんどーなつ」はその後も続けてドラマ作ってほしかったなぁ。「瞳」はCMで注目株の長身の榮倉奈々が登場。勢いと鮮度があった。ダンス仲間の満島ひかりも光っていたし、小池栄子が演技巧者ぶりを見せつけた。「だんだん」マナ・カナのふたり、三倉茉奈と三倉佳奈が主演。劇中歌がとても良かった。シジミ汁、飲みたいねぇ。懐かしい面々が多く、父母役の吉田栄作、石田ひかりも良かった。推しである京野ことみの出演も嬉しかった。「つばさ」は確か47番目、最後の登場となった埼玉県。これにて全国制覇。すべての都道府県が舞台となった。たべちゃん登場には“今更感”があって、内容も今一つみたいであった。しかし、高畑淳子の演技巧者ぶりや手塚理美や西城秀樹といった貴重な人のお芝居が見られて嬉しかった。たべちゃんにはピンとこなかったけれど「これは経費で落ちません」のユニークさ、「私の家政夫ナギサさん」でのまじめさを持ったお笑いがとても良かった。映画「空に住む」でも多部未華子らしい素敵な芝居を見せてくれている。「ウェルかめ」は「つばさ」の余波を受けて苦戦したかも。ただ「ウェルかめ」もさほど面白くはなかった。倉科カナはその後も出演作が続いている。***********************「ゲゲゲの女房」は良かった。題材も良く、話題性もあった。松下奈緒と向井理の美男美女のとりあわせも格別。また、水木プロのアシスタントの三人。窪田正孝、斎藤工、柄本佑。今は主演をこなすまで成長した彼らがここに集ったのが奇跡。窪田正孝は「エール」でヒロインならぬ主演をしている。また、古本屋の松坂慶子と光石研の夫婦も良く、村上弘明も素敵だった。南明奈の演技とは思えないかわいらしさは特別で目を瞠った。梶原善も良かったし、推しである星野真里が出演しているのも嬉しかった。「てっぱん」瀧本美織は美しい。おもしろいドラマだった。驚きだったのは朝ドラ「春よ、来い」を降板した安田成美が出演したことだ。朝倉あき、赤井英和、小市慢太郎、竜雷太、富司純子が出演している。「おひさま」は見たーーー、という気がする。母親(原田知世)が早々に亡くなったことに驚いた。三人娘、井上真央・満島ひかり・マイコの関係性も良く、高良健吾のはっきりした男前の顔立ちも好きだったなぁ。永山絢斗、伊藤歩、白川由美、渡辺えりなど他のキャストも良かった。「カーネーション」大阪・岸和田が舞台であるが、奈良出身の尾野真千子でなければ演じられなかったと思えるほどでオーディションした甲斐がある。駿河太郎がいい芝居を見せた。宝田明、十朱幸代、近藤正臣、小林薫といった超ベテランが素敵だった。このドラマで注目を集めた綾野剛と尾野真千子のアイロン台のラブシーンは秀逸。「梅ちゃん先生」ぜんぜん推していない堀北真希主演。推してはいないが彼女は素晴らしい。一時期、席巻したといえる。このドラマもキャスティングがいい。素敵な俳優ばかりだ。ミムラ、小出恵介、松坂桃李、大島蓉子、根岸季衣、大和田伸也、木村文乃、鶴見辰吾、南果歩、片岡鶴太郎、高橋克実、倍賞美津子、野村周平、岩崎ひろみ、徳永えり、黒川智花、西原亜希、白鳥久美子、高橋光臣、満島真之介、宇野実彩子。初々しい感じの松坂桃李。「純と愛」朝ドラ黒歴史と言われるドラマ。台風に翻弄されるようにどこへむかっていくドラマなのかわからなかった。しかし、高橋メアリージュンや吉田羊を起用している点がいい。主演は夏菜と風間俊介である。「あまちゃん」最高である。説明不要(笑)。あたりドラマである。1980年代アイドル全盛期ノスタルジック田舎発都会ドラマ。能年玲奈、橋本愛、有村架純、松岡茉優、足立梨花、優希美青といった女優を世に出した功績は大きい。もちろん福士蒼汰も。小泉今日子、薬師丸ひろ子の起用も驚きで、木野花・美保純・片桐はいり・渡辺えり・宮本信子といった三陸のメンバーも強者ぞろいだ。惜しむのは能年玲奈が所属事務所とのトラブルにより本名である芸名を名乗れなくなり、新たな仕事にも支障を来したこと。「ごちそうさん」前作の人気をそのままに継続。主演・杏は直接オファー。長身の彼女に合わせたのか長身の東出昌大がキャステイングされた。ただ背が高い人にしか見えなかったけれど、その後の彼の自滅ぶりをみるとさもありなん。「花子とアン」は良かったねぇ。民放ドラマ「太陽と海の教室」から注目していた吉高由里子。主役を演じ続けられる稀有な女優になれるとは思ってなかったなぁ。素晴らしい!仲間由紀恵とのコンビは最強に思えた。鈴木亮平・矢本悠馬・藤本隆宏・町田啓太・賀来賢人・吉田鋼太郎・高梨臨と素敵なドラマには素敵な俳優たちが集う。吉田鋼太郎は朝ドラを見るまで全く知らなかった俳優であるが、このような隠れ芸達者にはどんどん出演してもらいたい。「マッサン」もいいドラマだった。玉山鉄二は好きな俳優で主演となり嬉しかった。シャーロット・ケイト・フォックスも良い。久々に見た相武紗季の姿に喜び、西川きよしの姿にも喜びを見出した。濱田マリの演技に感心し、早見あかりに注目した。「まれ」なんだかなぁ、と思えるドラマ。 土屋太鳳も山﨑賢人もドラマの不評に負けず、その後、活躍しているのがすごい。「あさが来た」AKB48の“365日の紙飛行機”の主題歌がいい!推しの波留が主演。相手役は玉木宏。姉役に宮﨑あおい。この宮﨑あおいのキャスティング、良かったと思う。ディーン・フジオカがこのドラマでブレイク。瀬戸康史、小芝風花、吉岡里帆、清原果耶といった後に主演級になる俳優が出演している。なかでも吉岡里帆は私の推し俳優である。「とと姉ちゃん」も面白かった。 主役はオーディションで高畑充希が勝ち取った。父(西島秀俊)が早く亡くなったことが残念であった。川栄李奈が演技巧者ぶりを見せたこと、大地真央の出演が嬉しかった。「べっぴんさん」はいいドラマなんだろうけれど、もうひとつと思えた。向かうところ敵なしという噂に期待しすぎたか、芳根京子に特筆する物はなく、蓮佛美沙子、土村芳に魅力を感じた。久保田紗友に興味を持った。「ひよっこ」はこれまた言うことないドラマ。有村架純人気を追うようにキャスティングされたと思える。いいドラマではいいキャストが出現するようで、竹内涼真、佐久間由衣、シシド・カフカ、伊藤沙莉などが注目を浴びた。「わろてんか」は葵わかな・松坂桃李主演であるが注目を浴びたのは広瀬アリスのコメディエンヌぶりである。高橋一生も注目された。「半分、青い」は北川悦吏子の書き下ろし、渾身のドラマである。中村倫也の出現と中村雅俊のじいさんぶんりに驚いた。主演は永野芽郁。「まんぷく」は主演の安藤サクラなくしては成立しない傑作。内田有紀、松下奈緒、橋本マナミといった綺麗どころを揃え、逆輸入の大谷良平、46グループの松井玲奈、深川麻衣のキャスティング、加藤雅也、牧瀬里穂といった懐かしいキャスティングも妙味だった。浜野謙太、岸井ゆきののキャスティングも妙味。ここまで書いて疲れてしまった。見知らぬ女優に出会いたい。それが朝ドラの魅力の一部ではないだろうか。
2023.02.22
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最後は圧巻だったといえよう。「アトムの童(こ)」と比較して、これぞダイジェスト=回想の必然。意義あるものと思える。りく殿=宮沢りえの登場も嬉しかった。小栗旬さん、小池栄子さん、お疲れさまでした。総ての共演者の方々、お疲れさまでした。1年間楽しませてもらいました。ありがとうございました。
2022.12.18
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日曜劇場『アトムの童(こ)』|TBSテレビ「アトムの童(こ)」ようやく見終えました。どうなるこのドラマ、と心配したのですが、社屋焼失の後、「アトムの童(こ)」のタイトルロールの意味が分かり、がぜん興味を持ち見続けました。見続けましたが…興味以上の感情の揺さぶりを感じませんでした。それは展開に妙味を持たせるために安積(山﨑賢人)がSAGASに加わったせいなのか、株主総会も警察権力の介入という不可思議な仕業に興味をそがれる思いをしたからなのか。SNSで絶賛された山﨑努の存在感も期待しすぎたのか、それなりに思えて……。終わってみればゲーム開発に右往左往、アトム社の存続に右往左往というドラマ。悪役が悪役になり切らず、少々残念に思えた。悪役が悪役でなくなったときに目からうろこと思えるほどの価値観の転換を感じさせないと無理だと思える……。岡部大、皆川猿時、岸井ゆきの、松下洸平らが好演してみせたが、山﨑賢人とオダギリジョーの対峙が感情を熱くするところまでいかなかったことが傑作とはならなかった気がする。最終回の延長放送もこれまでの場面のダイジェストのようなものを挟み、それが何の意味も持たない点で蛇足にしか思えず、つまらないエンディングにしてしまった。と思える。例えば主人公がこれまでの経緯を振り返り、友情に篤い涙を流すとか、敵対する相手に敵意を増幅させるとか、の意味あるものならば挿入してあり!だけれど、ただ、単にダイジェストを流すのは無意味に思えた。日曜劇場には熱くなる、または篤くなるドラマを望みたい。でなければ胆を冷やすほどの冷徹なやつを……。
2022.12.18
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木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)”トラベルナース”という単語、この番組のための造語だと思っていたけれど、すでに使用されていたようである。トラベルナースとは?メリット・デメリットや求人が多い転職サイト - 株式会社pekoによると”トラベルナースとは、看護師が不足した地域に派遣され、一定期間看護師として働くという「制度」のことを言い、アメリカ(ニューオーリンズ)で1980年代に病院やクリニックで看護師のスタッフ不足を大胆に解決する方法として提供されたことが始まりです。”とある。ゆえに医療現場においてはなじみのある言葉なのであろう。その言葉に注目し、その職種をモデルに連続番組を作り上げる、脚本家・中園ミホの手腕を信じて見た。主人公の九鬼静(くき しずか)を演ずる 中井貴一がいい。すごむときの広島弁といい、泰然自若としながらもやさしさ全開の献身的態度は素晴らしい。同じく主人公である那須田歩(なすだ あゆみ)を演じる 岡田将生は九鬼静に振り回されているタジタジ感が中井貴一の演技攻勢の独壇場にさらされている感じがして面白かった。ダブル主演とはいえ中井貴一の方に比重のかかった作品だったといえよう。「七人の秘書」でようやく中園ミホを認識し、ファンにもなった私は期待しながら見た。ところが、一度、中園ミホが脚本としてクレジットされなかった回(原案者でクレジットされていたのかな)とメインとなった患者役の演技が平凡すぎて白けた回の二回は残念だった。これら以外の回は楽しんで見られた気がする。共演者が寺島しのぶ、安達祐実、池谷のぶえといった演技巧者であり、松平健、柳葉敏郎という重鎮であり、キャラクターが良く光る浅田美代子、野呂佳代、恒丸祐里、宮本茉由、六角精児であり、きれいどころで菜々緒を配している鉄壁のキャストゆえ、見どころは十二分にあった。ゲストもキムラ緑子、杉田かおる、岸本加世子、六平直政といった名も演技力もある人々なので見ごたえもあった。このドラマの続編を望む声があるようであるが、ワンクールで終了として構想されたものであったようなのでドラマの展開を見てもこのまま終わったほうがいいと思える。中園ミホには新しいドラマを期待したい。
2022.12.17
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金曜ドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』|TBSテレビ本日ようやく最終回まで見た。最終回はタバコのポイ捨てで訴える、って。本当にそんなことで訴えます?と思った(笑)その意味では表題通り、間違いないという気がした。とはいえ不動産投資の不正についてすっきりとした解決が示されていなかったのでやや消化不良である。(私の見逃しかな?)主演二人はよくやっていたと思うし、父親役が意表をついてさだまさしだったのはビックリ!しかし、うまくはまっていた。ただ、最終回、アップになった手で爪にマニキュアをきれいに塗ってあったので気になった(笑)石子の有村架純はNHK朝ドラ「あまちゃん」で一目ぼれして以来、好きな女優さんだ。かわいく愛嬌のある顔立ちは見ていてテンションがあがる。惚れてしまっているので芝居がうまいかどうかよくわからないけれど、これほど人気を得ているのだから、引っ張りだこなのだからうまいのだろう。羽男の中村倫也を知ったのもNHK朝ドラであった。作品は「半分、青い。」佐藤健の同級生で出てきて、ややちゃらい男だったのでいけ好かなかった。その後、ドラマ「この恋あたためますか」での社長役は板についているように見えたけれど、好感を持つほどではなかった。彼が人気者であることを知った時はどうして?って感じだった。その印象をガラっと変えたのが映画「ハケンアニメ!」のアニメ監督役だった。「ハケンアニメ!」の映画そのものはとても素晴らしく、出演者が皆素敵な演技をしてくれていた。中村倫也もみごとであった。この時から彼を注目しているけれど、多大な人気に驚くばかりである。このドラマはふたりの力量に加え、共演者もすこぶる良い演技をしていて楽しませてくれた。とりわけMEGUMIの存在が光ったように思える(役どころが良かったのかな)最後に赤楚衛二も頑張っていたことを記しておこう。
2022.09.25
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土曜プレミアム『ガリレオ 禁断の魔術』 - フジテレビ (fujitv.co.jp)朝起きてTwitterを見たら、昨夜「ガリレオ」の新ドラマが放送されたことを知った。女性刑事役として、柴咲コウ、吉高由里子に続く、新木裕子に注目していたのでとても見たかった。見逃したことが口惜しく、ググってみたところGYAO!にヒットして無料視聴だったので見た。(途中、ネットCMが入るのが煩わしかった)見られてよかった。キャストとしては中村雅俊(特別出演)の秘書役が安定感あってとても良かった。代議士役の鈴木浩介も好演。森七菜も好印象。朝倉あきは好きな女優だが、痩せすぎに見えて、痩身が心配。今回の犯人役である村上虹郎についてはいい印象がなくNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の次男役でもどうして彼なんだろうと思ったのだが、今回も同じく感じた。親の七光りでのキャスティングでもないだろうけれど…。私の印象を裏切り、彼のはまり役が見られればいいのだが…。犯人役が姉役・朝倉あきに似て好印象の長身俳優だったらドラマの評判もあがったような気がする。(「容疑者Xの献身」の堤真一のように、ね)原作は読んでいないので、ドラマ通りの筋書きなのかわからないけれど、クライマックスである球場の始球式のシーンがある。通常始球式というとピッチャーとして一球投げる。(バッターは空振りする)それで、終わりのはずなのだが、このドラマではヒットを打たれるか、アウトを取るまで延々と始球式が続く。野球を知っている者ならば首をひねることとなる。違和感を強烈に感じた。そして、犯人の意向を受けようとする湯川にこれまた違和感。終わり良ければ総て良しとはならなかった違和感の残る結末。いい作品を見たとはいいがたくなってしまったのは残念である。
2022.09.18
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NHK朝ドラなので、しかたなく「ちむどんどん」を見ている。何がどうなのかわからないけれど、なかなか共感できず面白みも感じられず、なんだかなぁ…注目している女優、飯豊まりえが出演しているので彼女の演技巧者ぶりに目を凝らしてみていたが7月15日放送の(70)「渚(なぎさ)の、魚てんぷら」はとても良かった。愛の和彦への別れの手紙は”…優柔不断でがんこで…”などと書かれており、見ていて気に入らなかった和彦だけれど、その和彦の言われていることがまるで自分に言われているように感じて、男はみんなそうなのかなぁ、なんて思いながら感じ入ってしまった。パリに旅立ってしまう愛の登場はなくなるだろうけれど、引き続き、しかたなく「ちむどんどん」を見よう。
2022.07.16
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「鎌倉殿」大泉に泣かされた「九郎、すまぬ」桶かかえ1人芝居で名演「演技やばい」「まさか大泉に」 (msn.com)私は感激屋である。ドラマなど見るとよく泣く。家族のだれも泣いていない時に、ひとり滂沱の涙を流す時もある。そんな私だが、この「鎌倉殿」大泉の頼朝の号泣には、見ていて一粒の涙も流さなかった。なに泣いてんだ、こいつ、とさえ思った。九郎・義経が剣豪で戦の策にも長けていて、平氏を滅ぼした功労者にして英雄である。年が離れている分、自分亡き後、いや、今でさえ、倒そうと向かってくる弟である。これまでさんざん距離を取り、顧みなかった弟の身の上である。そして、今回は調略により奥州藤原氏の手によって殺させたのである。自らが弟・九郎義経を救おうとして救えず死なせてしまったのなら、あの涙はわかる。しかし、これまで九郎を遠ざけないがしろにしてきたではないか。彼の死によって安堵し、これでわが身は安泰。身内なのに命を絶って悪かったなと一筋涙を流すのなら、わかる。しかし、あの号泣は、解せない。誰かに見せるものならば、カモフラージュ(芝居)としてありえるけれど、あのシーンは、頼朝一人である。たとえ号泣するとしても、積年の情で「おまえが強すぎたからよくなかったんだ。検非違使なんぞに任じられたのが良くなかったんだ。わしはほんとはお前にそばにいてほしかったんだぞ」と泣くならば理解できる。三谷幸喜の筆が今回はおかしい。過去の大河ドラマ「新選組!」「真田丸」で見せた厚情は感じられず、非情な展開が続く。泣いて馬謖を切るならば、見ているこちらも感情移入できるが、敵だ、目障りだと殺していく、消していく所業は気持ちが離れて行ってしまう。理由も感情もなく、ただ源氏再興のため、自らが大将となるために一心不乱に突き進む姿は見ていていたたまれない。思いたくもないが、三谷幸喜の私生活での変化が筆に悪影響を及ぼしている気がしないでもない。いや、待てよ。三谷幸喜は同じ設定で違う心持の脚本を書いていたのかもしれぬ。演出家が誤解して、大泣きにしたのかもしれぬ。いやいや、そんな馬鹿な演出家はNHKにはいないだろう。だとすればやはり三谷幸喜の筆がおかしい。
2022.05.23
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番組紹介|NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』 NHK朝ドラ「カムカムエブリバディ」の視聴完走した。100年の物語と銘打っていたので、長い長い物語のように思えた。しかし、よく見ると実際は80年ほどの物語で最後は20年すっ飛ばしているし、途中も折に触れ10年ほどすっ飛ばしていた。脈々と物語は続いていたわけだけれど、飛ばされたところどうだったのかなぁ、と思いをはせた。脚本の藤本有紀のたぐいまれなる厚情の筆により、心にしみわたる作品となった気がする。時には不思議に思われるシーンもなくはなかったが、それが脚本のせいかどうかはわからない。とにかくいい作品を書き上げてくれた。放送前からヒロインが三世代三人が登場すると話題になり、中でもオーディションでなく選ばれたふかっちゃんこと深津絵里の存在は異様であり、大注目であった。彼女が映像で18歳の娘を演じるということも喧伝された。本人はプレッシャーの強さがあったにせよ、朝ドラのヒロインを演じるという快感に喜びを感じていたように思う。さて、初代ヒロイン・上白石萌音が演じる橘安子。相手役・松村北斗が雉真稔を朴訥と演じたことで純朴な安子を演じれたと思う。キャスティングされた俳優はみな素晴らしいと思うけれど、YOUと濱田岳には驚いた。YOUは芝居がはまってよかったけれど、濱田岳のうるさい芝居が気に食わないので、濱田は目障りであった。次に二代目ヒロイン・深津絵里演じる雉真るい。不安と期待が入り混じった中での登場は喪服の黒がうまく隠して、いや引き立ててくれた。クリーニング店の竹村夫妻(村田雄浩・濱田マリ)、お客の片桐(風間俊介)、レコード会社の親子(佐川満男・佐々木希)、ジャズ喫茶での木暮(近藤芳正)・トミー(早乙女太一)・ベリー(市川実日子)と人のいい人ばかり登場する。一人訳の分からない不義理・不人情な人物が大月錠一郎(オダギリジョー)だけであった。心情を吐露しない錠一郎を一心に待つ女となったるい。彼の身勝手さに振り回されながらも彼とともに生きていく道を選ぶるいは胆が座っていたと思う。朝ドラに何度か登場している濱田マリの好演はもちろんだが、嫌なイメージのあった早乙女太一が無関心さを装いながら親身になっている様は好感が持て、惚れてしまう(笑)。ベリーもかっこよかったなぁ。短い出演であったが風間俊介の芝居、良かったと思う。満を持しての登場となった三代目ヒロイン・川栄李奈演じる大月ひなた。注目され人気継続の最後を締めるヒロインとして気合が入ったことだろう。とないえ、そんなところはみじんも見せず、力の抜けたというか自然な感じのひなたがとても良かった。演技巧者として注目される女優だと、あらためて証明してみせた気がする。彼女の真っ白な肌は美しくとても素敵であった。ここでは著名な役者がキャスティングされ松重豊、尾上菊之助、青木崇高、松重聡、安達祐実、松原智恵子、目黒祐樹、多岐川裕美とぞろぞろ登場したことには驚いた。若手(?)も新川優愛、城田優に今話題の三浦透子。歌手・森山良子のキャスティングもちょっとした驚きであった。多岐川裕美の演技を見たのは久しぶりでとても気持ちが高ぶった。NHKの放送コードがあるのだろう。東映太秦映画村が条映太秦映画村となったり、映画「ラストサムライ」が「サムライベースボール」になったり、ドラマ「暴れん坊将軍」が「破天荒将軍」になったりで居心地悪い気がした。反面NHKの朝ドラはタイトルは出るし映像も出た。自社なのでOKと言われればそれまでだが、BS放送などで映画放映の時に邦画で固有名詞が使われていてもそのまま放送されている気がする。そのことを思うと著作権、権利問題がある場合を除き、堂々と固有名詞を使えばよいのにと思えた。さて、このドラマも最後をむかえた。安子・ローズウッドが100歳を迎えたのは驚きだが、彼女のアメリカでの暮らし、生きざまがほぼ描かれず、再婚した相手のその後の消息にも触れなかったので心残りを感じる。ひなたは結婚したとはきかないので独身のままだと物語が途絶えてしまう気がするけれど、そこは弟・桃太郎が結婚するので彼の子供に思いを託せばいいのだろうか。「カムカムエブリバディ」の皆さま、お疲れさまでした。
2022.04.10
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「上沼恵美子 昨年の紅白「NHKは間違えましたね」「受信料を払ってる人間として」物申す」を読んで、確かにNHKは間違った番組作りをしたと思う。 上沼恵美子さんは【「はっきり言います。これ視聴者として、受信料を払ってる人間として。言わしていただく」と物申す理由を説明したうえで、「若い方に舵を切るのはね、いいんですよ。いいんですけど、大みそかぐらいは、家でゆっくりされてる高齢者の方にターゲットを合わしてもらいたいな」と注文。「それがNHKのいいところだと思ってたんだけど」】と言ったとありました。確かにうなずける言葉ではあるけれど、反面、高齢者って、いくつの人のこと?シニア?60歳以上?75歳以上?90歳超えたらたぶん紅白見てないなと思うけれど、見てるかなぁ?年齢はわからないけれど、現役世代でなくリタイアした世代だと解釈する。そのうえでリタイヤした人たちの中で演歌好きがどれくらいいるだろうか?今の70代の人々は第一次ベビーブーマーで70年安保やビートルズ、ニューミュージックの洗礼を受けてきた人たちである。もちろん、その当時、演歌は根強く美空ひばり、北島三郎、都はるみ、三橋美智也、村田英雄、三波春夫ら大スターがいた。しかし、彼らの登場は不可能であり、映像で美空ひばりを映し出した不可思議な隔靴掻痒な思いをした紅白もあったけれど、評価はされたけれどよくはなかったと思う。映像が進歩し、今や全世界どこにいようとネットへの接続環境さえあれば、また映像撮影編集技術があれば、ステージ上と変わらないパフォーマンスを見せる(流す)ことは可能だ。であるからして、逆に(?)生のステージがいいのではないだろうか。ライブ配信ではなく、ライブそのもの、オンステージである。NHK紅白の舞台で見せる歌謡ショー。廊下や階段や屋外で歌わせるのではなく、ステージ上でどれだけのパフォーマンスができるか、歌唱ができるか。出演者全員がステージ上でというと場面転換が大変だろうけれど、昔の紅白はやっていた。そしてその場面転換のつなぎを司会者がうまくつなげていた。時として通路や舞台裏からはじまることはあっても途中から舞台袖などからステージに登場し華やかに歌い切ったものだ。紅白の勝敗を決する投票も視聴者と会場を分ければいいと思う。視聴者は全出場者を見ているわけではないだろうし、映像(画面)だけの判断になるのだから、特別賞のような形で付与すればいい。会場での勝利、視聴者賞とダブルで勝ち取れば、それは完全優勝となる。会場での投票は審査員が持ち点2、観客を3とする。仮に審査員が6人ならば6×2=12点、会場3点で多くとったほうが勝ち。そういえば、昔、赤白の球を会場に投げて、どちらが勝ったかとやっていたなぁ。それはしなくていいけれど、電光掲示板でパッと表示すればね。今回の司会者は3人ともに司会者というわけのわからない中で3人ともによくやっていて大泉洋なんか二人分くらい働いていたけれど、彼の頑張りはよくもあり悪くもあった。最悪だったのは細川たかしの「北酒場」を熱唱したこと。一番の聞かせどころで大泉洋は歌い切ってしまった。細川たかしもいいのか悪いのか。歌ってくれと言った手前、あとに引けなかったのか、細川は熱唱をためらったように見えた。素人名人歌合戦でものど自慢大会でもない。どんなに歌がうまくてもプロ歌手、しかも細川たかしを凌ぐ歌声は届けられない。大いなる過ち。リハーサルでもやっていたのだろうけれど、大泉洋は一生懸命なあまり悪乗りしたのではないかと思った。悪乗りだとしても、そもそもこの演出をOKしたNHKのスタッフのとんちんかん。歌を届けるという意識の劣化とみるべきではないだろうか。意識の劣化は藤井風の登場シーンにも見られた。藤井風の膝の上に置かれた電子ピアノを弾いて歌うスタイル。そんな不安定な演奏で電子ピアノといえどちゃんとした音が出るのか?しかも、そのあとのステージ登場。サプライズありきで歌へのリスペクトが感じられない。中継サプライズならば米津玄師が徳島の大塚国際美術館で歌ったもののほうがよほど良かった。話はずいぶんとそれたが、若者向けの紅白はダメ、高齢者向けへとの意見であったけれど、高齢者向けがイコール演歌を歌うことだとは思わない。もちろん演歌があっていいと思うけれど、ニューミュージックや昔のアイドル歌手(見なくなった柏原芳恵の「春なのに」など聴ければ感無量)引退を表明した橋幸夫の登場なども一考されてはどうだろうか。ひとつの提案としてある世代をターゲットにするのではなくて全世代をターゲットにすべきだと思う。それはアメリカのクリスマスで家族全員が親の家に参集し、じじ、ばば、父母、若夫婦、子供が七面鳥に舌鼓を打ち、プレゼントを開ける場のようなものとして。時間も4時間半は長すぎるのでパート区切ればと思う。(昔はレコード大賞の後の2時間45分に凝縮されて盛りだくさんでよかった)提案だが、7時台は10代、20代がターゲット、8時台は20代、30代、二部が始まる9時からは20分ほど演歌祭りのイベントをして60代、70代をターゲット、10時からは現役世代(30代、40代)11時からは全世代、ファミリーを対象に、またヴィンテージというか誰もが知る曲を選ぶ。というのはどうだろうか。ジェンダーレス、エイジレス、ボーダーレス、全世界へ中継していることも視野に入れ、BTSの登場などあればいいだろうけれど、ピコ太郎の「PPAP」やジュディ・オングに「魅せられて」のあとに「何日君再来」をオリジナル曲(ラップでない)中国語と日本語で歌ってもらうといった日本初のアーティスト、楽曲を登場させたらどうだろうか。審査員もNHK関連の人選ばかりでなく、世界的著名人をよんでほしい気がする。例えば、坂本龍一、YOSHIKI、水原希子、など。
2022.01.18
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オープニング、姫を背に馬に二人乗りをした武士。この武士が主人公・北条義時を演じる小栗旬だとは気づかなかった。撮影が良くないのか、本人が見栄えしないのか、あるいは私の認識不足なのか。とはいえ、このシーンの背に乗る姫は誰なのか?という引っ掛かりを持ったままドラマが始まり、その姫が誰なのかが初回放送終わり近くで判明する。脚本家・三谷幸喜はうまいな、と思わせる。登場人物・出演者は北条義時・小栗旬源頼朝・大泉洋北条時政・坂東彌十郎北条宗時・片岡愛之助北条政子(義時の姉)・小池栄子北条実衣(義時の妹)・宮澤エマ八重(頼朝内縁妻)・新垣結衣りく(時政後妻)・宮沢りえ伊東祐親(義時祖父)・浅野和之三浦義澄(義時おじ)・佐藤B作三浦義村(義時いとこ)・山本耕史平清盛・松平健後白河法皇・西田敏行他に坪倉由幸、梶原善、中川大志、田中泯、菅田将暉、青木崇高、秋元才加など。語りは長澤まさみである。長澤まさみの静かな語りは悪くはないが、本職がナレーションである人物のほうが、例えばNHKアナウンサーのほうがより重厚感が出たのではないだろうか。初回を見ると風貌、立ち振る舞いで伊東祐親役・浅野和之に喝采を送りたい。初回俳優賞を贈呈する(笑)。あとは小池栄子、新垣結衣、坪倉由幸が惹きつける演技を見せたかな。期待した大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、さらに期待したい。
2022.01.10
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年末の映画館。本編の上映前に予告編が流れる。「ん?!」これって、テレビの告知じゃないか!!フジテレビ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」”冒険”というと、戦争時のことでもあるから、何やらスペクタクルな戦闘シーンを想像してしまうが、どうもイタリアの潜水艦に乗り込んだ日本兵たちのことかしら?と以前読んだネット記事を思い出す。監督は驚異的な大ヒットと人気を集めた「私をスキーに連れてって」を撮った馬場康夫。この一作でホイチョイ・プロダクションズの名とともに時代を席巻したのではないだろうか。続く「彼女が水着にきがえたら」もまあまあ面白かった。「メッセンジャー」という自転車便の映画も面白かったなぁ。その馬場康夫監督が25年温め続けた史実に基づくイタリア潜水艦に日本兵が乗り込むという新春ドラマを二宮和也で撮るという。フジテレビと二宮和也の決断によって成立したドラマだという。(映画化は出来なかったんだなぁ…)ヒロイン(?)は私一押しの有村架純。見ないわけにはいかない。ちょっと風変わりな作品。案内役で池上彰が登場。締めも池上彰がするので、これはこれで納得。戦争の荒々しさも、悲惨さも、無様さも描かず、とはいえ戦争の空気感をもって枢軸国側から連合国側に寝返ったイタリアの輸送潜水艦と乗組員を描いた感動作となっている。冒頭から中盤までは本当のこととは思えないイタリア軍人を捕虜にするという話。また、旅館とはいえ休業していた店にイタリア人3人を婦女子一人と同居させるという戦時下でなくても昭和の時代では考えられない設定に、???と感じながら見ていた。物語が進むにつれイタリア人三人が安寿、阿部、下根という日本人名を持ったころから村の人同様、親しみが湧いてくる。二宮和也演じる速水少佐に対抗心を燃やす阿部少佐演じる今野浩喜がいい!速水少佐の部下の大尉を演じた音尾琢真もいい!清潔感のある鈴木先生演じる愛希れいかもいいし、もちろん、有村架純は言うまでもなくいい(あまり芝居のしどころはなかったけれど)。その相手役となった阿部ことアベーレ役のぺっぺはものすごくよかった。おふざけまでいかないがお笑いのドラマでつまらない作品になるのかなと見ながら危惧したけれど、イタリア人三人が日本人名を名乗るようになってからのドラマが良くて、特に戦地に赴く出航間際のやりとりには胸が熱くなり涙でかすんだ。ぺっぺ、良かったなぁ。これで終わりかと思えば、数カ月後の後日談があり、コメディとなってドラマは終わり、ダメ押しの池上彰解説で感無量の作品として幕を閉じた。事実に基づいてるというよりは、たぶん、事実にインスピレーションを得た、ほとんどフィクションのドラマだと思われるが、イタリア人は食べて、歌って、恋をする。これぞ人生!喝采である!!潜水艦カッペリーニ号の冒険
2022.01.09
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本日、録画したものを見た。とても素晴らしいドラマでした。菜々緒がここまで演技で見せるとは思っていなかった。熱演でも怪演でもなく良演。素晴らしい演技でした。二転三転、四転する供述。嘘のあとに本当の嘘。そしてさらに嘘。真実は子供の口からだったので、展開の素晴らしさと供述をすべてとする緊急取調室において緊取ありと思える取調室の諭しは見事であった。脚本の井上由美子の筆力の素晴らしさ、それに答えた菜々緒の素晴らしさ。圧巻であり、感服した。美貌とスタイルの良さをもってして、華として注目を浴びたと思える菜々緒が女優として演技派としてここまで魅せるとは思っていなかったので、感動し、感心した。もちろん、他の役者陣も素晴らしく主演の天海祐希は言うに及ばず、対峙する高畑淳子は重厚そのもの。演技派としてのきりっとした毅然とした判事の姿と気持ちが折れてしまった家庭の大黒柱としての落胆を見事に演じていた。夫役の井上順の絶妙な演技も良かった。緊取のヘルプとして入った野間口徹と比嘉愛未は役割を十分に果たしてくれた。特に比嘉愛未は女性の地位向上、平等を標榜する若手刑事として、正しく存在していた。クライマックス直前に尋問の主任を申し出て務めるのも彼女の役・生駒亜美として活きていた。今回、緊取に加わらなかったでんでんは途中、見せ場があったし、何もなく終わると思えた小日向文世はラストの訓示が秀逸であった。脚本・井上由美子の素晴らしさが光った。他の出演者も適材適所と思える素晴らしさで、いいドラマを見させてもらったといえる。感謝である。
2022.01.05
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瀧本美織がバレリーナを演じるということで興味を持ってみた。NHK朝ドラ「てっぱん」のヒロインを演じ、整った顔立ちに、その後の活躍を期待したけれど、朝ドラ以外、代表作と呼べるものはない気がする、私が知らないだけなのかもしれないが。ドラマ「知ってるワイフ」に準主役で出演していたけれど、それほどいい役でもなかった気がする。さて、このドラマ「踊り場にて」は大変すばらしい作品だと思う。視聴率、評判はわからないけれど、たとえ世間的に埋もれた作品となったとしても瀧本美織の代表作になる作品だと思える。彼女の演技がいいことはもちろんだけれども、まわりの学生たちの演技が素晴らしい。また、母親役である富田靖子の年齢を重ねた演技がいい。年齢的に高校生役はどうなの?と思えた富田望生の役柄は彼女でなくては活き活きとして存在しないと思えるほどキャラクター絶妙な存在だった。先生役瀧本美織と絡む金子飛鳥役の中田青渚が快活でありながら進路に揺れ動く微妙な思いを体現して素晴らしかったし、佐藤政宗役の青木柚も屈折した高校生男子の思いを表現できていたと思う。とても素晴らしく素敵な作品である。ネタバレになるが、夢を諦めず、追いかけ続け、そして、諦めきれないながら諦めた主人公の気持ち。それは、映画俳優になる夢を追いかけ上京し、諦めきれずに延々と続け、諦めきれないながら諦めた私の気持ちと重なるところがあり、とても胸に染みた。諦める。夢を諦める、そのことは否定的な言葉だと思ってきたが、このドラマでは”明”と”諦”はもとは同じ明らかにするという意味であると説明がある。そして、「諦める」とは否定的な言葉ではなく、諦めて進んでいくという肯定的な言葉として説明される。プロのバレリーナの道を諦めた主人公が国語教師の道を往く。それは夢を諦めたけれど、夢の実現でもあった。感慨深い作品である。第33回フジテレビヤングシナリオ大賞「踊り場にて」瀧本美織、『第33回フジテレビヤングシナリオ大賞 踊り場にて』で主演に「全シーンが山場でした」GYAO! 第33回フジテレビヤングシナリオ大賞『踊り場にて』 「諦める」の語源、知ってますか? 2021年12月31日放送分 <配信終了2022年1月14日(金)23:59まで>群馬・富岡出身の生方さん 若手脚本家の登竜門で大賞 きょう深夜に受賞作放送 「オリジナル脚本で勝負を」
2022.01.03
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福原遥が22年朝ドラ「舞いあがれ!」 ヒロインに「ずっと夢見てた」目に涙【2022年度後期NHK連続テレビ小説「舞い上がれ!」のヒロインに選ばれた福原遥(撮影・加藤哉)】より拝借画像↓NHKのヒロインがオーディションで選ばれた。喜ばしいことである。未来のスター女優発掘のためにオーディションされることは、ありうべくことだと思う。近年、出演依頼で決定が続くが、本来、あてがきでもない限り、新人を発掘してきた朝ドラとしてはオーディションで選んでほしいと思う。ただ、すでに活躍されている実績のある若手が選ばれているので、無名かデビューしたての新人を発掘してほしいと思うけれど、困難なことなのだろうか。さて、嬉しいのは、福原遥のなんともいえない空気感がいいと思えるからだ。彼女の出演作としては「3年A組 今から皆さんは、人質です」と「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」しか、見た記憶がないのだか、「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」で中村雅俊の彼女役として大いに楽しませてもらった。アイドル並みの美しさ、かわいらしさと明るく透明感のある容姿は朝に合う気がする。がんばれ!!福原遥!!
2021.11.25
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さきほど、最終回を録画視聴した。喜多見(鈴木亮平)のへこたれて苦悩する姿。それに相反するように自律的に行動する「東京MER」のメンバーたち。ラストは皆無事で何かもうまくいって回想シーンも盛り込んでの大団円となった。音=声で聞くだけなので、”キタミ”という名が喜びを多く見るという漢字であるのは脚本家の願いなのかもしれない。感動のあるいいドラマを見させてもらいました。感謝。キャストの皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
2021.09.12
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本日9月12日よる9時から最終回。録画視聴で、ようやくさきほど追い付いた。最終回前編でこの展開。テロリストの目的がわからないけれど、私怨でもないのに、よくこんなことするよなという顛末。ありえんというか非情というか、なんで?というのが正直なところ。死者0を続けてきた救出活動からすると、あまりに突然すぎる記録が切れた。災害救助ではなく、事故救出でもなく、爆破による死とは……。本来のテロ活動(?)により巻き込まれての死なら、テロとの対峙であるかもしれないけれど、個人的殺傷はテロとは呼べないのでは……。ショッキングな結末となった第10話。本日の最終回は視聴率あがるだろうなぁ…、
2021.09.12
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主役になった。ようやく百音のドラマが始まった。先週までの「おかえりモネ」はどこか傍観者の百音のドラマだった。登米編では津波を見ていない、その被害を体験していない人間として、地元が被害にあった者として、その土地に住んでいた者として、その時に、その場にいなかった疎外感、場外者としての引け目を感じ、地元から逃げたい、出たいというただその思いだけで外に出た何者でもない若者がいた。それゆえ、見ていても百音がどこに向かっているのか、何をしたいのか、どうしたいのかが判然とせず、スッキリしない感じがしていた。その釈然としない感じが隔靴掻痒のようにもどかしさというか、もうひとつ踏みこめない、ドラマに一喜一憂できない、いまひとつ面白くないなぁと感じさせていた。しかるに、それはこの作品の表現であり、百音を描く序盤として十分に描いていたのである(と今は思っている。その時点ではわからなかった)スロースターターのような百音がいろいろと思い感じ次から次へとやりたいことやってみたいことにあふれ、周りの思いなど気にすれど、最終的にはお構いなしで、自分の進むべき道を往く。それゆえ、上京し、気象予報士としての職に就く。憧れていた先生にも受け止めてもらえてつきあえる(?)仲になった。そして、今週である。行方不明となっている(遺体が発見されていない)母の死亡届を出すのかどうかということで心が揺れた亮ちんが、どうにもならない気持ちを積年の恋心とともに百音にすがろうと上京する。一時、音信不通となった亮ちんを見つけ出し、百音は風呂屋である借家(?)、同級生が待つ住まいに連れ帰る。話は同級生との語らいになるが、ここでの三生(みつお)の言動が素晴らしかった。見ている者の目を見張り、心を打った。それは、その場にいた同級生も、その出演者も同じだったのではないか。前田航基が演じる三生(みつお)は泣き笑い怒りがないまぜとなった状態でうったえかける。UFO(ユーフォー)はいたんだと。その荒唐無稽な言い分は彼が言いたいことの証であり、仲間であり運命共同体であった若者たちの気持ち、心、心情そのものであった。横道にそれるが、この時、前田航基はいい芝居をしたな、と思った。演技ではなく、その場に三生(みつお)として存在した。さて、百音である。このドラマは直接的表現を避けている。亮ちん(永瀬廉)の「わかるっしょ」という表現はズルい。”好きだ”と直接的表現はしないで、わかれよと迫ってくる。それを切り返す百音の言葉も「それでいいの!?」とくる。”それはわかりたくない”、”わからない”すなわち”好きではない”とは言わない。友情と信頼と一線を越えない越えさせない関係は見どころであった。この後、百音が妹、未知(みち)から発せられる言葉は辛辣(しんらつ)だった。「お姉ちゃんは正しいけれど冷たい」。とてもショックな言葉であるが、百音を言い表す言葉として完結で的を得ていると思える。さて、その百音がこの後、百音に会うためだけにやってきた菅波(坂口健太郎)を前に、「先生がどこにいても応援するけれど、私の目の前からいなくなるのは嫌」と告げる。涙がにじみふるえる百音。他人=亮ちんに対しては冷たく(?)、いや、毅然とふるまったのに自分のことではこんな感情になるんだとひるみ、打ち震え、思わず菅波の手を掴む。感情を表に荒々しく表さない百音にできる精一杯の行動だった。菅波は掴まれた手を振りほどき百音を抱きしめる。今週、いきなり恋愛ドラマになったなぁ、と思った。”好き”とか”愛している”という直接的表現がほぼ出てこないドラマで恋愛ドラマとして展開したことに驚きを感じた。ここで見せた清原果耶の芝居も素晴らしかった。演技ではなく、その場に百音として存在した清原果耶。何かあると眉間にシワでなく、眉間が突起する(デコボコのわずかなデコ)清原果耶。このシーンでもその表情を見せ、涙に滲み、自身の感情に戸惑う姿は百音そのものであった。芝居を越えた表現に驚き、主役になったなぁと思わせてくれた。朝の時間に時計代わりに見るドラマでなく、腰を落ち着けて見なくてはいけないドラマになった。これからが楽しみである。
2021.09.04
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「半径5メートル」最終話を見た。ラストは前田風未香(芳根京子)が主役の話だ。このドラマが始まって、スクープをとり、雑誌の売り上げを左右する1折(イチオリ)と呼ばれる部署から2折(ニオリ)と呼ばれる生活周辺を記事にする部署へ異動となった前田。半同棲する1折の先輩記者からは”前田”と呼ばれ、便利に使われていた。師匠とする先輩フリーライター亀山宝子に同行することで記者として切磋琢磨してきた。今回、前田は宝子を同行させることがあっても自分で動き、自分で考え、自分で取材した。真相を尋ねまわった。真摯に取り組み、誰も話したがらない内幕、過去のことを関連、関係があるということでつないでいった気がする。前田の心情、前田の感性、前田の感覚が記者として洗練され、成長のあかしとして見て取れる取材記事として結実し、先輩記者との別れも経験する。成長する前田を見て、宝子に引っ張り上げてもらっていた当初から一本立ちできる記者として存在した。それは役者、芳根京子も一枚看板の女優として存在できるものになったような気がした。素敵なドラマを見せてもらった。最終回のゲスト出演の西原亜希は久々に見たけれど、いい芝居をしていた。
2021.07.04
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NHK ドラマ10「半径5メートル」は、いいドラマだ。今回の(8)「野良犬は野垂(た)れ死ぬしかないってか?」では、いい女優が、いい芝居をしている。キーマンである野良犬ことインフルエンサーの須川を演じる渡辺真起子がいい。(「こいもうさぎのブログ」渡辺真起子!プロフィール!結婚は?家族は?)威圧感のある、体の大きさと風貌。といっても身長は166cm、ワニ顔(?))なだけで、主人公・風未香(芳根京子)を圧倒する演技は蓋し(けだし)名演だろう。風未香(芳根京子)が感じるように、怒りの強度も方向性も違っていて恐れをなす印象を与える。これに対し、物を申さない側、二か月前に派遣切りにあい、喫茶店でウェイトレスをしている風未香(芳根京子)の恩師・元塾の講師である阿南(須藤理彩)。スーパーのレジとのダブルワーク。これを見て、金銭的にダブルワークしている私は親近感を持ってしまった。芳根京子は泣きも笑いもつまらない顔も芳根京子であるが、彼女の演技の良さは僕にはなかなかわからない。共演の永作博美は私を魅了する演技を見せる。顔芸ではないが、須川(渡辺真起子)のインタビュー時と終盤の謝罪時の普通顔と自らの記事の掲載を懇願する柔和な笑顔は絶妙だ。風未香(芳根京子)との関係性もいい。そして、もちろん、脚本がいい。負け犬の遠吠えのように思えた須川(渡辺真起子)の激論が、要望が、そう言わざるを得なかった現状、社会に対する怒り、挑戦であり、真摯なる思いであったとわかる点。靴を踏まれた痛みは、靴を踏んた人間にはわからない。靴を踏まれ「痛い!」と言ったのに、『うるさい!だまれ!!』と怒鳴られた屈辱は、怒鳴った人間にはわからない。人の思いがわかり、伝わるドラマだと思った。感激。<録画>を本日、鑑賞。
2021.06.27
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遅ればせながら「半径5メートル」の「黒いサンタクロース」(前編)(後編)を続けてみた。さすがだね永作博美。みごと。これほど隅々まで情感がいきわたった芝居をするとは恐れ入った。今回、永作演じる亀山は鶴川だった時代の記事の相手と再会する。現代の亀山と、回想で10年前の亀山=鶴川が登場する。そして、その10年前の鶴川も取材時と記事が出た後と変幻自在とでもいえそうなくらいの変身を見せる。きれいだ。美しい女性記者でありながら、その時々にあった髪型の変化、スタイリスト含め素晴らしい、と思えた。久々に見た緒形直人との二人芝居も良かった。亀山に心酔している風未香(芳根京子)のふるまいも亀山(永作博美)との親和性を見せつけて良かった。「黒いサンタクロース」の回を見て、泣いてしまったのは亀山と風未香だけではない。
2021.06.12
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この春のドラマとして見ている中で、「半径5メートル」が一番、グッド来るのかもしれない。「レンアイ漫画家」は吉岡里帆なので見ていて、「恋はDeepに」は石原さとみ頼みで見ていて、「着飾る恋には理由があって」は恋バナなので見ていて、「ネメシス」は広瀬すず頼りで見ていて、「高嶺のハナさん」はくだらないと思いながら見てる。「生きるとか死ぬとか父親とか」は、何とか見てる。「おかえりモネ」は見始めたばかり。その他初回を見逃して視聴しなかったものもあるし、見始めたはいいけれどそれほどたくさんのドラマを見続けることはできないので、断念したものもある。さてその中で、一番はまっているといえば「半径5メートル」かもしれない。NHKドラマ10の作品で、芳根京子と永作博美のコンビだ。あまり期待はしなかったが、このドラマ枠ではいい作品があったりするので見てみた。芳根京子といえば、NHK朝ドラの「べっぴんさん」のオーディションでの無双ぶりが報じられたが、その朝ドラでは芳根よりも姉役の蓮佛美沙子の演技っぷりに目を見張ったものだった。芳根京子のドラマはそれほど見ていないので「表参道高校合唱部!」での活躍しか知らない。次に、永作博美だが、テレビドラマでは「四つの嘘」くらい、映画も「八日目の蝉」だけしか見ていない。それでも、演技巧者ぶりは発揮され、永作の演技は絶妙という認識があった。この二人が主演のドラマである。脚本はオリジナルで橋部敦子が書いていて、橋部作のドラマも「Around40~注文の多いオンナたち~」「知ってるワイフ」くらいしか見ていない。このドラマは共演者に尾美としのり、北村有起哉、山田真歩と演技巧者を揃えておりドラマを作り上げ見せる意気込みがあるとみえる。これまで第一話「おでんおじさん」、第二話「出張ホスト百人斬り」、第三話「私はこれを捨てられません」と見てきて、第四話「成りすましにご用心」を見た。どれも良かったと思うが、すでに「おでんおじさん」は忘れてしまっていて、第二話はメモ書きがあった。第二話「出張ホスト百人斬り」では記事ネタのために出張ホストとのデートを重ねる。最初は芳根京子がデート相手としてホストと出歩き、それを永作博美が写メで撮る形であった。その後、ワンシーン、ワンカットだけ芳根が写メ係、永作がホストを呼んだデート相手として映る。これがすごい。芳根のデート衣装の時には何とも思わなかったが、永作のデート衣装は白であるが華やかでキラキラとドレスアップ感、満載でイヤリングだけでなく彼女の美顔も輝いていた。銀座が似合うほどのスケール、華々しさがあった。(以上メモ書き)と書き物したほど、永作に感服していた。第三話は「私はこれを捨てられません」で、いしのようこ、小林隆、塚本晋也がゲスト。いしのようこは朝ドラ「おちょやん」での活躍も目ざましく、小林隆も大河ドラマ「真田丸」、朝ドラ「なつぞら」と活躍、塚本晋也も大河ドラマ「いだてん~東京オリンピック噺~」、朝ドラ「半分・青い」「おかえりモネ」で活躍という演技巧者たちである。妻に勝手に売り払われたテーブルというのが、話題に出たほど巨大なものではなかったと実物を発見した時に思った。第四話はこれまでの四作の中で秀逸、琴線に触れ、胸に迫る内容だった。とてもトランスジェンダーには見えない北村有起哉であるが、いいとこ女装家、女装趣味の男性にしか見えないが、それでもトランスジェンダーとしての立ちふるまい、女性としてのしぐさが板についていた。7年前に妻にトランスジェンダーだとカミングアウトし、女性として生きる宣言をしたために離婚。以来、ひとり娘とは会っていない。SNSで知り合った高校生には25歳の女性としてメッセージをやり取りしている。その高校生は彼(女)の娘であった。娘が友達からはぶられることに端を発した”会いたい”メッセージを受け取り、SNSなりすましの香織(北村有起哉)が風未香(芳根京子)に代役、すなわち、なりすましのなりすましを依頼する。その後、すったもんだがあって、香織(北村有起哉)が香織であること、父親がトランスジェンダーであることを娘に告げる。それに対する娘の反応、回答、カミングアウトがこれまた”いい!”秀逸なドラマとなった瞬間であった。娘役を担った上野鈴華もとても合っていて、良かったと思う。今回見ていて、二度、三度、涙がにじみ、泣いてしまった。心、持っていかれたなぁ…。香織(北村有起哉)が女子トイレで宝子さん(永作博美)に”ハグして”と頼んでハグしてもらった。心に染みたなぁ…。素敵なドラマです。NHKドラマ10「半径5メートル」
2021.05.30
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ようやく終わった。コロナ禍にあって、放送開始がずれたために、終了もずれ、5月中旬(5月14日)に最終回となった。杉咲花主演の女優・浪花千栄子をモデルにした話である。浪花千栄子は私より上の世代の人にはなじみがあると思う。テレビドラマ「細うで繁盛記」の主人公・加代さん(新球三千代)の祖母役で出演。年季の入った物言いに年長者の気風を感じ、感心しながら見ていた記憶がある。オロナイン軟膏のCMでも大人気であった。そんな浪花千栄子の生い立ちが見られるのかと期待したけれど、見知った晩年まで描かずに中年の年頃で終了した。まったく知らない若年時代を描いていたけれど、どこまでが本当のことなのか、モデルとしただけでフィクションとして作っているので鵜吞みにはできず、残念な気もする。NHKの朝ドラはいつからこれほどドラマというか芝居(演技)に固執するようになったのだろうか。演技経験のないタレントはほぼ登場せず、一人芝居とでもいえそうな杉咲花の独壇場が続いた。何かあれば悔し涙、何かあれば悲し涙。涙を流せば共感を同情を得られるかと思えるほど、彼女の涙のシーンは多かった(と思える)。視聴者が感情移入していれば画面の役者が泣こうが泣くまいが一喜一憂同調するものなのに、と杉咲花が泣くシーンとなると涙もろい涙腺のゆるい私は興ざめしつつ見ていた気がする。とはいえ、テレビの場合は演出家がOKを出すので、彼女がさめざめと泣く、号泣する、悔しくなく、などすべて演出があってのことであろう。役柄が女優であるから、多少、いや大いに芝居臭くてもそこはそれ、自然な演技でなくても身一つで生きていく天涯孤独な人物であれば、納得できるものなのかもしれない。やや芝居がかった杉咲花であったが終盤、元夫とその妻と再会のシーンで約20秒の沈黙のシーンがあった。言葉は出なかったが、わずかにかわる表情からおちょやん(杉咲花)の苦悩がにじみ出て秀逸な場面となった。このとき、彼女は泣いていなかったと思う。全編を通して一番のシーンだと思う。さて、芝居ができる役者ばかりを揃えたように思うけれど、異質だったのはおちょやんの父親のテルヲ役のトータス松本であろう。バンド・ウルフルズのヴォーカルで有名であるだけに歌手であるので、強烈なダメ親父を演じた彼は小汚く豪快であった。その彼と同様に強烈な印象を残し名演技を見せたのはお笑いの面々であった。まずはほっしゃん。でなく、今は星田英利。喜劇役者としてシリアスな芝居を存分に見せてくれた吉本の芸人である。続いて、終盤に笑いと人気をかっさらった花車当郎役の塚地武雅。人力舎の芸人であるが、映画「間宮兄弟」を見たときにそのたぐいまれなるセンスに驚き、いい役者になると思った。NHKバラエティ「LIFE!」でのコントもいい!(笑)おかみ役の篠原涼子はいうまでもなく、彼女に対峙する本家のおかみ役いしのようこがよかった。スター女優として気品と貫録を見せた井川遥もよかった。カフェー「キネマ」の同僚役の吉川愛は注目している女優なので出演が嬉しかったし、女性一座の若村麻由美と映美くららは美しく、凛とした芝居でよかった。灯子役の小西はるもよかったですね。相手役の成田凌は初めて見たドラマが「人は見た目が100パーセント」だったので、当時の人気ぶりと役柄がマッチしている気がして、いけ好かない俳優とみなしていた。なので、彼の作品はほぼ見ることもなく、彼の人気もあったりなかったりで、なかなか主役級でありながら注目はされながらも一般受けしない気がしていた。まぁ、端的に言っていやな俳優だったのだけれど、同じ事務所の俳優の突然の病気による降板の後釜、ピンチヒッターとして「アンサング・シンデレラ病院薬剤医師の処方箋」に出たのを見て、がぜん応援する気になった。それゆえこの「おちょやん」でも相手役ということで期待をし、応援した。嫌悪感を持つ役者なのに父の後をついでの喜劇役者になるという難しい役どころ、また難しい舞台演技、しかもじいさん役などを演じるという、また、妻がいながら若手女優に手を出すというダメ男ぶり、散々な役柄であったがうまくいったかどうか見ていてもよくわからなかった。少なくともひどい演技ではなかったので健闘したといえよう。有名でありながら一部を除き、いまひとつブレイクしないと思える成田凌であるが、今後も期待したい。このドラマではとりわけ人気になるような男優は生まれなかったなぁ…。ほぼほぼ杉咲花を映していたドラマであった。
2021.05.22
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