『ファシリテーション入門
』
(堀公俊、日経文庫、日本経済新聞社、2004、830円)
この本の読書メモを書いています。
今回で9回目。
(第1回は こちら
。)
第5章「 構造化のスキル――かみ合わせ、整理する
」
以降、最後までの残りの3章分の内容です。
3章分をかなり駆け足で、部分的に抜粋して終わらせます。(^^)
全然関係ないですが、明日は、遠足です。
晴れますように!
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『ファシリテーション入門』
9
(p123~最後まで。 ・以降の 太字
部分は、本の内容。
顔マークのあとの 緑文字
は僕の個人的コメントです。)
<第5章「 構造化のスキル--かみ合わせ、整理する
」
第6章「 合意形成のスキル--まとめて、分かち合う
」より>
・問題解決の基本は、 小さな問題に「分ける」
・たとえば、重要度に応じて重みをつける。
・たとえば、カードに問題を書き込んで貼り出し、
並べ替えたり矢印を書いたりしながら、
各々の因果関係を調べていく。
・議論を描く ファシリテーション・グラフィック
・議論を描く ファシリテーション・グラフィック〇議論をリアルタイムに視覚情報(図解)に落とし込んでいく
一昨日見せていただいた国語の授業の板書が、
構造的な板書でした。
それもファシリテーション・グラフィックの1つだと思います。
子どもたちの意見を、黒板のどこに書くか瞬時に判断され、
最終的に大きな「絵」になるように板書されていました。
僕はそういう板書ができないので、
素直に「すごい!」と驚きました。
・随時メンバーの確認を得ながら、議論をまとめる
・議論が終わったら、 デジタルカメラ
で撮影。
→ 記録として残す。
メールで配布したり、そこから議事録をつくることもできる。
僕が特別支援コーディネータをさせていただいていたときは、
会議時のホワイトボードを撮影したものを、事後にお配りする
結果報告の紙に貼りつけていました。
僕の字はかなり乱雑なので、
PCで打ったきれいな文字のすぐそばにあることで、
ホワイトボードの手書き文字の汚さが
さらに際立ってました。(^^;)
■ 合理的で民主的に意思決定をする
・ファシリテーターはプロセスに働きかけるのであって、
生み出すコンテンツは メンバー自身に考えさせる。
かなり忍耐強い働きかけが必要。
それだけに達成感の大きい仕事。
■ 協調的にコンフリクトを解消する
・コンフリクトがないときには、
あえてコンフリクトをつくって
議論を活性化させることも必要。
それくらいやってこそ、
優れた意思決定ができる。
議論においては「もめる」ということを避けがちですが、
あえてそれを生み出す必要があるくらい、
大事なことなんですね。
いつも反対意見を言う人は、大事にしなくちゃ!
・コンフリクトが発生したときは、
メンバー相互の理解が深まるような働きかけから始める。
「Aさんは、Bさんのご意見をどのように理解されましたか?」
↓
・その後、意見の裏にあるコンテクストを引っ張り出す。
「では、Aさんはなぜそのような意見をお持ちになったのか、
背景を聞かせてもらえませんか?」
・ 共感があればWin-Loseにはならない
・Win-Winでの対立解消をめざす
・ 粘り強く話し合いを続けるしかない
・そもそも、 リーダーの意思
を
ビジョンや経営哲学といった形で、
日常のコミュニケーションを通じて
チームに伝えておく。
それさえできていれば、
そんなにおかしな結果にならない。
そういう 大きな方向性だけを伝えておき、
後は個々のリーダーシップに任せるのが、
支援型リーダー
。
<第7章「ファシリテーションの実践に向けて」 より>
・実戦経験を積むことが唯一の上達の方法
・ どんな場面でもひるまない度胸をつける
・チームの喜びが自分の喜びとなり、
大きな愛でチームを包み込めるようになって初めて、
信頼されるファシリテーターとして、
組織や社会を引っ張っていける。
★忘れてはならないのは、
ファシリテーターの高い志。
・当事者が議論している内容を超越した、
大義ともいうべき大きな理念やビジョン。
そのエネルギーを惜しみなく場に降り注いで
協働のダイナミズムを生み出していく
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これでこの本の読書メモは終わりです。
長いメモに最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
僕自身は、「ファシリテーション」についての本をまとめることで、
とても勉強になり、よかったと思っています。
みなさんはどうだったでしょうか?
ファシリテーションについては以前からとても興味があり、
実践していきたいと思っています。
しかし、実践はなかなかです。
会議だけでなく、「授業」などにおいて、子どもたちの集団に使える部分も多々あると思います。
また、子ども・職員・PTAの親睦を図る
レクリエーション行事で取り入れてみても
おもしろいと思っています。
ファシリテーションをうまく機能させることで、
それぞれの「ちがい」をいい方向に生かして
メンバーが手を取り合っていけたら最高だと思っています。
少しずつ、進めていきたいです。
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