昨日は ドラッカーの『マネジメント』の読書メモ でした。
では、それをふまえて!(笑)
こちらの方が読みやすいです。
『 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
』
( 岩崎夏海
、ダイヤモンド社、2009、1600円)
3か月ぐらい気になっていて、結局買っちゃった~という本です。
簡単に言うと、
「 野球部のマネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を参考にして、
野球部を立て直す
」というお話。
一部では「もしドラ」と略されているとかいないとか。(^^)
中身が思いっきりバレてしまいますので、
楽しみにしたい人は、読まないでください。
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『 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
』
読書メモ
(・は本の内容、 #の緑文字
は僕のコメント。
◆マと書いてある青字部分
は『マネジメント』の引用部分より)
・考えるより先にまず行動する。
・ まず「野球部を甲子園に連れていく」と決めてしまった。
#さらりと書いてありますが、これが物語の出発点です。
まず、自分の中で目標を決めないと、
『マネジメント』を読むことすら、はじまりません。
これを決めない人が多いです。
あ、僕もですね。(^^;)
決めてない人は決めてからこの本を読んでください。
そうすると、めっちゃ役立つ本になると思います。
◆マ: 才能ではない。真摯さである。
◆マ: 「われわれの事業は何か。何であるべきか」
を 定義することが不可欠
但し、わかりきった答えが正しいことはほとんどない。
◆マ: 出発点は1つしかない。
顧客
である。
顧客によって事業は定義される
。
・顧客が野球部に求めていたものは、「感動」だった。
・『マネジメント』は、マネジメントチームの基本テキストとなった。
・まず、マネジメントチームが週ごとの目標を設定。
それをもとに 部員たちに練習方法を決めさせた 。
◆マ: 自己目標管理
の最大の利点は、
自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになることにある。
・チームごとにリーダーを決め、それぞれの管理運営は、
そのリーダーに任せるようにした
。
・「自分の仕事が組織の成果に結びついている」と
実感できなければ、働きがいも生まれない。
・成績の推移を記録し、グラフ化して渡すようにした。
チームごとの成績もそうだし、各部員についての成績もそうだった。
・フィードバックや勉強会など、
ミーティングに割かれる時間は必然的に増えていった。
週に1度はミーティングを一斉に行い、
グラウンドでの練習は行わない日を設けることになった。
(NGD:ノーグラウンドデイ)
#野球部なのに、野球の練習を行わない日がある、
というのがおもしろい。
それだけ、ミーティングが大切で意味がある、ということなのでしょうね。
あなたは「ミーティング」と「本来の活動」、
どれぐらいの比重で行うべきだと思いますか?
仮に「ミーティング」比率が0と50と100で考えると
分かりやすいと思います。
本務を効率化するラインというのが、どうもありそうです。
◆マ: イノベーションの戦略の一歩は、
古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを
計画的かつ体系的に捨てることである。
→ 「 何を捨てるか? 」
→ 「『送りバント』と、『ボール球を打たせる投球術』を捨てる!」
#ここも面白かったところです。
僕は「捨てる」ことをなかなかしないのですが、
「捨てる」からこそ、道がはっきりするものですね。
「何でもアリ」のオールマイティは、一見一番よさそうですが、
そこは考えどころです。
・野球部の練習には、集中するポイント、
すなわち「立つ場所」が必要であった。
・何かに集中し、何かを捨てる。
・攻撃のポイントを
「ストライクとボールを見極める」ということに決めた。
・ボール球を見送る練習を集中して行うことになり、
攻撃に関しては、それ以外の練習は捨てた。
・みなみは、正義の打ちだしてくるアイデアについて、
良し悪しを判断しない
よう心がけた。
ほとんど無条件でその実行を手伝った 。
・彼の「意欲」や「士気」を大切にしようとしたのだ。
#僕はすぐ「良し悪し」を判断してしまいます。
でも、自分が逆に、何でも無条件で手伝ってもらったりしたら、
どれだけうれしいか。
・ 自分たちが取り組んできたマネジメントの方法を、 野球部以外にも広げていく。
他の部の部員たちをも生かす。
・部活動におけるマネジメントのコンサルタントを始めることにした。
#野球部だけにとどまらない、というのがいいです。
「いいことは広げる」「他に与える」「貢献する」ということ、
これがまた、巡り巡って、いい循環をつくるのです。
こうなると、もうどうにもとまらない♪
ここまでいけば、周りの応援もあって、
自動的に上に押し上げられていく。
◆マ: 無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、
寛大たりうる。
だが、 真摯さの欠如は許さない
。
決して許さない
。
◆マ: 組織構造は、組織のなかの人間や組織単位の関心を、
努力ではなく 成果に向けさせなければならない。
成果こそ、すべての活動の目的である。
あなたが今属している「組織」(学校、学級、職場などなど)が、もし「改革」を必要としているなら・・・
そのマネジメントの一つの方法を、この本は具体的に教えてくれると思います。
「野球部」に対する具体的なマネジメントのしかたは、
けっこう奇抜なものもありましたが、「なるほど」と思える側面があり、
「こうすればいいんだな」と納得できるところがありました。
学校や学級のマネジメント、職場のマネジメントにも使えると思います。
↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します!
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