再出発日記

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2018年07月17日
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カテゴリ: 洋画(12~)

今回は珍しくたくさん観た(12作品)。三回に分けて紹介する。



「恋は雨上がりのように」
小松奈菜の走る姿や身体や、ツンデレの表情は想像以上にキチンと映像にあっていて、不器用であり得ない恋に、リアル感をもたらしていた。それだけが、この映画の手柄であり、45歳バツイチ男の未練たっぷりの夢(小説作り)は、私は共感を持つけど、添え物みたいなもの。ホンモノの恋に発展させないのは、ドラマとしては弱いけど、リアルでもあり作品としては爽やかな後味を残したと思う。

(STORY)
陸上競技に打ち込んできたが、アキレス腱のけがで夢をあきらめざるを得なくなった高校2年生の橘あきら(小松菜奈)。放心状態でファミレスに入った彼女は、店長の近藤正己(大泉洋)から優しい言葉を掛けてもらったことがきっかけで、この店でアルバイトを始めることにする。バツイチ子持ちである上に28歳も年上だと知りながらも、彼女は近藤に心惹(ひ)かれていく。日増しに大きくなる思いを抑え切れなくなったあきらは、ついに近藤に自分の気持ちを伝えるが……。
(キャスト)
小松菜奈、大泉洋、清野菜名、磯村勇斗、葉山奨之、松本穂香、山本舞香、濱田マリ、戸次重幸、吉田羊
スタッフ
原作:眉月じゅん
監督:永井聡
脚本:坂口理子
音楽:伊藤ゴロー
主題歌:鈴木瑛美子×亀田誠治
製作:市川南
共同製作:久保雅一、村田嘉邦、弓矢政法、山本浩、中江康人、高橋誠、細野義朗、吉川英作、田中祐介
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘
プロデューサー:春名慶、石黒裕亮、唯野友歩

2018年6月5日
Movix倉敷
★★★★



「デッドプール2」
「1」は観ていない。ここまで実在作品に言及するとは思わなかった。これが、アメリカのユーモア作品なのだろうか?アメリカならば、いつも爆笑しているのだろうか?わたしの観た劇場は、ピクリとも笑いは起きなかった(とツイートしたら「うちは大爆笑だった」と反論が来た)。今回の目玉のギャグは、「アナ雪」の「雪だるまつくろう」が、昔の映画のメロディのまるまるパクリである。ということ。日本人はもう少し反応しても良いのにね。


今回は、主人公は死にたくて死にたくて仕方ないらしい。バラバラになっても、真っ二つになっても、不死身なのがこのヒーローらしいが、それを逆手にとってここまで作劇するのが、ハリウッドということらしい。基本的に玄人受けする作品だけど、わたしは嫌いじゃないけど、好きでもない。


可愛い日本人の女の子、誰だったかな誰だったかな、とずっと思っていたら、なんと忽那汐里だった。英語をものにした彼女の活躍の場が増えている。

STORY
のんきに過ごすデッドプール(ライアン・レイノルズ)の前に、未来から来た“マシーン人間”のケーブル(ジョシュ・ブローリン)が現れる。大好きなヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)のためにまっとうな人間になると決めたデッドプールは、ケーブルが狙う不思議な力を持つ少年を守ろうと、特殊な能力があるメンバーだけのスペシャルチーム「エックス・フォース」を作る。
キャスト
ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、モリーナ・バッカリン、ジュリアン・デニソン、ザジー・ビーツ、レスリー・アガムズ、T・J・ミラー、ブリアナ・ヒルデブランド、カラン・ソーニ、ジャック・ケシー、忽那汐里
スタッフ
監督:デヴィッド・リーチ
脚本:ポール・ワーニック、レット・リース、ライアン・レイノルズ
製作:サイモン・キンバーグ、ライアン・レイノルズ、ローレン・シュラー・ドナー
2018年6月7日
Movix倉敷
★★★★

http://www.foxmovies-jp.com/deadpool/sp/



「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ3」
観客はオーバーエイジばかりではあるが、ある程度の入はあるようだ。どうして、60代、70代の女性は、あんなに素直に笑うことができるんだろ。


安定の家族会議。安定の特上ウナギの出前10人分。前回は、せっかく頼んだのに人の生き死にがあって無駄に終わったが、今回はホントに上手くいった。きっと、この部分は世の中の庶民感覚からかけ離れていると、山田洋次に意見が届いたのに違いない。わたしも、ずっとそれだけを気にしていた分、今回やっと納得のいく「出前」になったと思う。


前回死んだ小林稔侍が、今回当たり前のようにお父さんの友人として再登場しているところが、おお、これはパラレルワールド世界なんだと納得させる。おそらくこれからも少しづつ、設定は変わってゆくだろう。家の間取りはあまり変わらなかったけど、今回も家の前の景色は変わったと思う。


えっ⁉︎そういう話じゃない?そうだよね。でも、本来はあり得ないあの家族会議が、現代へのアンチテーゼになっているとは思う(結局寅さんと同じ構造)。主婦のシャドウワークというテーマは、実はその後に来る。西村まさ彦の傍若無人ぶりは、一生懸命工夫はしているが、予定調和であり、まあこういう喜劇としては仕方ないとも思った。反対に言えば、やはり傑作とは言い難い。


夏川結衣が、うまい具合に肉が着いて、非常にリアルな奥さんになってた。あれって、役作り?

(STORY)
平田家に泥棒が入り、長男・幸之助(西村まさ彦)の嫁・史枝(夏川結衣)がひそかに貯めていたへそくりが盗まれる。自分の身を心配せずにへそくりをしていたことに怒る幸之助に対し、史枝は不満を爆発させ家を出ていってしまう。家事を担当していた彼女がいなくなり、母親の富子(吉行和子)も体の具合が良くないことから、父親の周造(橋爪功)が掃除、洗濯、炊事をやることになる。しかし、慣れない家事に四苦八苦するばかりで……。
(キャスト)
橋爪功、吉行和子、西村まさ彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、藤山扇治郎、広岡由里子、北山雅康、大沼柚希、小林颯、小川絵莉、徳永ゆうき、小林稔侍、風吹ジュン、木場勝己、立川志らく、笹野高史、笑福亭鶴瓶
(スタッフ)
監督・脚本・原作:山田洋次
脚本:平松恵美子
音楽:久石譲
撮影:近森眞史
美術:倉田智子
照明:渡邊孝一
編集:石井巌
録音:岸田和美
プロデューサー:深澤宏
衣裳:松田和夫
装飾:湯澤幸夫
音響効果:帆苅幸雄
監督助手:佐々江智明、濱田雄一郎
タイトルデザイン:横尾忠則
VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
音楽プロデューサー:小野寺重之
宣伝プロデューサー:古森由夏
スチール:金田正
記録:鈴木敏夫
製作担当:杉浦敬
製作主任:牧野内知行
ラインプロデューサー:相場貴和
上映時間
123分

2018年6月7日
Movix倉敷
★★★★

http://kazoku-tsuraiyo.jp/sp/index.html



「ラッキー」
予想からかなりかけ離れたお話だった。老年の独身男の迎える癌の話だと思っていた。冒頭近くに、彼は倒れる。お話が始まったかと思いきや、ラッキーは変わらず健康体だと医者が太鼓判を押す。彼はラッキーなのである。でもさすがに「死ぬとは何か」を考え始める。


青年時には、第二次世界大戦で海軍のラッキーな炊飯兵で(ということは、現在90歳?)、しかしやはり死ぬ恐怖は感じていたようだ。特攻兵、集団自決等の日本人の死生観の前に、どうやらラッキーはずっと「無とは何か」「死ぬとは何か」を考えて来たようだ。常に答えの見つかるクロスワードパズルを解くことを日常としながらも、解釈によって真実は違うことにこだわる。「孤独と1人暮らしは違う」。


彼は、沖縄で7歳の女の子が米兵に向けた輝くような笑顔の話を聞いて、やっと「悟り」らしきものをつかむ。死はまぬがれない。死は「無」であり「空」である。けれども、しかしその先にあるのは、「微笑み」である。

アメリカ単館系映画の愛すべき一品。

(解説)
銀行強盗もしない、飛行機から飛び降りもしない、人助けもしない。
「人生の終わり」にファンファーレは
鳴り響かない ―
神など信じずに生きてきた90歳のラッキーは、今日もひとりで住むアパートで目を覚まし、コーヒーを飲みタバコをふかす。いつものバーでブラッディ・マリアを飲み、馴染み客たちと過ごす。そんな毎日の中でふと、人生の終わりが近づいていることを思い知らされた彼は、「死」について考え始める。子供の頃怖かった暗闇、去っていった100歳の亀、“エサ”として売られるコオロギ ― 小さな町の、風変わりな人々との会話の中で、ラッキーは「それ」を悟っていく。

現実主義で一匹狼、すこし偏屈なラッキーを演じるのは、2017年9月に亡くなったハリー・ディーン・スタントン。名バイプレイヤーとして知られるジョン・キャロル・リンチが、全ての者に訪れる人生の終わりについて、スタントンの人生になぞらえて描いたラブレターともいえる初監督作品である。また、ラッキーの友人役として、映画監督のデヴィッド・リンチが出演。実際、長きにわたる友人である彼らを当て書きした脚本は哲学的で示唆に富んでおり、彼らの"素"を思わせるやりとりを見ることができる。

(STORY)
神など信じずに生きてきた90歳のラッキーは、今日もひとりで住むアパートで目を覚まし、コーヒーを飲みタバコをふかす。ヨガを5ポーズ、21回こなしたあと、テンガロンハットをかぶり、行きつけのダイナーにでかけることを日課としている。店主のジョーと無駄話をかわし、ウェイトレスのロレッタが注いでくれたミルクと砂糖多めのコーヒーを飲みながら新聞のクロスワード・パズルを解くのがラッキーのお決まりだ。そして帰り道、理由は分からないが、植物が咲き乱れる場所の前を通る際に決まって「クソ女め」とつぶやくことも忘れない。
ある朝、突然気を失ったラッキーは人生の終わりが近づいていることを思い知らされ、初めて「死」と向き合うが ― 

2018年6月11日
シネマ・クレール
★★★★

http://www.uplink.co.jp/lucky/






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最終更新日  2018年07月17日 06時52分37秒
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