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日々いろいろあります。その中で、流されて生きるか、主体的に生きるか。どうせなら、「世界の中心で愛を叫ぶ」くらい、自分が中心になって周りに働きかけていきたい、と思います。 そのためには、まず・・・? 『だからあの人に運が味方する。』(中谷彰宏、世界文化社、2011/4、81分DVD付きで1600円)=============================『だからあの人に運が味方する。』2(p15~43より。) ・「今日ね、アハハ、メッチャ面白かった」と言えばネタになります。 話す人の失敗談のほうがウケます。 ・成功した話は、誰も面白いとは思いません。 ★失敗ほどおいしいネタはないのです。 ・失敗した瞬間から、「これは誰かに話したら笑える」という 使えるネタになるのです。 ・難しそうな顔で話しても、聞いてくれる人は誰もいない。・笑い仲間を持つこと。・最後に笑えば、全部が楽しい思い出に変わる。・面白いことを言ってから笑っているようでは遅い。 ・「ここ、笑うところですかね」が好きです。 ・笑った状態が、話を一番理解できます。 → ・笑いながら、講義をします。 ・ムスッとした顔をしていると、吸収できない。 ・難しい本を笑いながら読むと、意外にわかります。・笑った人の勝ちです。・笑っている人のところへ、 運が転がり込んで来る。・誰も見ていないときに1人で笑みを浮かべているのが、 最もハッピーな状態です。・どれだけニコニコしていられるかです。・ディズニーランドでは、トイレを掃除している人がゴキゲンです。 ・ひとつひとつの便器に名前をつけて、 「今日、顔色が悪いんじゃないの?」 「どう?今日はゴキゲンだね」 と話しかけているのです。 ・スキがあれば笑っていい。・イラッとした瞬間に、どれだけ笑えるか。・「にもかかわらず、笑う」ことが大切。 ・笑いも遺伝します。 よく笑う親からは、よく笑う子どもが育ちます。・笑うことができれば、ピンチは乗り越えられる。・笑うと、息詰まることがありません。(p43まで。)==============================この本を読みながら、何度も頭に思い浮かんだ曲があります。ウルフルズの「笑えれば」。♪「とにかく笑えれば~ 最後に笑えれば~」この曲の歌詞、大好きです。 「笑い」って大事だな、と あらためて思いました。 続きはまた次回! ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。ハッハ ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.08
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『だからあの人のメンタルは強い。』(中谷彰宏、世界文化社、2011/11、1300円)読書メモの続きです。============================『だからあの人のメンタルは強い。』2(・太字が本の内容、緑文字は僕の個人的コメントです。)・主導権は自分が握っていると気づくことです。 ・主導権は、主導権を握っていることに気づいた人のところに行きます。 主導権が相手側にあるというのは思い込みです。・リアクションのないものに、平気で、話しかけることができれば、 相手からリアクションがないくらいで、動転しなくなる。リアクションがない、といっても、言葉では返ってこないだけで 表情がどう動いたとか、空気がどう動いたとか(^^;) けっこう感じ取ろうと思えば感じ取れるものです。 すごくせまいリアクションにこだわっていたら、 「反応がない」とショックを受けることが多くなる。 たとえば、最近「あいさつを返さない子」というのが多いんです。 「おはよう!」とあいさつをしても、何も言わずに通り過ぎていく子。 いちいちショックを受けていたらやっとれないですが、 「それでも平気で話しかける」ところまでできれば、 中谷流で言っても、なかなかメンタル力がある方、と言えるかもしれません。・(マラソンで)今は「余力を残してゴールしろ」と言われます。 ・選手は、42.195kmをゴールと考えていません。 もっと長い距離の一部分という感覚です。僕はめったにマラソンの大会に出ませんが、 一度だけ5kmだったか10kmだったか走ったときに、 ゴールして「もっと走れるな」と感じたことがあります。 僕にとってはその時の距離というのは初めて走る距離で、 「めっちゃ長い」という意識でいたのですが、 ゴールのときに「なんだ走れるじゃん」と思えたのは とても自信になりました。 ゴールした時に、「まだ、もっと先まで行ける」と思えることは けっこう大事なのかもしれません。・「早く成功するにはどうしたらいいんですか」という質問は、 結果をイメージしています。 結果の中に成功はありません。 成功は根っこの中にしかないのです。============================この本の巻末に、「白熱のライブ講義DVD」付きの本が紹介されています。中谷さんの講演はお金を出してでも見たい筆頭です。講演DVD付きで、なんと1680円!本だけでも1365円で買えますが、僕はもちろんDVD付きを注文します。よかったらあなたもいかがですか? 【送料無料】『だからあの人に運が味方する。』 (81分DVDつき、1680円) 『だからあの人に運が味方する。』(書籍のみ、1365円)中谷さんの講演DVDはツタヤでレンタルもできますよ。 ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.12.04
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本日は警報にて休校。運動会を23日に控えています。僕の抱えていた仕事は休校のおかげでだいぶ進みましたが、運動会の練習ができないのはいたいところ。台風は明日最接近の見込みで、警報が明日も継続するのかが気になります。休校は1日で十分です・・・。 さて、読書メモの続きです。「道は開ける」おおっ。 『道は開ける新装版』今日は後半を読みます。=============================『道は開ける』2(p209~最後まで)・人生を彩るさまざまな事象のうち、 およそ90%は正しく、10%は誤りである。 幸福を願うなら、 やり方としては、正しい90%に力を集中し、 誤った10%は無視すればよい。ビジネスコンサルタントの神田昌典さんは 「選択と集中」という言葉をよく使います。 仕事では、確かに、こういうことが大事なのだと思います。 誤った10%に力を注いでやっきになってしまうことがなんと多いことか! 僕はとりわけそういう経験が多かったので、今は力を抜くようにしています。 正しい90%が見つかるまでは、力を入れない。(笑) ・(ボーギルド・ダール著『私は見たかった』より) 手術によって、彼女は以前の40倍も見えるようになった。 新鮮で心の躍る美の世界が開けた。 台所の皿洗いすら彼女にとってはスリルに富んだものとなった。 「私は白いフワッとした洗剤とたわむれ始める。 手を入れて、小さな洗剤の泡をすくい上げる。 その泡を光にかざすと、その一つ一つの中に 小さな虹の美しい輝きを見ることができる」小さい子どもは、同じように世界を楽しんでいます。 僕たちも、「初心」に戻り、新鮮な気持ちで世界と向き合えば、 驚くほどの美しさ・豊かさに囲まれていることが きっとわかることでしょう。 そういうことを忘れているから、 些末なことで悩んだりするのでしょうね。・「ありのままの自分を神の力にゆだねれば、 われわれのもっとも深遠な運命が成就される」 (ウィリアム・ジェームズ)・不当に非難されたと感じて怒りが込み上げてきたとき、 それを制してこう言うのだ。 「待てよ・・・おれだって完全無欠な人間ではないからな。 アインシュタインだって99%も誤っていたと告白しているくらいだから、 おそらくおれも少なくとも80%は誤っているかもしれない。 この非難は当たっているかもしれないぞ。 そうとしたら、むしろ感謝すべきだ。 そして、それを有効に役立てるように努めるべきだ」・「あんたがけがをしたのは、 からだを楽にする方法を知らんからだよ。 古いヨレヨレのソックスのように やわらかにしていなくてはいけないんだ」 「自分をヨレヨレの古いソックスと考えるんだよ。 そうすれば、いつも楽にしていられるよ」このたとえ、いいですね! 「古いヨレヨレのソックス」! これからの合言葉にしよう。 けがしそうなときは、「古いヨレヨレのソックス」。 つかれたときは、「古いヨレヨレのソックス」。 成功したいなら、「古いヨレヨレのソックス」。 あなたもぜひご一緒に。 「古いヨレヨレのソックス」。 ・当面の問題に関係のある書類以外は 全部机上から片づけよう。・「未処理の仕事はどこにしまっておられますか?」 「全部処理済みです」 「返事を出していない手紙などは?」 「1通もありません。 私は手紙の返事をすぐに出すように心がけています」 (精神分析医ウィリアム・サドラー博士)中谷彰宏さんと同じです! こうやって答えられたら、カッコいいだろうなあ。・(有名なラジオ・ニュース解説者H・V・カルテンボーン) 彼は毎朝出かける前に鏡をのぞいて、 自分にハッパをかけた。 ≪カルテンボーン、こいつをやらなくては食っていけないのだぞ。 やらなくてはならない以上、ひとつ愉快にやろうではないか。 自分が役者になってフットライトを浴びているさまを想像し、 観客がじっと見守っている光景を思い浮かべるのだ。 つまり、おまえのしている仕事は 舞台の仕事と同様、 滑稽千万なのだ。 なぜもっと情熱と興味とを投入しないのだ?≫=============================読んでいたあなたも、道が見えてきたでしょうか。具体的に今からできる行動が、いくつも書いてありました。ヤル気になっている今がチャンスです。とりあえず、僕はすぐ忘れるので、パソコンのデスクトップに貼り付けている付箋に、「古いヨレヨレのソックス」になって、ひとつ愉快にやろう!と追記しました。机上整理とかすぐに返事を出すとかは僕の一番苦手とすることですが、せめて「古いヨレヨレのソックス」になることだけは、忘れないでおこうと思います。 ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓よろしければ応援のクリックをいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.09.20
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カーネギーの『道は開ける』を読みました。カーネギーの『人を動かす』と『道は開ける』。この2冊は、「役に立つ」という点では、これ以上ないほど、役に立つわけで、僕がここで紹介するまでもなく、もうみなさんご存じなわけです。そういうわけで、著者や本の説明はすっとばしまして、さっそく、個人的にメモした部分の転記を図りたいと思います。『道は開ける新装版』=============================『道は開ける』1・HOW TO STOP WORRYING AND START LIVING各章の表紙ページに毎回記載されている言葉。 とばさず、そのたびに読むようにしました。 この1文に、この本の目的・効用が凝縮されています。 これを毎回確認することは、 その効力を飛躍的に高める意味があるはずです。 呪文のように口ずさんでみるといいかもしれません。・まず各章を速読し、 もう一度同じ章を精読する。この本は「役に立つ」ための本なので、 役に立てるための使い方が冒頭に書いてあります。 僕は役に立つために読みたかったので、 ちゃんとこれを守りました。 他の本を読むときにも役立つテクニックです。・(コロンビア大学の学長であった故ハーバート・E・ホークスの弁) 「混乱こそ悩みの第一理由」 「この世の悩みの大半は、 判断の根拠となる知識が十分でないのに、 あえて判断を下そうとするから生じる」・自分自身に不利な事実のすべて、 直面したくない事実のすべてを把握するように努めること。・図書館や実験室にいる人々は、多くの場合、 研究に没頭していて 悩んだりする暇がない。 1日18時間の勤務をつづけていたチャーチルはこう語った。 「私は忙しすぎる。悩んだりする暇がない」・≪法律は小事に関与せず≫ 悩む者もまた、小事にこだわってはならない。 小事にわずらわされないために必要なことは、 つとめて力点を変えてみること―― つまり、心の中に新しく愉快な視点をつくることだ。「力点を変えてみる」とは少し違いますが、 僕の好きな心理療法「ブリーフセラピー」の考え方では、 うまくいっていないときにするべきことをたったひとつ、 「Do different!」(何か違ったことをせよ) と教えています。 小さいことにこだわって深みにはまるのを避けるために、 方法はいろいろありますが、 「小さいことにこだわる」という典型的な失敗・自滅例を知ることが まず必要なことかもしれません。・「『平均値の法則から見て、まず起こりえない』 この言葉によって 私の悩みの90%は消え去りました」 (ハーバート・サリンジャー夫人)・アル・スミスがNY州知事であったとき、 政敵の攻勢に対して 何度となく 「記録を調べてみましょう・・・・・・記録にあたりましょう」 と繰り返した。・負けることもゲームの一部 ――いわば頂上をめざす者にとっての有効な訓練――・キリストが「自分の敵を愛しなさい」と言ったのは、 単に道徳律を説いただけではなく、 20世紀の医学をも説いていた。 「7たびを70倍するまでゆるしなさい」と言ったキリストは、 高血圧症・心臓病・胃潰瘍・その他の病気の予防法について語っていた。・ローレンス・ジョーンズは、 路上を引きずり回したあげく絞首刑と火刑を同時に行おうとした連中が 憎らしくはなかったかと質問されたとき、 「自分の大義のために精いっぱいで ――自分のことより大きな問題に無我夢中で、 憎んでいる暇などなかった」 と答えた。・エピクテトスは1900年もむかしに、 「われわれは 自分のまいたものを刈り取る、 そして運命は われわれの悪事に対しては災いで報いる」 と語っている。 「結局のところ、 人間はだれも自分のあやまちに対してつぐないをさせられる。 このことをよく知る人間は、だれにも腹を立てず、 だれもうらむことなく、だれの悪口を言うこともなく、 だれをも非難せず、だれをも不快にすることなく、 だれをも憎まないであろう」(p208まで)=============================事例がかなり豊富で読みごたえがあります。ここまでで、この本を半分読んだことになります。さて、以下はこの本の「関連商品」の紹介です。プレゼントなどに使える「特別包装版」というのがあります。企業戦士への就職祝いに贈ると喜ばれるかもしれません。(^^;)『道は開ける特装版』(3,990円)また、耳で聞く朗読CDもあります。通勤中の車で聞くといいと思います。ちと、高いですが。耳で聞くD・カーネギー道は開ける オーディオCD版(15,750円) ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓よろしければ応援のクリックをいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.09.19
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『なぜあの人は逆境に強いのか』(中谷彰宏、ダイヤモンド社、2011/7、1300円)僕は、「もっとも”話し方”がうまい人の名前を挙げよ」と言われたら、迷わず「中谷彰宏」と答えます。その著作も、「話しているように」書かれており、読者に伝わりやすい書き方という点では、右に出る者はない、と思っています。「誰に向けて」「何のために」という点が大変明確で、本を読むと、講演を聞いたのと同じ効果があります。この本は東日本大震災の後に書かれた本。「震災」という逆境をどうとらえ、どう行動していくのか、中谷彰宏の考え方が凝縮されています。「読むとためになる」という点で、これの右に出るものはありません。あなたが今一番困っていることの解決にも、きっと役立ちます!===============================『なぜあの人は逆境に強いのか』1(第1章「なぜあの人は逆境に強いのか」 第2章「なぜあの人は、最悪の事態でもやる気がわいてくるのか」より)・リーダーは、最悪の事態が起こった時ほど やる気がわいてくる。・「あなたは、おにぎりをつくってくださいね」と 仕事を与えることが、その人を一番元気にする。・思いを貫く人の物語を見ることで、 知らないうちに自分の視点が変わっていく。 「こんなふうに世の中を見ることができるのか」 という視点ができる。・希望は何から生まれるか。 希望は、視点を変えることでしか生まれない。・大切なのは、最悪の事態が起こらないところを探したり、 それを目指すことではない。 どんな最悪の事態が起こったとしても、 笑顔で助け合って生きていける社会と、 みずからの力を養っていくこと。 決して逃げないことが大切。・最悪の事態が起きた時に一番大切なのは、 明るいニュースを運ぶこと。 TVをつけると、悲惨な光景を映し出した映像がたくさん流れる。 TVでは、「どこどこのスーパーが再開した」というニュースは どうしても絵になりにくい(から流れない)。 だから、助ける側に回る人は、明るいニュースをまわすこと。 どこで誰が助かった、どこでどんなことが始まったという、 小さなことでいい。(p85(第2章の終わり)まで)=============================コンパクトに言い切ってあり、「なるほど」とうなづけることが多いです。物語を読む理由が、「視点の獲得」という点は、非常に勉強になりました。僕は昔、小説や詩を書こうとしたことがありました。でも、全然うまく書けませんでした。何がよくて、何が悪いのか、という、よしあしの基準が分かりませんでした。中谷さんの指摘を借りれば、自分が創作をする場合にも、「違った視点を提供できるか」が大事になるということが分かります。そういう基準で、世の中の名作と言われる物語や詩を読むと、「確かに」とうなづけることが多いです。 「仕事を与えることが、その人を一番元気にする。」これは、実際の避難所でのお話をいろいろな方からお聞きするにつけても、非常によく感じることです。非常時だけでなく、平時の学校でも、十分生かせる考え方だと思います。つづきは、また。ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓よろしければ応援のクリックをいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.09.14
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『発酵道』 著者:寺田啓佐(けいすけ:寺田本家 当主)腐るのではなく「発酵」するための本。その読書メモ。第3回、最終回です。 第1回はこちら。===============================『発酵道』3(第18話「発酵していくと幸せになる」より)・「負けてはならぬ、勝たねばならぬ」 とマインドコントロールされた人間は、 競争だけの人生を歩むことになる。 けれど、争えばいつかは負ける。 真理です。・「多種多様な力」 一人一人、一つ一つ、一匹一匹、 これらの力が多ければ多いほど、 たくさんの異なったものが加われば加わるほど、 大きな力になっていく。少年マンガでも、そうですね。 敵だったものがどんどん味方になり、 なんでもありの味方集団を形成する。 それでこそ、さらに強敵に立ち向かえるようになるのです。(^^)・「あの野郎、この野郎」だったり、 「あの人は苦手、この人も苦手」だったり、 その苦手をも取り込むのが、実はすごく大事なこと。・「徹底していく」 自分の信じた、大好きな道を徹底していく。 そのことに、自分の生命(いのち)をささげていく。・「楽しく働く」・商売なら、楽しく働いているのをお見せするのが、 「お店」なのだ。・「自分の持ち駒、持ち味を使う」 自分の出来ることを最大限に生かそう。「特別支援教育」の考え方も、 「強みを生かす」ということにあります。 教師自身が、自分の強みを生かしながら、 子どもたちの強みを生かしていくのが、 教育の理想形です。・「順風に乗る」 逆風、向かい風の中で努力したって、 体を消耗するだけで、 一生懸命進んでも一向に進まない。 そういうときは、無理しないほうがいい。・「無限に感謝する」 時間も空間も限りなく、どこまでも、何にでも感謝する。 これが究極の発酵へ向かう方法。 無限に感謝していると、トラブらない。 感謝は宇宙エネルギーを取り込む方法。・「決断は自分一人」 何かことを起こそうとしたとき、 合議制でやったら、とんでもないことになる。 一人で決断してやっていくということが非常に大事。 (第19話より)・一人が発酵しだすと、次から次へと波動の法則によって、 どんどんまわりへ伝染していくということが起こりだす。 響き合いなのだから、 まるで水に石を投げたら輪が拡大していくかのように広がっていくのだ。・具体的に私が毎日実行しているのは、 1日1回トイレで微生物に感謝するということ。 自分の便は食べ物のカスだと思っているかもしれないが、 半分以上が役割を果たした菌の死骸や菌そのものである。 私たちが食べた物を100兆の微生物が命がけで分解して、 血や肉や、エネルギーに変えてくれた。 と同時に微生物は、自分の中のゴミを出してくれた。 その死骸が、便に入っている。===============================著者の寺田さんが気づかれたことを学ばせていただいて、今さっき太字ででっかく書いたところを大事にしていきたいと思います。トイレで微生物に感謝する・・・までできたらすごいな。それでは、また。 ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓よろしければ応援のクリックをいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.09.08
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今日はまた反省が多いです。 学級担任の先生がお休みされているので代わりに入っているのですが、あわてていろいろ準備してそれがまたうまくいかなかったりでちょっと余裕をなくしておりました。疲れておりました。「愛」をなくしておりました。昨日は、国語の授業が久しぶりにできて喜んでたのにね。(^^;) そういうわけで、こういう時に効く本。『斎藤一人 愛は勝つ』。 ♪か~な~ら~ず~ 最後に 愛は勝つ~!『斎藤一人 愛は勝つ』 (大信田洋子、KKロングセラーズ、2010、1500円) これを書かれた方は「まるかん」の社員の方です。この方の「愛」あふれる行動に、周囲は積極的に応援したくなっていきます。もちろんそれは、著者がまず全力で周囲の人を応援していったからです。 ♪愛が~ すべ~てさ~ 今~こそ~ ちか~うよ~ それでは、大信田洋子『斎藤一人 愛は勝つ』読書メモ、いってみよう! ===============================大信田洋子『斎藤一人 愛は勝つ』1(第1章 「私は見た! 一人さんと『愛は勝つ』」より)・「愛が先なら疲れない」・「『この人のために、なにかしてあげたい』という心、 愛が先なんだよ」 ・「愛の表現ということになると、 『飲みますか』はダメなんだよ。 『これ、飲みますか?』『食べますか?』 って聞かれると、 『いいです、結構です』というのがほとんどの日本人なの。 相手に気をつかうんだよ。 相手に気づかいさせたら、愛じゃないだろ?」 ・「自分たちが決めたことをしたほうが、 仕事って楽しいの」・「仕事は楽しくするんだぞ」 「間違っても、血のにじむような努力をして、 どうにか売り上げをあげよう、なんてことするなよ」 「明るく、豊かな、愛の波動を出すの」・「仕事はゲームだ」・「今あるものに 感謝して生きなさい」 (p70まで)===============================本質を見る目を忘れず、愛をなくさずにいきたいです。次回に続きます。次回は「あなたの『愛は勝つ』のために」です。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.19
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今日は冬休み最後の休日ということで、夫婦で京都亀岡 湯の花温泉 肥前屋 翠泉に行ってきました。玄関が広く、調度品がきれいで、殿様が住んでいるような和風旅館。日帰りで温泉と昼食の利用。ゆったりとすごせました。食事はこの冬一番のおいしさ!一つ一つが大変丁寧に作ってある和食のコースでした。雪の中、わざわざ行った甲斐がありました。 さて、連日連夜書いている読書メモの続きです。『斎藤一人の道は開ける』(永松茂久、PHP文庫、2010/11、600円) 今日で第6回。 ==============================『斎藤一人の道は開ける』 6(p151~p172まで。 「 」は一人さんの言葉からの抜粋です。)第5章 仕事の道の 開き方 ★仕事もゲームにすれば 楽しくて仕方なくなるよ・「サッカーでも何でも、 真剣にやるから 楽しいの」・「一生懸命やらないから つまらなくなるんだ」・「仕事をゲームにしちゃう」 「どうしたら楽しくなるかって、常に考えるの」 ・「逃げられないものから逃げようとすると苦しくなるの。 じゃあ、逃げられないものをどうやって楽しくするか。 ゲームにしちゃえばいいんだよ」・「面白い頭からは、面白いアイデアが湯水のように出てくるの」・「目の前にいる人がどうしたら幸せになるかに集中したら、 勝手に言葉が出てくるんだよ。 逆に 自分をよく見せようとして話したら 言葉が止まるんだ」 (第5章より(p172まで))============================== 僕は昔から、「人生はビッグゲームだ!」と考えるところがありまして。(笑)子どものころからゲームが好きなので、何でもゲームだと考えるような考え方は、中学生ぐらいから、持っていました。今では、テレビゲームや携帯ゲームはほとんどやらなくなりましたが、「現実」をゲームだと考えるほうが、よっぽど面白くて、やりがいがあって、何が起こるかわからない、ワクワク感がある、見返りも大きい(笑)ということに気付いたからです。でも、その根底にはドラゴンクエストなどの名作ゲームをプレイして「ユーザーを楽しませる工夫がこんなにしてあるんだ」ということに気づいたことがあるので、今の子どもたちが「ゲーム」をすることに対してはそこまでいけないことだとは思いません。で、「ゲーム」って、真剣にやるから面白い。これも納得です。スポーツでも、そうですね。野球やサッカーなどの対戦ゲームを思い浮かべるとわかりやすい。「じゃまをされる」ことや、「なかなかうまくいかない」ことも、ゲームのマイナス要因になるどころか、かえって、「だからこそ面白い」という「ゲームのプラス要因」になっています。人生の「問題」も同じように考えればいいのです。ま、問題にハマっている当事者にとってはなかなかそう簡単にはいかないのですが、「ゲームとして見る視点」というのは大事なことだと思っています。ところで、最後に引用した「目の前にいる人がどうしたら幸せになるかに集中したら、 勝手に言葉が出てくるんだよ。」今度、震災追悼集会で全校生に向けて話をするのですが、この時の話も、こういう気持ちでしようと思っています。最近はいつも布団の中に入って寝ようとするときに、「どんな話をしたものか」と考えています。子どもたちにとって、率直に、自分が一番伝えたいと思うこと、大事だと思うことを、子どもたちのために話したいと思います。そうすれば言葉は勝手に出てくる。そう信じています。 さて、次回は 第6章です。第6章 「道が開ける 一人さん流 『幸福論』」勢いがあれば、第6章だけでなく、第7章も紹介したいと思います。それでは、また。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.10
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『斎藤一人の道は開ける』 (永松茂久、PHP文庫、2010/11、600円) この本が、とってもよい本なので、 章ごとにみなさんに紹介しているところです。文庫は600円ですが、その4倍の値打ちはあると思います。 今日で第5回! ============================== 『斎藤一人の道は開ける』 4 (p131~p150まで。 「 」は一人さんの言葉からの抜粋です。)第4章 素直に学べば 道は開ける ・「相手のいいところを1つでも見つけ、 それを学んで持ち帰る。 そして、さっさとやるんだ。 そういう素直な姿勢があれば、 いまは負けても、やがては必ず勝てるようになる」・「あいつに負けたくないというのは、 残念ながら もうその時点ですでに負けてるんだよ」・「嫉妬してるヒマがあったら、自分のことを考えるんだよ」 ・「勝ち負けは世間が決めるんだぞ」・「人間の真価は 勝った時より 負けた時に出るんだ」 「負けた時に腐らない」 「『負けた時の負け綺麗』」・「あんまり勝ち負けばかりを気にしちゃダメだよ。 人と比べてどっちが上か下かばっかりにみんな気を取られちゃってるけど、 テニスをしているときに、得点表ばかり見ていたら 相手にやられるんだよ」 「そんなことより、ボールを見てないとな」・「幸せな人っていうのはね、 人と比べないんだよ」 「3度のごはんを食えれば幸せなの」・「ああなりたい、こうなりたいと言っている時点で、 今の自分に不満があるんだよ」・「俺の目から見れば、みんなすごいよ。 これも才能、あれも才能、すごい才能だらけなんだよ」・「できないということだって、 1つの才能なんだよ」 「できないことに自信を持つ生き方だってある。 そうしたら、誰とでも対等に生きられるよね」 ・「自分の劣等感に気づくだろ。 そして、これが神様に与えられた自分なんだ、 これでいいんだと感謝して、自分の道を一生懸命に生きる。 そうすれば自然と解消するよ」・「何か変えないと、何か変わらないと幸せになれないって ほとんどの人が思ってる。 太っていたら太ったまま幸せになれる方法を考える。 これって、とんでもなく大事なこと」 (第4章より(p150まで)) ============================== 勝ち負けを気にする人間でした。今もそうですけど、勝ち負けを気にしているとうまくいかない、ということがわかってきました。失敗しながら少しずつ気づいてきました。子どものころに比べれば、ずいぶんましになってきたと思います。それでも、勝負事が好きで、「勝ちたい」と思いながら挑み、負けると悔しくて許せない、「もう1回や!」ということがよくあります。でも、もう1回挑戦したところで、勝気にはやっている状態では、さらにミスを連発し、自滅するのがおちです。ようやく、それがわかってきました。一人さんの、・「できないということだって、 1つの才能なんだよ」という言葉、すごいと思います。こういう考え方ができると、人生が全然違ったものになると思います。僕が北海道旅行で訪れた「べてるの家」。ここは精神障害の方の地域活動拠点なのですが、皆さん、すごく明るいのです。「障害」や「病気」を楽しんでいる、という感じなのです。それを気にしている僕と、明るくカラッと「うた」にしちゃったりする彼ら・彼女らとは考え方の1点だけをとっても、全くレベルが違うということを感じました。「できないということを才能ととらえる」ということに一番近いのは、彼ら・彼女らかな、と思います。(「べてるの家」については北海道旅行記を参照ください。 ▼北海道 5日目 「べてるの家」来訪 ) さて、次回は 第5章です。第5章 「仕事の道の開き方」もう今までのところで おなかいっぱいですが、一人さんの教えはまだまだ続きます。本当に中身の充実した本ですよ、これは。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.09
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今日は午前中勤務、午後は特別支援の研修に行ってきました。兵庫県福崎町の中学校の先生、久後先生のお話をお聞きしました。とても分かりやすくて面白かったです!また時間を見つけて今日の内容を振り返りたいと思います。赤ちゃんも寝かしつけたことだし、今日も一人さんの教えの続きを書きます。 『斎藤一人の道は開ける』 (永松茂久、PHP文庫、2010/11、600円) ============================== 『斎藤一人の道は開ける』 2(p39~72まで)第1章 魅力を上げれば 道は開ける ・ 「仕事能力さえ高ければいいというところに落とし穴があるんだよ」 「まず人間として魅力がなくちゃいけないんだよ」 「魅力ある人間がつくれば、 たこ焼きだって、お茶漬けだって、絶対にうまいんだよ」・ 「『また会いたい』『また行きたい』『また聞きたい』 これしかないんだよ」 「あなたに、また会いたくなりますか。 それだけに、そこだけに、一点集中してください」・「人を幸せにする人は 魅力が上がる」・魅力って、いまの自分に何かをくっつけることだと思ってきた。 そうじゃない。 生き方だったんだ。・「『自分が人に何ができるか』を考えれば、 人間の魅力って必ず上がるもんなんだよな」 ・「何をやりたいじゃないんだよな。 いま 目の前にある仕事を カッコよくやればいい。」 「つまり、生きざまなんだよ」・「『何をやるか』じゃなくて 『どうやるか』なんだよ」・「店もうまくいってないのに 何が講演だ。」 「自分の原点を思い出してみな」・ 「この世の中、格好ぐらいつけないでどうするんだ」・「人生って、自分がいけそうなところで ワッセワッセやるゲームなんだって」・「人が会ったら惚れられるくらいの男にならなきゃダメなんだ」・ 「魅力の法則 1つ目は人に与えること。 そして2つ目は自信」・「坂本竜馬でもなんでも 自信満々だったんだよ」 「自信満々出かけていったんだよ。 あの自信に人は動くんだよ」・「自信があって、なおかつ優しいっていうのが魅力なんだよ」 「自信満々じゃなきゃダメなんだよ。 それで会ってみると横柄さがない、 このギャップなんだよ、これを広げるんだよ」・「自信があって、威張らなくて、 優しきゃいいんだよ」 (第1章より(p72まで)) ============================== いつもはなるべく僕の意見やコメントを入れるようにしているのですが、一人さんの言葉には、僕の言葉をさしはさむ余地がありません。(笑)「そのとおりだなあ」と思います。平易な言葉で、日常を振り返らせてくれる。好きですね、一人さんの言葉は。よくこんなにわかりやすくて、フツーの言葉で言えるなあ、と思います。同じことを言っていてももっと小難しい本はたくさんありますが、一人さんの言葉は、ストンストンと胸に落ちてきます。次回は 第2章「出会いを活かせば道は開ける」を参照します。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.06
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読書メモの続きです。今日でこの本の読書メモはおしまい!調子ぶっこきシリーズ1『出稼げば大富豪』(クロイワ・ショウ、KKロングセラーズ、2009、1600円)今日もお疲れ気味のあなたに、元気を注入します!(笑)いってみよう!==============================『出稼げば大富豪』読書メモ3 (p211~より)(・は本の内容、#の緑文字は僕のコメントです。)・「考えるだけならカブトムシでもできるわ。 アイデアだすだけの奴とか 存在意義ゼロやで」 「自分ができへんことエラそうに人に言うなや。 その仕事、まずおまえがやってみせてみい」・謙虚さを忘れず、自分はまだまだだと思って、 自分がまっ先にやれば良いんだ。#痛いところを突かれました。 僕は考えるのは得意なのですが、行動するのが苦手です。(^^;) 考えているだけでは、何も変わりませんね。 「率先垂範(そっせんすいはん)」です。・「即答せな。 間違えてもええから。 全ては即答にあり、と言ってしまおう」 「ようするにな、即答できへん奴はウソつきや。 正直ものが世界を制覇する」#どう言おうか考えているだけで時間が過ぎてしまう。 そんなやつは、うそつきや、というわけですね。 思ってることを、素直にそのまま口に出す。 僕にはかなり修行のいることです。 でも、聞かれたことに即答して、ぱっぱと動く人は、かっこいい。 どうせやるなら、かっこよく、気持ちよく、やりたいものです。==============================3回にわたって、特に自分が勉強になったところをピックアップしてきました。いかがだったでしょうか。続編も出ています。これも面白そうです。 出稼げば大富豪(2) 出稼げば大富豪(実践編) 『出稼げば大富豪』公式サイトはこちら↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックしてください!(^^;) ブログ王ランキング
2010.11.14
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精神的にしんどい時、セラピー効果の高い本を選びます。ブログで紹介しようと思って並べている本の中では、目に入ってきたのはこれでした。 『音楽療法士のしごと』(生野里花 、春秋社、1998、2000円)大変感銘を受けた本で、ブログでは「第4回」まで記事を書いて、つづきを保留にしていました。この本の読書メモは一風変わった形で、「本との対話」の形式を取っています。こういう形式で書くことで、もしかしたら自分が本からセラピーを受けているような効果が生まれているかもしれません。(^^;)(▼過去記事 『音楽療法士のしごと』との対話その4~「あいだ」に生まれるもの はこちら)♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~◆『音楽療法士のしごと』との対話 その5==================: 本からの抜粋 : にかとまのコメント (絵文字以降)==================: たとえば 絵の展覧会に行ったとき、 私が絵を見ているというとき、 美はどこにあるか? 『絵の中にある』 というのが客観的で、 『私の中にある』 というのが主観的とすると、 美というのはそのどちらでもなくて、 主と客のあいだに起こっていること (p112)「あいだを見る」! この視点。こだわりから抜け出るヒントを与えてもらった気がします。 主観と客観しかないような世界ではないのだということ。 特に、「音楽」とか「美」とかいうものを考えるときに、 非常に腑に落ちるものがあります。: 何かが起こっている、 何か変化しているというときには、 相手にだけ、 あるいは 私にだけ 起こっているのではなくて、 やはり 相手と私のあいだに起こっている、 という気がします。:うん、うん。 そんな風に感じると、 なんだか見えてくるものがありました。 あいだに起こっていることが、見えてきました。 感じられてきました。 「あいだに起こっている」! このフレーズ、好きです。♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~セラピーが成立するっていうのは、「あいだに起こっていること」が成立している、っていうことなんでしょうね。それに気づける人が、自らをいやしたり、人をいやしたりできる セラピストになれる。 読んでいただき、ありがとうございました。(^0^) ↓応援のクリックを ブログ王ランキング
2010.07.27
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元気は、いろいろなところでもらえます。こういった、読書からも。(^^) 『1日1分元気になる法則』(福島正伸、中経出版、2010、1300円)この本の中身を、読み返していきます。今日はその第2回。==========================『1日1分元気になる法則』読書メモ2 (p46~p63「第1章 やる気がぐんぐん出てくる法則」の終わりまで)(・は本の記述の抜粋、#の緑文字は僕のコメントです。)・本当にやりたいことをやる#ここ2年くらいの僕の生活コンセプトは、 「やりたいことをやる」です。 「やりたいことは、全部やってみようかな」 という気持ちで、何でもやっています。 やりたいことがある、ということが、 すべての出発点です。・困難に立ち向かっている姿、一生懸命に生きている姿が、 他人に勇気を与える。・「うまくいくだろうから応援する」のではなくて、 「うまくいかなくても応援したい」という人を集める必要がある。#今度選挙がありますが、 選挙に出る方など、社会の中で多くの人に応援してもらって 世の中を変えることを志しておられる方には、 こういった要素が一番必要なんだろうと思います。 もちろん、具体的な成果とか、結果は大事ですが、 それよりも、努力とか、想いとか、やっていることの過程を知って、 「たとえうまくいかなくても応援したい」と思えるかどうか。 現代社会は一見すると成果主義の世の中かもしれません。 しかし、生き様や行動力・意志の強さから魅力を感じ、 人が人を応援しようとする社会が、確実に来ていると思います。 僕も、人と関わることをやっていく限りは、 成功や失敗以前に、応援される人物でありたいと願います。・プレゼンテーションにおいて大切なものは、 「人の心を動かす感動と共感」・発表者がプレゼンテーションをつくる過程で、 本気で自分の弱さや過去と向き合い、 それでもあきらめず夢に向かって進む姿を周囲の人に見せること(p63まで(「第1章 やる気がぐんぐん出てくる法則」の終わりまで))==========================元気出してがんばります!次回の更新も、お楽しみに。(^・^) ブログ王ランキング ▲応援のクリックをお願いします。ありがとうございます。
2010.06.15
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『壁~カリスマ・セラピストが教える!どんな壁も乗り越える』(石井裕之、フォレスト出版、2008、1300円)石井さんの本は以前からよく読んでいます。最初は「テクニック重視」の人かと思いましたが、本当はもっと大事なもの、根本的なことを伝えようとされていることが分かり、好感が持てました。セミナー音声もよく聞いています。フォレスト出版のキャンペーンなどで、ネットで無料で聴けたりします。今の自分にジャストフィット!ということを言われていることもあり、けっこうチェックするようにしています。音声や動画の配信については、たとえば今ならこんなサイトがあります。▼石井裕之の伝説の講義の数々を無料公開!!以前から気になっていた書籍『壁』を今回購入しました。内容から、僕が記録しておきたいことを断片的に紹介します。===============================『壁』読書メモ (#緑太字は、僕のコメントです。)・『壁』は、あなたに何を語りかけているのか――?・『壁』には、意味がある。・『壁』とは、ある重要なメッセージである。・どんな問題も、目をそらすことで解決することはありません。・その問題と真っ向から対峙し、 その問題の中にある、ポジティブな意味を積極的に見出すことによってしか、 問題は乗り越えられない。#すぐに問題から逃げてしまう自分がいます。 問題に出会うのが嫌で、足が遠のいたり、行くのを遅らせたりするのも しょっちゅうです。 でも、逃げてしまう自分は、ポジティブに向き合おうとする自分の 裏返しなのかもしれません。 この本のすごいところは、冒頭で、「壁」の積極的な、 ポジティブな意味を伝えてくれることです。・それを壁だと思っているということは、 その壁の向こうに道がひらけている、ということを ほかならぬあなた自身が知っていることの証明だ。・潜在意識の世界では、その壁を超えて成長するあなたがすでに 動きはじめている。・「壁」は、むしろ「新しい可能性」を暗示している。・今までの自分を捨てろ、というメッセージ ・悪人とは、居場所を間違えた善人である。・どんな善人も、居場所を間違えたら悪人になりうる。・文章の前後をひっくり返してみればそれは明白。#前後をひっくり返すやり方、けっこういろいろな文で使えます。 反対の意味の言葉に置き換えてみる方法もあります。 潜在意識からのメッセージは、そんなところに隠れていたりします。 文の逆を言った場合にすんなり自分の心に入ってくる場合、 本当の自分は、そう思っているのかもしれません。・壁に直面する前にどんなに効果的だった方法も、 壁と直面してからは通用しなくなるばかりか、 むしろ足かせになることが多い。#過去のことにこだわって、そのやり方に固執しているから、 今「壁」にぶつかったのだ、と分かったとき、 「そうかあ」と思いました。 他人には他人の考え方があり、 この場所にはこの場所の考え方があるということ、 そんな当たり前のことを忘れていました。 「自分の考え」が正しいように思ってしまう―― それは、過去にそれでうまくいった経験があってこその 落とし穴かもしれません。・催眠療法のリズム・繰り返しながら、積み上げるようにもっていく。・いったんゼロにもどって、そこからこれまでのプロセスを再び繰り返す。#エリクソンの催眠療法の本なども読みましたが、 催眠誘導のやり方って、かなりまどろっこしいんですね。 でも、それがいいんです。 同じことを繰り返しながら・・・というのが実はポイント。 僕は、会話の中で「同じことを繰り返す」のがいやで、 単刀直入に済ましてしまおうとするのですが、 そういうのは、「受け入れられにくい」典型的なやり方なのかもしれません。・「いまの自分を捨てる」 = 「初心にかえる」・毎回毎回が、新たなる創造だ。・「壁」を超えられない原因は、 いままでの経験や成功体験に他ならない。・いままでの経験や成功体験を捨ててしまえば、 「壁」は消える。・「はじめのときの、これから何かを創造していこうとする、あのワクワク感を思い出せ」===============================主張のポイントがはっきりしていて、とても読みやすい本です。ページ数もそんなに多くないので一気に読めます。僕は「壁にぶつかった」と思ったときに読んだので、これを読んで、「この体験に意味があること」や「その先がだからこそひらけていくのだ」ということを知り、救われた気がしています。 ☆読んでくださって、ありがとうございます。 (^0^) ブログ王ランキング ▲よろしければぜひ1クリックお願いします。ブログ継続の力となります。
2010.03.21
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『斎藤一人 天使の翼』(芦川裕子(あしかわひろこ)、KKロングセラーズ、2010、1500円)一人さん関係の、新刊です。読みかけたまま寝ることができず、最後まで一気に読みました。しんどかった気持ちが、ずいぶんラクになりました。一人さんは、お弟子さんによっていろいろと言い方を変えて、ものごとを教えようとなさっていますが、この本の著者「芦川裕子(あしかわひろこ)」さんにあてて言われた言葉は、自分にもすうっと心に入ってきました。裕子さんは、一時期、人が信じられなくなった時期があったのですが、そんなときに一人さんは「そのままでいいんだよ」と声をかけられたのです。「そのままでいいんだよ」は、気休めや甘やかしととられる場合もありますが、この本のあとがきに書いてある一人さんがこの言葉を言われた意図には、「なるほど!」とうなづかされます。 ☆読んでくださって、ありがとうございます。 (^0^) ブログ王ランキング ▲よろしければぜひ1クリックお願いします。ブログ継続の力となります。
2010.03.17
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『ピンチをチャンスに変える51の質問』(本田健、大和書房、2009、1200円)軽く読める短い本です。しんどい時に読むと、心が前向きになります。==========================本田健『ピンチをチャンスに変える51の質問』読書メモ・自分で自分に質問する ・「最高の人生をスタートするために、 今からできることは?」 →すぐに、あなたの潜在的な力を目覚めさせるスイッチがオンになります。・クリエイティブな質問で、 自分の中に眠る最高の部分を引き出しましょう。・「次は、どのドアが開くのだろう?」・私は、いつも10通りぐらいのパラレル人生を頭でシミュレーションします。・「人生の14分野の満足度診断」 (著者サイトのPDFファイルにリンクしています) バランスの悪い状態に気づくだけでも バランスを取り戻すことができます。・「やるのが怖いことは、本当にやりたいことだ」・自分のすばらしいところをどんどん発見していくことです。 自分自身と恋に落ちてください。・相手への期待を手放して自由にしてあげなければ、 自分も相手も苦しくなります。・いつも自分をほめる習慣をつけましょう。 私は、トイレに行くたびに、鏡の前で自分の顔をじっと見つめて、 親友に語るように 「君はすばらしい」「最高だね!」 と声をかけるようにしています。==========================読みやすくて、いい本だと思いました。「人生の14分野の満足度診断」はまだやっていませんが、印刷してやってみようと思います。『ピンチをチャンスに変える51の質問』(本田健、大和書房、2009、1200円) ▼よろしければ、応援のクリックを。(^0^) ブログ王ランキング
2010.02.27
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最近、読んだ本の紹介が長期にわたって続くことが増えています。中でも思い出深い本が、子育てに関わる方必読の『子どもへのまなざし』。『子どもへのまなざし』(佐々木正美、福音館書店、1998、1700円)読書メモでは、全6回にわたって内容紹介をしました。(第1回はこちら ▼佐々木正美『子どもへのまなざし』1~ゆっくりめでいいのです。)その続編を少し前に読み終わりましたので、今日からまた少しずつ紹介していきます。『子どもへのまなざし(続)』(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円)少し古い本ですが、子育てで普遍的な大切なことが書いてあると思います。=============================『子どもへのまなざし(続)』読書メモ1~p20,21より(#の後の緑字は僕のコメントです。)・現在がうまくいっている人は、過去のことはあまり気にならない。・目の前のことに打ち込めない人は、 過去の不十分なところばかりが気になってしまう。・今の課題に打ち込めないから、 過去の不十分さにとらわれてしまう。#これ、今、すごく感じます。 今やる気が出ないことや集中できないことを、 過去のことや、ひとのせいにしていました。 でも、過去や他人のせいで今打ち込めないのではなくて、 今打ち込めないから、 それを過去や他人のせいにしてしまっているだけですね。 大切なのは、「いま」であって、「自分」です。・今どうすればいいのかがわかれば、過去の不十分さは消えますし、 未来への不安も消えてしまいます。・いろいろあったけれど、 現在をちゃんとやっていればいいんだということなんです。(~『子どもへのまなざし(続)』p20,21より)=============================この本は借りている本なので、線を引かずに、付箋を貼っています。付箋を貼った個所はページ数がはっきりしているので、今回は参照ページ数もはっきり書いておきたいと思います。まだまだ大量に付箋を貼っているので、まだまだ続きます。最長連載記録、前回更新しましたが、さらに更新なるかな!? ☆以下のブログランキングに参加しています。日記に共感していただけた方はどうかクリックください。ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 (^0^) ブログ王ランキング
2010.02.20
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自分の成長のための読書記録、その続編です。『ドリーム ~成功者が教える魂の富の作りかた』(犬飼ターボ 、飛鳥新社、2007、1500円)本には直接関係ないですが、音楽座ミュージカル『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ』のテーマ曲で「ドリーム」という曲があります。作曲された筒井広志さんの編曲でこのあいだ合唱版を歌いましたが非常に名曲です。広く知られてほしい曲です。こちらのブログで試聴リンク貼られていました。聴いてみてください。==============================『ドリーム』自分用読書メモ2 (第8章「新たな学び」)#緑字はにかとま。 この章は、読んでいて止まりました。 スイスイ読み進むことはできなくて、かみしめながら読んだような気がします。 主人公卓也君の学びが、僕の学びにも直結していました。・開店したばかりの頃はいつもこんな気持ちだった。#初心、忘れるべからず(^^;)・ウィナーのメンバー全員に連絡をとって謝罪し、 せめてもの償いとして希望者には個人相談に乗る。#個々に謝罪して回る。 これがなかなかできない。 でも、これができるようになります。 世界は自分中心に回っているんじゃない。 1人1人を大切にして、 そのうえで自分も大切にする。・人を恐れの感情でコントロールしようとするのは、 後で痛い目に遭うだけ。・愛は喜びを生み、恐れは苦痛を生む。・共存のステージの幸せな成功者と一緒にいると、 自分も素晴らしい人間だって感じさせてくれる。・人を見る時には ありのままの姿を見る。 光と影 その両方をそのまま見る。・自分の善良な部分だけを見ようとしていない?・君は”100パーセントいい人”になろうと しているんだよ。・でも、太陽を浴びている限り、自分の影を消すことはできない。・暗い影の部分を切り離して押し込めると、 逆にムクムクと肥大化してくる。・影の部分も自分なんだ。・清・濁 誰でも両方を併せ持っている。 そして、濁りによって 清らかさはいっそう深みを増すんだよ。・影というのは決して悪ではない。 傷ついた自分や 他から切り離されていると思い込んでいる自分なんだ。 ・卓也は自分が光を浴びている球体だとイメージした。 明るい部分と暗い部分が半分ずつある丸い玉。・「迷惑をかけない生き方など できるわけがないぞ」・「うまくいかなくて迷惑かけてしまったら、 素直にごめんなさいって謝るしかないよね」・重荷と幸せは紙一重・卓也「ムカムカするので、思い出さないようにしています」 「それって、 許したっていうのかな」 「忘れようとするのと 許したっていうのは違うんじゃない? 裏切られたとき 本当は どう思ったの?」・怒りを出し尽くすと、今度は猛烈に悲しくなって 目から涙が滲んできた。 怒りと悲しみの2つの感情を表に出すと、 先ほどの激情が嘘のように 心が穏やかになっていた。 「君は、自分の暗闇を切り離していたんだよ。 なかったことにして、 それがいろんな問題を引き寄せていたんだね」・「ちゃんと自分の心を聞いてあげないで 頭だけで無理矢理許すことはできない」 そういうときは、許せない自分を許すといい・卓也「石田さんに惹かれていた理由が今になって分かりました。 自分にないものを自分の外に求めていたのかもしれないですね」(以上、p235 第8章の終りまで)==============================斎藤一人さんの言う、「許せない自分を許すといい」という言葉の意味が、ここにきて、ようやく分かりました。ここまで、丁寧に、ストーリーの中で説明されないと、たぶん、自分にはわからなかったと思います。自分がしんどい時、プラス思考の本をむさぼり読んでいた僕はまさに卓也でした。そして今も、なかなか自分の影の部分を受け入れられないでいるような気がします。幸せのステージを一段階上がるために、必要な学びが、すべてここに書いてあるのでは、と思います。ここの章は本当にうなりました。読みながら、涙が出ました。自分が感じている「生きづらさ」それがどこからきているのか、どうしたらいいのか「自分」をもう一度 見ようと思います。他人も、もう一度、 ありのままを 見ようと思います。ありのまま、 ありのまま。 ちなみに、この本の後に、読後の気持ちのまま手にとった本『「損する生き方」のススメ』 にも、これに通じることが書いてありました。『ドリーム』の続編はまだ出ていないので、気持ち的に次に続くものとしてこの本をおすすめします。読書による学びは本当に大きいです。読書から感じた自分の気持ちを素直に受け止めて、書いてあることをこうやっておさらいして、また自分らしく明日また生きていこうと思います。(^。^) ブログ王 ○ 人気ブログ (よろしければ応援のクリックを)
2010.01.07
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『あなたの悩みが世界を救う!』という本の紹介、読書メモの第4回です。・・・だいぶ、第3回からあいてしまいました。第3回は、2009年12月16日の日記に書いています。▼『あなたの悩みが世界を救う!』3~人生は矛盾にあふれている 『あなたの悩みが世界を救う! ~不条理な世の中を生き抜くための人生バイブル』(神田昌典 、ダイヤモンド社、2006、1500円)==============================『あなたの悩みが世界を救う!』 読書メモ4 (p108~)・自分本位のメリットを顧客に押しつけるのではなく、 顧客の立場で、顧客がメリットと感じることをまず表現せよ。 「○○はまだ買うな!」 「○○にまだ高い金を払いますか?」 (表面だけまねて他者が言葉を当てはめれば、 誇大広告になってしまう。)・あの人が、私の邪魔をする理由。・「門番(ゲートキーパー)」 主人公に、次の段階へ進む覚悟や能力が十分あるかを試す役割 敵対してくれる人がいたからこそ、新しいステージへの準備が整った。・「忠告してくれて、ありがとう」と、感謝すればいい話。・自分の障害になっている人物でさえ、 実は自分の成長を促すための貴重な仲間 ・異質なものを取り込める器 ・ビジネスとは 「異質なものと異質なものをつなぐことで、 ユニークなアイデアを生み、 そのアイデアを世の中に浸透させていく作業」・思い込みを文章化して、 その文章を反転してみることにより、 チャンスは明らかになる。・損得勘定だけではない。 背中で、よりよい世界になるための生き方を見せられるかどうか。・最も必要とされるのは、ビジョンだ。・子どもに夢のある未来を見せられるか。 「未来には、活躍できるフィールドがこんなにあるんだから、 キミはとっても価値ある時代に生まれたんだ」 ということを伝えることが大切・もしあなたが高いセルフイメージを持っていて、 それが顧客から見ても、あなたの格として感じられれば、 100円のものでも、1万円で売れる。・イチローがリンゴを売ったら・・・?・「オレ様からリンゴを買える客は、 なんてラッキーなんだ。 しかも、たった1万円だぜ」 そう思った途端に、リンゴは1万円で売れていく。・価格を高くすることは、あなたの格を高くすることであり、 同時に、その格を保たなければならないという義務が生じる。・あなたが妥協して販売すれば、顧客も妥協して購入する。 あなたが真剣勝負で販売すれば、顧客も真剣勝負で購入する。(Q)「プロフェッショナル」とは、どんな人のことを言うのでしょうか?(A) 誰にでも才能はある。 才能を引き出す環境と、お互いを信頼する関係が前提にあったときに、 チームとして優れた仕事ができる。 それは個人の力量ではない。==============================いかがですか?僕はこういう「悩み相談」の形から、かなり大事なことが学べると思います。 ほとんどの質問はカットして、答えの中から部分的に抜き出したので話の脈絡がわからないところが多かったと思いますが、著者の「考え方」の根本的な部分がよく分かったのではないでしょうか。この本のあとがきに「みんなが同じようなことに悩んでいる。 あなたの悩みは、孤立したものではない。」という言葉が出てきます。ネットの利点として、こういった「悩み」とそれに対するアドバイスや解決のヒント、指針といったものをみんなで共有できたら、すばらしいな、と思います。ネットはあまりにお手軽すぎるので、「本を読む」方が、圧倒的に勉強になります。興味をもたれたら、ぜひ本を手にとって読んでみてください。(^0^)『あなたの悩みが世界を救う! ~不条理な世の中を生き抜くための人生バイブル』(神田昌典 、ダイヤモンド社、2006、1500円) ☆以下のブログランキングに参加しています。 このブログの人気投票を兼ねています。 ↓ためになった ↓共感した ↓おもしろかった ↓もっとがんばれ ブログ王 人気ブログ
2010.01.05
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『あなたの悩みが世界を救う!』読書メモの第3回です。『あなたの悩みが世界を救う! ~不条理な世の中を生き抜くための人生バイブル』(神田昌典 、ダイヤモンド社、2006、1500円)==============================『あなたの悩みが世界を救う!』 読書メモ3 (p88~107)・苦手意識を持っていることほど、そこに才能が隠されている。・「完全に全滅」と「ほぼ全滅」には、 天地の差がある。 「ほぼ全滅」は、パイを広げればいいだけの話だから、 あとは熱意と根気と時間の問題。 将来、ものすごくデカイことになる。 ・30人中の1人が貴重なんだ。・人生は矛盾にあふれている ――依存を知らないと、本当の自立がわからない。 貧しさを知らないと、本当の豊かさがわからない。 悲しみを知らないと、本当の喜びを感じられない。 痛みを知らないと、本当の快感を得られない。 制約を知らないと、本当の自由がわからない。 孤独を知らないと、本当のつながりが感じられない。 この矛盾の中で、 自分を発見する冒険をすることで、 初めて力が授けられる。 矛盾から逃げていたら、お金を手にしたところで、張りぼての虎。・嫌がられることをしようとして恐怖を感じるのだから、 相手に喜ばれることだけを考えよう。・(どうせ営業をサボるなら、)会社の特徴をメモして帰る。・売り込みは一切しないで、社長との会話を楽しもう。・前向きに、サボることをお薦めするよ。・半端ではない社会的責任を負うことの代償。・自分が最も興味のあるトピックについて英語で講演をやってみる。・暗記した英語の文章を取り出して話す。・異質な世界とぶつかってみて、初めて見えてくる。・ほとんどの怒りは、自分がつくりあげた「妄想」・自分自身が相手に投影されて、見えているだけ。・虚像は、鏡のイメージなので、逆さに映る。 そこで、実像を明らかにするには、文章を反転すればいい。 <夫は~> → <自分は~> <~するべきだ。> → <~するべきでない。>・自分の思考が対立を起こす。・真実は、常に優しいのです。・外見ではなく、人間としての本質を見て欲しい。 (p107 20個目の質問まで)==============================あ~、たくさん書きすぎた。おなかいっぱいです。(>。<)こうやって振り返ってみて、これだけ意味を感じる言葉というのはなかなかないと思います。本書に興味をもたれた方は、ぜひ注文して、手に取ってみてくださいね!紹介がまだまだ途中なので、またまた次回に続きます。(^^)この調子だと、終わらないなあ。次回も、お楽しみに。『あなたの悩みが世界を救う! ~不条理な世の中を生き抜くための人生バイブル』(神田昌典 、ダイヤモンド社、2006、1500円)☆以下のブログランキングに参加しています。 このブログの人気投票を兼ねています。 当てはまるところをクリックしてください。 ↓ためになった ↓人柄にひかれた ↓応援したい! ↓もっとがんばれ。 ブログ王 人気ブログ
2009.12.16
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今日はマラソン大会代休なので、年度末の仕事にかかっています。受け持ちの子のアルバム作りがひと段落したのでちょっと休憩。ブログ記事が途中だったので、続きを更新します。(^▽^)『あなたの悩みが世界を救う!』読書メモの第2回です。『あなたの悩みが世界を救う! ~不条理な世の中を生き抜くための人生バイブル』(神田昌典 、ダイヤモンド社、2006、1500円)==============================『あなたの悩みが世界を救う!』 読書メモ2 (p38~67)・信頼した仲間同士の脳は、 明らかにつながり合っている・「自分が痛いから、人に優しくなれる」 そうやってつかんだ優しさは、まわりの人に伝染していく・できないことの言い訳ばかり、並べているじゃない? いまのままでは、あなたは、何をやってもダメです。・だいたい、この質問からして他人に依存しているんだよ。・そんな甘ったれには、人生は辛い面しか見せないのだよ。 辛いところに飛び込んだ者に、 人生は奇跡を起こすんだよ。・この時代、若いというだけで、 年上にはとてもかなわない能力を持っているんだぜ。・最初は辛いけど、いつか気づいてもらえると信頼しながら、 あなたにしかできないことをやり続けないといけない。 そういう誠実さや熱意に、 人はついてくるんだ。 バカにされるぐらいがちょうどいいんだよ。・夢を持つのはいいことだけど、押しつけられたくないよね。 それぞれ自分のペースがあるんだよ。・どんな可能性にでも取り組めるように、 文句を言いながらも、基盤を整えていく時期なんだ。・生き急ぐのもいいけど、年齢に応じて積み重ねるのも、大事じゃないかな?・文章を書くことは、あなたをラクにする方法の1つなんだよ。・「人は何を言おうと勝手、私はこう生きていきたいんだ」 と自分の幸せの基準をここでしっかり持って欲しいんだ。・自分が悩んでいることが、最も人を幸せにできるという法則。・悩みは、実はチャンスがカタチを変えたもの。 あなたを新しい世界へ導くためにドアをノックしているんだ。(p67 11個目の質問まで)============================== 僕はこの本を主に風呂の中で読みました。(^。^;)かなり元気づけられました。興味をもたれた方は、ぜひネットで注文して、手に取ってみてくださいね!紹介がまだまだ途中なので、また次回に続きます。(^^)次回も、お楽しみに。『あなたの悩みが世界を救う! ~不条理な世の中を生き抜くための人生バイブル』(神田昌典 、ダイヤモンド社、2006、1500円)☆以下のブログランキングに参加しています。あなたがクリックしてくださると、私がはねてよろこびます。お好きなのを1つおしてください。 応援よろしくお願いします。(^0^) ブログ王ランキング
2009.12.14
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悩んでいると、問題解決の見当もつかずに、悩みの堂々めぐりをしてしまう時があります。そんなときは、「自分の思考」から脱して、「他人の思考」を借りると、それが刺激になって、問題解決の糸口が見つかることもあります。世の中には自分の悩みがへのように思える(失礼)どうしようもない深い悩みに向き合っている人がたくさんいます。福島正伸さんの本でも、同じような「すごい悩みを集めて解決法を提案した本」があったかと思いますが、今回は神田昌典さんのほうを取り上げます。『あなたの悩みが世界を救う! ~不条理な世の中を生き抜くための人生バイブル』(神田昌典 、ダイヤモンド社、2006、1500円)==============================【目次】(「BOOK」データベースより)第1章 世の中って、どうしてこんなに不条理なの?/第2章 「私にはできない!」という根拠のない自信/第3章 はじめの一歩は、怖くて、楽しい/第4章 あの人が、私の邪魔をする理由。/第5章 お金と恋愛の非常識な法則/第6章 仕事と家庭の幸せは、なぜ反比例するのか?/第7章 イモ虫は蝶になることを知らない ==============================カリスマ経営コンサルタントの神田さんが「質問に目を通すにつれ、背筋を伸ばして正座した。」(p1)という、深刻な質問が多く扱われています。全部で50の質問があります。中には、簡単に短く答えられているものもありますが、ほとんどに対して、丁寧に、本気で質問者のことを考えて神田さんとしてのアドバイスを寄せられています。他のことで悩んでいる場合も参考になることが多いと思います。==============================『あなたの悩みが世界を救う!』 読書メモ・お互いが関わり続ける意志を持ち、そして問い続ける限り、 正解が見つからなくても、きっと何かが動き出すだろう。・この本で、私は、取り繕うことを一切やめた。・美輪明宏さんとは違う「ほんの1gだけラクになる生き方」・はじめの1歩は、怖くて、楽しい・英語がすぐ話せるようになる、画期的な勉強法・彼女がいません。どうしたらいいのでしょうか?・教育方針がわかりません。(以上、目次まで)・ポジティブ思考かどうかではなくて、 あなた自身の覚悟が問われている。・上司の○○が見えているということは、 あなたには○○のセンスがあるということ・上等じゃないか、一緒に取り組んでみようよ。・ビジネスチャンスが、パカパカと生まれている。 =現状とのギャップを埋める作業 =ギャップに橋を架けること ★あなたは ものすごいビジネスチャンスを 目の前にしている!・将来、ラッキーなことが起こるためには、 単に待っていてはダメ。 いまのうちに種を蒔いておかないと・・・。・あなた自身が包み込むような優しさを発揮できたら、 状況は大きく変わってくる。・「成功者」がやれということを、「非成功者」が真面目にやると、 奴隷になってしまうんだ。 ”道徳のパラドックス” 道徳を語っている強者は、 自覚なしに、弱者から奪っているというパラドックス→無理矢理、「NO」と言うようにしたら、 逆に相手がこちらを尊重するようになった。★安易に「YES」と言ってはならない★「NO」と言えるようになると、 驚くほど仕事ができるようになる。・3回、断ってごらん。 世界が変わるから。(以上、p37 5つ目の質問まで)==============================この質問にこの回答、というように対応させて紹介してないので、本を実際に開かないとわからないことも多いと思いますが、著者の答え方や姿勢、メッセージの一端は感じ取れると思います。特に私は今回紹介した中の最後、「NOと言うこと」へのアドバイスは、性格的に「NOが言えないなあ」と思っていただけに自分に当てはめて考えることができました。自分に合ったアドバイスを、こういった本の中から見つけることができると、うれしくなります。そういう本こそ、買う値打ちがあるのだと思います。今回はさわりだけ読み返したので、また続きは次回にて。ちなみに明日は個人的な用事ですが、「お宮参り」です。(^^) ☆以下のブログランキングに参加しています。あなたがクリックしてくださると、私のDreamが一歩近づきます。応援よろしくお願いします。(^0^) ブログ王ランキングおかげさまで「お仕事ブログランキング」で2位になりました。ありがとうございます。
2009.12.12
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クラスの中には、どうしても叱ることの多くなってしまう子がいます。しかし、その子自身も家庭や環境面でどうしようもないストレスを抱えていたり、愛情に恵まれずに悪いことをしてでも気を引きたいと思っていたりすることがあり、そういった子供にどう接するかは、教師としての大きな「悩むべき悩み」かもしれません。なかなか即効性のある対応というのはないのかもしれませんが、それでもあえて、そういった子どもの行動を変えていくのにどうしたらいいか、というのを考えてみました。ずーっと考えて、ひとつ出てきたのが・肯定の言葉のシャワーを浴びせるというものです。自分が実際に実践して効果があると確信したわけではないのですが、「もし自分だったら、どんなことをしてもらったら、自分を変えていこうという勇気・元気をもらえるか」と考えたとき、こういうアイデアに行き着きました。「すごいね!」「すばらしい!」「かっこいい!」「○○のとき、××してくれて、ありがとう!」「大好きだよ!」「出会えたことに感謝しています」などの、肯定的な言葉のシャワーを浴びたら、どんなに気持ちがいいか。そんなことを言ってくれる人たちに、あえて嫌われるような行動を取ろうとすることは、そうそうないでしょう。というか、自分だったら、そんなふうに浴びるように言われてみたい。(^^)仮にすごくイライラしていたり、ムカついていたり、イヤになったりしていても、そういう否定的なパワーに打ち勝つだけの肯定的なエネルギーを浴びれば、なんだか自分を変えていけるような気がする、と思うのです。ただ、この方法、学校で、ある特定の子どもに使うとなると、なかなか実践しにくい。他の子もいる中で、いきなり1人の子だけに「肯定的な言葉」を浴びせる、というのは、ヘンですし、その子だけ特別扱いみたいになってしまいます。ただ、他の方の実践で聞いたことがあるのは、どの子にも順番に終わりの会などで「肯定的な言葉」を浴びるチャンスを与える、というものがあります。今日は○○さん、と順番を決めておいて、その子のことを残り全員で徹底的にほめたり、感謝したりするのです。実際に自分がやったり、見たりしたことはないのですが、自分の経験や本などで読んだ情報と照らし合わせて、かなり効果がある方法なのではないかと思っています。もしこういう実践を実際にされた方がおられたら、ぜひお知らせください。ちなみに、教室でやる以前に、自分で自分にやってみても、効果がある方法です。(これは自分で実証済み。(^^;))何でもいいので自分への肯定的な言葉を自分で自分にシャワーのように浴びせる!!必ずや、あなたの失った元気を取り戻すだけの不思議な効果が体験できるでしょう。 セルフ・ヒーリングの1手法としても、おぼえていてソンはないです。(^^) 言霊のパワーは、はかりしれないものがありますよ。 ☆以下のブログランキングに参加しています。押してくださって、ありがとうございます!感謝します!(^0^) ブログ王ランキング★以下のWeb上の講演もおススメします★僕がディズニーランドで学んだ大切なこと
2009.12.11
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『問題児はいなかった』(木原源吉、日本教文社、絶版)より、ほかにもちらちらと引用したいと思います。この本にはいろんな事例が出てきます。その中から「呆れるほどの三日坊主」と親御さんが語った茂くんの例を。小学校1年生の茂くん。「外から帰ったら手を洗う」という約束をした母親。3日間はおぼえていたが、4日目は忘れていた。すかさず母親「あなた忘れたわね!!だめじゃない!! 手洗ってうがいしてらっしゃい!!」筆者談「わたしは、この場合の母親の叱りは妥当だったと考える。」 「母親はすぐさまブレーキを踏んだのだ。」この叱り方は、筆者から良いとされています。僕も、目ざとくすぐさまブレーキをかけるような、こういう叱り方ができたらと思います。(^^;)まあでも、この話には続きがあります。その後の話では、母親は不安になって、黙っていてもできるはずのときにも念押しをしてしまい、ほめる機会を失ったことが出てきます。========================『問題児はいなかった』部分的読書メモ(p177~179より)「言わないと、やらないかもしれない。」・わが子に対する疑いの精神波動・これがそもそも、ハンドルの切りそこない。・何も言わずに黙っていて、彼が自分から手を洗い、うがいをしたら、 大いに子どもをほめる材料があった。・わが子を、よい方向に前進させるのに必要なアクセルを踏む 絶好のチャンスを自ら逃している。※母親は、実行できた日のチェックは大変お粗末であった。 ブレーキはよく踏んでいるが、アクセルをちっとも踏んでいなかった。========================ここで、前回紹介した「アクセルとブレーキ」の話が具体的に生きてきます。僕もよくありますが、何か問題が発生すると、また起きないかと不安になります。問題にしか目がいかなくなって、「また問題を引き寄せてしまう」。問題自体は、「叱る」などの何らかの対処で対応しますが、対症療法的で、後でまた同じことが起こるので、それにかかずらわっているだけでは、かえって問題を誘発・増やしてしまうという悪循環に陥ってしまいます。これは、本当に覚えがあります。学級経営がうまくいかず、クラスの問題の対処に追われていた時、アドバイスとして先輩の先生から言われたのは「しっかりやっている、いい子たちを見ることを忘れない」ということでした。また、「問題」を起こす子どもたちについても、四六時中ずっと問題を起こしているわけではないので、「しっかりやっている時を逃さずに見るように」ということも、教育書に書いてあり、意識するようになりました。さて、そういう意識をすると、どうなるのでしょうか。引用した本の中では、筆者が参考になる本を貸し出し、母親の対応が変わりました。いよいよ、今日のタイトル、「讃嘆日記」が登場します。========================『問題児はいなかった』部分的読書メモ(p181より)・母親は、茂の美点をチェックすることに全力をあげるようになった。・母親はメモ帳を用意して、 わが子のよい点を1つでも見つけるとすぐに記録する。・手製の「讃嘆日記」である。========================これ、いいですね!よい点を1つでも見つけるとすぐに記録する「讃嘆日記」!こんなのをつけられた日にゃあ、子どもがよくならないわけがない、と思います。でも、なかなかつける時間がないのですが・・・と自分に言い訳。でもでも、本当に効果的だと思います。時間がないとか言わずに、プラス面を見る癖をつけるためにも、こういう習慣を形にすることを大事にしていかないといけないですね。夫婦関係の改善とか、人間関係の悩み全般に効果的かも!? ☆以下のブログランキングに参加しています。日記に共感していただけた方はどれか1つ、クリックください。ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 (^0^) ブログ王ランキング
2009.10.27
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『子どもへのまなざし』の読書メモ、最終回です。僕のブログでは同じ本の内容を紹介し続ける最長記録となりました。(第1回はこちら。)良書と出合えたことに感謝いたします。『子どもへのまなざし』==========『子どもへのまなざし』読書メモ6 (p291~「お母さんへ、お父さんへ」の章以降、部分抜粋)・夫婦の相性がよければ、 子どもに自分の思いどおりになってもらおう、 というような関係の深入りをしないですみます。・夫との関係が深ければ、それだけ、 子どものありのままの姿を尊重しやすくなる。・夫を受け入れられなければ、 その満たされない部分を子どもに求めることになります。・子どもとのいまの時間をたいせつに・最善は、しからない、ゆずらないというのがいい。・とうとうゆずってしまった、こっちが根負けして負けてしまった、 けれどもしからないですんだ、これが中ぐらい。・子どもにたいして、 できるだけしからないけれども、ゆずらない、 だめなことはだめと負けないで根気強く、 止めるべきものは止めるという気持ちでいるのがいい。・泣いたら泣いたことをしずめてあげるだけで、 「泣かないの、泣かないの」なんていう必要はない。・泣きたければ泣きなさいと、それでいいのです。 ・相手を思いやらずして、自己実現などない。 「人間」という文字の形や意味が表わしている。・子どもをたいせつに育てることは、 大人自身がそのような意味で、 自分をたいせつにして生きていることなのだ。 ===========================昨日はこちらの都合で子どもを早く動かしたくて怒鳴ってしまいました。「しからない、ゆずらない」これをやるためには、こちらが余裕を持って、自分の都合で子どもを動かそうとしないことですね。僕の場合、時間ぎりぎりで行動することが多く、そもそも自分自身に余裕がないことが多いので、まず自分が余裕ある行動をすることを心がけていきたいです。いろいろな方々からアドバイスを受けたり、いろいろな本を自分で探して読んでいくうちに、ずいぶん「余裕」の大切さが分かってきたような気がします。余裕のない社会だからこそ、余裕を生み出す工夫が大切だと思います。「自分が満たされない部分を子どもに求める」のは、子どもがかわいそう。でも、自分が満たされないときは、子どもに「癒しや救い」を求めている自分がいます。それは全部が悪いことではないだろうけれども、自己中心的。「子どものため」という大義名分は、本当は「自分のため」。「自分の感受性くらい、 自分でまもれ、 ばかものよ」 (『自分の感受性くらい』茨木のりこ)これで、『子どもへのまなざし』の読書メモと、自分の感想・気づきを終わります。ここまで読んでくださって、ありがとうございました。ご感想・ご意見ございましたら、ぜひコメントをお寄せ下さい。『子どもへのまなざし』(佐々木正美、福音館書店、1998、1700円)最後に、『子どもへのまなざし』に書いてあったようなことを、あたたかいイラストとマンガで読みやすくふれてある本をみつけましたので、これも紹介します。『子育てハッピーアドバイス』(明橋大二 /太田知子 、1万年堂出版 、2005、980円)『子どもへのまなざし』には続編もあります。これも、貸して下さる方がいらっしゃいましたので、これから読もうと思います。『子どもへのまなざし(続)』(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円)☆以下のブログランキングに参加しています。日記に共感していただけた方はどうかクリックください。ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 (^0^) ブログ王ランキング
2009.10.24
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Dr.苫米地(とまべち)の本を読みました。脳機能学者で、オウム真理教信者の脱洗脳を手掛けた方です。自分で自分の人生をコントロールするための方法が書いてありました。『Dr.トマベチの人生を変える! 脳と心の洗い方』(苫米地英人 、フォレスト出版、2006、1300円)ちょっと前に紹介した『齋藤孝のざっくり!日本史』で、GHQの間接統治のやり方がうまかった、という話が載っていました。本書を読んで、そういう話との関わり(情報統制で人をコントロールすること)についてさらに深く学べた気がします。情報統制というのは、決して過去の歴史上のことではなく、実は現在の今、あなた自身にとってもあてはまるのです。知らず知らずのうちに「メディア等によって洗脳されているかもしれない」といった視点は、自分が自分の人生を生きようとする際の基本認識になると思いました。なお、心理学的な「セルフコントロール」の技術や、「夢実現」の手法は、他の本でも読んだことがあったことがわりと書いてありましたが、この作者の書きぶりはなかなか読ませる書きぶりで、他の本も読みたくなりました。(実際に、古本屋に行って、トマベチさんの本は5冊ぐらい買ってきました。 かなり大量に本を書かれている方で、英語学習の本もあります。)=============================『脳と心の洗い方』 読書メモ・必ず目標が達成できるようになる「プライミング」・「プライミング」を使えば、「なりたい自分」に変われる。・「自己洗脳」の技術・無意識レベルまで決心ができないと、人生を変えることはできない。 ☆「大いなる勘違い」をするための強い臨場感世界を作れるようになること。・アンカーとトリガーの技術・人は強い人に同調していく! ・気功でいう大周天(巨大な宇宙サイズのイメージ) :大周天で治療すると病気も治る。 ・「ホメオスタシスの同調」:一緒にいると同調する。 ・情報的なものでいうと、「身体がでかい方が勝ち」・内部表現の書き換えで病気が治る! ◎プラシーボ効果(偽薬効果) ・気功の達人であれば、言葉で治せたりもします。 ・知識を与えないという洗脳・「情報は隠されている」という現実→大前提として、誰もが洗脳されていると考えた方がいい。・暗示で体感は簡単に変わります。・定義上、自分がいま気づいている情報以外のものはすべて サブリミナルなのです。 (例:画面のすみっこにあればサブリミナルの可能性あり。 ある方向に視線を集中させられれば、簡単にサブリミナルを仕組める。)・本当に相手を説得しようと思ったら、前頭前野に持ち込ませないようにします。 ・「驚愕法」:物理的現実世界の臨場感を思いっきり小さくします。・「ストックホルム症候群」:誘拐された人が誘拐した人を好きなってしまう。 ・「共感覚」を使えばリアリティが増す!・人工共感覚の作り方 :「色を音に変える」OR「味に変える」など、 違うものに変える訓練を毎日20分間 →どんどんリアリティが増していく! ◎大事なのはリアリティです。・「呼吸を取られたらやられる」 ・記憶はいくらでも合成できます。・好きな記憶の世界を自由に体験。 ・止観: バランスをいつも自ら吟味すること。☆認識をすれば、コントロールできる。〇「なんで?」という視点を入れる。「あなたの目の前にあるものを知りなさい。」・心の目=============================教育というものが、時の政権にとって都合のいい情報を入れることではなく、自分のことを自分で考えられるようになる人間を育成するものならば、教育者は、自戒の意味も込めて、こういう知識(洗脳とか情報統制とかの話)を仕入れておかなればならない、と思います。まあ、そう真面目に語らなくても、大人の読み物として非常に面白い内容です。『Dr.トマベチの人生を変える! 脳と心の洗い方』(苫米地英人 、フォレスト出版、2006、1300円) ☆ブログランキングに参加しています。ブログを応援していただける方のクリックをお願いします!(^0^)
2009.09.08
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マッサージ師さんと「ストレスをなくすには」といった話をしたら、ぼそっと「EFT」という言葉を言われました。それ以上説明してもらえなかったので、ネットで調べてみました。といっても帰宅が遅かったので今回はほんのさわりだけ。◆EFT-JAPANhttp://www.eft-japan.com/nani.htmlというサイトによると、=======================EFTは、Emotional Freedom Technique(エモーショナル・フリーダム・テクニック)の事で、体のエネルギー(日本や中国でいう「気」)を整える事ことによって、感情的な苦痛やストレス又それに伴う身体的症状を解消するテクニックです。現在、EFTは、従来のセラピーに比べ、迅速で、安全に効果を生み出せるという事から、心理療法の世界でも注目されています。基本的な方法は、解消したい感情的、精神的な問題を言葉に出しながら、主に顔や胸周辺のツボを指で軽く叩くだけです。=======================と、あります。今日は時間がないので明日また調べてみます。
2009.03.07
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今回は、本邦初公開。オリジナルの解決思考アプローチです。RPG(ロールプレイングゲーム)好きな子ども、または昔好きだったドラクエ世代に贈る画期的な考え方です。(^^)人生をゲームになぞらえて考える、というもの。ゲーム、というのは何でもそうですが、ルールや法則というものがあり、それに沿ってプレイするからこそ面白さを感じることができます。もしあなたがゲーム好きではぐれメタルをやっつけることに何時間も費やした人なら、そのときの充実感を人生になぞらえることで、同じように人生に充実感を感じることができます。すなわち、苦労するから楽しいということうまくいかないからより熱中してしまうということ RPGでなくても、サッカーでも野球でも百人一種でも、「ゲーム」と呼べるものならなんでもいいのですが。じゃまものがあってこそゲームとして成立するということ。 ゲームから学べば、人生もゲームのように楽しく生きられる。根本法則は、変わらない。 このことは、なかなか面白いテーマだと思っているので、また別の日記でも書いてみたいと思います。たとえば、「ゲーム」好きな子で、現実に挫折している子に、「ウキウキワクワクした心の状態が確かに存在したことを思い出させ、 ゲームに熱中できた理由が確かに存在したことに思いを至らせ、 それならば同じような理由で今の心の状態も変えられるという展望を持たせる」ことに、こういう研究をする意義があると考えています。私自身が「そういう子」です。(^^;)「ゲーム」というと教育上否定されることが多いのですが、私は大ブームになったRPG(ロールプレイングゲーム)などは、夢の世界の主人公になりきって仮想の現実を生きる、別の人生を物語的に体験するということに多くのメリットを感じています。そういった「ゲームのよさ」を教育上訴える人がいないので私がそういう人になるのもいいんじゃないかと思っています。(^0^)まあ、詳しくはまた今度。
2009.02.06
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すごい題名の本です。心療内科医の鴨下先生が書かれています。エピソードが具体的で、情景を思い浮かべやすく、非常に面白い本です。「とかく問題のある人」の実例をいろいろ見ていく中で、「自分にもこういうところがあるな」と我が身を振り返ることになる本です。また、「こういう人もいる」「こういうこともある」など、複眼的な視点から物事を見ることで、いろいろな立場の理解につながり、客観的に冷静に問題を見ることができるようになります。現在絶版。私は古本屋で買いました。(100円でした)安い買い物でした。(^。^)『「とかく問題のある人」との接し方-ストレスメーカーの大迷惑から自分をまもる本』(鴨下一郎、1999、新講社、約1200円)(参考リンク)鴨下一郎 の名言・格言========================ちょこっと読書メモ・磁石のN極にS極が引き寄せられてくるように、 あなたの持つパターンに、一定の型のトラブルが引き寄せられてくる。・「問題のある人」の存在により、「問題のない人」の団結力が高まっていく =「共通の敵」ができると団結する、というメカニズム・フグのうまみは毒に近いところにある =人生の醍醐味も、困った人間関係に取り組んでいくことにある===============================それにしても、ホントに自分の生き方を反省させられる本です。あまりに自分に当てはまることが多くて読むのが嫌になるかもしれませんが、そこから逃げずに読んでいくと、今後の身の振り方の参考になるかもしれません。おすすめです。
2009.02.03
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「ゼロトレランス」という言葉の意味、わかりますか?教育を憂えていたある先生の言葉を読んでいて、出てきました。僕はわからなかったので、調べてみました。ずいぶん前にこの言葉に遭遇した時も確か調べてました。ぜんぜんおぼえてないです。(^^;)それにしても、全部が英語だと、おぼえにくいですね。トレランス、という英語そのものをおぼえてしまえばいいですか。 →Web百科事典Wikipedia「ゼロ・トレランス方式」 トレランス、というのは「寛容」という意味らしいですね。ゼロトレランスとはすなわち、「不寛容方式」(不寛容を是とし細部まで罰則を定めそれに違反した場合は厳密に処分を行う方式)非常に毅然とした態度で、厳しく対応する教育的態度のようです。これについては是非があるでしょうが、私自身はそういうはっきりした態度をとることが自分の弱さからできずにいるので、「必要があればそれも辞さない強さ(覚悟)」にはあこがれます。ゼロトレランス、今の教育諸問題にどう対応するかを考えるときに、ひとつの考える材料になるのは確かなようです。もちろん、そういった「対処法」以上に大事なのは、教師の人間性(魅力)の部分だと思います。
2009.01.29
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Q:悪循環を断ち切るには、どうしたらいいですか?A:よいことをさしはさむ。 唐突なQA形式です。なづけて「シンプルな問いシリーズ」!(シリーズ化なるのか!?)心理療法系の本を読んでいて、自分の頭に整理されて入ってきたことを自分の言葉でまとめてみます。悪循環を断ち切る方法としては、ブリーフセラピーでは「なんでもいいからちがったことをする」といった言われ方をしています。これは非常におキラクでナイスな表現です。で、やる前はそれがいいかどうか分からなくてもいいから、とにかくAという行動をしてみて、それがいいことだったなら、悪循環の鎖はすでに断ち切れたということです。環境問題を学んでいると、南極の氷が、はしっこだけが溶けて流れただけで残りの全部がなだれをうって流れ始める、という解説を読んだことがあります。これはとっても具合の悪いことですが。この逆をいけばいいわけです。地球温暖化で氷がとける例のように、「ちょっと悪いことが起こると、いままでのよい循環が崩れる」ということも真であり、逆もまた真なわけです。良い場合の具体例はここでは書かないので、自分で思い浮かべるか、参考図書に手を伸ばしてみてください。(^^)ちなみに、今読んでいるのはこれです。『タイムマシン心理療法~未来・解決志向のブリーフセラピー』(黒沢幸子、日本評論社、2008、1900円=>送料無料!)【目次】(「BOOK」データベースより)姉御肌のリカ/ミイラのサトシ/ロングヘアのユウコ/ツッパリギャルのルミ/夫婦の大事件/他力本願のジュンコ/サボテンのミキコ/ヤヨイのミラクル/未来時間ピクチャー二題/摂食障害のヒデヨ/仮面うつ病のトミオ/リョウタ愛羅武勇/ミナコの家庭内暴力/質問の前提/あなたはそのままで素晴らしい もうすぐ読み終わります。解決事例集で、カウンセラーとクライアントの会話のやり取りなど、具体的に載っています。読み物みたいで読みやすいです。なお、今回の内容に興味をひかれた方は入門書として下の本がお勧めです。『"問題行動の意味"にこだわるより"解決志向"で行こう』『〈森・黒沢のワークショップで学ぶ〉解決志向ブリーフセラピー』(森俊夫/黒沢幸子, ほんの森出版, 2002, 1800円)過去の関連する日記『<森・黒沢のワークショップで学ぶ>解決志向ブリーフセラピー』
2008.10.18
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『〈森・黒沢のワークショップで学ぶ〉解決志向ブリーフセラピー』(森俊夫/黒沢幸子, ほんの森出版, 2002, 1800円) 第3回しょうこりもなく、今日も本の内容の続きです。ブリーフセラピーのいろんな技法が出てきます。 そろそろ今回で終わりにしたいですね。(^。^;) ==============================〇「例外」を発見してもらう: 問題の起こっていないところに気づいたり、 気づかない間に少しずつよくなっていることに気づいてもらう。 ☆解決に向けて有効なものは「質問」 ・「ほらほら、あるじゃないですか」と例外を指摘するよりも、 たとえば、「あれっ、ということは? 流れはどうなんでしょう?」 とつぶやくように言う など。<すでにある「解決」のかけらを掘り下げる>・例外、つまり解決の一部が発見されたら、 「なぜでしょうね?」「どうしてでしょうね?」 「なんでその日は行けたのでしょうね?」 としつこく聞く。 「その前の晩はどんなふうだったんですか?」などと、 根掘り葉掘り、まさに宝探しをしていくわけです。・うまくいっていることや、例外の原因は、しつこいくらいに聞いていく。〇スケーリング・クエスチョン: 初心者でも使えて、非常に効果があります。・「一番いいときの状態を10点として、 最悪の状態を0点としたときに、今、何点ですか?」 =「自分はそんなに悪い状態ではないんだ」と確認するために有効・数字にこだわるのではなく、「2点だとすると、その2点分は何?」 のように、「差」にこだわる。・「差異に気づく」ということが大事。・もし1点分よくなったとしたら、その1点分は何? 「どこがどういうふうに違っているのかな?」・小さく、0.5点刻みでもよい。 〇「治療前変化」を見つける。・「治療前変化というものがある」という前提に立って、 「どうですか? 予約の電話をいただいてから今日まで、 何か変化がありましたか?」と質問してあげる。・変化は絶えず起こっており、そして必然なのです。 そして、小さな変化は大きな変化を生み出します。 〇コーピング・クエスチョン (サバイバル・クエスチョン)・「そんな大変な状況の中で、 よく今日まで投げ出さずにやってこられましたね。 いったいどうやって生き延びてこられたのか教えていただけますか?」 ↓・できていることを明確にしていきます。 (できていることはきちんと評価していきます。)・大変な状況にいる人にこそコンプリメントが必要。 コンプリメント自体が強力な介入になる。 〇ブリッジ(橋渡し) : 解決にむけて起こさせたい行動までの橋をかける(解決しがたい「問題」から、「問題」を切り離す)・ 「私には受験ストレスと君の下痢腹痛というやつが 直接関係しているとはどうしても思えないんだよ。 だって、下痢腹痛があるのは午前中だけでしょ。 君に受験ストレスがかかっているのは午前中だけかい? 午後と夜は、君は受験ストレスから解放されているのかい?」・その説明が正しいかどうかよりも、 クライエントが腑に落ちるか落ちないかが大事。 (ある意味すごくクリエイティブな作業。 ていうか、ある意味詐欺?(^^;) コールドリーディングの勉強をするといいかも。) 〇観察課題 (プラスの観察課題、「例外さがし」の宿題)〇Do More 課題・クライエント自信が意欲的に変わろうとしている時に ・ 「それはとてもいい。なぜならそれは心理学的に言うと××だから」 などと言って励まし、勇気付け、 「もう一度やってみましょう」と説く。・こちらがいいと思っている行動というより、 クライエントがいいと思っている行動・クライエントの枠組みを優先することが大事 〇予想課題・例えば、家族で毎晩翌日の予想をする。(ゲーム的に)・不登校の場合でも、ゲーム感覚で学校の話ができるようになる。・時々あるようなことを予想する。(状況を楽しむということが大事だと思います。 楽しめない、おもしろくない状況のときこそ、ゲーム的に考えるという やわらかな発想は必要になります。 あまりマジメすぎるとドツボにはまって抜け出せません。) ・ 親が、いかに「義務」や「期待・夢」という色めがねで 子どもを見ているかに気づかされる・星取表をつけてみると、「現実はそれほど悪くない」ことに気づく。(なんかこういう歌がありましたね。 ♪「あなたが~思うほど~悪くない~」(^^;)) ・未来時間オプションがいくつも持てるようになる。 予想課題をやることで、 「〇になる可能性もある。 △になるかもしれない。×かもしれない。 どれになるのかな」 という少なくとも3つの未来時間イメージのオプションができます。 (これ、けっこう大事です。 似たようなことに、選択肢がいくつも思い浮かぶか、というものもあります。 私はこれを「ドラクエのコマンドウインドウが出てくるかどうか」と呼んでいます。)〇プリテンド・ミラクル・ハプンド (奇跡が起こったかのようにふるまう)・ミラクル・クエスチョンに対してかなり詳細な答えが引き出せているときに・解決像が見えた段階で、あとは何をすればいいのか、 本当はクライエントは全部知っている。 (これ、本当にできたら楽しいでしょうね。 僕も明日から、奇跡が起こったようにふるまいたいです。 明日から、とか言っている時点で無理なんでしょうね。 イメージ化ができたことについて実行を促す場合には有効なんでしょう。) 〇Do something different!・相手の中にリソースがあることを信じて、 コツコツと質問を積み重ねて解決像を引き出していく。 ・いろいろやったら、また戻ろう。<ゴール・メンテナンス>・「どうなればよろしかったんでしたっけ?」 もう一度、ゴールの確認=============================今何か困っていることがあって、これを読むことでピピピとひらめくものがあったなら、ぜひ試してみてください。ちなみに私が日常的に思いつくのは「Do something different」ぐらいです。「なんか変わったことをする」だけの人生。人生万歳。 さて、関連書も紹介しておきます。『先生のためのやさしいブリーフセラピー』(森俊夫、ほんのもり出版、2000年、1600円) ずっと前にブログで紹介しました。この機会に過去ログも読んでみてね。(^_^)http://plaza.rakuten.co.jp/kyouikuuseful/diary/200611170000/ もう1冊、こんなのもあります。 こちらは未読。森先生のだから、読もうかな~。(・_・) 教師とスクールカウンセラーのためのやさしい精神医学(1)(LD・広汎性発達障害・AD)(森俊夫、ほんのもり出版、2006、2000円)
2007.08.20
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『〈森・黒沢のワークショップで学ぶ〉解決志向ブリーフセラピー』(森俊夫/黒沢幸子, ほんの森出版, 2002, 1800円)ブリーフセラピーの本をたてつづけに2冊読みました。ブリーフセラピーというのは、直訳すると「短期療法」。長期的にじっくり治すのではなく、短期でパッと解決を図るという、魔法のような(^^;)セラピー、というかカウンセリングです。たぶん。最大の特徴は「原因探し、問題をつきつめるなんてのはせんでも、ちょっと何か変えるだけで『なんでかわからんけど解決したわ』ということがある。とにかく解決すりゃあいいんだ。今うまくいってないとすれば、今とちがうことをすればいいんだ。それは簡単だ」というところ。(かなり私の意訳が入ってます。)英語で言うと、「何かちがうことをする」=Do Differentこれが時に驚くほどの即効性をもつことがあります。また、こういう「こんなことしたらよかった」という事例を読むのは楽しいですし、ときに笑ってしまうようなこともあります。「楽しく問題解決」という点では、超おすすめです。 そんでもって、この本です。これはおもしろいですよー。(^0^)基本的にお2人の専門家のせりふによって構成されています。ときに「かけあい漫才」のようです。また、全体的に「話し言葉による解説」なので、わりと読みやすいです。(ただ、そこはいちおう専門書なので、『“問題行動の意味”にこだわるより“解決志向”で行こう』がマンガみたいに面白かったのに比べれば、かなり歯ごたえのある読書になります。まあ、アゴが鍛えられると思ってがんばって読んでください。)問題があっても気楽にいろんな手を思い浮かべられるようになります。ちなみにこの本は、そろそろいろんな店で品切れになってきています。楽天ブックスにもせっかく写真からリンクを貼りましたが売り切れになっていました。読みたければ「解決思考」でなんとかして手に入れてくださいませ。(以下、読書メモ)==============================<発想の前提>・クライエントは、彼らの問題解決のためのリソースを持っている。 クライエントが、彼らの解決のエキスパートである。・何でもリソースになり得ます。・クライエント自身はどんな内的リソースを持っているか。 そして、そのクライエントのまわりには どんな外的リソースが落ちているのかに注意を向けます。・「ペット」がしばしば大きなリソースになる・ぬいぐるみがリソースになることもあります。・お守りがわりになるもの: 子どもたちとかかわっていく中でラポールがついてきたとき、 先生の代わりになるものを、お守り代わりに持っている。 (移行対象)・「援助を受ける」ということもリソース。 =「人からの援助を受ける力を持っている」・リソースとしてとらえるからリソースとして見えてくるし、 リソースとして見えてくれば、使うこともできる。・「問題の周辺にその人のリソースがあり、そこに能力がある」・「何が正しいか」ではなくて「何が役に立つか」 ☆「リソースへの気づき」こそが大事・患者がすでに持っているにもかかわらず、 持っていることに気づいていないものを、 どうやって患者自身が使えるようにしていくのか。 そこを援助するのが心理療法である。 =そのまま「教育」という言葉に置き換えることができます。 !子ども自身の中にリソースがあると信じられるか。 ・「解決」とは「問題解決」のことではありません。 〇「新しく何かが構築されること」 〇「より良き未来の状態を手に入れること」 問題解決ではなくて、解決の構築なのです。☆未来に焦点を当てる・「解決・治癒」はどこからやってくるかというと、 あっちからやってくる。 ヒーローというやつはどこからともなくやってくるのです。・今、直面する問題からちょっと離れ、 堂々巡りの枠組みからいったん外れる視点に立つことが、 すごく大事なのです。 (事例)・子どもたちにとって、「誕生日」というのはとても大事。 特に幼い子どもが来たときには、 たいてい「誕生日はいつか」ということを聞きます。 これは使えるからです。 変化を意識させることができるからです。 (ex.) 「もうすぐ8歳だね。」 「7歳のかわいい僕が~~するのは何も不思議なことじゃないし、 大事なことだよ。 でも、8歳の大きなお兄ちゃんはどうしているかな」 「誕生日は〇月〇日だから、 あと2ヶ月で8歳のすごい大きなお兄ちゃんになるんだね」 こういうやりとりがあれば、もしかすると8歳の誕生日を迎える前に、 問題行動(本では爪かみ)はおさまってしまうかもしれません。 ・変化は必然です。 だから変化を起こすために力は必要ないのです。 「変化しないのは、変化を妨げている大きな力があるからだ」・「言葉はウイルスである」 「あなたが変わるには時間が必要です」という「言葉」が「ウイルス」となって、 その人に感染し、本当に時間がかかってしまうのです。 私は患者さんに、「あなたはいつ治りますか?」と聞くことがあります。 私が与えるメッセージで最も大事なのは、 「あなたは変わりますよ」です。 基本的に伝えるメッセージの内容は「これオンリーだ」と言ってもいいでしょう。・問題というのは、しばしばつくられるものです。 「問題」という名前をつけ、その感覚が共有されていくうちに、 どんどん「問題」は大きくなり、本当の「問題」をつくってしまった。・問題なんて見つけようと思えば、どこにだって転がっているし、 何にだって「問題」と名づけることができます。 どうせ積み上げるんだったら宝物を積み上げましょう。 <小さな変化は、大きな変化を生み出す> ☆とても小さな変化にターゲットを当てます ・「先生のおかげで治りました」 と感謝されることはあまりないかもしれない。 勝手に治ってくれる。 感謝されるようでは、治療者としてまだまだかもしれません。 (ブリーフセラピーの面接)・「面接は立ち合い勝負」! 立ち合いがうまくいけば、あとは放っておいてもうまくいく。・もう動き出している場合だったら、 「いいね。動き出してるね。はい、どうぞ」 と軽く押してあげるだけで加速度がついていく。☆アセスメントをして、関係性に合った対応をしましょう。 1)ビジター・タイプ(とりあえず来ただけの人): 興味・関心に沿った雑談に打ち興じる。 雑談に打ち興じながら、ほめるチャンスをうかがう。 相手のリソースを探し見つけていく。2)コンプレイナント・タイプ(不平不満タイプ): ほめる、ねぎらう(=コンプリメント) 特に、観察力をほめる。 「例外探し」の観察課題を出す。 (「これこれこういうわけで」の理由付けをしっかりしてから=ブリッジ)3)カスタマー・タイプ(自己解決志向)には、 コンプリメント→ステップを踏みながら・・・→行動課題・ステップ2「ゴールについての話し合い」 (「何がゴールなんだ」ということを話し合っていく) (↑この中身からは、明日へつづく!(^^;))==================================== ・・・長くなりすぎました。これでも、まだ線を引いたところのうち、全体の半分程度までしか読み返していません。どんだけエ~!(X_X)つかれましたので、また明日。私は明日になったらこの続きを書いているでしょう。そして気分スッキリになっているでしょう。(「解決」に関する未来時間イメージ (^^;))ここまででも読み返してみてかなりまた勉強させてもらいました。こういう勉強は、誰かを助けるだけでなく、自分自身の壁を突破したり、悩みを解決したりするのに、大いに使えると思います。なかなか「解決のイメージ」が描けなくて苦労するのですが・・・。
2007.08.18
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ETV特集「叱る 叱らない 叱れない」を見ました。これはなかなかの収穫でした。 放送日時: 4月8日(日)午後10時~11時内容:http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html出演された方々の主張のうち、実践に役立てそうなポイントの部分を、まとめてみます。 ・片岡五郎(悪役俳優のベテラン。『「叱る」魔術』の著者) さんより1) 目線の高さを同じにする2) 相手に考える”間”を与える3) 声のトーンをおさえる動物や赤ちゃんに対しても、男性の低い声のほうが、女性の金切り声よりも明らかに言うことをきいてもらえる率が高くなるそうです。 私も学級経営で失敗してからは特に3は意識するようにしていましたが、そんなウンチクがあったとはびっくりです。それにしても、こうやって3つにポイントをまとめると、意識しやすいし思い出しやすいので、いいですね。どれも大変理にかなっているし、実践に即していると思います。 ・河村茂雄(都留文科大学大学院教授)「学級崩壊」の2パターン: 「管理型」教師 と 「なれあい型」教師 これの説明、大変よくわかりました。私の場合、「なれあい型」に陥りやすいので、というかそれそのものなので、気をつけます。(^^;) ・親野智可等 (教育評論家 元小学校教師)さんより1) ルールを決める2) 合理的工夫3) 目をつむる。得意を伸ばす親野先生のは、これは3点セットですね。それぞれを独立しておこなうというより、セットでおこなう。ルールを決める。「8時に宿題を出す」。それを宣言する。でも、ただ言うだけでなくて、それができるように、合理的工夫をする。黒板に書いておく。「8時に宿題を出しましょう」書いてあるだけでもまだ全員出さない。みんなで読む。それでも出さない。このときいかに叱らずに出させるか。最終手段は、癒し系の子に(笑)「出してなかったら出そうね」と言いに行ってもらう。その子が宿題を出すまでそばをはなれるな、と。(笑)同時に、どうしてもできないことについて、いつまでもそこをつついてもしょうがない。目をつむることも大事。それより得意なことに目を向ける。これって、めちゃめちゃ「特別支援」の考え方とかぶるんですよね。いろんな先生に見てもらいたい、と思った番組でした。 「子どもが自然にできるような合理的な工夫が大切。」 一言で言うと、これが一番、私にとっては大事なことのように思いました。「特別支援教育」を日常の「学級経営」や「授業改善」とつなげて考えるとき、この言葉(「合理的な工夫」もしくは「合理的な配慮」)は、キーワードとして使える気がします。 どう思われますか?(^^) この動画は、パソコンでビデオ録画しました。動画はファイルがでかいので、大した内容でないものは一度見たらもう削除してしまいますが、これはおいておきます。
2007.04.08
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超オススメの教育メルマガがあります。元小学校の先生が書かれています。「教育のまぐまぐ!」公式メルマガ内【おすすめ☆教育関連メルマガ情報】で、紹介されたそうです。ただ、現時点ではまだ登録者数(発行部数)は734人しかいません。もったいない話です。そんなわけで、ご紹介します。著者の先生は、個人サイト内で「具体的ですぐに使える方法をみなさんに提供するために、 このメルマガを書いています。」とおっしゃられています。▼【国語専門プロ家庭教師 福嶋隆史のホームページ】 子どもの[知力]を高める100の方法 コンテンツ&バックナンバーhttp://www16.ocn.ne.jp/~wildcard/06-mysite-tiryoku.html非常に実践に生かしやすい形で、わかりやすい形で、有用な情報や考え方がまとめられています。バックナンバーのタイトルを見るだけでも、勉強になります。(バックナンバーは「まぐまぐ」上で最新号のみ公開ですが、 上のアドレスからこれまでのバックナンバーをいくつか読むことができます。)以下のバックナンバーは、インターネットで中身をご覧になれますので、タイトルが気になった方は、ぜひ見てみてください。======私が勉強になったバックナンバー========== 30号......身の回りを上手に整理させる秘訣 http://www16.ocn.ne.jp/~wildcard/06-mysite-tiryoku-bn-30.html 29号......「お説教」をやめて、「たとえ話」にしよう http://www16.ocn.ne.jp/~wildcard/06-mysite-tiryoku-bn-29.html ◆20号......「1年生にも分かるように説明してごらん」 《具体化・言い換え力》 http://www16.ocn.ne.jp/~wildcard/06-mysite-tiryoku-bn-20.html 16号......せめて最後だけは、子ども自身にやらせよう《型の習得》 http://www16.ocn.ne.jp/~wildcard/06-mysite-tiryoku-bn-16.html 13号......「勉強しなさい」ではなく、こう言ってみましょう(1) 《具体化・限定/自己管理力》 http://www16.ocn.ne.jp/~wildcard/06-mysite-tiryoku-bn-13.html 7号......10歳までは、二者択一!《二極化》 http://www16.ocn.ne.jp/~wildcard/06-mysite-tiryoku-bn-7.html 5号......駅のホームで、知的に危険を回避する!《比較・対比》 http://www16.ocn.ne.jp/~wildcard/06-mysite-tiryoku-bn-5.html ◆ 2号......数値目標を立てさせよう!《数値化/目標設定力》 http://www16.ocn.ne.jp/~wildcard/06-mysite-tiryoku-bn-2.html 1号......選択させ、失敗を体験させよ《選択させる/時間管理力》 http://www16.ocn.ne.jp/~wildcard/06-mysite-tiryoku-bn-1.html ==============================読者登録や、メルマガ情報は、こちら↓▼子どもの[知力]を高める100の方法 http://blog.mag2.com/m/log/0000193452/
2007.02.24
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特別支援教育の推進、という課題意識を持って斎藤孝の『段取り力』を読んでいます。これは、考え方としてストンと重なります!この時期にこの本を読めたのは、人生の宝かもしれないと思っています。一人一人に合った「段取り」を組むことが、実は「特別支援」の実像なのかもしれません。私はいつも本を読むときは3色ボールペンで線を引きながら読んでいます。そして、多分この本は過去読んだ中で一番線を引いている本です。未読の方はぜひ。応用範囲が限りなく広いです。これがなんと500円。人生に価値を見出すなら、安い買い物でしょう。
2007.02.07
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★本の紹介シリーズ★『学校現場で使えるカウンセリング・テクニック』上・下(諸富祥彦 、誠信書房 )著者は本を何冊も出されているカウンセラー。この方のいいところはあまりむずかしい書き方をされないところ、現実・事実をふまえてそこから話をされるところ。具体的にわかりやすく書いてあるのでおすすめできます。上・下巻に分かれていて、けっこう分厚いのですが読みやすく書かれています。全部通して読まなくても、今の自分に必要な情報が書かれているところだけ読めばOKですよ!以下、詳細情報はリンク先より転載。==============================(上巻)学校現場で使えるカウンセリング・テクニック(上)育てるカウンセリング編【内容情報】(「BOOK」データベースより)『育てるカウンセリング』のアイディアを生かし、構成的グループ・エンカウンター、アドラー心理学、自己主張訓練、フォーカシング、トランスパーソナル心理学などの技法を駆使して、学級づくりや道徳、特別活動、総合的な学習の時間における具体的な実践方法をわかりやすく解説する。 【目次】(「BOOK」データベースより)第1部 日常の教育実践における「育てるカウンセリング」-基礎編(哲学を持て-どんな子どもに育てたいのか、そのイメージを明確にせよ/子どもが「弱音」を吐ける教師‐生徒関係を築け-ロジャーズの三条件で、子どもが安心して助けを求められる関係をつくれ/安心して自分を語れる子ども同士の関係をつくれ-「聴きあい活動」により、お互いの違いを尊重し耳を傾けあう態度を育てよ/継続的なカリキュラムとして「心を育てる」時間を確保せよ-「道徳」「ホームルーム」「総合的な学習」を柱に心の教育を組み立てよ/「自己決定」「自己責任」をキーコンセプトにクラスを経営せよ-アドラー心理学を学級経営に活かせ(その1)/すべての子どもが「貢献感」と「存在意義」を感じることのできるクラスをつくれ-アドラー心理学を学級経営に活かせ(その2))/第2部 日常の教育実践における「育てるカウンセリング」-各論編(自分の「心を整理する」機会を設けよ-フォーカシングで心のメッセージを聴く/子どもに深い「自己肯定感」を育てよ-構成的グループ・エンカウンターで「自分を好きな子ども」に育てる/子どもの人間関係能力を鍛えよ-自己主張訓練で人間関係のスキルを磨け/子どもに「生きる意味」と「いのちのつながり」を実感させよ-フランクル心理学、トランスパーソナル心理学で子どものストレスを癒せ/仲間を援助する生徒を育て、校内の意識を高めよ-ピアヘルピングを活用する) ==========================================================(下巻)学校現場で使えるカウンセリング・テクニック(下)問題解決編・10の法則【内容情報】(「BOOK」データベースより)現場教師の悩みのタネに具体的な解決策を示す。学級崩壊緊急対策プラン、不登校・いじめ・キレる子どもへの対応、難しい親とのつきあい方、スクールカウンセラーの上手な活用方法、学校教育相談の体制づくり、さらに教師のメンタルヘルスまで、現場教師が頭を痛めるさまざまな問題を解決するためのノウハウを満載。 【目次】(「BOOK」データベースより)第1部 学級崩壊緊急対策プラン(学級崩壊は「子ども集団による教師いじめ」である。管理職がリーダーシップをとって教師を守れ-担任教師が安心して助けを求められる環境づくりを/崩壊クラス再建の第一歩は、子どもの誘いに乗らない冷静な対応から-アドラー心理学で荒れる子どもの心をつかみ、河村「再契約」理論でクラス再建に乗り出せ/学級崩壊は小学校クラス担任制のひずみの現れ。学級のシステムを変えれば学級崩壊は消える-校長は従来の枠にとらわれない発想で事態を打開せよ)/第2部 問題解決へのアドヴァイス(キレそうな気持ちを押さえつけるのでなく、うまくキレる工夫を身につけさせよ-子どもの暴力・いじめに対する緊急対応と中・長期的対策/不登校への対応は焦らず・慌てず、けれどできることはやる、という姿勢で-「学校復帰」より「社会復帰」「自己実現」を支援する姿勢が大切/難しい親への対応は「プラスワンの原則」で-非難し敵対するのではなく協力関係をつくり、親のエネルギーをいかせ)/第3部 学校教育相談の基本姿勢(教育相談はチームで取り組め-担任教師は抱え込みの悪癖をやめよ/スクールカウンセラーの七つの働きを学校教育にいかせ-スクールカウンセラー、生かすも殺すも教師サイドの腕次第/子どもを支えるネットワークをつくれ-PTAや卒業生との連携、相談機関との連携、小・中の連携)/第4部 教師のメンタルヘルス(「弱音を吐ける教師」になれ-夫婦関係、同僚との関係を中心とした支えあいのネットワークを作れ) ============================こういう本は学校に一冊いりますね。ぜひ学校の予算で上下巻とも買ってください。(^^;)
2007.01.22
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「今週の親力診断テスト」が、これもまた興味深い内容でした。http://education.mag2.com/oya/bn76.html昔、確か戦時中に「隣組(となりぐみ)」という制度があったと思います。「♪とんとんとんからりんと となりぐみ~」という、あれです。「連帯責任」という言葉を聞くと、まずあれを連想してしまいます。(--;)通常3~5人くらいの規模、または3~5グループという規模で、お互いに注意しあい、一人が失敗したり迷惑をかけるようなことをすれば、連帯責任でみんなが罰を受けたり、しかられるというものです。教育の現場では、たとえばクラス内の「班」というものの使い方で、同じようなことができうるかもしれません。少人数規模の集団内において、みんなで注意しあい、みんなでよくなっていこうというのは、一見よさそうですが・・・皆さんはどうお考えでしょうか。上のリンク先での「親力診断テスト」の例では、=========================兄弟3人のうち誰か宿題終わっていないときは、終わるまで3人とも夕飯食べられない。お互いよく面倒見るようになったし、お互いに協力するようになった。=========================というものが載っています。罰を受けるというよりは、「みんながそろうまで待ちましょう」と言っているような気もします。さて、これは是か非か? いろいろお考えはあるでしょうが、親野先生の回答では、以下のようなことが書かれていました。==============================・連帯責任には必ず罰が伴い、足を引っ張る者にいい思いを持てなくなる。・内面では「この子のせいで・・・」という気持ちを持ってしまう。============================== その後の記述が大変厳しく心に響きました。==============================・連帯責任の安易な利用は、大人の責任を放棄すること 大人がやるべきことをやらずに、「できないと他の子に迷惑がかかるからやらなきゃ」とか「この子ができないと自分もご飯食べられないからやらせなきゃ」などという気持ちを利用しているのです。 ==============================このことでいろいろと自分の教師としての指導を思い出しました。 ついこのあいだ、秋の遠足で受け持ちの子が歩くのが遅いので、クラス全体に「来るまで待って」と言ったことがあります。また、特に遠足などの集団行動のときに、「みんながそろうまで待ちます。全員そろったら座ります」といった指示を出すことがあります。そのことを思い出しました。さぼっているのではなくがんばっているのだけれど遅くなってしまう子を待つのは、とても正当なことだとは思いますが・・・もしかすると、子どもたちみんなの心情として待つのではなく、ただ教師の指示として待たせているというところに、教師の傲慢さがあったかもしれません。「大人の責任をはたしているか」というところを、わが身を振り返りながらあらためて思った次第です。※余談※ 遠足の件ですが、努力しても遅れてしまう子を待たないのは その子が「みんなからどうでもいいと思われているんだ・・・」と ショックを受ける可能性があるので、避けたいところです。 そこで、今思うのは、「待て」というのを短い指示ではなく、 「先生は待ちたいと思う、君たちはどう思うか」といったような聞き方で、 集団に判断をゆだねたり、考えさせたりするほうが、よりよかったかなと思います。 時間がなくてパッパッと指示を出して行動させたいときには なかなかそういう余裕がないのですが・・・ でも、そもそもそうやって 急いでさせる、教師の指示でその通り動かす ということに、さほど重要性はないのかもしれませんね。 (注)「そろうまで待つ」ということについては、いろいろな意図が存在するので、 単純に「いつもどんなときもいけない」とは言い切れないことを補足しておきます。みなさんからのご意見、お待ちしています。(^_^)♪
2006.12.19
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先月の「いじめ」関係の日記のコメントで、Ryanoさんより、情報提供をいただきました。Yahoo!ニュースのFNN(フジテレビ系)ニュースで紹介されている新潟県の中学校での「いじめ」に対する取り組みです。http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/fnn_top_2.htmlさっそく視聴してみましたが、なるほど、確かに参考になる取り組みです。(テレビ放送された内容をそのまま動画で見ることができます。)11年前、当時中学1年生だった伊藤 準(ひさし)さん(当時13)が、いじめなどを理由に自殺する事件がありました。その学校がこの学校なのですが、確かにその名前には記憶があります。「いじめによる自殺があったこと」にフタをするのではなく、このように全校を挙げて意識的に「いじめ」に対する取り組みを進めていることに非常に敬意を覚えます。私の勤務校も阪神淡路大震災の被害が大きく、震災教育、「いのち」の教育を学校ぐるみで重点的におこなっているので、子どもたちは「いのち」を大切にしようとする意識が育っています。学校全体ではっきりとすすめていく、このことは難しいことかもしれませんが、大変もとめられていることです。多分この学校の生徒は毎年ずっと「いじめ」についての教育を受けてきて、その蓄積により、身近な出来事で考える以上の、もっと広い範囲でいじめをなくすためにどうしたらいいかという教師が考えるような高次の課題意識を持っているのではないかと思います。ちなみに、この学校で実践されている「マイノート」(担任と生徒との交換日記のようなもの)は、私が不登校補助員で行っていた兵庫県の黒田庄中学校でも実施されていました。毎日のことなので全員のものを読んで返事を書く先生は大変ですが、その効果は計り知れません。担任と生徒が毎日の「交換日記」によりつながりをもてれば、いじめに限らずさまざまな悩みや問題事象に早期に気づき、早期に対応することができます。あと、気づいたことをパソコンに打ち込んで、全職員で瞬時に情報の共有化ができるのもいいところです。私もこれをやりたいのですが、ちょっと時間がかかるかも・・・(^^;)Webで民放のニュースが動画で見られることも知らなかったのでこれを知らせてくれたRyanoさんに感謝です。(^0^)
2006.12.07
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「いじめ」の解決に向けてのことを前回書いたので、それにつながるようなことを書きたいのですが、ブリーフ・セラピーの考え方でいくと、「問題」志向の考え方におちいってはいけないのです!すべからく「解決」志向でナイト!(ブリーフ・セラピーについては以前の日記を参照のこと。http://plaza.rakuten.co.jp/kyouikuuseful/diary/200607040000/ )というわけで、落ちこんだりマイナス思考に陥っている人に大変効果的な「運良く生きる生き方の達人」、斎藤一人さんの本をご紹介しましょう。これを読むと、少なくともちょっとは「解決」「肯定」「気楽」「運気上昇」に近づくはずです。今回のタイトルは『変な人が書いた 人生が100倍楽しく笑える話』です。(以降、本からの引用・抜粋。なお、抜粋なので前後の文脈や著者の書きぶりの性質がわからず、めんくらわれるかもしれませんが、このサイトの抜き書きは参考程度でしかありませんので、ぜひ著書をお買い求めください。CDとシールもついて、オトクです。)=============================・「どうしたの? 何かあったの?」 って、機嫌をとっちゃダメですよ。 あちらはあちらの都合で機嫌が悪いんです。 自分の機嫌をとるんです。 それで、自分だけニコニコしているんです。 「悪」に合わせちゃいけないんです。 機嫌が悪いってのはね、嵐と同じ。一過性なんです。 常に機嫌のいい人が、世の中をリードして行くんです。 ・大人になっても、ブスッとすれば、誰かが構ってくれると思っている。 「まるかん」じゃあ、自分で自分の機嫌もとれないやつは失格、 っていうことになっています。 ・自分だけでも明るく照ってないと、 世の中、暗くてしょうがないモンね。 ・自分の能力を出し切っていないんです。 300坪耕せる能力があるのに、200坪しか耕さないような人は、 なぜか不運に見舞われるんです。 ・100万円を出しても、切られちゃうのは嫌だと思う耳を、 神さまは、タダであなたにつけてくれてる。 空気だってお勘定を払ってないじゃない? 雨だってタダで降ってくるでしょ。 ・注意されたときは、こういってみるといいですよ。「何回でもいってください。 つい、クセになっているから、やっちゃうことがあるんです。 そのときはよろしくお願いします。 何回でもいってくださいね。」 お説教のたびに、相手が感心しちゃって、 「もう、お見事!」って、拍手したくなっちゃう。 そういう、指導のされ方を磨くのです。 ・相手と自分しか見えない人のことを 「小人(しょうじん)」というんです。 自分が何を言ったら、周りの人にどう思われるかを考えて行動する。 要するに、自分のことも、周りの人のことも見えている人のことを、 「大人」っていうんです。・両方が気持ちよくなれる言葉を発した人が、「大人」なんです。 ・中国などに行くと、まとめて買える人は、お金持ちだからって、おまけしてくれないんです。 向こうの国の人は、「お金持ちはくれるのが当然である」と思っている。 そういう国も、この地球上にはあるんです。===============================どうです? 参考になりましたか?斎藤一人さんの本は特に落ち込んでいるときにはスッと読めるのでおすすめです。本を読むのが苦手な人のために、CDもついてくるので、耳から聴くことも可能です。(笑)
2006.11.15
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作詞・作曲などの音楽活動をされる人たちの集まりで、「いじめられっ子に勇気を与える詞」について募集したところ、短時間で予想外の反響があり、びっくりしています。私が最初に投げかけた文面は以下のようなものです。きっかけは、作詞コミュニティでのある方の投稿でした。ほぼそのまま転載します。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~私は小学校教師をしています。最近「いじめ」による「自殺」が多く、心を痛めています。いじめられて自殺を選ぶ子に、何とか生きることを選んでほしいと痛切に願っています。何年も前からそういった子どもに勇気を出させたいという願いの元に『いじめ撃退プログラム たたかってみようか』という歌を考えてきました。メロディーはすでにできていますが、歌詞がまだです。みなさんだったら、・いじめられて自信をなくしている子に・「生きてみよう」と思わせるために・どんな比喩で投げかけられますか心の奥で受け止められるような比喩がもし思い浮かびましたらぜひ教えてもらいたいと思います。実際に子どもたちに投げかけたり、世間に投げかけたりして、考えていただいた言葉を使っていきたいと思います。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~このブログはそういえば教育を考えるブログでしたので、みなさんからもぜひご意見をお寄せくださいませ。で、そのコミュニティでの返信を受けてさらに補足を私のほうからしたり、他の方の意見に感想を言ったりしたことがありますので、私の発言の部分だけ、それも追加でつけてみます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~基本的に、言葉は無力であるということはうなづけます。一方で、音楽の力を借りるということは、単なる言葉よりも入りやすいと信じています。お説教の中の言葉なら心に入らなくても、音楽ならとどきやすいかなということを思います。一番いいのは身近にその人自身をわかってあげられる存在がいること、「個」としてのその人に向けた、かざらないその人へのメッセージであることでしょう。ただ、もし不特定多数の立場を同じくする人にメッセージを音楽の中に入れ込む形で投げかけるなら・・・と考えました。、「あなたが大切な理由」を「比喩ではなく具体例」を用いて、「ちょっと考え方を変えてごらん。ほら、少し見通しが明るくなってきたんじゃない? 肩の荷が少しは軽くなったんじゃない?」といえるようなものを歌詞にできないか・・・と考えています。自殺を考えるほど思いつめている子は、一方ではすくいを求めているとも思います。「だれか気づいて」「なんとか助けて」と求め、自分からもささやかなアクションを起こしているのではないでしょうか。もし、それが無駄でないとわかったなら・・・「聞こえた。あなたの声が聞こえた!」とリアクションを返すだけでも、勇気付けられるかもしれません。不特定多数へ向けた詞でそんなことができるのかはわかりませんが・・・。うつになっちゃって「オールマイナス」に映ってしまうようなときに、「例外探し」をしてプラスに目を向けさせるような言葉、言葉が意味を成さないと決めてしまうのではなく、可能性として探ってみたいと思います。今の世の中、自信を失っている人は多すぎます。で、そんな世の中を反映して「元気を出せよ」的な応援ソングもけっこう売れたりしてると思うのですが、それと近いようでいてズレる、というか、もっと詞の発信者からの生身のアプローチを感じさせるものになると、よりいいかな、などとイロイロ思っているしだいです。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~まだ、あります。う~む、こんなに長い日記を読んでるあなたはエライ!~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~いじめをもし「なくそう」と思えば、甘いことではなく思い切りや覚悟といったものも必要であると次第に考えるようになりました。そういった覚悟や決断を促す、けれども、それをするかどうかは君が決めることだ、ということで「たたかう」+「○○してみようか」という言い方のセットを題名にしたものです。なお、これは音楽なので、メロディーや曲調に当てはめて聴いたときは、また印象も変わってくると思います。本人にがんばれとは言いませんが、彼が(仮に彼とします)人知れずくやしいと思って泣いたり、身近な人や漫画の主人公などを見て「こんなふうになりたい」と願ったり、具体的にいろいろ言われたときに「僕に言い返せる強さがあったなら」と痛烈に思ったとしたら、その内内の思いに火をつけることが、「現実を変える行動を促す」一歩であるかなと思います。(なお、「たたかう」といっても、「やり返す」というやり方をさしてはいません。むしろ、自分の弱い心とたたかう、弱さを強さに変えられる可能性がある自分であるということを信じる、といった意味を込めています。)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~自信を失っている子どもって、自分がどんなに大切な存在か、全く見えなくて、全く思えなくて、ひたすら孤独で、死んでしまってもいいように思っているのではないでしょうか。まわりの友達や大人が、はっきりと「あなたって大切だよ!」と言ってあげられることが何よりの救いなのかもしれませんね。過去最高に長いブログ内記事になってしまいました。読んでくれただけで、大変感謝です☆いつもは有名な先生とかの引用も多いのですが、今回は100%、~~(にょろにょろ)の中もすべて私自身の言葉ですので、ご意見、ご感想いただけたらありがたいです。
2006.11.13
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本日(11・11)の読売新聞朝刊教育紙面「教育ルネサンス」No.450に、ヤンキー先生こと義家弘介先生の記事が載っていました。※インターネット上でも読めるようです。http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20061111us41.htm指導のポイントがさまざま書かれており、「なるほど。これは有効だなー」と思うところが多かったです。============================・教師が交代で教室を巡回すると、目の前でいじめは起きなくても、クラスで孤立する生徒は見つかる。・朝、元気のない生徒に積極的に声をかける。・先頭に立っていじめている生徒をしかる前に親に電話する。「分かるまで徹底的にやるので、生徒の言い分に取り合わないように」とクギを刺すのだ。 ・加害生徒には翌日、クラス全員の前で謝罪させる。やり込めるためではない。その他の生徒に「勇気を振り絞って謝った加害生徒より、みんなの方がひきょう者だ」と怒り、「見て見ぬふりもいじめへの加担」と気付かせるためだ。 ・5人の仲間を作るよう促す。「2人や3人でなく、5人探せ」と。その集団が三つもできればいじめの抑止力になる。いじめが起きても入り口の段階で気づく。 ================================この先生の講演が、2学期の終わりに勤務先の市であり、お話が聞ける予定です。今から楽しみです。
2006.11.11
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「今週の親力診断テスト」http://education.mag2.com/oya/をさっき見ました。私の回答は見事に外れてました。みなさんも、どうぞ。以下はテストを受けてからお読みください。 はい、テストを受けましたか?では親野先生の解答で「なるほど」と思ったところを。============================(同サイトより)「ぼくだけじゃないよ。○○もやったよ」と言っている子が、必ずしも自分のしたことを棚に上げて人のせいにしようとしているとは限らないのです。また、自分の非を認めないで、責任を人になすりつけようとしているとも限らないのです。============================たしかにそうです。子どもを悪く見るくせがついてしまうといけませんね。===========================このようにもう1人のしたことを聞いてやることで、子どもは「自分だけ叱られるのではないか?」という最大の気がかりから開放されます。公平に叱られることが分かるので、安心して大人の話も聞けるようになるのです。 ===========================「今はあなたと話しているのです」という対応もありだと思いますが、こういった意見には耳を傾けたいものです。指導の中に、仮に親や教師のきめつけが入ってしまうと、その大人への信頼感が一気に崩壊してしまいます。指導の前に事実確認、という原則にも通じます。
2006.11.09
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内容的に10月5日の「てきぱき行動できる子をめざさない!? 」のつづきのような内容です。親野先生の親力メルマガでの連載をもとにしています。テーマは、子どもの動作がのろいとか、片づけができないとか、そういう性格上にも起因するようなことを大人が変えていくことができるのかということです。==========================2006/10/9発行「親力で決まる子供の将来 」No705より難しいと思います。なぜなら、そもそも子どもはその必要性を感じていないからです。説得とか憧れにしても、もともと本人に潜在的なモチベーションがないと意味はないのです。==========================必要性とか、モチベーションという言葉がでてきました。子どもを「教育」しようという上で、これは原点になることだと思います。本人がしようと思っていないことは、結局させられない、させたとしても絶対身につかないということです。==========================同No706よりとくに、片づけができないとか、だらしがないとか、マイペースとかいったことを変えるのは、とてつもなく難しいことです。私は、これに成功したという例を知りません。ときどき、ものすごく怖くて厳しい先生が受け持って徹底的に叱り続けたら、だらしがない子が直ったという話を聞くことがあります。でも、私が知っている全ての場合において、それはその先生が受け持っている間だけのことです。新しい学年になり別の先生になったら、あっという間に元に戻ります。元に戻るどころか、それまでの反動でよけいにひどくなることもまれではありません。つまり、先生が怖いから、叱られたくないから気を付けていただけのことだったのです。==============================「叱る教育」の一番の問題点は、ここです。しないと怒られるからしぶしぶやるという状態、まったく本人自身はやりたいとおもっていないのにやらざるをえないところに追い込まれている状態・・・これは全然「自然な状態」ではありません。「不自然な状態」は「自然な状態」に戻ろうとします。つねにおどしておかなければ成立しない「正しい行動」は、たとえその先生がなしえたとしても、それはうわべだけです。そのウソは見抜かれなければなりません。「道徳的価値観」が特にそうですが、だれに言われようと本人がそうと信じておこなうという、本人の意思が必要なのです。ちなみに、「本人の意思に関係なく、あまりに反復行動させて定着させてしまえば時と場合を選ばず無意識にそれを行うよう、習慣化する」という、あまり教育的とはいえない理論もあります。これはありえると思いますが、その人の心を殺し、ロボット人間としてただそうさせるだけになってしまいます。そのひずみはその人の人間性をトータルで考えた時、とても大きいといわざるを得ません。この話題は、同メルマガで710号より「しつけ強迫神経症」という名前で再度強く大きく扱われています。手元の最新712号では、こんな言葉で書かれています。============================子どものありのままを受け入れない子育てであり、目の前の子どもを否定する子育てです。「あなたは今のあなたではいけない」と言っているのと同じです。「今のあなたは受け入れられない」と言っているのと同じです。================================あなたは、「しつけ強迫神経症」ではありませんか?(^^;) ・・・そうはいっても、「今のあなたではいけない」と言わざるをえないこと、ありますよね。不適切な行動を認めるわけにはいかない。では、現実にそういうとき、どうするか?私なりの考えはありますが、ここはこの日記をお読みの皆さんの意見もお聞きしたいと思います。ぜひ、コメントを寄せてくださいね(>_<)
2006.10.17
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「教育のまぐまぐ」で紹介されていた「親力」親野先生のコラムについて書きます。原文はこちら↓http://www.edumerry.com/column/000036.htmlもたもたしている、動作がのろい、もっとてきぱきしてほしい、そう思う子はけっこういるものですが、集団行動についていかせるためにその子の「マイペースな性質」を矯正しようとすることが本当によいことか?ということが書かれています。結論から言うと、「スローモー」な個性を持った子の場合、早く、てきぱきと、などと急かすことによって非常に損失が大きいということです。くわしくは原文を読んでもらえればいいのですが、一部引用します。==========================・すごくマイペースな子を今のうちに直してやろうと思ってやり始めると、とんでもないことになるのです。なぜなら、マイペースな子を直すことはできないからです。・無理しているときは、なんとなく落ち着かないしストレスがたまるのです。食事のペースを上げててきぱき食べても、ちっともおいしくないのです。食べた気もしないのです。人にはもって生まれたペースというものがあって、それを変えることはできないのです。==================================このコラム、「では、親はどうしたらいいのでしょうか?」というところで終わっています。次回、親野先生なりの解答が示されるようです。これは次回は必見ですね。
2006.10.05
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なぜか表題のようなことへの相談がありました。せっかく回答を考えたので、個人的なお返事とは別にここの日記でも紹介しようと思います。ちなみに、プライバシーに配慮して、文面を少し変えてます。Q.子供が最近ゲームボーイをほしがります。近所の子はほとんど持っていて、友達のところでもゲームで遊んでいるようです。いつも「買って」「買って」とねだります。どうしたらいいでしょうか?よくあるケースですね。私の答えは大体以下のような感じです。とはいえ、私はまだ親になってないので、ほんの参考までに(^^;)A.ゲームボーイアドバンスでしょうか、SPでしょうか、 今は最新のDSがおおはやりです。 個人的にはDSはペンで書く操作ができるので 運筆練習にもなり、おすすめです。 SPは画面が明るい機種で、それ以前のものは画面が暗く、目が悪くなりがちというデメリットがあります。もし買うなら上位バージョンのほうがよさそうです(^^;) さて、根本的な質問に帰りますね。 お話によると友達同士の遊びの主流であるようですから、 子どもの気持ちになれば「買ってほしい」と思うのは当然ですね。 親の気持ちとのギャップがあるのが問題ですので、 そこを埋めあうことが基本方針になるのではないでしょうか。 子ども「買って」 おや「買ってあげない」 では、話に発展性がないし、お互いストレスがたまります。 なぜほしいのか、どういう使い方をするのか、 子どもに質問し、真剣に考えていて約束を守った使い方ができるなら、買ってあげてもいいのではないでしょうか。 このとき、「友達がもっているからほしい」という答え方しかできないようなら「本当に自分がほしいものなのか」考えさせるのは大事だと思います。 「自分のことは自分で決める」ということを尊重するのは、子どもへの接し方としていつも意識しておくべきだと思います。 ただ、お金を出すのは親なので、親に理解してもらえないと買ってもらえない、どうやって理解してもらうか、というのは子どもにとっての試練です。買わない場合も、子どもの言い分を聞いた上で、「ここはわかるが、ここは反対だ。理由はこうこうだ」と、論理的に対等の立場で話してみることをおすすめします。その上でお子さんがさらに考えて次の手を打ってくるようであればなかなか見所があります。読み書き計算よりも生活に生きてくる「生きる力」をはぐくむことになります。 なお、買った場合はせっかくですのでそれについて「何がおもしろいのか」「どんなルールか」など、親子で話し合う材料にするといいと思います。子どもは自分の好きなことなら喜んで話しますし、親や先生が知らないことを「教える」というのはとても気持ちのいいものです。そういうことをすると、副次的に「説明する力」を伸ばすことができます。「ゲームをしてもいいことはない」ではなく、工夫や考えようによってどうとでも生かすことができます。 ~~みなさんの考え方はいかがですか? よければコメントでご意見を聞かせていただけるとありがたいです。
2006.07.20
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2日ほど前の「本屋で1万5千円!」の回で買ってきた一番安い本 ↓★"問題行動の意味"にこだわるより"解決志向"で行こうこれは非常にアタリでした!! 最近読む本はどれもいいのが多くてうれしがっているのですが、その中でもこの本は「ぐいぐい読ませる魅力」に満ちた本でした。著者はブリーフ・セラピー(短期療法)の実践をされているカウンセラーの方で、短期的に問題を解決する具体的事例も含まれていてそれも「なるほど」と思えるのですが、それよりも前半しつこいほどくりかえされる「解決」志向の考え方について、普遍的な価値を感じました。680円と安く、文体もおもしろくて、専門的な内容も含まれるのにとても読みやすい。しかも、何よりも内容が、「問題行動」に日々悩んでいる親や教師にとってとても示唆に富んだ内容である!という点で、「問題」に悩んでいる方にはぜひ、自信を持ってすすめたいと思います。値段は680円+税です。本屋では手に入りにくいので、僕を信じてネットで注文してください(^^)★"問題行動の意味"にこだわるより"解決志向"で行こう ※クリックすると商品ページにとびます。・著者自身が「自分で読んでいて笑っちゃう」というほど「読んでおもしろい」文体。 心理学やカウンセリングを学びたい方、問題行動への対応に悩んでいる方が きばらずに楽しみながら、1時間程度で読める、最高の入門書です。 たとえば、著者が本当に言いたい場面に入る前に 「でも、しかし、バット、ハウエバー!」といった、これでもか、という しつこい前置きが入ります。 笑いながら読めるとともに、著者の気合を感じる文体です。・読み物としておもしろい構成になっているので、核心の部分はひみつです(^^;)・具体的にどんな考え方で、今悩んでいる問題の解決に本当に役立ちそうか みなさんに判断していただくために、事例から少しだけ引用します。 (先に述べたように、あくまで「考え方」の方がメインの本ですが。) ☆問題の「外在化」 (これは僕が非常に知って得したと思ったやり方です。) ”問題”が「子どもが悪い」から「大人が悪い」に移し変えただけ、というような 原因追求のやりかたは、「解決」から程遠い。 「外在化」は、症状を誰からも切り離す。 外部に要因をつくって、 それに対し、子どもも 親も 教師も 誰も彼もが 一致団結してそいつとたたかおう、という形式をとる。 そのために助言者は”「解決」のための物語”を作り出す。 たとえば「いたいのいたいのトンデケー!」と言えば 安心する子どもがいるように、 「問題を引き起こしているのはコレで、今からそれはなくなるんだ」と、 当事者が信じることで、なんとすっきり解決するケースがあることか! (ちょっと感動しながら書いてみました。)=======================(以下、引用)「外在化」では、あくまで悪いのは「かゆみお化け」であって、その「かゆみお化け」に対して、本人・家族・周囲の人が一致協力して対抗するという図式になるのです。必要なのは協力者であって、”問題の人物”でも”問題となる人間関係”でもないのです。(略)”問題”なんて、見つけようと思えばいくらでも見つかる(略)我々が手に入れたいものは、たくさんの”問題”ではなく、”解決への道”なのです。=======================(同書p53より)僕はこの本で「ブリーフ・セラピー(短期療法)」に魅力を感じ、あろうことか今日も本屋で追加で本を買ってきてしまいました。これもまた、おもしろそうで、役立ちそうな本です。教師のためのブリーフセラピーこのところ読書がとってもハイペースです。(^。^)
2006.07.04
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日記をつけるのが、ちょっとあいてしまいました。最近、知らぬ間に寝ていることが多いです。寝るのはよし!寝る子は育つ!睡眠は一番の疲労回復剤!というわけで、ちょっとあいたけど、ブログ書きます。以前このブログでもちょっと紹介した赤坂先生の本の前書きに、「原則と具体例を知れば、『困った子ども』の対応に自信がもてます。」と書いてありました。まさにそうですね、原則と具体例、このワンセットがそろえば、自分のまわりの子にも応用が利く生きた知識になりそうです。で、その具体例で「いいな」と思ったのは、自閉症の子どもへの接し方を書いた本『子どもとの接し方10章』に書いてあったこの言葉、「同じにしてごらん」「同じにしようね」なんでもない言葉ですが、自閉症の子どもが視覚的な理解が得意で、社会的な行動が苦手な傾向があることを考えると、「いつも『同じ』という言葉を合図と評価に使う」というのは、同じ言葉がけで多くの学びの土台を作ると言う意味で大変厳選して使うにたる言葉だと思いました。
2006.04.27
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こういう書名の本があったなあ・・・ということが印象に残っています。でも、ぼくはその本を読んでません(^^;)昨日、「適度な課題意識」についてかきましたが、では、「課題解決の方法は?」というと、結局「シンプリファイ」(単純化)ということに尽きるかな、と思います。悩むようなことがらは、こっちをたてればあっちがたたずといった、条件が複雑だったり、構造が難解だったりするのですが、そこを、少々常識やぶりなかたちででも、思い切って単純化していけば、解決できる問題にまで小さくなる。たとえば、責任の所在を明確にすること。たとえば、1つのことに1つのことを完全に対応させ、それ以外の部分を切り捨てること。たとえば、ある時間はこれをする、と明確に宣言し、実行すること。さあて・・・では実際に取り掛かりますかね(汗)(^^;)
2006.04.21
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あれもこれもなんとかしなればと思い、課題が山積していると思い込むと、あせりが生まれます。こういう状態では、なるものもなんとかならないんじゃないかな。「ここが課題だね」っていうのが、「ここはできてるね」っていうのと適度なバランスをもった把握の仕方というのがいいね、と思います。課題が多いような状態だったら、まずは冷静に現状を受け入れて、すこし肯定的に見直してみようとすること。「ここはできてないと思ってたけど、 よく見ると ここまでは できるんだねえ」というような発見が大事なのではないかな。課題解決ということば、もういちど反芻してみよう。課題はどうしたら解決できるのかな。解決しようと思えば、解決できるのかな。それなら、問題でもなんでもないよね。なおそうとおもってすぐなおるなら。どうにもならないから悩んでいるなら、「これはこうなんだ」という一種の開き直りも大事です。で、ひとつなんとかなりそうな課題をみつけて取り組む。「課題山積」というとらえ方は やめてみましょう。
2006.04.20
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