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「DAYSJAPAN 7月号」表紙は、米海兵隊との離島奪還のためにの日米合同演習で、水陸両用車から出て銃をかまえる陸上自衛隊員。カリフォルニア州、アメリカ。2015年2月21日Photo by 朝日新聞。特集は「先島諸島への自衛隊配備 日本がアメリカの戦争を担う日」である。リード文が比較的に内容をコンパクトに言い表している。曰く、与那国島、石垣島、宮古島‥‥。国境の島々への自衛隊配備が進む。国は、中国や北朝鮮の「脅威」から「我が国の平和を守るため」「住民を守るため」と説明するが、「軍隊は住民を決して守らない」と、島で戦争を体験した人々は口を揃える。かつての大戦で日本本土の「捨て石」にされ、最前線の防波堤になった島々の武装化は、本当は誰を守るのか。日本全体がアメリカの最前線基地になる。その前夜に今、私たちは立っている。もう本気で、沖縄は日本国から独立するべきではないのか。そうしないと、沖縄人はアメリカと日本の「犠牲」になって、殺されるのではないか。我々本土の日本人にとっても、それが最も日本国の中立をアピールする手段となり、憲法9条を活かすことができるのではないか。沖縄の住民意識は、そこに近づいているはずだし、その条件は必要十分になりつつあるのではないか。今まで夢想と思っていたけど、気がついてみれば、それが1番「現実的な」戦略ではないかという気がしてきた。法整備がどんどん整えられてきているけど、ぼんやりしてる本土人は、具体的に考える能力がない。しかし、沖縄の人は、直接古老から唯一の地上戦の体験を聴いた人ばかり。そして、現実的に、もし有事となれば、軍隊に守られないばかりか、「物資の収容」で自動車整備工場や給油所等々いろんな物資・施設が提供させられ、人間も強制的に徴用させられる。その準備のために、共謀罪などを活かして常に住民の活動は監視・スパイされるだろう(有事法制、戦争法、秘密保護法、共謀罪が全面的に駆使される)。自衛隊基地ができるだけで、一挙に戦争が目に見えるようになる。先ずは、今年憲法9条「改正案」をつくり、来年発議まで持って行こうとしている自民党の動きを挫くこと。これを必ず実現させねばならない。
2017年06月30日
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「自由民権運動〈デモクラシー〉の夢と挫折」松沢裕作 岩波新書 著者は「おわりに」において書いている。この論文の研究と執筆は、最近の「運動の季節」(反原発デモ、秘密保護法反対運動、安保法制反対運動等々)を横目で見ながら進められたという。そして、現在の運動内部の問題が「自由民権運動の敗走の過程と重なって見えなかった、といったら嘘になる」と、執筆動機と言えないまでも、描写の端々に影響されていることを告白している。 私も、読みながら、様々な所で、「同じ轍を踏んでいる」と思う所や、「ここは、昔の方がすごかった」と思う所があった。 もちろん、著者の言うように、ここから無理やり教訓を引き出したら本末転倒にはなる。「しかし、遠く離れた過去であるがゆえに、私たちは、運動というものが否応なく抱えてしまうあれこれの問題や、運動が広がっていく時にそれをささえるものはなんなのかといったことを、より一般的な形で、より冷静に受け止めることはできるだろう。」(以上215-216p)という意見には大いに同意する。 現代運動に対する著者の評価は、おそらく私とは違う。また、あまりにも自由民権運動のリーダーたちの動機を、その権力志向に焦点を当て過ぎているとも思う(その視点は新鮮ではあったけれども)。数行で終わった植木枝盛や中江兆民の評価がほとんどなかったのも不満であるし、高知立志社の役割も過小評価されている気もする。 そのことに留意した上で、現代の運動に刺激を貰った所の1部をメモする。 ○自由民権運動はポスト「身分制社会」を作り出す運動だった。←その意味では現代は終身会社身分制が終わろうとして、その歪が左右に分かれているのかもしれない。自由民権運動とは違い、左翼はその不満分子を大きく吸収することに失敗している。 ○官憲によって「弁士中止」になる演説会はかえって、弁士と観衆の一体感を高め、一種のエンタメになっていた。←こういう手法は、現代も通用する。例えば、秘密保護法で知らされていない秘密を暴くYouTubeを開設する。観衆は「いつ逮捕されるのか」とドキドキするだろう。 ○「愛国交親社に加入すれば二人扶持の棒禄が支給され、さらに腕力あるものは帯刀が許される」「税金が免除される」「国会が開設されると、全社会の財産は平等に配分される」等々の「参加=解放」型幻想で貧民を取り込み、一地域の半分が社員という現象が起きた。これが自由民権運動が一部活動家や都市知識人の運動にとどまらない広がりを見せた。この受け皿となったのは「私立国会論」である。←著者はここに民主党の失敗を思い出しているのかもしれない。もちろん性格は大きく違う。ただ教訓はある。 ○国会論と憲法構想の意義。 ←この辺りの自由民権運動と政府の一日ごとのせめぎ合いは、見るものがあると思う。判断の遅れ等々のことがなければ、もっと自由民権運動の憲法構想を固めることが出来たかもしれない。運動のスピードの重要性は、現代も、現代こそ、重要である。 ○秋田立志会の激化事件はスパイによって起こされたか、否か。←真偽は明らかにされていないが、これは共謀罪が通ったいまや、現代こそ、これから気をつけなければならない。著者は加波山事件を追い詰められた者が起こしたものと決めつけているが、私は短絡的と思う。 自由民権運動は、ポスト身分制社会という背景と共に、新聞という新しいメディア誕生を背景として拡大した。そのことの分析は、ここにはほとんどない。また、運動する側に立つ分析は少ない。例えば板垣や後藤のような俗物に任せるのではなく、植木枝盛がもっと生きて活躍していたら等々の分析はここにはほとんどない。 それらを含めて、「新しい運動の季節」たる現代に、自由民権運動は新しい歴史的教訓の宝庫だと思う。 2017年6月読了
2017年06月28日
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昨日の記事の「ピースサンセット」の会場において、見つけた展示物である。最初はよくわからなかった。当然、戦時中のスローガンを書いた印刷物であるということはすぐに分かった。しかし、スローガンにしてはあまりにもこじんまりしている。すべて封筒ぐらいの大きさなのである。そして、よく見ると、「三菱重工業株式会社 水島航空機製作所」(初期のころは名古屋航空機製作所。これは水島には名古屋から転勤してきた人が多かったから)の文字が総てに印刷されていた。さらによく見れば、一般的な有名なスローガンを印刷しているのではなく、航空機製作所オリジナルの、工員を「鼓舞」するようなスローガンばかりが並んでいるのである。三菱重工業株式会社がちょっとした熱意をもって作った「封筒」であるのは、確かだと思われた。いったい何のために、何の用を足す紙切れなのか。展示責任者の方に聞いてみた。「これは当時の給料袋ですよ」「ええっ!」私は驚いた。「裏を見てください。給料袋でしょ。私たち亀島山地下工場を語る会は、三菱水島航空機製作所の疎開先として地下工場跡の保存を求めているのですが、当時の工員の方からずっと持っていた給料袋を譲ってもらったのですよ。おそらく、こんなのを作って工員を鼓舞していたのだと思うのですが、面白いのは、戦争最終盤になると、紙の質も悪くなるし、言葉も最後の月なんかはもうなくなっている。余裕がなくなっていたということがわかるのです。」語る会は歴史研究者が多いので、そのような分析になるのは当然だと思うのですが、私は別のことで驚いていた。「日本人て、変わらないな」という感慨である。トヨタの「QC活動」に見るように、真面目な日本人は「仕事改善」にむけて、こまごまとした「改善」を行うのがほんとに好きだ。航空機製作所の給料袋はいったい何百枚印刷していたのかは知らないが、おそらく「これをやってみよう」という発想は「現場に近い」者から起きたのだと推論する。そして作るのは、明らかに、総務なりの現場の労働者である。毎回毎回、全然手を抜いていない。日本人はこのような「細かい改善」がほんとに好きなのだ。書いていることは物騒なことでも、作っている本人は「大変だけど楽しい」と思っていたのではないか。そんな想像をしてみる。面白い発見に感謝した。
2017年06月27日
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「6.24ピースサンセット〜戦後72年、水島空襲を語る夕べ〜」が、先週の土曜日夕方医療生協会館であり、53人が集い、戦争最終盤で起きた水島空襲を語り合い、平和の大切さを噛み締めました。水島平和委員会や亀島山地下工場を語る会など実行委員会をつくり、今年で4回目を数えます。 今年は夕方の会に先立ち、午後に亀島山地下工場見学が企画されて、72名もの参加者がありました。福山市からも参加した人もおり、かつてなく盛況、三菱水島航空機製作所の疎開のために秘密裡に作った日本有数の戦争遺跡を見学しました。地元の人も25人参加、「こんな風になっていたとは知らなかった」とびっくりしていました。 夕方では、語る会の土屋氏の基調報告、新しいDVD「亀島山地下工場の生い立ち」に続いて、当時中学生と小学生だった岡野弘さんと古谷野騰さんに、昭和20年6月22日水島空襲の時の様子を語ってもらいました。 岡野さんはお父さんの転勤で名古屋から小学5年生で水島の社宅に移ってきた。35坪の二軒長屋。狭い庭にも防空壕を作っていたという。一メートルも掘ると水が出てきて、拙い造りで、実際に来たら役に立たなかっただろう、とも云う。「公園の中にも集合地下壕を作った。畑にもした。それでもとても足りない。小麦の外側の皮を団子にしたりした。母が国防婦人会に入り、竹槍訓練をしていた。バケツリレーも毎日していた。何かしないと気が済まなかったのだと思う」 古谷野さんは20年4月に水島に移ってきた。避難のために毎日防空頭巾とカバンを持って学校に通っていた。日に多い時には3回ぐらい空襲警報が鳴った。 6月22日の朝。岡野さん「我々中学生は出征兵士の家のお手伝いに、連島南小学校に集合していた。種松山を見ると、B29の10機編隊がやって来て、直ぐそばに爆弾が落ちたように凄く揺れた。全部で110機。完全に三菱がやられた、と思った」 古谷野さん「ガラガラと爆弾が動く音がして、ドカドカドッカーンと響いた」 水島空襲のあと。グラマンがたびたび上空に来た。常盤町に一発落ちた。岡野さんは「ものすごい近くを通った。操縦士の顔を見た」 8月15日。岡野さん「夏休みだった。聞いたけど、何を言っているか、ようわからんかった。思ったのは、ヤレヤレこれで戦争すんだ、ということ。安堵の気持ちが多かった」 岡野弘さんは最後に言いました。「戦争で得るものは何もなかった。よう生き残った」 第二部では、ピースナインや岡山合唱団のピースコンサートを楽しみました。そして、ピースキャンドルを背景にして「今こそ私たちが憲法9条を守り、二度と戦争という悲惨な体験をしないために、命の尊さ・平和の大切さを次世代に引き継ぐ運動を広げていきましょう」というピースアピールを採択して会を終えました。
2017年06月26日
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「漂流教室1-11巻」楳図かずお 少年サンデーコミックス(連載1972年-1974年) 「太陽の地図帖33」を読んだのをキッカケとして、初めてこの名作全巻に目を通した。後半はまるきり記憶になかった。この頃毎週少年サンデーの立ち読みは続けていたはずなので、途中の怪物の描写や813人の大和小学校の先生や生徒がほとんど死んでいく展開に、嫌気がさして読み飛ばしていたのだと思える。40年以上経って、やっと平静にそれらの絵を見ることができるようになり、この作品が名作だということに気がついた。人間て、なかなか成長しない。 3巻目80-81pに、高松翔が先生の狂気から生き残り、全校集会で生徒に説明する言葉は、その後の40年以上後の原発事故等で証明されはしなかったか? 「おとなの人は、だいたいものごとをりくつで考えるだろう。だから、りくつにあわないことがおきたときに、あたまの中がめちゃくちゃになってしまって、たえられなくなってしまう」 もちろん、子どもたちだけで世界をつくったからといって自動的に理想社会が創出されるはずもない。子どもたちだからこそ、純粋な形で権力争いが勃発するだろう。食料争いやペストなどの病気(5巻の新大臣の行動)、或いは生き残り戦略の対立で、子どもたちは残酷なほどに死んでゆく。また、見事なほどに公害や奇形物や地震や機械文明への疑問等々の当時の社会批判が生きており、当時はまだクローズアップされていなかったはずの異常気象、バーチャルリアリティまでも垣間見せ、この物語は、思いもかけない、まるで数十年後のジブリアニメ(「ナウシカ」や「もののけ姫」)を思わすようなラストに向かって行くのだ。 かなり遅れた読者だけど、いい体験でした。 2017年6月読了
2017年06月25日
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「楳図かずお『漂流教室』異次元への旅」太陽の地図帖33 平凡社 何処かでこの本の出版(今年5月)を知って、衝動買いをした。そもそも、私は楳図かずおを嫌いだった。絵がワンパターン(のように感じられて)、ホラーも嫌いだった。まことちゃんは良かったけど、いつも赤と白のストライプの服を着てTVに出没する漫画家を、単なる目立ちたがリ家と思っていた。それでも12歳の私は「漂流教室」は「少年サンデー」で飛ばし飛ばし読んでいた。無視できない力があったのは確かだったと思う。 冒頭に長いあらすじがあるので、読んで見ると、主人公たちがタイムスリップしていたというのは、最終盤で明らかになると覚えていたが、初期でわかっていたようだ。ラストは、まるきり覚えていなかった。もう一度読み返さなくては、と今、きつく思っている。 この著者(現在80歳)ロングインタビューで全面的に解明されているように、1972年から現代に対する警告が、幾つも、お母さんが埋めたナイフのように詰まっている。 楳図かずおは衝動で描いて来た作家だと勘違いしていた。今回、漂流教室製作ノートを初めて見た。A4サイズのルーズリーフにびっしりと綿密に半分小説風に書いている。最初に大きな見取図を作って描くタイプだった。 それにしても、20pにも及ぶ、まるでアイドルのような本人のカラー写真はなんとかならなかったのか? 2017年6月19日読了
2017年06月24日
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不可解な報道があった。憲法に則って野党が臨時国会を求めたのに、政府は拒否しているのだ。それなのに、報道は政府は[違憲政府だ]というようなことを言っていない。世の中もざわついていない。どうしてこんなことがあり得るのか。臨時国会召集、4野党が要求 与党は否定的6/23(金) 7:55配信 産経新聞 民進、共産、自由、社民の野党4党は22日、学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設問題をめぐり、安倍晋三政権が国会の閉会中審査に応じないことから、憲法53条に基づき衆参両院に臨時国会召集の要求書を提出した。ただ具体的な召集日程は内閣の判断に委ねられており、安倍政権は早期召集に否定的だ。 提出に先立ち、4党の幹事長・書記局長が国会内で会談し、近く安倍首相に直接、早期召集を求めることも確認した。 民進党の野田佳彦幹事長は会談後の記者会見で「首相はいつも逃げてばかりだ。今回は内閣総理大臣としての政治判断を求めたい」と強調した。 一方、自民党の竹下亘国対委員長は「早急にやらなくていいのではないか」と否定的な見方を示した。憲法はこのように謳っている。「第53条 【臨時会】 内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。 いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。」どうして自民党はこれに応じないで、平気でいられるのか。共謀罪では「国会軽視」をしたが、今度は「憲法軽視」をする。三権分立が聞いてあきれる。司法は何をしている!!!既視感があった。つい最近こんなことがあった。二年前だ。記事を検索してみる。戦争法が強行採決された2015年の秋、ついにそのあと通常開かれる「臨時国会」が開かれなかったのである。このことを解説した渡辺輝人さんの記事がある。安倍政権が臨時国会を召集しなければ憲法違反となる2015/10/22(木) 2:00 政府側の勝手な言い分がどうやら通ったようだ。恐ろしいのは、一度政府は「グレーなことでも通ったらあとはやり放題だ」とばかり、平気でやって、それが国民軽視の[兵器]になることだ。マスコミは、二年前はある程度取り上げたのに、今回はほとんど取り上げていない。渡辺さんは最後に書いている。国会を召集しないのは憲法違反当然のことですが、臨時国会の召集を決定しなければ、憲法53条違反となります。そして、これは安保法制についても言えることですが、政府が憲法違反をすることについて、罰則もなければ議席剥奪のような制裁もありません。日本の場合、裁判所が何かをしてくれるわけでもありません。これは、恐ろしいことですね。結局、国民の声で、安倍政権に憲法を守らせなければならないし、国民が気を許せば、政府はいつだって憲法違反を犯し、いつの間にか国会そのものが開かれなくなったり、基本的人権が侵害されることになるのです。特に、今、我が国は安保法制の憲法違反の問題、TPPの問題、消費税増税の問題などなど、懸案事項が目白押しです。安倍政権の、憲法違反をしてまで政権運営に都合の悪いことを国会で議論させない姿勢は大いに批判すべきでしょう。また、この件を報道する報道機関の役割は極めて大きいと言えましょう。どっちもどっちの政争として捉えることを厳に慎み、臨時国会を召集しないことは、政権が憲法を蹂躙する姿そのものであることを国民に広く伝えなければなりません。
2017年06月23日
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毎日が最低賃金生活の私には、今年も「臨時福祉給付金(市民税無課税の市民に送られているらしい)」の申請書が4月に来ていたが、先週、やっと役所で手続きした。郵送でも手続きできるけど、免許証のコピーが面倒なので、いつも役所でやる。 いつも思うのだが、役所(支所)では、この手続きのためだけに毎日2人も役所に詰めている。おそらく四ヶ月。お知らせの封書代金、更に2ヶ月後には支給決定のお知らせも来るらしい。これの手間代金(人件費含む)は、全国でいったいどれくらいかかっているのか?是非とも、議員の方か、ジャーナリストのかた、調べて貰えないだろうか? これで貰えるのは、たった1万5千円である。月ごとに貰えるのならばいい。一年でこれだけ貰えて、どうして消費税増税の歪を解消できるのか、私には理解出来ない。 私の場合は、貯金を「計画的に」取り崩しているので、1.5万円で「命を食い止める」かどうかは判断できないが、仮に月9万円の収入だとして、それに月1200円ほど増えたからと言って、「自民党公明党ありがたや、ありがたや」となるだろうか? 万が一、そのために経費が月に1000円近くかかっているとわかったならば(300円でもいい)、普通の貧乏人は「あの役所のおねーちゃんの給料を払うために、わてらは苦しんでんじゃない!」と怒るに違いない。
2017年06月21日
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「ビッグイシュー313号」ゲット。表紙はスティング。久しぶりの現役ミュージシャン。私の守備範囲外なので、コメント無し(因みにスティングって、グループ名と思っていた)。 注目は、特集「壊されるまともな働き方」。リード文は以下の通り。 ワーキングプア、過労死、若者を食い潰すブラック企業……。かつての一億総中流社会・日本が、今や、子ども、若者、働き盛りから高齢者まで、貧困に押しつぶされつつある。その背景には”まともな働き方”が失われてきたことがある。 森岡孝二さん(関西大学名誉教授)は、正規、非正規、パート、契約、派遣などに細分化された雇用・就労形態を「雇用身分社会」と呼び、このままでは日本社会そのものが成り立たなくなるという。 未来を支えるはずの若者たちも一生涯貧困に至るリスクを宿命づけられている、と藤田孝典さん(NPO法人ほっとプラス代表理事)はいう。今、15~34歳の若者の死因のトップは自殺。主要先進国では、日本だけである。そこで、真正面から〝まともな働き方〟を考えてみた。森岡さんと藤田さんに、「収奪のため労働者が無力化される歴史」と、私たちが今、どんな雇用環境で生きているのか? そこから脱却のためにできることを聞いた。 岩波新書「雇用身分社会」の内容をおそらく4pにコンパクトにまとめたと思われる森岡孝二氏のインタビューは、事実関係はその通りであり、今現在の労働環境を理解する上ではいいテキストである。しかしそれを改善する処方箋は少し抽象的。まあ、学者なのでそれは当然だとは思う。 藤田孝典氏は、実際運動にたずさわりつつ、これらの問題が「個人の資質」の問題ではなく、極めて「社会構造上の問題」だと位置づけています。処方箋はヨーロッパ的な社会政策をあげています。それも重要ですが、労働者の意識改革を訴えていることの方が重要だと思う。 「(今の若者は)労働法を知り、労働市場を変える運動をしていくことも大事。個人加盟のユニオン(労働組合)が増え、若者を中心に最低賃金の引き上げを求める「エキタス」のようなグループも出てきて、少しづつ業界を変える力になっています」。 因みに最低賃金1500円でないと、暮らしていけないのは、私自身の実感でもあります。 今号は編集後記に昨年度のビッグイシューの「決算」が載っていた。なんと2年続けて「赤字」らしい(値上げしたのは最近なのにこうなっているとは、ちょっと驚き)。大きな要因は「販売者数の減少」によるものらしい。確かにそれは「路上生活者の減少によっていますから、歓迎すべきものです」とはなるだろう。ホントに減少しているのか?という疑問は持ちながらも、ビッグイシューの存在はこれからも確保しなければならない、と私も思います。 現在、ビッグイシューは「販売場所のある市区町村を除く、すべての市区町村」のエリアに住んでいる人たちにむけて、定期購読を受け付けている。年間購読料は11000円(計24冊。送料・税込)。ビッグイシュー日本のホームページより申し込めるらしい。もちろん直接買える方は、買った方が安くつく。ビッグイシューの購読、私からもお願いします。
2017年06月20日
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「クリーピー 偽りの隣人」 去年観た映画の中で、1番の問題作を紹介します。観たのはちょうど去年の今ごろ。結局、秋の始りの頃まで、この作品のことが頭を離れませんでした。映画的には、決して傑作というわけではありません。黒沢清監督の特徴なのですが、省略があまりにも多くて想像力も膨らませるけど、わかりにくい処もあります。私的には肝になる人心コントロールの道具が安易過ぎる気もしました。 これは、ある連続殺人事件を扱った作品です。犯人は最初からあまりにも怪しいので、ここでネタバレしますが主人公(西島秀俊)の隣人(香川照之)です。隣人が誰をどうやって殺したか。簡単にいうと、マインドコントロールで被害者が被害者を殺すのです。そこがこの作品のクリーピー(おぞましい)処であり、なぜ殺したのかを考えると、最もおぞましくなります。観た直後、少し気になって原作の基になった事件を扱ったノンフィクション本を読みました。それがひと夏かけて、この作品のことを考え続けたきっかけになりました。それは「消された一家 北九州・連続監禁殺人事件」(豊田正義 新潮文庫)です。映画では、犯人の娘とされていた澪(藤野涼子)は、時々「あの人父親じゃありません」とはいうものの、自然に親子の振る舞いをしていたし、毎日学校にも通っていました。そこまでマインドコントロールができるものなのか?私はこれだけは映画的「ウソ」だと思っていました。しかし本書を読むと、この事件の生き残りで通報者17歳の少女は小学校と中学校に「通学」していたのです。そして、詳細は省きますが、事実として親子、親戚同士が殺しあっているのです。 映画は、いかにもフィクションみたいに推移して、あっけないラストを迎えます。けれども、その終わりからとんでもないリアルな闇が覗いている事に気がつく。実はそんな映画なのです。 関連書を読んで、私はマインドコントロールが可能ないくつかの法則がある事に気がつきました。密室性、絶対的な権力者、思考能力をなくさせる環境、それぞれを疑心暗鬼にさせ密告を奨励し孤立化させる仕組み、罪の意識の植え付けと殺人に無感覚になる価値観の変換。それらが整うと、人は人を平気で殺すのです。 そういう環境は、過去、日本でも歴史的につくられたことは無かったでしょうか。そうです、戦前の日本が正にそうだったのではないかと、私は思いました。 「クリーピー」は、去年の最もホラーな作品でした。(2016年作品、レンタル可能)
2017年06月19日
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「図書 私の三冊」 岩波文庫90年記念編集。前回か、前々回のときには加藤周一の三冊があった気がするが、引越しのゴタゴタで紛失した。 いわゆる岩波文化人の「私のお勧めする岩波文庫三冊」の文章が、228人ぶん載っている。その8割以上の人たちを良くは知らないので、読まない。1人90文字程度なので、あっという間に読めます。まだ、本屋に置いてあるかな。 読んだ中から、更に興味深いモノをメモする。 池内紀(ドイツ文学者) (2)「冥土・旅順入城式」(内田百閒)遠くの意識が語ったところを単に筆記しただけのようでもあり、精巧なパラノマに迷い込んだようでもあり、底に一つのメカニズムがあって、前へ前へと連れて行かれる。中身がなくて、実におかしい。 大林宣彦(映画作家) (1)「死に至る病」(キュルケゴール) (2)「村のロメオとユリア」(ケラー)「さびしんぼう」の元らしい。 (3)「みずうみ他四編」(シュトルム)ドイツ語を学び、僕は医学の道に進むはずだった。ああ失われし夢よ! 大林宣彦は、ガンを患って闘病中。いろいろと思う所があるようだ。 加藤陽子(日本近代史) (2)「トゥーキュディデース戦史」久保正彰氏による解題は必見。真実とは、行動的事実だけでなく、「言葉」にあらわれた知性の営みからも成り立つとの考え方(上巻45p)は、私の歴史学の土台骨を形成してくれた。 金原瑞人(翻訳家) (2)「ソポクレスオイディプス王」毎年、学生といっしょに読み直すたびに、心を打たれます。そしてその度に、「アーサー王」「カラマーゾフ」「スターウォーズ」にまで受け継がれていく父親殺しについて考えてしまいます。 佐高信(評論家) (3)「阿Q正伝・狂人日記」(魯迅)若き日に私は、日本人はマルクスよりも魯迅に深く学ばなけばならない、と友人に手紙を書いたことがある。そのドレイ根性をえぐった魯迅の作品は、中国人よりも激しく日本人を撃つ。 鈴木敏夫(映画プロデューサー) (3)「忘れられた日本人」(宮本常一)この本を教えてくれたのは、高畑勲、宮崎駿のご両人。「え、読んでいないのですか」と馬鹿にされた記憶はいまも生々しいが、後に僕は、ふたりの作品の元がここにあることを知ることになる。 瀬名秀明(作家) (1)「ロボット(R・U・R)」(チャベック)ロボットや人工知能の本を書くようになって初めて手に取り幾度も読み返した戯曲。生命であること、人間であることは何か。その問いがこの世にあるからこそ、ずっと私は科学と物語が好きです。 徐京植(作家) (1)「阿Q正伝・狂人日記」(魯迅)中国近代文学上の古典的名作であるにとどまらず、現在も未解決のままに続く、日本とアジアの出会い損ねという課題を考える必読書。いまも魯迅は基準である。併読すべき「魯迅評論集」は品切れか? 成田龍一(近現代日本史) (2)「オットーと呼ばれる日本人」(木下順二)ゾルゲ事件に材をとった表題作と、戦争責任を主題とする「神と人とのあいだ」が収められる。木下順二が追求してきたのは、歴史における「個」の役割と責任の問題であり、現在への問いかけであった。 安彦良和(漫画家) (1)「海舟座談」 (2)「中江兆民三酔人経綸問答」 (3)「風の又三郎他18編」 私が学生の間に愛読した本をこの人もやはり選んでいる。ここまで趣味が一致しているとは! 山極寿一(人類学・霊長類学) (3)「孤猿随筆」(柳田国男) 柳田が人と動物との関わりを民俗学的に記録したものらしい。 山口二郎(政治学) (2)「人権宣言集」政治における理念や建前を冷笑する気分が世界的に蔓延するなか、人間が自らの尊厳を守るために戦い、作り上げてきた原理をたどる最良のテキスト。民主政治の危機の時代にこそ読まれるべき。 鷲巣力(著述業) (2)「トム・ジョウンズ」(フィールディング)捨て子のトムが、名望家に育てられ好青年に成長するも、故あって勘当され旅に出て、幾多の事件、幾多の人に出会う。風刺諧謔に満ち、波乱万丈、痛快無比。朱牟田夏雄の達意の名訳に感嘆しきり。既に読んだ本半分、未読の本半分。でもすぐに読みたくなった。無理だけど。 2017年6月17日読了
2017年06月18日
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17日土曜日の午前中は「戦争法&共謀罪反対集会とパレード」に参加した。怒り収まらない6名が発言し、50名がパレードした。 午後はおかやまいっぽん主催山口二郎講演会に参加した。民進、共産、自由の政党代表が一堂に集まっている(社民はメッセージ)。東京ではない。岡山県のしかも、おかやまいっぽん倉敷の立ち上げ講演会なのである。 野党共闘が実現しただけで、自民党に勝てるわけではない。しかし必要条件である。 おかやまいっぽんの活動報告。お坊さんの宮本龍門氏が報告。「始めるんではない。もう始まっている」「おかやまいっぽんを合言葉のように使って欲しい」 キチンと目的、内部構成、運営をわかりやすく(しかしお母さん方にはむつかしい話だったかもしれない)話していたのが、とても新鮮。 「市民による政策提言」市民としてのプライドを活用。 知る・理解する・参加する。とのこと。とても共感できるが、まだ「堅い」気がする 「あとは、仲間を増やして、勝つだけです。どうやれぼ仲間が増えるのか。そこを工夫して頑張るだけ。」 山口二郎講演会。 なんと山口二郎は岡山市出身らしい。 「アベ化」とは世界的に伝染してる現象だとのこと。写真の指摘は正にその通り。「アベ化の化けの皮を剥がすにはどうすればいいか」そこを1番聞きたかったけど、用事があって途中退出。 レジメを見ると、政権交代の展望 ・政権を任せても良いという安心感をどう作り出せるか ・路線の整理。安倍政治に対抗する穏健保守、リベラル、革新勢力の大結集 ・究極の理想より、5年先の日本を立て直すという政策の共有をとあった。 その他いろいろかいていたが、聞いてないとニュアンスはわかりにくい。 仕方ない。結局、自分たちで実践しろということなのだ。
2017年06月17日
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共謀罪法が成立した。最後は、予算委員会の怒号飛び交うの中での強行採決という図式ではなく、そういう手続きさえ飛び越えて、「奇策」による参院本会議の成立が、8時前の朝食の時間に流れた。アベ首相を守るため「加計」隠しの自民党と議長の「強行」を見せたくない公明党と何よりも、目的のためには手段を無視できるならばするべきだとわかってしまった支配者集団が国民の数割の支持で[絶対多数」さえ盗れば国会議員は党議拘束で言うなりにさせあとはマスコミを飼い馴らし脅しておけばあとはいっとき国民の反発が起ころうとも三歩歩けば忘れるという鶏のように目の前に、前よりも質が悪い雇用でも生きるために与えておけば必ず尻尾を振ってくるとわかってしまった支配者集団が国民を舐めに舐めに舐め切って憲法を無視し国会を軽視し更には憲法さえも変えて自分たちの王国を築こうとしている共謀罪法が成立したそれなのに、この静けさはなんなのだろうデモはある私もあしたはパレードするけれども、一日たって忘れてしまった鶏のようになにもなかったかのように駅前は喧噪で華やかテレビはスキャンダルに忙しいこの静けさはなんなのだろう
2017年06月16日
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「花森安治 人と物2」MUJI BOOKS 「暮らしの手帖」創刊者として、初代編集長として知られている、花森安治さんの文章、詩、イラスト、デザインを初めて見た。 噂には聞いていたが、そこにあるのは、「二度と戦争を起こさないために、くらしを大切にする世の中にしよう」という極めて単純で、豊かな言葉や絵の数々だった。その射程は、1978年の死亡から40年経った現在にも届いているし、更に未来の日本へも届いているだろう。 無印良品の店で、つい最近刊行が始まった「人と物」シリーズ。柳宗悦、小津安二郎と並んでいた。どうやら他の店やAmazonでは取り扱っていないようだ。誰が編集したのかは知らないが、花森安治初心者の私にもよくその魅力の全体像がわかるように、気配りしていた。この調子で、他の「人と物」も扱って欲しいと思う。 以下、気にいったフレーズの一部をメモする。 暮らしを犠牲にしてまで守る、 戦うものはなんにもなかった。(1975) ものを大切にする ということは やさしいこころがないと できないことだった(1972) ルビーの指輪より、ダイヤモンドの指輪の方が美しく見えるのは、なぜだろうか。同じスポーツ靴にしても、豚革より牛革の方を美しいと見るのは、なぜだろうか、三万台の自動車に乗っているひとの方が、電車の吊り革にぶら下がっているひとより、美しく見えるとしたら、それは、なぜだろうか、この世の中、いたるところで、ほんとうの美しさを、売り買いの値段そのものにすりかえてしまっている証拠である。 (略)手っ取り早く言えば、高い材料を使い、手の込んだ仕事がしてあるものほど、原則的にいって高いのである。 しかし、高い材料を使い、手の込んだ細工がしてあれば、それは、かならず美しいものとは限らないのである。むしろバックにしても、いろいろと凝った細工がしてあり、珍しい妙な革を使ってあったりするものより、素直な形で、素直な材料を使ったものの方に、ずっと美しいものがあることは、誰でも知っていることである。(1954) あれは 戦車じゃない 特車じゃ と 葉巻をくわえた総理大臣がいったとき ほんとは あのとき 家来の分際で 主人をバカにするな といえばよかったのだ ほんとは 言いたかった それを チョンマゲ野郎が よせよせと とめたのだ (略) ぼくらは 権利ばかり主張して なすべき義務を果たさない 戦後の悪い風習だ とおっしゃる (まったくだ) しかし 戦前も はるか明治のはじめから 戦後のいまも 必要以上に 横車を押してでも 権利を主張しつづけ その反面 なすべき義務を怠りっぱなしで来たのは 大企業と 歴代の政府ではないのか(1970「見よぼくらの一銭五厘の旗」より)
2017年06月14日
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「宮畑ミステリー大賞作品集 縄文4000年の謎に挑む」じょーもぴあ活用推進協議会編 現代書林 フリーペーパー「縄文ZINE」の中の広告を見て取り寄せた。島根県などでは、荒神谷遺跡などの発見を受けてその謎を解く論文を募集して本にしたことはあったが、遺跡の謎を解く募集基準に「面白いかどうか」という「文学賞」を設けているのは、私は寡聞にして聞かないし、「画期的」だと思う。 遺跡に文学賞はとっても相性がいい。と私は思う。(1)考古学は実証学問なので、専門家はむつかしい言葉で、かつ出てきた事実を基にしか語らない傾向がある。しかし、非専門家は、自由に想像を語ることができるので、結果面白いものができる。(2)非専門家も、もちろん本格的な読みやすい論文を書くことはできる。しかし、持っている情報量は専門家には叶わない。結果、論理の飛躍がある中途半端なモノになりやすい。(3)文学や漫画などの表現は、本来考古学が持っている「ロマン」「未来への教訓」を呼び起こすきっかけになるだろう。考古学がなぜ面白いのか。それは本来遺跡や遺構、遺物がとっても「ミステリー」であり、「エンタメ」であるからに他ならない。 考古学を文学にする場合、とうとう漫画は入賞しなかったようだ。やはりまだ若者には認知度が低い証拠だろう。 掲載小説7篇のうち、縄文人の視点で描かれたのは、和久井清水氏の「風のように水のようにー宮畑遺跡物語」だけだった(特別賞)。なぜ最優秀賞にならなかったのか、私は1番面白いと思ったけど、謎解明の部分で少し甘い処もあったかもしれない。 最優秀賞は寺島明美氏の「ミヤハタ!タイムスリップ」。今どきのジュブナイル小説のようであり、私は乗れなかった。 定年退職した元教員が、児童クラブのボランティアを始めて、そこに居た少年と遺跡の謎解きを始める、私小説のような「水神」(藁生田亘・優秀賞)は、私には、小説として1番完成度があったように思えた。 和久井清水氏の小説で次のようなくだりがある。 「火継女はどんなふうに決まるの?火の神に神問する前にどうやって選ぶのがいいの?」 「風が吹くように、水が流れるように。お日様が昇るように」 「雨が降るように」 アシリはおしまいの言葉を母と一緒に言った。母がいつも言っていることだから覚えてしまった。 「母さんは、クヌフンケマが火継女になった時のことを覚えている?」 「ううん、私は赤ん坊だった。私はお母さんから聞いたんだけどね、そりゃあすごかったって。火柱は天に届くほど高く上がって、クヌフンケマは白鳥になってその周りをとんだのだそうだよ」(188p) 思うに、日本文化が忘れ去った自然観の、文学的表現のひとつだろう。 2017年6月12日読了
2017年06月13日
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日本平和委員会全国大会in岡山の2日目。 朝早く7時ごろ岡山駅前のマクドナルドで朝食を食べていたら、駅前ロータリーに於いてちょっと岡山ではあまり見られない風景が展開し始めた。見たような覚えのある「ヒゲのおじいさん」が青色の今年の平和行進特製Tシャツを着て、リュックサックを背負い、背を丸めながら、何やら板状のものを持って噴水に腰掛けている高校生に話しかけた。どうやら署名を取っているらしい。それで思い出した。昨日の全国大会開会総会で、静岡の代表が今年から提起されている核兵器廃絶のための「ヒバクシャ国際署名」を1人で数万筆取ることを宣言して、毎日(休まず)(おそらく)9筆取れば目標を達成できると頑張っているとスピーチしていた。(前回の著名も)年間1万筆ぐらい集めていたと言っていたような気がする。あらゆる機会を捕まえて、署名を取っていたそうだが、なるほどこうやって実践していたのだ。ちょっと恥ずかしくて出て行く機会を逸したけど、ロータリーで休んでいる人たちに声をかけ切ると、歩いている人たちに声をかける。ボーとしているサラリーマン風の男は速攻で断っていたが、夫婦2人連れの妻の方は署名に応じているなど、全体的に若者、女性が署名に応じていた。なんか現代日本の縮図を見るようだった。後で聞いたところによると、この時の一時間の行動で17筆集めたそうだ。数人集まっての署名行動でも、これだけ集めることはあまりない。 分科会は「会の運営・仲間つくり」関係のモノに参加した。岡山が不甲斐ないから、岡山で開催してくれたのに、県の事務局が参加しなかったら申し訳ないと思ったからである。 私は水島平和委員会の再建と全国大会へ向けての取り組みについて発言した(省略)。 受付要員で参加してくれてい、たはやしま平和委員会やしもいふく平和委員会の若者が発言してくれたし、津島平和委員会も発言してくれたので、私の心配は杞憂だった。 全国の経験からは、やはり大阪が元気があって、「会員にはやりたいことをやらせる」というのがあった。平和委員会をワイン会と勘違いして加入した若者には、ワイン会担当を任命して頑張ってもらっているらしい。 委任状や請求書にアンケートをつけて、会員のやりたいことを聞いて行くと言うのは、是非やりたい。 閉会総会では、来年の岐阜に受け渡しをする時に、岡山代表として、事務局長の谷口さんが紹介された。彼女は全国大会に向けて、機動力を買われて前任事務局長から去年交代した。アルバイト専従として、この一年フル活動してくれたし、かなり事務局長として成長したと思う。全国の大きな暖かい拍手を貰った。 安倍改憲を許さないために、新たな一年、頑張りたい。
2017年06月12日
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日本平和委員会全国大会in岡山がありました。30年ぶりの岡山開催ということで、一年かけて準備してきたのですが、来てしまえば思ったことの半分も出来ていない状態です。 それでも始まってしまえば粛々と進めざるを得ません。会場一杯の全国から来た平和活動家を前に、岡山県平和委員会会長の大西さんが「みなさんにお配りしている、岡山市の観光地図の右上に岡山理科大学があると思います。それが、今話題の加計学園です。実はその北側に取り囲むように、自衛隊三軒屋弾薬庫がある。これと同じように、安倍を包囲していきたい」と、議長曰く「現地ならではの、味のある歓迎あいさつをしました。 大会議案の補足説明で、千坂事務局長は今回はこの1ヶ月半の激動の情勢をうけて、大きな修正提案を出しました。5月3日の安倍首相の発言を受けて、今年度の平和委員会の最大の「テーマ」を変更したのです。 「いま安倍首相は2020年までの憲法9条改悪施行に執念を燃やしています。そして自民党は、今年中にも自民党改憲案を策定し、来年にも発議し、国民投票にかけることを目指し、動き始めています。これが自衛隊の海外での武力行使を無制限にすることを目指しているのは明確です。これを国民の総力をあげて打ち破ることが、日本の平和運動の当面の最大の課題になっています。私たち日本平和委員会は、戦後一貫して、憲法を守り「戦争する国」にはさせないと活動をすすめてきました。その平和委員会が総力をあげてこの闘いに取り組むときです」 改憲策動阻止。この一年間の最大の運動テーマを、平和委員会はそれに決めようとしている。なるほど、と思った。支持し、勘張りたい。 討論では、全国から23人が5分という短い時間で一年間の活動を述べた。印象に残ったのを一部分だけ。 沖縄 沖縄闘争。いま、マイクを握っただけで拘束されている。共謀罪の先取りがされている。来年1月の名護市長選、11月の知事選、選挙次第では「戦争する国」になる。大仕事だ。 高知 ビキニ事件で、初めて労災申請をした。一年経ったが、まだなに一つ回答がない。被災者が被災している資料を隠したことで45名が裁判を起こした。 (不明)スタンディングを毎月9のつく日にして、3年経った。次第とドライバーが声をかけてくれる。クラクションを鳴らす。ジュースの差し入れもあった。楽しくなってきた。考えもしなかったけど、メンバーの中から野党共闘の中核を担う人物が出てきた。 大阪のメンバーはカジノ法批判で、即席漫才もやった。 懇親会では、岡山のうたごえメンバーの音頭で、「沖縄を返せ」「ウイ・シャル・オーバーカム」を全員で唄ってお開きにした。 11日も分科会・閉館集会があります。
2017年06月11日
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今日と明日で日本平和委員会全国大会in岡山が開催されていて、私も参加しています。なので、これは予約で記事を書きました。それはそれとして、後半の四作品。★5つが出ました!「人生フルーツ」です。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」冒頭のベビー・グルートの視点で描いた怪獣退治の派手な映像は、そのままこの作品の視点にもなっている。即ち、本格的なスペース・オペラの内容をもちながらも、何処か冷めているのである。そういう、「俺たちは決して(SWのような)主流にはならないぞ」という姿勢が、逆にスペース・オペラファンの心を捉えているのだろう。私は巷で言うような傑作とは思わない。いろんな部分が新鮮で、あと一作ぐらいは退屈せずに見ることができそう。それ以降はむつかしいだろう。最後のひつこいぐらいのおまけ映像も一回やる分にはいいかもしれない。■ あらすじピーター(クリス・プラット)は“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”のまとめ役として、刑務所で出会ったくせ者たちを率いている。宇宙一荒っぽいアライグマのロケットは、ブツブツ文句を言いながらも小さな相棒ベビー・グルートと共に銀河の平和を守るために奮闘。緑色の肌を持つ美しい暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)らと共に行動し……。■ 解説1970年代を中心にヒットした数々のナンバーに乗せ、異色ヒーロー集団が大暴れする『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の第2弾となるSFアクション。銀河の平和に尽力する個性派チームの活躍を描き出す。リーダーのトレジャーハンターを、前作同様『マグニフィセント・セブン』などのクリス・プラットが好演。激しいアクション、つぶらな瞳の“ベビー・グルート”の活躍に注目。■ キャストクリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、マイケル・ルーカー、カレン・ギラン、ポム・クレメンティエフ、エリザベス・デビッキ、クリス・サリヴァン、ショーン・ガン、カート・ラッセル、シルヴェスター・スタローン■ スタッフ脚本・監督: ジェームズ・ガン製作: ケヴィン・ファイギ2017年5月18日movix倉敷★★★☆「人生フルーツ」シネマ・クレールの一週間一日一度のアンコール上映。日曜日、会場一杯の100十数人が詰めかけた。評判は聞いていたが、まさかこれほどの傑作ドキュメンタリーとは思わなかった。風が吹けば、枯葉が落ちる。枯葉が落ちれば、土が肥える。土が肥えれば、果実が実る。コツコツ、ゆっくり。人生(は)フルーツ。90歳の元ニュータウン設計家と87歳の奥さん。その一年間と少しをゆっくりと撮った。(経済優先のために愛知県高蔵寺ニュータウンで果たせなかった事を、自分だけでも実現させるかのように)300坪のミニ雑木林を高蔵寺の我が家に作って、40年間住んでいる。夫婦共々、足下は全然しっかりしている。頭も2人とも極めてクリアー。どうしてこんなにも健康なのか。畑仕事と毎日の仕事と、奥さんの自給自足に近い手料理があるからなのか、と想像しながら映像を見る。彼らの生き方がナレーションの樹木希林の生き方とも重なり、いろんな感慨を覚える。しかし、ここまでならば現代社会へのアンチテーゼを含んだ「スローライフの提案」作品である。私もそういう予想で、この作品を観ていた。もっとも、それだけでもすごかった。ところが、撮影して一年後、ご主人が急死する。草取りをした後に疲れて眠って、そのまま起きなかったらしい。木から落っこちたのでも、自転車で転んだのでもない。前半でそういう映像があったので、危なかしいなあ、と思って見ていたけど、(ピンピンコロリの)奇跡のような死に方ってあるんだ。監督は、死に顔をはっきり長く映す。非常に珍しい映像である。そして、傑作になったのは、その後の展開である。時は急に二ヶ月前に戻る。元ニュータウン設計家は、大きな仕事は尽く断っていたのに、九州の小ささな精神療養所の設計を数日でこなしていたのである。その一部始終をカメラは写していた。これも奇跡としか言いようがない。人生フルーツ。落ちる前に最も甘い実が成った。家は生活の宝箱でなくてはならない。やがて、あの家は無くなるだろう。滅びゆくものへ、それを記憶するのは人間である。2017年5月28日シネマ・クレール★★★★★「メッセージ」これはネタバレを絶対してはいけないタイプの作品だった。先ずは「公式あらすじ」を紹介する。(ストーリー)巨大な球体型宇宙船が、突如地球に降り立つ。世界中が不安と混乱に包まれる中、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう軍から依頼される。彼らが使う文字を懸命に読み解いていくと、彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥る。やがて言語をめぐるさまざまな謎が解け、彼らが地球を訪れた思いも寄らない理由と、人類に向けられたメッセージが判明し……。SF映画でアカデミー賞にノミネートされることは珍しいが、結局如何にもアメリカらしい作品だったことで、こうなったのだ。問題は、「エイリアンがなんの目的で、全世界12カ所に巨大飛行物体で現したのか」その目的が、夢或いはファンタジーだったことだ。それならば、問題は、SF的解釈ではなく、ルイーズの心持ちということになるだろう。「それでも」使命を果たしたのが彼女の自由意思だという処に、物語の薄っぺらさを感じるか、深さを感じるかは、映像と女優の演技次第だったということ。「その国の言語を獲得する者は、その国の文化をも獲得する」というのはその通りだと思うが、描き方に今ひとつ説得力がなかった。■ 解説テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を基にしたSFドラマ。球体型宇宙船で地球に飛来した知的生命体との対話に挑む、女性言語学者の姿を見つめる。メガホンを取るのは、『ボーダーライン』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ。『ザ・マスター』などのエイミー・アダムス、『アベンジャーズ』シリーズなどのジェレミー・レナー、『ラストキング・オブ・スコットランド』などのフォレスト・ウィテカーらが結集する。■ キャストエイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー、マイケル・スタールバーグ■ スタッフ監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ脚本: エリック・ハイセラー2017年5月28日Movix倉敷★★★「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」冒頭、美香の朝の風景。大都会東京で1人暮らしをする女性の「人に群れたくない」孤独を、うまいこと掬い上げている映像に、あっいい新人が出て来たな、と思ったら日本アカデミー賞監督でもある石井裕也作品だった。彼は大作と、このようなインディーズっぼい作品とを交互に作る。石橋静河は、いい具合に花がない。今回は(「河の底からこんにちは」や「ぼくたちの家族」のように)作品途中で、物語の潮目が急激に変わる場面がない。ゆっくりと確実に変わってゆく。最果タヒの「詩」が、上手い具合に台詞の中に溶け込んでいる。私が感じたのが何か、この映画に「共感した若者」(がもし居たとしたならば、だが)判るだろうか。「羨ましさ」である。身近に「死」を感じたり、孤独を感じたり、ある日突然速報が流れて、大事件が起きることを「嫌な予感がする」と感じ続けて閉塞感たっぷりの彼ら彼女らに感じるのは、それでも彼らに開けている「未来への時間」という羨ましさである。当たり前の話だ。それでも、そんな当たり前のことに気がつかせてくれる、発見がいっぱいの佳作である。もちろん、彼らの現実はリアルに描かれていて、彼らが何時も死を身近に感じているのは、理解できる。そういうリアリティがあるからこそ、最後の恋愛映画らしくない彼らの寄り添いが、明るく見えるのである。■ あらすじ2017年東京。看護師の美香(石橋静河)は病院に勤める傍ら夜はガールズバーで働き、漠然とした不安や孤独の中で日々過ごしていた。一方、工事現場での日雇い仕事に従事する慎二(池松壮亮)は、常に死の気配を感じながらも何とか希望を見いだそうとしていた。排他的な都会で生きづらさを抱えつつも、懸命に生きるすべを模索する二人が出会い……。■ 解説『舟を編む』などの石井裕也監督が、最果タヒのベストセラー詩集を実写映画化。東京を舞台に、都会で暮らす若者たちの出会いと恋の始まりを映す。夜はガールズバーで働く看護師を、石橋凌と原田美枝子の娘である石橋静河、日雇い労働者の青年を石井監督作『ぼくたちの家族』などに出演してきた池松壮亮が演じる。そのほか市川実日子、松田龍平、田中哲司らが共演。■ キャスト石橋静河、池松壮亮、佐藤玲、三浦貴大、ポール・マグサリン、市川実日子、松田龍平、田中哲司■ スタッフ監督・脚本: 石井裕也原作: 最果タヒエンディング曲: The Mirraz撮影: 鎌苅洋一2017年5月31日Movix倉敷★★★★
2017年06月10日
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5月に観た映画はまたもや、8本。2回に分けて紹介する。「カフェ・ソサエティ」完璧な30年代のハリウッドの街や、ニューヨークの店の再現。ファッションや車、そして風俗までも再現して見せるが、喜劇ではなく、悲劇でさえも、ましてやサスペンスでもない。そういう意味では終わった後になんだったんだろ、と思わせる。1930年代のボビーは10歳以上アレンより歳上だと思われるが、これはやはりアレンの青春グラフティなんなのではないか。2人の男の間で揺れる若い女性を、スリステンが演じているが、もう老境のアレンには、彼女に手を出す気力がなかっただろう。それが、陰に陽に作品の気力に現れている気がする。もう1人のヴェロニカにブレイク・ライブリーを起用したのは、美人に目をつけるアレンの才能はまだ残っている証しだろうし、ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライブリー、スティーヴ・カレル、彼らは共にアレンのライブラリーに名前が載ることがこの上ない「名誉」であることを知っている。それなりに力演だった。「夢は夢だ」ニューイヤーズ・パーティーの時に、NYとハリウッドで2人が見せる遠い目は、野望と虚しさの、アレンの目そのものなのかもしれない。(ストーリー)もっと刺激的で、胸のときめく人生を送りたい。漠然とそんな願望を抱いたニューヨークの平凡な青年ボビーがハリウッドを訪れる。時は1930年代、この華やかなりし映画の都には、全米から明日の成功を目指す人々が集まり、熱気に満ちていた。映画業界の大物エージェントとして財を築いた叔父フィルのもとで働き始めたボビーは、彼の秘書ヴォニーの美しさに心を奪われる。ひょんな幸運にも恵まれてヴォニーと親密になったボビーは、彼女との結婚を思い描くが、うかつにも彼はまったく気づいていなかった。実はヴォニーには密かに交際中の別の男性がいることに……。監督 ウディ・アレン出演 ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライブリー、スティーヴ・カレル、パーカー・ポージー2017年5月7日TOHOシネマズ岡南★★★☆「追憶」ありがちなストーリーなだけに、降旗康男演出なだけに、どれだけ喋らない台詞に想いを込められるか、がこの作品の肝だったと思う。比較的高い年齢層の観客はそこを観に来たのだと思う。降旗康男は岡田准一を高倉健の次に選んだ、と言われている。ハッキリいって、期待に全然応えられていない。ストーリー上仕方ないかもしれないが、小栗旬が主人公になっても仕方ない作品だった。全体的には観せる作品になっているとすれば、もう何時身罷ってもおかしくはない木村大作撮影監督の力量に負う処が大きいだろう。最初から最後まで厳しい北陸の風景が続く。だからこそ、人間の底辺での優しさが光るのである。もっとも彼ともう1人の撮影監督が居るので、木村の方はキチンと継承ができている。岡田准一以外はみんな良かったけど、まさかのりりぃがまだ出演していたとは思わなかった。ホントに死ぬ直前まで演じていたんだ。長澤まさみが案外良かった。(ストーリー)富山県警捜査一課の四方篤(岡田准一)は、富山湾を臨む氷見漁港に佇んでいた。そこで刺殺体となって発見された男は、かつて共に少年時代を過ごした旧友だった―。1992年、冬の能登半島―13歳の四方篤は、親に捨てられた同じような境遇の田所啓太、川端悟と共に、軽食喫茶「ゆきわりそう」を営む仁科涼子(安藤サクラ)・山形光男(吉岡秀隆)を慕い、家族のような日々を送っていた。しかしある事件をきっかけに、幸せだった日々は突然終わりを告げ、少年たちは離れ離れになった。あれから25年―刑事となった四方篤は、あの日、二度と会わないと誓った旧友・川端悟(柄本佑)と無残にも遺体となった姿で再会を果たす。監督 降旗康男出演 岡田准一、小栗旬、柄本佑、長澤まさみ、木村文乃、安藤サクラ、吉岡秀隆2017年5月7日TOHOシネマズ岡南★★★☆「美女と野獣」昔からの物語 変わらぬ真実91年のアニメ「美女と野獣」はとても新鮮だった。立体アニメになる直前の、立体背景に度肝を抜かれた。そして、王子様を待つお嬢様ではなく、とても行動的なベルにとても好感を持った。実写版もとても新鮮だった。アニメでは到底表現し切れない、村の細かな描写。よって、物語をいくらか複雑にして、若干長くしてもも受け止めることができた。主人公たちの複雑な心理はさすがに実写版の方が上。結果、アニメよりもいい作品になった。実写版シンデレラもよかったが、やはりヒロインは華が必要なのだ。エマ・ワトソンには華がある。そこが、前回と今回の興行収入の違いだと思う。■ あらすじ進歩的な考え方が原因で、閉鎖的な村人たちとなじめないことに悩む美女ベル(エマ・ワトソン)。ある日、彼女は野獣(ダン・スティーヴンス)と遭遇する。彼は魔女の呪いによって変身させられた王子で、魔女が置いていったバラの花びらが散ってしまう前に誰かを愛し、愛されなければ元の姿に戻ることができない身であった。その恐ろしい外見にたじろぎながらも、野獣に心惹(ひ)かれていくベル。一方の野獣は……。■ 解説ディズニーが製作した大ヒットアニメ『美女と野獣』を実写化した、ファンタジーロマンス。美しい心を持った女性ベルと野獣の恋の行方を見つめる。メガホンを取るのは、『ドリームガールズ』や『トワイライト』シリーズなどのビル・コンドン。『コロニア』などのエマ・ワトソン、『クリミナル・ミッション』などのダン・スティーヴンス、『ドラキュラZERO』などのルーク・エヴァンスらが顔をそろえる。幻想的なビジュアルに期待が高まる。■ キャストエマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス、ケヴィン・クライン、ジョシュ・ギャッド、ユアン・マクレガー、スタンリー・トゥッチ、イアン・マッケラン、エマ・トンプソン、(日本語吹き替え)、昆夏美、山崎育三郎、岩崎宏美、村井國夫、吉原光夫、藤井隆、成河、小倉久寛、濱田めぐみ、島田歌穂、池田優斗■ スタッフ監督: ビル・コンドン製作: デヴィッド・ホバーマン製作: トッド・リーバーマン脚本: スティーヴン・チョボスキー脚本: エヴァン・スピリオトポウロス製作総指揮: ジェフリー・シルヴァー製作総指揮: トーマス・シューマッハ製作総指揮: ドン・ハーン撮影: トビアス・シュリッスラープロダクションデザイン: サラ・グリーンウッド編集: ヴァージニア・カッツ衣装: ジャクリーヌ・デュランスコア・歌曲・作曲: アラン・メンケン作詞: ハワード・アシュマン作詞: ティム・ライス音楽プロデューサー: マット・サリヴァンスコアアレンジ: クリストファー・ベンステッド歌曲アレンジ・指揮: マイケル・コザリン2017年5月11日Movix倉敷★★★★「帝一の國 」よくできた政界再編シュミレーションゲーム。評価は微妙。自民党(政治家)のドロドロを上手く若者(観客はほとんど20代男女だった)に説明する面もあるけど、結局単に1番になればいいと思っているアホ主人公を最後まで肯定して終わる。若者は、この映画を観てどう思うのか?「こんな欲望丸出しの世界、変えなくちゃいけない」と思うのか、「こんな世界近づかないようにしよう。関心持つまい。選挙も馬鹿らしい」と思うのか、「かっこいい。是非こういう世界で自分の実力を試したい」と思うのか。2番目ばかりのような気がする。若手役者が一堂にかいして、顔見せという面もある。ただし、これであまり演技力は測れない。ところで、永野芽郁はあんなに団子鼻なのに、どうしてあんなに可愛いのだろ。(ストーリー)全国屈指の頭脳を持つ800人のエリート学生達が通う、日本一の超名門・海帝高校。政財界に強力なコネを持ち、海帝でトップ=生徒会長をつとめたものには、将来の内閣入りが確約されているという。時は4月、新学期。大きな野心を持つ男が首席入学を果たす。新1年生・赤場帝一。彼の夢は「総理大臣になって、自分の国を作る」こと。その夢を実現するためには、海帝高校の生徒会長になることが絶対条件。「ライバルを全員蹴落として、必ずここでトップに立つ…そのためならなんでもする…どんな汚いことでも…。2年後の生徒会長選挙で優位に立つには、1年生の時にどう動くかが鍵となる。戦いはもう始まっているのだ!」。監督 永井聡出演 菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁、吉田鋼太郎2017年5月14日TOHOシネマズ岡南★★★★
2017年06月09日
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前回、「お金はいらない」と言いながらマンガのプロットを公開した。しかし、あまりにも短いので「これはお金以前の問題だな」と後で思った。それでもう少し詳しく書いてみた。これぐらいになると、「原案」とまでは言えなくても、「プロット」ぐらいは言えるのかな。ただ、共謀罪が成立したら、これさえも先ずは捜査の対象になるような気がする(^^;)。マンガのプロット。テーマは「能力とは何か」(改訂版)下線部分が新たに書いたところです。 20XX年、教育基本法が改正されて、国民の青少年は国民ナンバーによって管理され、学年ごとに通しで成績が打ち出されいた。その20年年後、今度は国民全体を「評価」して、適性場所に勤めさせる法律ができる。 「遂にNR法が通ったな。今度の適性発表が愉しみだよ」 「僕は憂鬱でならんよ」 「そうだな、お前はいつも学年7Rだったからな」 「加地くんはいいよ、いつも1Rなんだから」 「そんなことはない。今度は別に共通試験をすることはなかったし、第一国民18歳以上の8000万人が対象だ。そのうち100万人しか枠がないGJに入れるかどうかは、実はドキドキなんだ」 「加地くんは大丈夫だよ」 「そうだよな。俺の上司を見てきて、確信している。あいつらは20年先に就職しているだけで、管理職になった。あいつの給料が、俺たちの汗水たらした努力を掠め取ったものだと思うと腹が立つ。今回は、やっとそれが是正されたんだ。キシ首相は、首相任期を10年延長したりして、軍事産業に舵を切って、一部批判している人がいるけど、それは出来ない奴らの僻みであって、正当な実力に正当な褒賞を与えるのは、至極真っ当なことだし、歴代首相の中でも最も革新的な首相だと思う」 処が、加地は平均よりも下のPTに入り、学年7Rだった山下がGJに入った。加地は卑屈になる。山下は、「評価」の仕組みに疑問を覚える。そして、GJトップの高本から、そのとんでもない「秘密」を知らされるのである。山下は地下組織と連絡をつけ、加地と連絡を取りながら、政府の野望を覆す。 主な登場人物 山下 ずっと学校の成績が中の下で、一度だけ加地と共に出場したロボコンで、画期的な作戦を思いついて優勝した。そのメンバーだったコネで加地と同じロボット生産会社に入社。営業担当。 加地 学校の成績は常にTOP。ロボコン選手権で、ロボット制作の中枢を担う。山下の会社で制作部課長に歴代最年少で昇進。 キシ首相 アメリカの有名IT産業CEOの孫ではあるが、なぜか日本の元首相のミドルネームも持ち、20歳代で日本に帰化。27歳で初入閣。30歳で官房長官。35歳で首相に。以後、日本をアメリカに次ぐ軍産国家に作り変え、貧富の差も激しくなったが、世界二位(一位とは国民当たりで追い抜く)の富裕国になって、圧倒的支持を得て首相二期目にして更に10年延期法を通し、国民総活躍法(NR法)を通す。 坂本参与 キシ首相の懐刀。経歴不明。 高本 NR法で暫定一位を取った。知識並びに直感力並びに豊かな感覚と人望を持っているが、好奇心から秘密保護法で隠されていたNR法の真の目的を知る。「それも面白いかな」と思っている。 岡田 抵抗地下組織の東京支部リーダー。相次ぐデモ、宣伝、選挙の失敗から、キシ首相暗殺並びにテロによるNR法暴露、全国呼応による臨時政府成立にしか、道はないと思い出した。 京子 岡田の姪。両親を共謀罪違反で、長期拘留、獄死させられた恨みで、岡田の片腕になろうと決意している。 村上 東京支部の副リーダー。テロによる抵抗に未来はないと信じている。最終的に選挙による民主政府を作るのは、岡田と同じ考えだが、その過程は、あくまでも「非暴力主義」を貫くべきだと思っている。しかし、その具体的な戦術も行動力もない。 高本が盗んだその秘密とは、全国民の40年間のWeb閲覧履歴、健康保険証利用履歴、住所、遺伝子情報などから、すべての国民の適性と将来とも予測して、限られた1万人の「選民」とこれを進めた10万人の「良民」だけが、これらを管理運営する権利と権力を持つ究極の管理運営国家の創設である。(いわばアニメ「サイコパス」の前史であるが、反対運動によりこれを粉砕する未来を描くのが目的。そういう意味では、私の目指す未来はニヒリズムではない) その過程で、山下の潜在能力(直感力のハイパー級、並びに健康遺伝子の証明)も引き出されるが、加地の個性的な能力(情報整理能力ハイパー級並びに集中力)も明らかになる。 加地は、初めて自然と接して、自分が如何に狭い世界の情報のみを整理していたかに気がつくのだった。 最後、山下は加地と対等宣言をする。
2017年06月07日
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「ビッグイシュー312号」ゲット。最近販売員さんは、天満屋前の定位置で売るのではなく、商店街を歩いて売る形に変えたようだ。まだその効果は検証できていないようだ。 表紙は若手俳優で映画に出演し続けている池松壮亮(いけまつそうすけ)。石井裕也監督の「夜空はいつでも最高密度の青色だ」の紹介として、インタビューに答えている。しかし、今回はハリウッド俳優のインタビューとは違い、池松壮亮のプライベートには全く言及せずに、ほとんど映画評みたいになっていた。 池松さん演じる慎二は、工事現場で日雇い作業員として働いている。大都会の片隅で、昼は肉体を酷使して日銭を稼ぎ、夜は狭いアパートに帰って1人眠る。その姿は刹那的で、孤独が滲み出ているかのように見える。(略)慎二は仲間や隣人の突然の死に遭遇し、不安と孤独に苛まれていく。そんな慎二と付き合うことになる美香もまた、不安と孤独の中で日々を過ごしていた。(略)作品のいたるところには、死の予感が漂っている。美香と慎二は若く、健康で、安全で、豊かな国に住んでいる。死とは縁遠いはずの2人が常に感じる死の予感は、テロ、天災、戦争といった恐怖がまことしやかに語られる、もう一つの日常に符号しているようでもある。(5-6p) ライター飯島裕子のこの映画評は、いかにも都会の若者が書きそうなエッセイのように、私には感じられる。「まことしやかに語られる」?確かに映画の2人の若者は健康だが、果たして慎二は「現実に」安全だったのか。かなり危ない処を渡っていたのではないか。慎二や美香は豊かだったのか?作品の中で、2人は声高には語らない。しかしその「不安と孤独」は「まことしやか」な描き方ではなかったと、私は思うのである。 「ビッグイシューEYE」では、関良基氏が「水道法改正」に警笛を鳴らしていた。知らなかった。水道民営化法案がこの国会に出ていたとは。 「(送電網とは違い)水道管は一系統しかないため、一社独占の形態しか成り立たず、競争原理は働きません」水は生活必需品で、ライフライン。市場原理に委ねてはいけない。あの悪名高いフリードマンが唱えた市場原理主義に後押しされて、世界中で広まった水道民営化は、今は再公営化が世界的趨勢だそうだ。しかし、日本は世界を知らない。アメリカしか知らないので、大きく舵を切ろうとしている。大問題だ。 2017年6月6日読了
2017年06月06日
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「〆切本」左右社編集 私は〆切に興味があった。なぜならば、常に〆切に苦しめられているし、一方では大量の文章を日々生産しているからである。 もちろん私は作家ではない。しがない普通のブロガーに過ぎない。それでも、この12年間、だいたい800字から1600字ぐらいまでの駄文(原稿用紙2-4枚)を書き続けて、ネタが尽きた事がない。ブログ記入率はこの8年間75%で一定しているから、一週間に6ー5日は書いている事になる。そんな文章家ならば、この本の中の郷土大作家・内田百間の様に、〆切すぎて書けないで年越しをするようなことがなかったかというと、ほぼ毎月その苦しみを味わっていると告白する私がいる。 私は素人ながら、地域サークルの会報を二ヶ月に一度つくり、地域労組機関紙の映画欄に連載を持っている。この二つが、常に〆切ギリギリか、〆切を越さないと完成しないのである。 あの木下順二が、仕事にかかる前になんと「馬書」を読み込み、情報カードを生産し、それがおそらく万の数ほどつくっているというのを読んで、「あゝ同類がいる」と安心する。 神様の手塚治虫の様子は、とても参考にはならないけれども、「遅筆堂」というあだ名を敬意を持って私も拝借している井上ひさし名人のエピソードは、私にはとっても癒しになる。今回のエピソードは、今まで読んだことのないものだった。少しメモする。 ◯缶詰病の潜伏期間は次の等式で表される。(原稿用紙枚数の二乗×締切日までの残り日数×作物に対する患者の意気込み×原稿料或いは報酬)÷編集者の原稿取立ての巧拙。 ◯発病症状は初期が躁状態。中期は、睡眠を貪る。その次は、放浪癖。◯◯の目を盗んで盛り場をうろつく、要らないものを買う、映画を観て回る。最終局面、自信喪失の極に達し「次号回しにしてください」「殺してください」という。この場合、編集者はその願いを聞き入れてはならない。なぜならば、この病は「とにかく書かなければ治らない」から。 ◯井上名人は、末期症状の患者を缶詰状態にすると、奇妙なことに「ほとんどの患者が自力で立ち直る」と書いている。しかし、これは症状がまだ慢性化していなかった頃の文章だと思われる。患者(井上ひさし)はその後、大穴を何度も開けるからである。 川本三郎が天使のような編集者のことを書いていれば、元編集者の高田宏が編集者泣かせのクズ作家について書いている。 私には潜伏期間はない。私に編集者はいない代わりに報酬もゼロなので、ゼロ×全ての数字でゼロなのである。そして、なんの因果か、年に7回くらいは「完徹」をしても出来ないで〆切という「デッドライン」をやすやすと超えるのだ。 2017年6月5日読了
2017年06月05日
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「AKB48総選挙 公式ガイドブック2017」講談社ムック 今年もガチで予想していきます。5月31日AKB総選挙速報発表がありました。卒業や出場辞退が吹き荒れる中、かなりの順位変動はあり得ると思っていたけど、まさかのNGTのロケットスタートを受けて、更に大きく予想変更をせざるを得なくなってしまいました。その時に役に立ったのが、この「総選挙公式ガイドブック」です。ここには完全ノーマークだった55,061票 荻野由佳(NGT48 Team NIII)、25,032票 本間日陽(NGT48 Team NIII)などのプロフィールもあるし、前回の票数も直ぐに判るので、いろいろ検討し易いのです。これで見ると、荻野などは既に速報段階で去年の選抜16位(47,094)を抜いています。選抜入りは決まったのかもしれません。一方本間の票数は、去年の37位規模です。もちろんこのままの票数はあり得ませんが、少人数の組織票がこのロケットスタートを支えているのならば、選抜入りは北原里英と荻野だけと予想したい。 それから、指原の組織票がどこまで続くか。今回速報32,340票、前回速報41,127票なのです。明らかに失速している。しかし、前回の最終24万票は、半分になったら厳しいけど、落として5万票という事をかんがえると、やはり一位は可能性大、或いはギリギリとなる。まゆゆが前回の17.5万にゆきりんの9万から4万を貰えたならば、逆転勝ちがあり得る。 珠理奈の速報3.4万は前回の3.5万とほぼ同数。珠理奈軍団は非常にまとまっているし、前回の11万に少し上乗せが考えられるのではないか。 宮脇咲良の21,151票は、前回速報の1.2万よりも勢いがある。単純に二倍はないかもしれないが、前回の1.5倍11万票は充分あり得る。となると、三位か四位だろう。三位かもしれないが、私は珠理奈推しなので、四位にする(^_^;)。 須田亜香里の組織票は見え易い。速報は前回も今回も約2.5万。しかし、そのあとの伸びが今回あるか?私は懐疑的だ。 このあとは、細かい数字の争いになるので、数字で読む事は出来ません。AKB総選挙は、数人の金持ちの投資で決まるとよくいわれていますが、それは私は神セブンあたりまでと思っています。AKBグループは、よくわかっていない人が多いと思いますが、一番の「活動」は、握手会を含む地方並びに劇場公演です。よって、テレビ露出が一番多いのが一番強いとは限らない。そういうのが、1番現れるのは選抜外の人たちなのですが、今回は選抜だけを予想するので、あとは私の「独断と偏見」ということになります。しかし、どう転んでも選抜に今まで見られなかった人たちが大量に入ってくるのは予想できます。私でさえも、荻野はもちろんのこと、九位 加藤夕夏 、十ニ位 倉野尾成美を今回初めて知りました。 では、私の予想を以下に述べます。 一位 渡辺麻友 二位 指原莉乃 三位 松井珠理奈 四位 宮脇咲良 五位 岡田奈々 六位 横山由依 七位 高橋朱里八位 北原里英九位 加藤夕夏十位 荻野由佳 十一位 須田亜香里 十ニ位 倉野尾成美 十三位 小栗有以 十四位 向井地美音 十五位 高倉萌香 十六位 須藤凛々花 最後の凛々花(りりぽん)は、今年からマイ推しに昇進したので、無理やり。あっ、でも、彼女は速報17位で、客観的にも全然無理ではありません(^_^;)。 2017年6月1日読了ちなみに、 公式ガイドブック予想は以下の通りらしい。
2017年06月04日
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「岳飛伝7」北方謙三 集英社文庫 いつもレビューは発行日の翌月の5日前後になっているので、読むのに2週間近くをかけているかのようではあるが、実際は違う。 たいていは発行日の5日以内に購入して、その5日以内には読み終わっている。いや、実際は2日で読み終える。読まないでは、いられなくなる。出来るだけ、ゆっくり読みたいと思う。読んでいる時だけ、現(うつつ)の憂さを忘れることの出来る本は少ないからだ。読み終わったら、何度か読み直す。そしてレビューを書き始める。そうやって、既に40巻以上の大水滸伝シリーズを読んで来た。 まだ10巻もあるのだけど、なんか既に終わるのが辛くなって来た。ここにいる登場人物たちとの別れが刻一刻と近づいている。 久しぶりに蔡豹が登場した。本人も本文の中でも「わたしは梁山泊ではない」と言っているが、なぜか王清と共に目次の登場人物欄に彼らは梁山泊として数えられている。実父を殺したのは、育ての親の蔡福だと信じてしまっている蔡豹の人生は、子午山でも真っ直ぐになる事はなかった。しかし浪子燕青が彼に仕事を与えた。そこから何かが変わらないか。期待したい。 宣凱さえも目に見えなかった史進の剣さばきに、日本の剣豪を当ててみたいなどの叶わぬ夢を持ってみる。長編ならではの超奥手・宣凱のエピソードが愛おしい。史進が言う。 「行け。行先は、おまえより、万里風が心得ているさ」(233p) 10万人の町は既に町ではない。国だ。南に行って、ただ営々と砂糖を作り、交易するという単純な仕事から、営みが大きくなっていって、生活だけではなく、幸福さえも求めてゆく。秦容が始めるその試みは、しかし梁山泊があるから出来たことではある。「替天行道の志が、なぜ存在し続けていられたのか。その理由が、はじめてわかるような気がした」(119p) 理想を追い求めるとは、どういうことか。ひとつのかたちを見せつけてくれて、わたしには、とても興味深い話である。 2017年6月1日読了
2017年06月03日
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「ビッグイシュー311号」ゲット!表紙はなんと「ザ・ビートルズ」!もちろん本人たちが出てくることはない。世界初のコンセプト・アルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」発表50周年を記念した号らしい。記念盤を作ったビートルズのプロデューサーだった人の息子、ジャイルズ・マーティンへのインタビューが主な内容。彼らは結果として世界史に大きな影響を与えた。本人たちは、そんな自覚はなく、そんなことに意識を持っていく余裕はなく、ただ楽しむことだけに専念していたとしても。インターネットも、間違いなく世界史を変えた。特集は「ダークウェブ あぶないネット社会」リード文は以下の通り。便利な社会を実現してきたインターネットは、今、不気味な闇に覆われつつある。 高い秘匿性を共有できる「ダーク(闇)ウェブ」では、違法物を売買する闇市場が拡大し、そこで最も取引の多いのが個人情報だ。また、ここ数年で急増した「フェイクニュース」は、嘘やデマを真実のニュースであるかのように伝え、米国の大統領選挙や英国の国民投票も左右するなど、影響力を強めている。さらに、私たちの日々の買い物、SNSの利用情報などは「ビッグデータ」として企業に保存、利用され、市民の通話やメールは米国の国家安全保障局(NSA)に傍受され、その監視システムは日本にも提供されている(※)。 「ダークウェブ」について高野聖玄さん(株式会社スプラウト代表)、「フェイクニュース」について津田大介さん(ジャーナリスト)、「ビッグデータによる監視社会」について宮下紘さん(中央大学准教授)に聞いた。ウェブ世界の闇から、ネット社会の今を知りたい。※2017年4月24日、NHK『クローズアップ現代+』参照インターネットを初めて使い出したのは、富士通のWindows95搭載のデスクトップパソコンをおそらく97年ごろに買って以来だと思う(たった今気がついたけど、今年はマイインターネット20周年!)。ニフティの掲示板系の交流サイトで、映画と考古学の皆さんの書き込みを熱心に見るようになり、やがては映画コメントは少し書き込むようになって、その事が私の人生の中で現在のブログや果ては地域の労組機関紙に映画評コーナーまで持つようになる処まで繋がっている。世界は広い。年間数十作を見るような映画ファンは、数行の感想しか書けないような映画評は、「井の中の蛙」であったことを気づかせてくれたのは、インターネットがあったおかげである。とても感謝している。金大中やノムヒョン大統領の出現や、アラブの春は、インターネットがなければ出てこなかった。一方でトランプもおそらくインターネットがなければ出てこなかった。今、周り回ってその「ダーク面」が大きくなっている。その事の危険性を、私たちは十二分に知るべきである。2017年5月31日読了
2017年06月02日
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