きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2021.06.24
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カテゴリ: 教育改革
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『私たちは子どもに何ができるのか 非認知能力を育み、格差に挑む』
(著:ポール・タフ・訳:高山真由美、英治出版、2017、1760円)

桜丘中学校の西郷先生が講演の際に薦められていた本。
芋づる式読書で、読んでみました。

アメリカの貧困層の子どもを救うために、どのような教育がよいのか。
それを実証的に研究した成果が書かれています。

一番印象に残ったのが、次のところ。
====================
・「たとえ逆境そのものの家庭環境でも、
  子供のためになるやりとりは起こっています。
  (略)
  たった1つのプラスの瞬間に照準を合わせるのです。」
(p63より)
====================

家庭でのやりとりをビデオで記録して、プラスの瞬間を拡大してフィードバックするという取り組みを紹介されていたところです。
「家庭環境のせいにしない!」
「改善は起こせる!」
ということに、希望を持てました。大笑い


せっかくなので、ほかにも1つだけ、引用してみましょう。

家庭ではなく学校の改善について。
教室を、子どもたちにとって、いかに意味のあるものにしていくか。

====================
自律性 」を実感するのは、教師が 「生徒に自分で選んで、自分の意志でやっているのだという実感を最大限に持たせ」、 管理、強制されていると 感じさせないときである。​
(p91より)
====================
こちらはロチェスター大学のデシとライアンの説明を紹介されているところからの引用です。

子どもが自ら学ぶように仕向けたいと大人たちは思っていますが、やはり、そのためには子ども自身に任せていくことが必要ですね。

コロナ休校などで子どもが自ら学ぶ必要性を実感したからこそ、こういった言説には心から耳を傾けたいと思います。

この本にはほかにも、子どもが自ら学び、自ら成長することを本人自身が信じられるようにするための先行研究が満載です。

生徒の自主性を重んじる桜丘中学校の取組に感銘を受けた方は、ぜひ読んでみてください。大笑い





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Last updated  2021.06.24 21:05:48
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