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2009.09.08
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ロング・グッドバイ

子供のころから自分になじんでいたのはイギリス文学で、アメリカ文学は
あまり読む機会がなかった。
(おかげで、「赤毛のアン」「トムソーヤーの冒険」を読んだのは社会人になってから。)

大学生の時に村上春樹氏のファンになり、氏が翻訳したフィッツジェラルドや
カーヴァー、アーヴィングといったアメリカ小説にも手を出すようになってきた。
そのうちの1つが、この長編。

ハードボイルドの代表作、という評判は聞いていたが、今回初めて読む機会を得た。
約530ページを読みとおした感想は、「ハードボイルド?これが??」という
感じ。

筋書きは申し分ない。
私立探偵フィリップ・マーロウの周りで次々と人が死んで行く。
警察に拷問まがいの尋問を受けたり、やくざから「手を引け」と脅される中、
アルコール依存症の作家、その妻とのやり取り、そして2人とも死を遂げたあとで
繰り広げられる小規模なアクションと推理…

いわゆるミステリーとしては派手さに欠けると思うんだけど、
チャンドラーの「引きの強い」文体をうまく日本語に持ってきた村上氏の力で、
静かな小説として楽しむことができた。

春樹氏の翻訳作品、まだ読んでないのが多いんだよなぁ。
図書館で借りてこなくっちゃ。





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Last updated  2009.09.08 12:48:13
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