きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2010.07.03
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カテゴリ: よのなか(社会)

この本に書いてあることは、ぜひ、みなさんに知っておいてほしいことです。

少し古い本ですが、世界の子どもたちの現実が、書いてあります。

特に、サッカーワールドカップ南アフリカ大会で盛り上がっている現在、
アフリカの子どもたちの現実について、
もっと知っていく契機にしてもいいんじゃないか、と思います。


トットちゃんとトットちゃんたち

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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
黒柳徹子さんがユニセフの親善大使として訪れた、
飢餓や戦火、災害、貧困に苦しむ国々。
そこで出会った忘れえぬ子どもたち...。

私たちがあたりまえと思うことが、けっしてあたりまえでない世界の現実。
ここに書かれていることは、とてもつらく、せつないけれど、
あなたに知っておいてもらいたいことです。小学上級から。
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以下、どうしても伝えたい、どうしてもおぼえておきたいと思った箇所を、読書メモの形式で抜粋します。

日本のいまの生活とは、全く違う生活が、そこにはあります。

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トットちゃんとトットちゃんたち 』読書メモ

年間降雨量 は 24ミリ (ニジェール・1985年)

 ニジェールでは、1年間で、24ミリしか雨が降らなかった。

 東京では、1年間に1,405ミリ

ゲリラ  (モザンビーク・1987年)

黒人政権がうまくいくことは、南アフリカにとって脅威だった。

 南アフリカは、ゲリラに武器や資金を援助して、
 黒人政権を倒すことに荷担した。

 モザンビークは、ゲリラによって、国中を目茶苦茶にされた。

 ゲリラは、破壊した後、地雷を埋めていった。

 保健、教育の施設は特に大きな打撃を受けた。

 目の前でお父さんを殺され、お母さんを乱暴され、
 お兄さんたちをさらわれた、残された小さな子どもたちが、多くいた。

カンボジア ・1988年

 1976年に政権をとった ポル・ポト派

 3年8ヶ月の間に、100万人以上のカンボジア人を殺した。

 映画「キリング・フィールド」

義足 のボランティア (アンゴラ・1989年)

 アンゴラには地雷で手足を失った人が5万人

 人口比でいうと世界で一番多い

 若いお母さんは、8歳と2歳の子どもを連れて
 畑で仕事をしていて、地雷を踏んだ。

 前の日は、なかったのに。

 彼女の右足が吹き飛び、
 いっしょにいた2人の子どもたちは死んでしまった。

・スーダン・1993年

 スーダンの首都ハルツルーム

 いい飲み水がなく、首都に住む人たちの収入の半分ぐらいが、
 水代で消えてしまう。

・子どもたちの心の中 (ルワンダ・1994年)

 殺した人が、見知らぬゲリラではなくて、
 おじさんが甥を殺すとか、
 近所の人、隣の人、村長さん、というように、
 ふだん顔見知りの人同士の殺し合いだった。

 人々は疑心暗鬼に陥っていた。

 前の方から自分の家族を殺した人が歩いてきて、
 すれ違いざまに、耳元で、
 「あっ、おまえのこと、殺すの忘れていたな」と言った。
 (ユニセフに勤めている21歳の女性の話)

 避難民キャンプで、ユニセフの人が、小さい男の子に、
 「両親が殺されたそうだけど?」と聞いたとき。
 その子は「わかんない」と言ったが、
 あとから追いかけてきて
 「本当は、知っているよ」と言った。

 「じゃあ、あのとき、どうして話さなかったの?」と聞くと・・・

 「だって、あそこにいた通訳の人が殺したんだもん」

 5歳か6歳の子どもが、目の前で家族を殺されたうえに、
 必死で芝居をして知らん顔をしている。

・ルワンダの悲劇

 フツ族とツチ族の対立

 実際は、フツ族とツチ族の混血も多い。
 そんな場合、フツ族出身の妻に
 「4人いる子どものうち、半分はツチ族の血だから、
  2人は殺す。どの子か選べ」といったようなことも、
 数多く起こった。

 母親にとって、どの子を選ぶなんてことはできない。
 でも、選ばなければ、4人とも殺すといわれる。

 現地の牧師が言った言葉
 「いま地獄に悪魔はいない。みんなルワンダにやって来たから」

・子どもの権利条約に、
 子どもを兵隊にしてはいけない、
 と書かれている。

 ルワンダも1991年に批准。

 でも、実際に戦争がはじまれば、そんなことは、誰も気にしない。

・1回の売春は「6グールド」(=42円) (ハイチ・1995年)

 失業率が80%

 小学校就学率は26%

 中央墓地にはストレート・チルドレン。
 売買春のメッカ。

 ほとんどが、12,3歳の子どもたち。
 12,3歳といえば小学6年生です。

 売春している人たちの72%はHIV(エイズウイルス)に感染している。

 ブランド物がほしくて、売春行為をしているのとは違います。
 これで家族を養っている子もいるのです。

 12歳の少女ニコルの言葉
 「(エイズは)怖いけど、エイズになっても、
 何年かは、生きていかれるでしょう?

 私の家族は、明日、食べるものがないんですもの」

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あまり余計な説明は不要だと思います。

黒柳さんが実際に現地に行かれてのレポートだけに
信頼できる事実が書いてあると思います。
ただ、世界の情勢はまた変わっているでしょうし、
この本をきっかけに、世界に目を向け、
自分で調べてみるのも、大事なことだと思います。

           世界に平和が訪れますように。

この本、今なら、文庫になっています。こちらのほうが、読みやすいと思います。


トットちゃんとトットちゃんたち

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Last updated  2010.07.03 11:44:23
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