昨日の4月10日(土)、
加古川でおこなわれた 植松努さん講演会
に行ってきました。
いやあ~、よかったです。2時間が、あっというまでした。
僕が過去に経験した中では、間違いなく一番の講演会だと思います。
▼ 植松努さんの講演会が加古川で開催されます!
で紹介した、講演会です。
DVD&ブックに収録されていたお話と話の骨格は同じながら、
スライドが豊富に使われ、詳しいお話に
ぐんぐんひきこまれました。
個人的に印象に残ったところを書きます。
・昔のマンガやアニメは、あこがれられる未来像を子どもたちに提示していた。
これ、まさにそうなんですね。
僕も マンガ や アニメ にかなり影響を受けました。
『ドラえもん』にしても、
科学がみんなをしあわせにする未来像
を提示していた。
スポーツ根性ものは、
「特訓」すれば上達する、強くなる
、という
イメージを強化していました。
講演では、
・『鉄腕アトム』にあこがれて実現しようとした人たちの努力が、
「アシモ」にたどりついた
という話などをされていました。
それと対比して
・今のマンガやアニメは「ものをゲットする」ことに
あこがれを持たせるようになっている
ということが言われていました。
今のマンガやアニメも、「友情」などの価値観や「努力」などの価値観をベースに
うまくストーリーを展開しているものが多いですが、確かに「自分がどんどん成長し、向上していく物語」から
「次々と新しいものをゲットしていく物語」に変わっていっているような気もします。
ただ、「ゲットしていく」ということも、お金で買うという方法論だけではなくて、
「自分で作ることによりゲットする」という方法論がとられるならば、
僕はこれはとてもいいことだと思います。
僕が子どもの頃、ビックリマンシールが流行りました。男の子たちのほとんどが、シール集めに熱中しました。
そんな中で僕は「これはおもしろい」とシールを集めながらも、
自分でオリジナルキャラクターを作って、
オリジナルシールづくりに挑戦しました。
ビックリマンシールの裏面にはキャラクターの説明が3行載っているのですが、
うまい文面を考えたりして、既存のものまねしながら
自分の創造性をはぐくむことにつなげていたのです。
植松さんは思いっきり「 自分で作る
」派の人です。
小学生の時の ペーパークラフト作り
が、大人になってからの
ロケット作り
にまでつながった人です。
そして「自分で作る」との大切さは、僕もひしひしと感じます。
植松さんのやっていることはあまりにも先を見ていて、
今の周囲の人から見たら「そんなことをやって何になる」
と言われるようなことが多いと思います。
でも、だからこそ、そうやって言われながらも結果を出してきた、
植松努さんの講演を、広く多くの人たちに聴いてもらいたいです。特に、「自分なりに工夫して頑張ろうとしている」人たちの
心の支えとしてもらいたいです。
DVD&ブックでは、講演録と講演DVDがセットになっていて
お得です。
見られたことのない方はぜひ!
▼『 きみならできる!「夢」は僕らのロケットエンジン
植松努の特別講演会
北海道の小さな町工場が"知恵"と"くふう"で「宇宙開発」に挑む
』
(植松努、 現代書林
、 2009/9、4200円)
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