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2021年07月09日
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カテゴリ: 洋画(12~)
6月に観た作品はなんと12作品。4回に分けて、紹介します。



「HOKUSAI」
「絵で世界を変えるんだ」
「誰にも指図されずに絵を描ける日が来ないかなぁ」

北斎の若い時から、
蔦屋への弾圧、歌麿の手鎖50日、柳亭種彦の切腹という事件を縦糸に、北斎の絵師としての成長を横糸に描く、野心あふれる北斎像である。

お栄の女優見たことないなと思ったら、企画・脚本まで書いた河原れんだった。殆ど彼女の作品と言っていいのかもしれない。まだ若いのに、ものすごい野心的で、一生懸命2時間にいろんな要素を、これぞ映画だ、映画でしか出来ないんだ、という気持ちで作ろうとしている。
しかし、写楽の登場があまりにも突発的でもっと広がるのかと思いきや、次の章では広がらず、佐吉が滝沢馬琴だというのは知っている人はわかるかもしれないが、普通の人には伝わらない。せめて寛永何年とかの表示があって、幕府の以降の背景もわかればいいのだけど、蔦屋の弾圧も、柳亭種彦の弾圧も、背景が分からず、結果的に4章の話が上手く繋がらない。

テーマはハッキリしているのだが、それがすんなり入ってこない。まるで舞踏のように田中泯が演技をするし、それは見応えあるのだけど、作品全体から言う若干浮いている。
つまり、作品としては、少し空回りした野心作であった。

写楽と麻雪に新人を使って、ちゃんと存在感出していた。彼らは舞台俳優か?


STORY
町人文化全盛の江戸。後の葛飾北斎である貧乏絵師の勝川春朗(柳楽優弥)は、不作法な素行で師匠に破門されたが、喜多川歌麿や東洲斎写楽を世に送り出した版元の蔦屋重三郎(阿部寛)に才能を認められる。北斎は次々と革新的な絵を手掛け、江戸の人気絵師となるが、幕府の反感を買ってしまう。

キャスト
柳楽優弥(葛飾北斎(青年期))
田中泯(葛飾北斎(老年期))
玉木宏(喜多川歌麿)
瀧本美織(コト)
津田寛治(永井五右衛門)
青木崇高(高井鴻山)
辻本祐樹(瑣吉/滝沢馬琴)
浦上晟周(東洲斎写楽)
芋生悠(麻雪)
河原れん(お栄)
城桧吏(葛飾北斎(少年期))
永山瑛太(柳亭種彦)
阿部寛(蔦屋重三郎)

スタッフ
監督:橋本一
企画・脚本:河原れん
音楽:安川午朗
エグゼクティブプロデューサー:細野義朗
プロデューサー:中山賢一
共同プロデューサー:吉原大佑



「アメリカン・ユートピア」

コレは某映画ランキングでは、「茜に焼かれる」「ファーザー」を抑えてトップの位置にいることから観ることにした。

もっと物語がある(ミュージカル)のかと思いきや、殆どコンサート。
音楽映画には疎い私は、途中意識が飛んだ。
ドラマは緊張感が続くのになあ。

結局、
銃は無くそうね
家にかえろうよ
そんなことは言っていたと思う。

アメリカの逆にムキになったユートピアを、まだ希望はある、と励ます作品なのかな。よくわからんかった。

マイク・リーから見たデヴィッド・バーンのショウなのだけど、実にまんべんに判るように編集されていて(←上と言っていることが違う)素晴らしいと思う。



STORY
元トーキング・ヘッズのメンバーで、現在はソロ活動をするデヴィッド・バーンが手掛けたアルバムを基にしたブロードウェイの舞台が評判を呼ぶ。これを受けてデヴィッドは映画監督のスパイク・リーに映像化の話を持ち掛け、本作が完成する。冒頭では、プラスティックの脳を手にしたデヴィッドが登場。人間の脳の進化や、現代社会が抱えるさまざまな問題について語り始める。
キャスト
デヴィッド・バーン、ジャクリーン・アセヴェド、グスタヴォ・ディ・ダルヴァ、ダニエル・フリードマン、クリス・ジャルモ、ティム・ケイパー、テンダイ・クンバ、カール・マンスフィールド、マウロ・レフォスコ、ステファン・サンフアン、アンジー・スワン、ボビー・ウーテン・3世
スタッフ
監督・製作:スパイク・リー
製作:デヴィッド・バーン
字幕監修:ピーター・バラカン

2021年6月8日
MOVIX倉敷
★★★



「しあわせのマスカット」
イオンワンデイパスポート一作目。
赤磐の桃映画のこともあるし、全く期待しないで観たら、まぁ悪くない作品だった。

ロケ地は全編岡山市と船穂、それと少しサービスなのか美観地区。無理ない移動距離で作られていた。最初、イオンやら源吉兆庵が嫌というほど出てくるのは、まぁ仕方ない。無理ない使い方なので、まぁいいでしょう。

最後は「しあわせのマスカット」か「太郎さんのマスカット」お菓子が完成するかと思いきや、それは作品上からもこんな新人に作らせるのは無理と思わせてちゃんと終わる。じゃあ何を描いた作品かというと、マスカット農家の大変さではなくて、新入社員は初志貫徹して頑張れ!という励まし映画でした。

おそらく、唯一真備の大水害を大きく脚本の中に取り入れた唯一の映画になるだろうから、そういう意味でも貴重です。主演は元気なだけが取り柄の福本莉子。まぁいいんじゃない?

演出・脚本は、もう少し考えて欲しい。65点。

【ストーリー】
フルーツ王国と呼ばれる岡山県を舞台に、ぶどうの女王“マスカット・オブ・アレキサンドリア”を使った果物和菓子に出会って魅了された高校生が、いつかは自分が創作した和菓子を作ることを目標に、その和菓子会社に入社していろんな失敗を重ねながら、会社、農家、そして2018年7月に起きた西日本豪雨による未曾有の大水害を体験しながらも、自分の夢を叶えようと奮闘するさまを描く。北海道から修学旅行で岡山に来ていた相馬春奈(福本莉子)は、入院中の祖母のために、ぶどうの高級品と言われる“マスカット・オブ・アレキサンドリア”をお土産にしようとしたが財布を落としてしまう。あまりの値段の高さに諦めに境地だったが、そんな時に見つけたのが、アレキサンドリアをそのまま和菓子にした「陸乃宝珠」だった。手元に残っていたお金でそれを買った春奈は、祖母が食べて喜んでくれたことに感動し、「お菓子は人を幸せにする!」と、その和菓子を発売していた岡山の老舗和菓子メーカーに就職をした。笑顔で元気な春奈だったが、研修中は何をやらせても失敗ばかりで、困った人事部は、昨年の新入社員が半年足らずで辞めてしまったという、偏屈で名高い、ぶどう農家・秋吉伸介(竹中直人)のところに配属させたのだった。拒否されながらもなんとか紳介にくらいつく春奈。なかなか心が通いあえなくても負けずに頑張るその姿に、次第に紳介との距離を縮めていく。そんな時、岡山県に未だかつて経験したことのないという、大雨、大洪水が襲った……。

【公開日】 2021年5月14日
【上映時間】 93分
【配給】 BS-TBS
【監督】 吉田秋生
【出演】 福本莉子/中河内雅貴/本仮屋ユイカ/土居裕子/長谷川初範/竹中直人

2021年6月10日
岡山イオン・シネマ
★★★





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最終更新日  2021年07月11日 09時53分18秒
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