今日は月曜ですが代休の日なので昨日の続きをちゃちゃっと更新しときます。
『
五輪書 まんがで読破』
(宮本武蔵
、イースト・プレス、2009、580円)
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『
五輪書 まんがで読破』
2
(「火の巻」以降、最後まで。
・以降の 太字
部分は、本の内容。
顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)
・敵が先に攻めかかってくるとき、
こちらは少しも相手にかまわず・・・
むしろ敵にはこちらが弱いように見せかけること
そして相手がこちらの間合いに入ってくれば
飛び退くようにぐんと大きく離れて・・・
敵が弛むのに合わせて一気に強く出て勝つ
・敵が素早く近づいてくるときは・・・
こちらはゆっくりと強く出てみせ・・・
敵を自分に引きつけたところで
強調していた体勢を崩して
敵が拍子抜けしているところを瞬時に打ち
勝ちを得ること
前回にも出てきましたが、
武蔵はかなり「拍子」(リズム)というものを重要視しています。
相手に勝つには相手の拍子を崩すこと。
逆に言えば、相手の拍子に合わせていくことで、
相手を理解したり味方につけたりもできるのでしょう。
音楽の演奏などで、プレイヤー全員が「拍子」をそろえ、
一体感を全員が感じると、プレイヤー同士の心の距離も縮まります。
この本とは関係ありませんが、そういうことも、思いました。(^^)
・「枕をおさえる」
= 敵の頭を上げさせない
・相手の性質をよく観察し
その得手不得手を見切り・・・
その後は敵の意表をつくように心がけ・・・
自分が得た情報から
相手に全く沿わない拍子で仕かけ
敵の調子(リズム)の上下の中から
乱れが出る間を見つけ
相手の崩れ目を突いて
先手を取っていく
・「 一をもって万を知る ことが 兵法の道である」
何事にも意欲を持って
果敢に挑戦を続ければ・・・
誰もが自然と自分の道の戦略家となり
成功への歩みを進めることができる
・武蔵は 自分が兵法を極めた境地を・・・
「 空
」と言い表している
空とは定まった形のないこと
形を知ることができないものを空と見る
仏教用語の「空即是色 色即是空」を思い出します。
武蔵は剣の道を極めることで、
仏道を極めた人と同じ境地に至ったのでしょうか。
数学上、「0」の発見は、大きな発見でした。
何もないことを、何もないと知る。
むしろ、「ある」と思えることも、実は「ない」と知る。
この世の中を最もシンプルに知るときに出てくる表現が
「空」なのかもしれません。
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