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カラダの変調でしばらくアルコールを控えている。 これを機に順不同で、いままで飲んで特に印象が良かったワインを挙げてみる。生産者の中でも安め、すそ物のワインが多い。アフィリエイトは生産者の説明のためで、銘柄は必ずしも一致していないし価格も妙に高いので気にしないで欲しい。・ドメーヌ・ルー・デュモン ブルゴーニュ・ピノノワール2017Koji et Jae Hwa Bourgogne Pinot Noir 2019 / ルー デュモン ブルゴーニュ ピノ ノワール 2019価格:60,000円(税込、送料無料) (2024/4/28時点) 楽天で購入 最近飲んだワインでは特に良かった。感動するほどではないが、非常に良くできていると感じ、あっという間に1本飲み干してしまった。ルー・デュモンは以前と比べると人気が高くなったが、まだ過小に評価されていると思う。ブルゴーニュ中心部のワインが多く、競争が多いからだろう。店で見たら買って、然るべき後に飲むべきだ。・マルク・ソワイヤール ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ2018ブルゴーニュ ブラン モノポール クラ[2020]マルク ソワイヤール(ドメーヌ ド クラ)(白ワイン)価格:11,000円(税込、送料別) (2024/4/28時点) 楽天で購入 ビゾのお弟子さんで安く入手できるというので試しに買って、セラーが満杯になったので仕方なく開けたらとても美味しかったワイン。既に人気が高くなって、いつでも買えるということはなくなった。今は楽天市場でオートコートドニュイはヒットしない。 自然派と呼ばれる生産者で感動した経験は多くはないが、このワインは良かった。もう1本試してみたドラクラのブルゴーニュ赤はつまらなかった。畑の差は大きいかな。 以下、特に解説しないがこれまでに飲んで印象深かったワインを挙げるとこんな感じ。どれも昔は今ほど高価ではなく、簡単に試せた。何か2004年が多いな。・ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ ボンヌマール2004【5月1日エントリーで最大P20倍】【4月・特価セール】【最安値・ポイント2倍】ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ [2017] ボンヌ・マール グラン・クリュ 750ml【WA96】【フランス】【ブルゴーニュ】【赤ワイン】(Georges ROUMIER)価格:296,000円(税込、送料別) (2024/4/28時点) 楽天で購入 東急本店試飲コーナーで1杯5000円弱だった。・ドメーヌ・セシル・トランブレイ ヴォーヌロマネ2004Cecile Tremblay Vosne Romanee Vieilles Vignes 2020 / セシル トランブレイ ヴォーヌ ロマネ ヴィエイユ ヴィーニュ 2020価格:140,000円(税込、送料無料) (2024/4/28時点) 楽天で購入 とあるワイン会で抜群でした。新酒で入ってきたころは1本5000円ぐらい。・ドメーヌ・ルロワ ブルゴーニュ2004Domaine LeroyBourgogne Rouge [2004]750mlブルゴーニュ・ルージュ [2004]750mlドメーヌ・ルロワ Domaine Leroy価格:858,000円(税込、送料無料) (2024/4/28時点) 楽天で購入 マダムがデクラッセした2004年だからこそ、自分で試そうと思って買えたワイン。1本で1万2000円くらいだった。ふだんワインなんか見向きもしなかった父親(昨年冬に他界)が「ちょっとだけじゃ分かんないな」と言い、もっと寄越せムーブをしたのが良い思い出。・DRC エシェゾー 2001【最大1,000円OFFクーポン★期間限定】ロマネコンティ エシェゾー 2001 ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ DRC Echezeaux フランス ブルゴーニュ 赤ワイン【お買い物マラソン期間★4/24 20:00~4/27 9:59】価格:798,000円(税込、送料無料) (2024/4/28時点)楽天で購入 初見の人が多いワイン会で手堅いものを、と持参したワイン。期待に応えてくれた。取得コストは1本で3万円ぐらい。個人的には過去最良のDRC。
2024.04.28
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久しぶりのブログ更新。楽天さん、ブログでいろいろ新機軸を試しているようで、使い勝手が変わっています。プラスの効果があるといいですね。 先日、ある首都圏の老舗ホテルで会食し、そこでワインを選ぶ機会があった。分厚いワインリストはなく、ボトルは赤白数種類ずつ。このうちブルゴーニュは同じ村の赤白が1種類ずつ。なぜかリストに作り手の名前がない。 腑に落ちないので実物を持ってきてもらったところ、作り手は白と赤で別々だった。白は村名、赤はプルミエクリュ。赤はざっくり1万5000円ぐらいで、村名の白より安い。なんか変だな、と思いながら赤を選んだ。その場で飲んだ大人全員から好評であった。 帰宅してから同じワインをネットで調べたところ、もっとずっと安い値段で、今でもワインショップでひっそりと売られていた。「ホテルはちゃんと利益を取っていた上であの価格だったのか」と感心した。やはり、定評あるホテルのプロによるワイン選びは役に立つ。近いうちに自分で購入するので、それまではこのワインの生産者や銘柄、会食をしたホテル名は書きません。 最近はブルゴーニュワインの最新ビンテージの価格の上がり方がひどい。でも、今なら少し探せばこんなワインも国内に在庫がある。 今回の赤ワインのヴィンテージは数年前。新酒で輸入されたころはユーロ建てのワイン価格もほどほどで、ユーロ円相場も今より円が強かった。だから最新のヴィンテージに比べて、ずっと安い値段でワインが買える、飲めるというわけだ。 「いつか1ユーロ=120円ぐらいまで戻る」という相場観の人には当てはまらない話だが、そうではなく今ぐらいの相場が当面続くと考えるワインファンは、こうした国内在庫を今のうちに買っておいた方が良い。 著名生産者のレア物を追いかけていると、海外市場での価格高騰の影響をもろに受けてしまう。意固地になって著名なドメーヌ物を追いかけるより、もっと安く飲める、感動もほどほど、そこそこのワインを選んでいく方が趣味が長続きするだろう。「それでは、何を買ったらいいのか」。その答はワインショップではなく、ホテルやレストラン(のソムリエ)が教えてくれると思う。
2024.02.11
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久しぶりにマイブログに投稿。海外ショップのワインリストを眺めて、注文する銘柄を決めるのに悩んでいる。今月から新型コロナ禍の水際対策が緩和されたとはいえ、自分の勤務先のコロナ対策が厳しめのままなので渡仏できない。また、ウクライナとロシアが戦争をしており、コロナ前と比べて欧州への渡航費はとても高額らしい。仮に勤務先の許可が出たとしても実際に渡航するのは難しいだろう。円安が進み、海外ショップのワインも気軽に買えない。例えば1000ユーロのワインだと、もろもろ費用込みで15万円。ルロワの古いネゴス物などは安くてもこれぐらい。どうせ海外ショップに依頼するなら、日本で見かけないものを…と思う。でも予算の制約があるのでニュイ・サン・ジョルジュやポマールの村名になりそうだ。夢がないね。その意味では、ドメイヌ・ソガは懐にやさしくて良い。オチはありません。
2022.10.15
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2021年はコロナ禍の中、日本の主要メーカー(サントリー、ニッカ、イチローズモルト)の限定ウイスキーを探してみた。結局、サントリーの「響ブロッサムハーモニー」は2本購入できたが、その他を含めると、ほぼ全敗に近かった。とはいえウイスキーの量は十分にそろったので、2022年はブルゴーニュワイン探しの生活に戻ることにした。高いけどね。 「響ブロッサムハーモニー」は昨年末、アマゾンに出ていたビールやシャンパーニュとのセットを4万円超出して購入した。その後、抽選により「定価で売ってやる」といってくれた奇特な店があったので買わせていただいた。交通費は高くついたけど、ご恩は忘れません。 「山崎2021limitededition」は、年末になっても入手できずにいたので、あきらめてヤフオクで1本買った。たまたまヤフオクがクーポンを提供していたので、いまアマゾンや楽天で酒屋が売っている価格よりは安い値段だった。本物かどうかの保証はない。 できればもう1本、定価で入手してみたいが、おそらく無理だろう。 抽選をしている「ビック酒販」や「高島屋」にも通ったが、何も当たらない。特に高島屋はクレジットカードを作るところから始めた方が良さそうだと思うようになった。 個人的に専有できるパソコンがないのがキツいな。この世界で「ボット」と呼ばれる自動プログラムが幅をきかせていることは学べたが、搭載できるマシンがないので仕方がない。 さはさりながら、若い頃に比べてウイスキーの飲める量が増えていることを身をもって知ることができたのは幸いだった。 また、限定品を探した副産物だが、やや入手難易度が低い他のウイスキーをいくつも購入することができた。「山崎12年」とか「白州」、「余市」、新旧「竹鶴」など。白州は、探していれば容易に入手できるようになった。ネットではいまも争奪戦だけど。 イチローズモルトはDDだけ複数入手した。くじ引き的なものはあまり買いたくないが、地方に赴任していた頃にお世話になった店が案内をくれたので購入したら、ダブってしまった。 年が明けてウイスキーの保管場所を眺めていて感じるが、自分の飲むペースを考えると日本ウイスキーは十分な量を購入できたと思う。転売する気はないので、よほど珍しいものを入手する場合以外、今後は争奪戦に参加しても仕方がないと思うようになった。 いろいろ飲んでみた結果、日本のウイスキーではピートの香る「余市」が気に入った。ピートが良いと感じるので、限定品の「余市ノンピート」はレアであっても必要はない。「宮城峡ピーテッド」は「宮城峡」をしっかり飲んでから買うかどうか考えるが、多分買わないだろう。なお、通常品の「宮城峡」も美味しいと思う。もちろんサントリーのシングルモルトも美味しい。 おまけのような形で入手したアードベックは実に美味しいが、匂いについて家族からの評判が悪い。 ザ・マッカラン12年Dカスクが2本ある。そのうち開けて飲もうと思う。 ジョニー・ウオーカー・ブラックラベルのオールドボトルは在庫が2本ある。もう少し手元にあってもいいと思うので、機会があれば拾っていきたいと思う。 オチはありません。追記 その他に探していたウイスキーは「白州ピーテッドモルト2021」、2020年の山崎シリーズ、イチローズモルトの限定品など。 本日は久しぶりに海外ショップにブルゴーニュワインを発注した。 いまは昔と同じように安く売られている、有名ではない作り手のオールドボトルに興味がある。面白いものを買えたのではとワクワクしている。 JRA根岸ステークスはハズレ。1着がヌケ。
2022.01.30
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〇 新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種予約を受け付ける自治体で、電話やネットで申し込んだがつながらず予約できない、〇分で予約が打ち切られた、というニュースを読む機会が増えた。 「池の鯉にエサをやる」方式の旧態依然とした予約システムは、インターネットで稀少ワインを売るショップも相変わらず利用している。こういう自治体や店は、世の中の変化に敏感であるべきじゃないだろうか。利用者は不満だらけだ。 (以下、今回加筆の部分) ワインショップのメルマガの購読先を絞ろうと思い、自宅の庭の池で飼っている鯉にエサをあげる「華麗なる一族」に登場する銀行家のような(たとえが分かりにくい?)売り方をしているネットのワインショップに断りの連絡を入れた。 「配信停止はこちら」と書かれているリンクを踏んで終了という仕組みがない店だったので、メールで連絡した。「メルマガを読んですぐに訪問しても、誰もが欲しがるようなワインの在庫があった試しがなかった。売れ残りを買えといっている印象しかなかった」と書き添えた。送ってから、店主の気分を害するような書き方をしたなと反省したが、本当にそう感じていたので、長い目でみればお店のためにもなるだろう。 一定水準以上の作り手によるブルゴーニュワインは単価が上がり、世界的に需要が増えたこともあり、各店に分配されるワインの本数は減った。争奪戦にならざるを得ないが、個人的には、先着順で全て売り切れないように何らかの配慮をして欲しいと感じる。 単品で売ると特定のキュヴェが瞬時に売り切れてしまうことに疑問を感じるショップは、抱き合わせ販売をすることが多い。個人的に抱き合わせ販売は良くないと考えているが、貴重なワインだけを持って行かれることがないように、購入者に他のワインも買ってもらい応分の負担を強いるというのは解決法の1つとしてはありだろう。 個人的には、完全に抽選方式にしてもらい、他人を使って複数の応募をする人を排除するような仕組みを入れて欲しい。しかし、新たにソフトウエアを導入するなど設備投資も必要になると思うので、難しい問題だ。 最近はワインの他にウイスキーもぽつぽつと買うようになったが、そこで知ったのは、自動購入ツールを使う人しか買えないような販売方法が横行していることだった。「山崎12年」などのサントリーのエイジ物ウイスキーは出品直後にほぼ瞬殺という状態で、手動で購入手続きをして買える人はごく少数だろう。ワインの世界はまだかわいい方だったのだ。転売ヤーさんが儲かる商材は、今後も入手困難の状態が続くだろう。
2021.05.03
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最近、ウイスキーのオールドボトルに興味を持ち、探している。身近なところで買おうというわけで、ヤフオクやメルカリに入り浸っている。 今日はヤフオクで落札したバランタイン17年のオールドボトルが自宅に届いた。「価値がある」と自慢するにはほど遠い、青黄の紋章、緑色のボトルで、入手コストは約6000円。にわかで得た知識では、1980年代ごろのものだろうと思われる。もっと高い値段でメルカリで売りに出ていた同時期のバランタインの入手交渉が破談した後、もう少し安く落札できたので非常に満足している。 ウイスキーのオールドボトルは誰かの家や古物商店に在庫していたものなので、ピカピカの新品にある魅力はない。しかし、保管状態が厳しく問われる種類の酒ではないので、オールドボトルでも気軽に手が出せる。 ウイスキーを物色していると、ワインていうのは高価な酒だとつくづく思う。エマニュエル・ルジェの2018年の新酒が出回りはじめているが、クロ・パラントーなどはこのバランタインよりも2桁も高い。また、ワインは開栓したら、それほど日数をかけずに飲み切らないといけない。 海外ウイスキーでも高額で取引されるものもあるのは承知している。しかし、昔ながらのブレンデッドウイスキーの代表格であるバランタインやジョニーウォーカー黒のオールドボトルと比べると、はるかに高額で取引されている最近の品薄なジャパニーズウイスキーや、ブルゴーニュの高額ワインは、まるで金融商品のように思えてくる。転売すれば儲かるかもしれないが、飲んでそこまで満足できるもなのか。勝沼のトンネルカーブに多少在庫を抱えているが、「実際に飲めば、それほど価値はないと分かるよ」と言いたくなるワインが少なくない。 最近飲んだワインで美味しかったのは、アンリ・ノーダン・フェランのオート・コート・ド・ニュイのクレマティス2015。現地酒店から通販で(高い送料を1本当たりで減らすための数あわせで)購入したが、生命力のある力強い白ワインだった。国内で売られているボトルの状態は知らないが、あまり問題はないだろうと思う。アンリ・ノーダン・フェラン ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・クレマティス・ヴィタルバ・ブラン[2016](白ワイン・辛口・フランス・ブルゴーニュ)価格:6050円(税込、送料別) (2021/3/27時点)楽天で購入
2021.03.27
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最近、訳あってインターネットでワインを販売している国内や海外の店を検索しているが、実在するショップのサイトや、大手ポータルサイト系のネットショップで「これ、偽物じゃないの?」と考えさせられるワインをみつけた。 まず、ドメーヌ・ルロワのミュジニー1985年を販売している店があった。といっても生産者名が正確に「ルロワ」とは書かれていない。サイトには赤キャップのボトルの写真が掲載され、その意味では「ドメーヌ・ルロワ」で間違いはないと思うのだが、このドメーヌの設立年は1988年だ。ルロワの公式サイトhttps://www.domaine-leroy.com/homepage/ ネゴシアン「メゾン・ルロワ」のミュジニー1985年は実在するようなので混同されている可能性もあるといえばあるが、ワインは日本語で説明がなされ、赤キャップの写真が掲載され、どういうわけか写真では小さい方のラベルからヴィンテージが画像の加工により消去されている。 おかしなワインの売り方だが、この店を平気で登録している大手ポータルサイトは大丈夫なのだろうか。ポータルサイトには違反商品ではないかという連絡をした。 次はルロワほどではないが、結構有名な生産者のワインを探していて出会った。ボトルの写真が掲載され、オート・コート・ド・ニュイの赤ワインだが、この生産者のオート・コートは、この店以外だと白ワインしかネットで売られた痕跡がない。ワインのヴィンテージは数年前で、新たに畑を取得した可能性もあるが、生産者の公式ページがないので確かめようがない。書籍は参考にできる新しいものを所有していない。 トルショーさんのように2005年で終了だと思っていたら、一部の銘柄で06年のワインが生産され流通したというようなこともあるので、ゆっくり調べたいと思う。 日本に著名生産者のワインが入ってこなくなり、海外サイトに物色しに行ったりしているのだが、国内も海外も含め、昔の楽天市場のように安心してワインを買うことができなくなっているのが残念だ。
2020.10.18
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楽天ブログだから楽天市場の悪口を書くのはためらいがあるのだけど、書いておく。楽天市場はワインの品ぞろえに魅力がない。このブログを始めた頃とは大きく変わった。極端な例だとアルマン・ルソー。この生産者はネットで自分たちのワインを売るなと求めたこともあって、いま並んでいる品物はすべて割高。飲む側の財布の事情など考えていない、中抜き大好きな人たちが運営しているワインショップがどこか、検索結果をみればよく分かる。同じブルゴーニュの生産者でも、デュジャックぐらいになるとだいぶマシにはなる。需要が少ないものになれば選びやすくはなるが、それってモールとして意味があるのだろうか。ITサービスは、かつて競争を勝ち抜いた企業が、本業といえるサービスをキャッシュカウ扱いしサービス改善を怠り、新規参入組にシェアを奪われる例が目につく。ヤフオクがメルカリに追われ、楽天もBASEなどにある程度は市場を奪われるのだろう。楽天は異業種参入で売上高を広げてきたが、城の本丸の防御ががら空きだと思う。もうどうでもいいのかも。何度かお世話になった楽天上の名古屋のTODAさんのページを訪れてみたら、もぬけの殻で驚いた。楽天が時代の変化に取り残されているような気がしたので、備忘録がわりに書いておく。
2020.07.15
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最近考えていることをブログに書き残しておきたい。こんなニュースが流れた。 「“ティッシュ品切れはデマ” 熊本市長がツイッターで注意 2020年2月29日 2時30分 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて紙不足になるという誤った情報が流れ、ティッシュペーパーなどの日用品の品切れが起きているとして、熊本市の大西一史市長は27日、自身のツイッターで注意を呼びかけました」(NHKニュースウェブより) ティッシュの品切れはデマか? 断じて違う。 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、首都圏でも使い捨てマスク、消毒液、ティッシュやトイレットペーパーが品薄で、小売店の棚はからっぽになっている。ただし、ティッシュやトイレットペーパーは、割高感のあるコンビニではかなり在庫がある。 この件でデマを飛ばしているのは、他ならぬ政治家である。 報道によると、熊本市長はこう書いた。 「熊本市の大西市長は27日、自身のツイッターで、「デマにご注意。確認したところティッシュ等はほとんどが国産で製造に全く影響ありません。まとめ買いしなくても大丈夫です。皆さん落ち着いて行動してください」と投稿しました」(同) 市長が話していることは、大筋では間違ってはいない。 しかし、「ティッシュ等はほとんど国産で製造に全く影響」がないことと、小売店でティッシュやトイレットペーパーが売り切れ在庫がないことは、正確には別の話だ。自宅のトイレットペーパーが足りなくなれば、困るのは一般人である。 「まとめ買いしなくても大丈夫です」といいながら、こうした家庭紙の品薄状態を、結果責任が求められる政治家が自ら解消できないのであれば、熊本市長自らデマを発していると言わざるをえない。 この市長には何も恨みはないが、偉そうなことを言うなら何とかしろ、市長だろ、ツイートしている場合か、と思う。 しかし、国がしたことに比べれば、単に良識的な発言をしただけの熊本市長に目くじらをたてるのは正しいことではない。 政府は2月12日、こんなメッセージを発信している。 「マスク不足 来週にも解消へ 1億枚以上供給可能に カテゴリ:国内 2020年2月12日 水曜 午後6:52 新型コロナウイルスの感染拡大により、マスクが品薄状態になっていることについて、菅官房長官は、早ければ来週にも、品薄が解消されるとの見通しを示した。 菅官房長官「(マスクの品薄解消の見通し時期は?)考えているのは、来週以降ということであります」 菅長官は12日午前の会見で、「1月28日に増産を強く要請し、24時間生産などの態勢強化で、現在、1億枚以上を供給できる見通しができた」と述べていた。 そして、午後の会見で、品薄状態が解消される時期について、早ければ来週との見通しを示した」(FNN) 同じ2月12日に、経済産業省はツイッターでこう説明している。 「経済産業省 @meti_NIPPON 2月12日 マスクを慌てて買い置きしなくても大丈夫です。厚労省や企業の皆様と連携し、毎週1億枚以上、お届けできるようになりました。花粉症などマスクの必要な時期が続きますが、風邪や感染症の疑いのある人にマスクを届けるため、ご協力をお願いします。#マスクの使い方を考えよう #新型コロナウイルス対策」https://twitter.com/meti_NIPPON/status/1227504602171371520?s=20 このブログを書いているのは2月29日朝である。マスクが品薄な状況は変わっていない。1年で最もマスクが必要な時期に、マスクが品薄で手に入らない人が続出している。官房長官の発言を聞いて、また経済産業省のメッセージを読んで、「1週間も経てばマスクが小売店で入手できるようになる」と期待した人たちは裏切られた。 朝の満員電車に乗ると、今もマスクをしていない人が多い。新型コロナウイルスに感染するリスクがあるのに、「風邪や感染症の疑いのある人にマスクを届けるため」(経済産業省)、犠牲となっているに等しい。 肺炎でも発症しないと、やすやすとはマスクは譲ってもらえない状況だ。 書きたいことはヤマほどあるが、いいたいことを1点に絞る。 ティッシュやトイレットペーパーを慌てて買う人間は、デマに踊らされているのではない。 転売して儲けようという不届き者を除けば、卸から小売店への供給が潤沢な状態に戻るまで、念のため多めに買っているというだけに過ぎない。災害に備えて水や食料を買うのと同じだ。 ここで「デマだから買い占めるのはやめよう」と言ってみても、自分の生活、自分の家計に責任をもって行動しようとする人間がマスクやティッシュ、トイレットペーパーを買う行動は止められない。 足元で起きていることは供給不全、サプライサイドショックである。 何年かに一度起きるこうした事態に備え、家庭に一定程度の備蓄は持つべきだし、足りないと分かった瞬間から全力で動き、マスクや家庭紙を確保すべきだ。 一般人がとるこうした合理的な行動を、政治家は「デマに踊らされる人」などと呼んではならない。一般住民の良識に働き掛けるようなデマを振りまく前に、供給不足を解消し、政治家に求められる結果責任を果たすべきだ。
2020.02.29
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帰国した。直行便で帰国する予定が、週末に首都圏を襲った台風により欠航となり、予想外なことに中東ドーハ経由で帰国することになった。ワインはクロネコヤマトで送ることになった。ブルゴーニュ滞在は数時間。ランチの店で飲んだグラスワインのコント・ラフォンは絶品だった。12ユーロ。また気が向いたら滞在記でも書き残しておこうと思う。
2019.10.16
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渡欧間近ということで、このところワインの海外在庫の検索をしている。以前ブログの更新をよくしていた頃からずいぶん時間が経過しており、そのために「え、こんなに高いワインになったの?」というものが多い。・ドーヴネのアリゴテは5万円近くで取引されている・ドメーヌ・ビゾも5万円超・セシル・トランブレイも値段がすっ飛んでいるドーヴネのアリゴテは、高島屋に年1回入荷して物好きな人が争って買っているらしいのだが、手に入るだけマシだね。トランブレイも、お金を惜しまなければ手に入ることは入る。ビゾはどこに行ったのだろう。2005年近辺のヴィンテージは、日本では結構頻繁に開栓されていた気がするのだが。
2019.10.04
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またフランスに旅行に行く計画を立てている。いつも行く店に行ければいいな。
2019.09.11
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◇長年探していた作り手のワインが入手できた。 作り手はメオ・カミュゼの醸造責任者を務めたフォーロワ(Jean Faurois)で、入手したのはニュイ・サン・ジョルジュのレ・ラヴィエール1991年。それほど値段も高くなかったので2本購入した。協力してくださった方に感謝している。 フォーロワを知ったのはQさんのブログ。CdV 1990 (J,Faurois) メオ・カミュゼに関連した作り手といって思い浮かぶのはアンリ・ジャイエやエマニュエル・ルジェだが、他にも著名な方がいる。メオのワインも個人的によく(すそ物ばかりながら)飲んできたので、フォーロワも一度は飲んでみたいと考えていた。 届いたばかりなので外観をみているだけだが、室内灯にかざすと、同じ年の同じ畑のワインなのに、ワインの色の濃さがまったく違う。 明るい色のワインは、ボトルを傾けると、帯状になった細かいおりが天の川のように流れる。飲む時は注意しないとダメだな。 ボトルの裏には、このワインはフィルターを掛けていないよ、という内容の注意書きが貼られている。ジャイエより情報量が多くて面白い。最後のdépôtは「沈殿物」、つまりおりのこと。こういう注意書きのシールの貼られているワインは、最近あまり見ない気がする。 最近はブルゴーニュの高級ワインにICチップやQRコードが貼られるようになった。時代の変化だ。
2019.04.20
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◇先日このブログで取りあげた競走馬シャケトラ。天皇賞に向けた調教中に骨折し安楽死処分となってしまった。シャケトラ安楽死…天皇賞・春1週前の悲劇[2019年4月18日 05:30 ] 天皇賞・春(28日、京都)に出走を予定していたシャケトラ(牡6=角居)が17日、栗東CWコースで1週前追い切りを行った際にラスト1F地点でバランスを崩して調教を中止。その後の診断で左第一指骨粉砕骨折および種子骨の複雑骨折と判明。予後不良とされ安楽死の処置がとられた。(中略) 同馬は1年1カ月の長期休養明けとなった今年初戦のAJC杯を快勝。続く阪神大賞典も断然の1番人気に応えて連勝し、天皇賞・春の最有力候補に挙げられていた。 競走馬の世界にはよくあることとはいえ、大変残念だ。 先日の阪神大賞典では馬連しか買わなかったが、馬名入りの単勝や単複の「がんばれ」馬券を買っておきたかったな。冥福を祈りたい。近いうちにイタリアの「シャケトラ」ワインを購入しよう。
2019.04.20
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◇エマニュエル・ルジェは赤ワインの入手が困難で、実に困惑している。 稀少性をあおっているだけのワインなら見向きもしないのだが、かつてはよく開けて飲んでいたので、もはや飲めなくなるのは残念だ。 海外のショップにはプレミア価格で並んでいるため、日本のインポーターが買い負けているようにみえる。日本国内で、安定的に買ってくれる愛好家に販売して利益をとりおしまい、ということで満足しているようにみえる。 最近、ネットショップで売り出す案内を読んだが、時すでに遅しで買えていない。かといって、村名に2万円以上も出すのは、単純に、他のワインとのバランスが合わないような気がしている。 手持ちのエシェゾーやクロパラントーを大事に飲むしかなさそうだ。
2019.03.31
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◇よく存じ上げている方が、ユーチューブで古くなったコルクの抜き方について教えておられました。偶然動画をみてビックリ、最初に20~30秒、濡れたタオルをあてるのは合理的です。ソムリエナイフ2本技は難しそうだな。
2019.03.31
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◇土曜の昼下がり、スマホでネットオークションをのぞいていると、ニコラ・ポテルの「ヴォーヌ・ロマネ1級レ・ゴーディショ 2002年」をみつけた。ワイン愛好家の方らしく、きちんとした説明がなされている。 レ・ゴーディショは、DRCの「ラ・ターシュ」に隣接する畑。現在のラ・ターシュ区画の一部はゴーディショそのもので、後からラ・ターシュに組み込まれた。 組み込まれなかった残りの「ゴーディショ」についても、現在ではラ・ターシュに準じる畑とみなされ、他の生産者が造るワインが高値で取引されている。 実は私は、ネゴシアンであるポテルのレ・ゴーディショは「DRCの造ったワイン」あるいは「DRCのブドウを絞ったジュースを醸造したもの」だとばかり思っていた。 しかし、この出品者の方によると、DRCのブドウを購入してポテルが造ったワインであり、途中の年からはユドロさんという別の方のブドウも混ぜて製造していたとの記述があった。えー、知らなかったな。 私が1本だけ持っている2005年のポテルのゴーディショは、DRCのブドウですらないかもしれない。購入したショップは何も説明せず売っているのだから、こちらが勝手な思い込みをしていたというわけだ。 途中まで正しかった情報が、ある時点から過去のものとなり、不正確になることはブルゴーニュワインの世界ではよくある。かつて、別の作り手のワインについて、ある楽天ショップの販売ページに書かれていることが間違っていることに気がつき、「生産者から直接話を聞いたが、その情報はもう不正確だ」とメールで伝えたことがある。店の対応は「はいはい、分かったよ(ケッ)」というもので、商売の邪魔をするなといわんばかりだった。(問題であれば上のスクショは削除するつもり) 一方、この際なので英文記事も探して読んでみようと検索したところ、とあるブログ記事にたどりついた。それによると、ユドロさんはマシャール・ド・グラモンに貸していると書いてあった。マシャール・ド・グラモンのワインではゴーディショが抜きんでて価格が高く、ドメーヌの顔のようなワインである。何が本当か分からないが、日本語で読んだネットオークションの出品者の説明が正確なのではないか、との印象を受けた。 以上の記事を読んで考えたことは、ラ・ターシュの隣だからという理由で、ゴーディショのワインを有り難がっても仕方がないということだ。 この英文のブログによると、DRCはゴーディショのブドウを(ポテルのような)ネゴシアンに売却するか、自社製のキュヴェ・デュヴァール・ブロシェに使っていると記述されている。情報が正しいのかどうかはさておき、ラ・ターシュの片鱗を感じたいなら、デュヴァール・ブロシェを探して買うのが一番妥当ではないかな。DRC以外の生産者が造るワインにはその良さがあり、「ラ・ターシュの隣」という点にこだわっても仕方ない。 余計なお金を使わないという意味では、ゴーディショがラ・ターシュに隣接する畑であるという知識そのものが邪魔な気がする。ヴォーヌ・ロマネには、マルコンソールなど他にも良い1級畑があるので、レベルの高い作り手のワインを適正な価格で買って飲めば良い気がする。
2019.03.30
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◇本日、中京競馬場で行われた高松宮記念の馬券ははずれ。 ミスターメロディは馬券圏内もあり得ると視野に入れていたものの、セイウンコウセイやショウナンアンセムが来るとは想像できなかった。というか、1番人気ダノンスマッシュの単複しか買っていなかったので、仕方がないのだが。 1200メートルという短距離では、どんな結果でもあり得るという教訓を思い知った1日だった。 コルクが折れやすいという話題の続き。 昨日、3月23日に飲んだローラン・ルーミエのボンヌマールも、ソムリエナイフを刺したところ全く手応えがなく、途中で折れそうな予感がしたため、2本足のハサミ型コルク抜きに切り替えて、ことなきを得た。ソムリエナイフで強行したら、多分コルクが途中でちぎれただろう 写真1枚目のビン横にあるコルクが抜栓直後のもの、2枚目が1日経過し撮影したもの。 抜いた直後に触ってみると、液面と反対側、キャップシールと接していた側3分の1ほどは乾いたスポンジのように軽く、スカスカ。反対の液面側の部分はしっかり堅さが残っており、全く別物のような感触だった。ところが1日経った今は、スカスカだった部分はかなり堅さが戻っている。ビンから抜いたことで、空気中の水分を吸うからかもしれない。 このボンヌマールは5年以上立てて保管した後、自宅のセラーに持ち帰り、この半年ほどはビンを横にしていた。コルクの中盤部分あたりまでいったん乾いてしまったことで、注ぎ口近くのコルク部分はスカスカとなり、元に戻らなかったということかもしれない。 コルクにもいろいろ種類はあり、先日開けたジョルジュ・ルーミエのモレサンドニプルミエクリュについてもビンを長期間立てて保管していたものの、ソムリエナイフでの抜栓で全く問題がなかった。使用しているコルクの種類によっては、こういう問題は起こらないのかもしれない。 生産者であれば、使用しているコルクの材料となる木などの違いは分かっているだろう。コルクの価格が高騰し、良いものが入手できないという話も当時はたまに聞いた記憶がある。 あるワインで問題が起きた場合は、同時期の同じ生産者のワインでは同じようなことが起きうるというふうに身構えておけばいいと思う。
2019.03.24
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◇最近、ソムリエナイフで開栓するとコルクが折れるトラブルが頻繁に起きている。大切に保管してきた自分のワインを飲もうとした直前にコルクが折れるのはつまらない。コルクの破片やカスがボトルに入ると、いくら自分のワインとはいえがっかり感が大きい(案外、飲めないことはない)。古いワインの提供を仕事としているソムリエなら、商品を台無しにすることになるため焦るだろう。 どうやら、レンタルセラー内で保管場所がなく、ボトルを立てて保管していたワインでコルクが折れる現象が多く起きているようだ。ソムリエナイフで開栓する場合、コルクはある程度しなる必要がある。コルクの真ん中から上部までが乾燥していると、必要なしなりが得られず、ボキッと折れてしまう。 レンタルセラーは湿度、温度とも問題はないはずなのだが、年単位の長期にわたりボトルを立てておくのは良くないようだ。近々、セラーに行き、スペースが足りないため立たせていたワインを自宅セラーに引き揚げ、寝かせて保管しようと考えている。 ちなみに、ごく最近コルクを折ってしまったワインは下記の2本。ちょっと古い。・ブシャールP&F ヴォーヌ・ロマネ・デュ・シャトー(リジェ・ベレール)1999・シャトー・ブラーヌ・カントナック1999 そのほか、長年寝かせて保存していたコント・ラフォンのムルソー・シャルム2005のコルクも、写真のように完全に折れる寸前だった。 保有している古いワインを開ける機会が多くなるので、下のような二本足の栓抜きを購入した。コルクを抜く感覚はT字型やウイング型、ソムリエナイフのどれとも違うので、慣れないとヒヤヒヤする。横にして保管してきたジョルジュ・ルーミエのモレサンドニ・クロドラビュシエール2003で使ってみたら、うまく抜けた。 サントリーがユーチューブで配信している動画によると、樹脂コルクなど固いコルクに使うとビンが割れるらしい。新しめのワインのコルクを抜く場合は、コルクの種類をよく確認してから使うべきだ。ワインオープナー ファンヴィーノ 伊製GITANOコルク抜き イタリア製 3804 プロングタイプ(はさみ型)価格:606円(税込、送料別) (2019/3/21時点)楽天で購入サントリーワインスクエア 失敗しないワインの開け方『コルク番外篇(ワインオープナー:T字型/ハサミ型/ウイング型/スクリュープル型)』 4分55秒 サントリー
2019.03.21
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いきなり競馬から入る。 2017年の有馬記念(キタサンブラックの引退レース)を最後に長期休養に入った後、今年復帰しAJCC、阪神大賞典の2戦を連勝したシャケトラ。シャケトラという名前の由来は「イタリアの幻のデザートワイン」。【6本〜送料無料】 [375ml]シャッケトラ 2016 カンティーナ チンクエ テッレ [ハーフボトル][甘口白]Sciacchetra Cantina Cinque Terre価格:7797円(税込、送料別) (2019/3/18時点)楽天で購入【ヤマト運輸で厳重梱包配送!】チンクエ・テッレ シャケトラ 375ml [2016] カンティーナ・チンクエ・テッレ <白> <ワイン/イタリア>価格:7765円(税込、送料別) (2019/3/21時点)楽天で購入 3月17日(日)の阪神大賞典は1番人気となり、格の違いをみせたまま圧勝した。 馬主さんは、きっとこのワインが好きなのでしょう。 だけど、楽天市場で「シャケトラ」を検索すると、結構ヒットする。幻のワインというけれど、日本国内ではロマネコンティの方がよっぽどマボロシだ。ワイン屋さんのいう「幻」には、いろいろな程度があるということだ。 競馬を楽しむようになり、ワインに対する視野が少し広がったかもしれないと考える。
2019.03.18
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バロー訪問の続きを書く予定だったが、私生活がややドタバタし、ワインをゆっくり楽しむ時間もなくなったので、2年ほどブログを放置していた。 今は家族ともども新居に移り、ちゃんとしたワインセラーも購入し1年が経ち、ワインを楽しむ余裕が戻ってきた。書きたい話も増えてきたので、ぼつぼつブログを再開しようと思う。 ブルゴーニュワインは一段と高価になり、入手困難になったが、ワインを集めはじめた2000年代前半に比べるとマシになったことも多いので、あまり悲観していない。また、最近ばかみたいにワインを買ったので、そんな話も含めて更新していこうと考えている。 競馬が新たな趣味になった。馬券購入は赤字続きながら、中央競馬は仏語使いでワイン好きならにやりとさせられることも多く、新鮮な気分でみている。 先日、とあるユーチューバー氏のライブで山梨県石和温泉にあるWINS(場外馬券売場)の話題となり、「ワインを飲みながら馬券が買えますね」と何気なくコメントしたら、このユーチューバー氏や視聴者の間でWINSにあるワイン風呂の話題が続いた。やさしい人が集まっているな、としみじみした。 ワインにはまる前の欧州文化として親しんでいたF1レースの中継も、再びみるようになった。シューマッハーが引退して以来で、時が経つのは速い。本日のホンダPU搭載車の表彰台はとても感激した。そんなこんなを、前とは違う観点で書いていきたい。 なお、2年前の訪問記は今更なので中断。書き漏らしたことは、おいおい書くかも。
2019.03.17
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久しぶりに来たら、ブログの管理画面ががらっと変わっていて驚いた。最近、ウイスキーを飲むようになったせいか、二日酔いになることが増えた。ウイスキーをやめてワインを選ぶと、簡単に一本空けてしまう。翌日はウイスキーより楽なのだが、いずれにしてもあきらかに飲み過ぎ。そこで考えを改めた。出勤前日は、勤務時間中のQOL維持のため酒類を飲むのをやめた。懇親会や飲み会の日は除く。これで酒量は抑えられるはず。最近飲んだワインは日本ワインが多い。シャトーメルシャン、中央葡萄酒、小布施、ドメーヌ・タカヒコ、くらむぼんワイン。最近はネット店でクリサワも入手した(我ながらミーハーだね)。そういえばキザンやタケダワイナリーを最近飲んでいない。飲みたい。飲みたい日本ワインがいっぱいだ。必然的にブルゴーニュを飲む機会が減っている。最近飲んで美味しかったのはフーリエのモレ・サン・ドニ・クロソロン2013。それからブルゴーニュではないけど、ニコラ・ルナールのソーヴィニオン「ジャンヌ」2014。どれも在庫整理、1晩で1人で1本飲んでしまう系。それからアラン・モーリス・ガヴィネのオートコートドニュイ2012。今どき珍しく2000円未満で買えた。案外いけた。結果的に、5ケタ円以上のブルゴーニュワインは、気軽に買えなくなった。コレクション用に欲しいものを除くと、しばらくは買わなくなるかな。2014年は集めたいヴィンテージだったけど、購入したワインは今のところ日本ワインが多い。そのうちDRCとかボルドー1級にも触手を伸ばすつもりだが、量より質でのぞみたい。
2016.11.07
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福袋に関する認識を新たにしたので、元旦から「何か買うことにしよう」と物色することにした。百貨店各社が初売りを行う2日朝は、家族の動向に関係なく、どこへでも出動できる時間を確保した。 まずは銀座のアップルストアに並んでラッキーバッグを買おうと考えたが、もう今年はやらないとのこと。一度は早朝から並んでみたかったので、とても残念だった。 次に、ワインで探すことにした。東急百貨店は事前の告知内容を把握しており、シャンパーニュや米国ワインに興味のない私には何の意味もないので、検討の対象から外れた。 新宿高島屋に多少興味を持ったが、探し方が下手なのか同店サイトにワインの福袋に関する情報が見当たらない。元旦は休みなので電話で聞くこともできない。結局、時間を無駄にする可能性が高いと考え、行くのをやめる。 そんな中、ワインショップの金沢マル源酒店さんからメールが届いた。2日夜に1万~約3万円の福袋を売るという告知だった。ここの福袋は満足度も競争率も高いと知っていたので、チャレンジすることにした。結局、2日朝はどこの店にも行かず、家族と過ごした。マル源さんではすぐ福袋が売り切れたが、ラッキーなことに1つ購入できた。めでたしめでたし。この時点で2日夜。 次にワイン以外の商品も買おうと考えた。たまたま、伊勢丹新宿本店や三越銀座店が今年から3日に初売りを行うことは知っていた。「朝早く起きたら新宿に行こう」と考えていたが、前日夜になかなか眠ることができず、起きてみたら10時を回っていた。 仕方がないので伊勢丹のインターネットサイトを開いて物色することに。このサイトは朝10時から売り出しを始めていたのだが、本当によくサーバーが落ちるようで、容易にアクセスできない。やっとつながったと思ったら「ログインのためパスワードを入力しろ」ときた。そんなものは忘れているので「再発行の手続き」にまわる。すると、またサーバーが落ちる。パスワードを再発行することができたのは正午過ぎだった。 欲しい商品は会社に着ていけるシャツだったが、自分に合ったサイズは選択肢が少なく、あってもほぼ売り切れ。新宿の伊勢丹本店に電話してみたが、実店舗はとっくに福袋が売り切れており、いったんはあきらめた。 しかし、家族と一緒に過ごしながら未練がましくスマホでチェックしていたところ、いったん売り切れた商品の在庫がちらちら復活しているではないか。かつて小田急オンラインのワインセールで同じ現象をよく目にした。こういうところ、楽天とかヤフーとかのIT企業に比べると、百貨店はダメダメだなあ。 結局、半袖シャツとネクタイを購入することができた。シャツは首まわりが自分のサイズよりちょっと大きいが、どうせクールビズではネクタイをしないから、一番上のボタンはとめないだろうと考え、押し切ることにした。 物色する中で最も欲しいと感じたのは、実は一番下に写真を掲載したユトリロの絵だ。27万円。ユトリロの絵が27万円で入手できるとは、全く未知の世界だった。福袋で売られているぐらいだから、普段の価格に比べると安いのだろう。来年は、こういう絵の相場にも詳しくなっておこうと決意したのであった(多分お金がなくて買わないけど)。 インターネット上では、「マクドナルドの福袋に価格相当の食事券がついていない」という貧乏くさい案件や、「スターバックスの福袋販売で列の先頭2人が全部買い占めた」という、ろくな死に方しねーぞコラ案件が流れている。 横浜のヨドバシカメラでは、元旦の初売りの列に壮大な割り込みがあり、アップルのiPadを買い占められるという事件も起きたという。 外食業界や小売業界の限定セールが転売業者らに食い物にされ、正直に並ぶ一般消費者が割を食うという嫌な話が出ている以上、福袋商戦における行列のあり方について、もっと企業側は襟を正して構える必要があるのではないか。そんなことを考えつつ、福袋戦線から離脱したのであった(でも、ミスタードーナツの福袋ぐらいは買うかも…)。(終)スタバで買い占めたのは1人というニュースが出ているので、一部修正。
2016.01.03
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新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 4日の仕事始めに提出しなければいけない宿題があり、まだ正月の三が日だというのに仕事をしている。本当はこんなブログを書いている余裕はないのだが、要するに逃避である。 年始は福袋について考えさせられた。昨年まではネットショップで買うぐらい。実店舗では東急百貨店各店の和洋酒売り場ぐらいしか行かなかったし、ワインは何も買わなかった(高額で買えないものも多かった)。最近、イベント性の強い変わりもの(1日駅長体験とかDRCひとそろいとか)も売られていると知ったが、当日の福袋商戦が活気に満ちたものであることはよく知らず、見ると聞くとでは随分違っていた。 以下は、ある百貨店できいた話。婦人服フロアのブランド福袋は人気に差があり、人気の高いブランドは福袋が少なめ、逆に並ぶ人は多い。そういうブランドの福袋は深夜から並ぶお客さんが開店前に誘導され、販売開始と同時に事実上売り切れる。 次に人気のあるブランドの福袋は、開店前に並ぶ人で大半が売れてしまうが、開店からしばらく後はちょっと残っている。さらに開店した後からじわじわと売れていくところもある。福袋を買い集めたい女性陣(お使いの男性含む)は人気の高い順、欲しい順に川を下るように買い下がっていくことで、たくさん福袋を買えるのだという。並ぶ場所はどこか、当日販売する福袋の数はどのくらいか、前年は欲しいブランドの福袋がいつごろに事実上売り切れたか、こういう情報を集め、それを上回る戦略でのぞむ者だけが福袋商戦の勝利者となるのである(個人的にはお金がもったいない気がするが)。 上記の百貨店とは別の伊勢丹新宿本店の本日の初売りも相当盛況だったようだ。ツイッターで知る程度で真偽は定かではないが、食品売り場の列は紀伊國屋本店の前を通過し、新宿駅付近まで伸びたという。普段の価格に割高感がある分、初売りの人の集まり方は尋常ではなかったようだ。(続く)(写真)今回のブログの内容とは関係ないが、上記はある大手ネットショップのもの。1万円で1万6400円分が入っているとはいえ、ワインは価格はあってないようなもの。20人のうち19人がハズレ感を感じさせられるものを福袋というのか、疑問を感じるな。年始だからもっとパーっとやって欲しいと思うのは私だけか。2人に1人は3万円分ぐらいもらえたっていいのでは。 (注記)最初にアップした文章を趣旨をそこなわない程度に修正。
2016.01.03
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載せておきます。三越伊勢丹と比べてみて。【送料・代引手数料どど~んと当店負担!】100%赤字覚悟のうきうき福袋200万円deブル最高峰DRC6本ALLグレート2012年(Aセット)<br>ほんとにいいんですかっ!?出血大サービス!太っ腹!ハズレなしのお年玉福袋~っ<br>【福袋2016】【初売りセール2016】【年越し特集2015】
2015.12.31
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もう大晦日。翌日の仕事の仕込みのためにこんなに大晦日を忙しく過ごすのは人生初めてかもしれない。初売りの準備をする小売り関係者には頭が下がる思いだ。はっきりいってこんなブログを書いている場合ではないのだが、逃避行動というやつだ。参考までに、先日書いたDRCの夢袋は下記URLご参照のこと。銀座三越で抽選受付。申し込みは1月3日のみ。どう考えても私自身は申し込めないので、こういうワインが好きで余裕がある人に当たってもらいたい。というか、アピシウスに呼んでくれ。冗談はともかくとして。この夢袋はわなだ。アピシウスでシャンパーニュ以外のどのワインを開けるかで人間の質が問われるな。本当の金持ちなら速攻でロマネコンティを開けるだろう。ワインを仕入れにきた外国人はアピシウスの権利を放棄するだろう。問題はその間にいる有象無象のワインおたくが当たった場合だ。ブシャールのクロ・ド・ベーズでは同席する客はおさまらないだろう。じゃあ、ターシュ?それともボルドー2本でかわす?ありえないよー。2012年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティを含むワイン16本セット& 老舗フレンチレストラン「アピシウス」スペシャルメニューセット1組4名さま限り2,016,000円 ■ 地下3階 ラ・カーヴ(注書きを転載)最新2012年のDRCである「ロマネ・コンティ、モンラッシェ、ラ・ターシュ」に加え、ボルドー5大シャトーなどを加えた16本セットを特別価格で販売。お買いあげのお客さまには、有楽町にあるフレンチの名店「アピシウス」情野(せいの)シェフ・ソムリエのサーヴによる、スペシャルマリアージュをご提供します。シャトー ムートン ロートシルト(2001、赤、750ml) 、シャトー オー ブリオン(2011、赤、750ml) 、シャトー マルゴー(2001、赤、750ml) 、シャトー ラフィット ロートシルト(2011、赤、750ml) 、シャトー ラトゥール(1988、赤、750ml) 、〈ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ〉グラン エシェゾー、コルトン、エシェゾー、リシュブール、ロマネ サン ヴィヴァン、ラ ターシュ、ロマネ コンティ(各2012、赤、750ml)、モンラッシェ(2012、白、750ml)、〈ウィリアム・フェーブル〉シャブリ グランクリュ ブーグロ (2009、白、750ml)、〈アンリオ〉ブリュット ミレジメ マグナム(2000、白発泡、1,500ml)、〈ブシャール P&F〉シャンベルタン クロ ド ベーズ(2004、赤、750ml) [スケジュール]お買いあげのセットの中から、3本を「アピシウス」でのお食事の際にお飲みいただけます。2本はお客さまのセレクトで、1本は「ブリュット ミレジメ マグナム」とさせていただきます。お食事の日は、1月11日(月・祝)~3月31日(木)の中からお選びいただけます。※日曜定休日。情野ソムリエ不在の場合もあります。※詳しくは係員におたずねください。※20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。(転載おわり)今年も1年間、各位にはお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
2015.12.31
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百貨店の来年正月の福袋について知る機会があり、感じたことがあったのでブログに書いておく。 ブルゴーニュワインファンならDRC、とりわけ中心的銘柄であるロマネコンティを入手することが難しいのはよくご承知だろう。購入者名をドメーヌに渡すという話もある中で、どうして客が殺到する福袋商戦でロマネコンティが登場するのか、よく分からない。・銀座松屋 ロマネコンティ6本セット福袋(972万2000円) 「五郎丸なりきりセット」が話題をさらった銀座松屋の福袋。この店の最高価格の福袋はロマネコンティ6本セットだ。限定1個で、ヴィンテージは1994、1999、2001、2002、2004、2006。計6本をそろえている。ただし書きには「なお、ヴィンテージに変更がある場合がございます」とあるので、実際に買ってみたら1985年や2005年が入っているかもしれない。インポーターはピーロートのもよう。・銀座三越 2012年DRCロマネ・コンティを含むワイン16本セット(201万6000円) ロマネコンティからモンラッシェ、コルトンなど2012年ヴィンテージがひと通りそろう。ボルドー五大シャトーとレストラン「アピシウス」のディナーもついて200万円ちょっとだから、DRCを集めたいお金持ちには手っ取り早い商品だろう。わしは買えないが。 どこのインポーターかと思っていたら、DRCと五大シャトー以外のワインが、、、 え?ウィリアム・フェーヴル? シャンパーニュはアンリオのマグナム(だったはず)?。 ファインズでした。 シャブリならラヴノーが飲みたいなあ。 こうなると、高島屋がどんなものを出すのか、俄然興味がわく。発表はこれから。 東急本店についてはまだ訊いてないが、毎年何か出てくるので期待していよう。
2015.11.15
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アサヒビールが出している黒ビールは「ドライブラック」「黒生」「スタウト」の3種類だったが、9月に黒生の生産が終了した。 あわてて楽天で購入したが、24本入りの箱を購入すると家の中が黒ビールだらけになるため、自重して6本パックを購入した。「黒生」生産終了=「ドライ」シフト鮮明に―アサヒhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000165-jij-bus_all【5,000円以上送料無料】【パック品】アサヒ 黒生 350ml 6本入り 【5,000円以上送料無料】【パック品】アサヒ 黒生 350ml 6本入り価格:1,279円(税込、送料別) 先日、ビールを良く飲む人たちにきいたところ、「アサヒ黒生」のファンが結構多かった。「実は黒生が好きで、たまに飲んでいたんだ…」という人が、ホントに出てくる出てくる。誰もがガブガブ飲んでいれば、生産中止になることはないと思うのだが。 メーカーも儲けないといけないし。難しいものだ。 楽天では、プレミア価格のものしかない。9月まで作っていたのだから、まだ出てくるような気がするのだけどなあ。【1万円以上で送料無料】アサヒ黒生350ml(6缶パック×4入)価格:10,629円(税込、送料別)
2015.10.11
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に ワイン飲んでますか? ワイン飲んでません。最近はビールばかり。 ワインを飲む生活から遠ざかり、ブログに書くことがないが、最近飲んだビールが結構レアなもののようなので紹介したい。 アサヒビールが製造する黒ビールのひとつに「アサヒスタウト」がある。戦前から作られている銘柄だが、スタウトを飲む人が少なかったらしく、ごく少量しか生産されていない。缶はなく小瓶(334ミリ)のみ。ほとんどクラフトビールのような、実にレアな銘柄である。 こういうビールがあるときいてどうしても飲みたくなり、ヤフーのクレジットカードに入会したTポイントを使い、ヤフーショッピングで買った。 購入先の店は楽天にも出店している。この銘柄は少量生産ということらしくて、どこの店にもあるという訳ではない。アサヒ スタウト 334ml瓶×30本価格:6,172円(税込、送料別) 家に届いたので飲んだところ、ギネススタウトに近い方向の味だと感じた。ギネスのあの、グラスの中で泡が上下する対流こそ見られないが、他の点は遜色がない。泡が多く出る。悪くない。アルコール度数は8%と高く、スーパードライと同じ感覚で飲むと、かなり酔う。 アサヒビールの黒ビールには「黒生」や「ドライブラック」もあるが、僕はこれが好きだ。値段は普通のスーパードライとそう変わらない。サントリーの「ザ・プレミアムモルツ」の方が高いのではないか。こういう銘柄を無視して「日本のビールはどれも同じ」などと語るのは、実にもったいない。頑固職人が作ったとでもいわんばかりのビールだ。 ネットの情報によると、ビール評論家のマイケル・ジャクソン氏(誰?)が、日本のビールの中で「アサヒスタウト」を高く評価したことがあるらしい。船便で届くギネスビールに高いお金を出して飲むくらいなら、この国産ビールをまず試すべきだと思う。
2015.10.06
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国産ウイスキー、品薄感強まる=訪日客に高級品が人気http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_date1&k=2015080600633
2015.08.06
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シャトー・メルシャンを初めて訪問したのが昨年10月。その後、出るといわれた商品が発売されるのを待ちわびていて、シャトーのショップにも何度も足を運び「まだ出ないのですか」と言い続けていたそのワインが、ようやく世に出た。最近のメルシャンの広報資料にも登場する記念碑的ワインで、その名は「トラディショナル・ブリュット」という。ファーストヴィンテージだ。 昨年、シャトーの中を見学させてもらった時に、上の写真のようにシャンパーニュの生産者の写真でよく見る熟成用の棚?を発見した。「あれは何ですか」とシャトーの関係者に質問したところ、シャンパーニュのような瓶内二次発酵のワインを試しに作るということだった。たくさんは作らないということだったので、発売されたらストック用に買わなくてはと考えていた。 最初は年明けにも売り出されると聞いていたのだが、なかなか表には出てこず、購入できる状態になったのは6月下旬のこと。当初はたくさん購入するつもりだったが、甲州で5500円、シャルドネで5800円と予想よりも高い価格だったので、甲州を2本、シャルドネを1本購入して我慢した。 7月上旬の時点ではシャトーのショップで購入できたので、たぶんまだ販売はしているのではないだろうか。記念碑的ワインなので、美味いとか不味いという論評はするだけ野暮。今年以降は作るかどうか未定という話だったが、多分作るのでしょう。=禁・無断転載=※近いうちに甲州を開けるつもり。同じ日に買ったキザンの瓶内2次発酵の甲州と飲み比べてみたい。あんまりいないとは思いますが、興味のある方がいればご連絡ください。
2015.07.23
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日本のワインについて、素人ながら書きたいことがたまってきたので、近く再開する予定です。
2015.07.05
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…というニュースが流れてきた。ワイナートはどうなるか。他の出版社が引き継いでくれればいいと思うが。まあ、もう読んでいないしな。(追記) 帝国データバンクのニュース(http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4018.html)によると、グループ会社の美術出版ホールディングス、美術出版サービスセンターの2社は民事再生法の適用申請を行っておらず、今後もその予定はないとのことである。 ワイナートの今後については、現場レベルで既に合意ができているのではないかと勝手に邪推している。私は外野の者なので、実際のことは何も知らないのであるが。 出版物というものはタイトルとスタイルさえ継承されれば、どこが出版しようと大した問題ではない。他人事とはいえ、頑張って続けてもらえればと願っている。先日、とある雑誌のバックナンバーを調べようと国会図書館にいき、そこではじめて出版社が変わっていたことに気づいたことがあった。雑誌というものは、名前が存続すればそれでいいと思う。 ワイナートは昔、ワインについて知りたいと考えた頃にとても重宝した。しかし、ある頃から目に見えて面白くなくなり、残念に感じた。当ブログでも昔むかし、ワイナートについて批判的に書いたことがあるので、ひまな方はググってもらえれば。
2015.03.05
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ルシアン・ジャイエとかジャン・クロテとか、探求心をくすぐられる来歴のワインは、それほどセカンダリー・マーケットでは値上がりしないものらしい(下のリンクの商品は高いけど)。 今の金持ちはラベルで買うので、別のラベルでは不満、というのがすぐに思いつく仮説。いわゆる本物とラベルが違うと、商品として役立たない市場がある(あった)ということだろう。ぜいたく禁止令を出した習さんに感謝。 それにしても、ジャイエ一族のようにいろいろと探求したくなるワインが少なくなった。昔は「実は中身はアンリが作った」という話がよく出ていたらしい。「実は2000年のエマニュエル・ルジェはアル中で…」というのは、ワイン業界の一部がたきつけた、ルシアンネタのリバイバルだったのだろうか。 ちょっと前は「実はDRCが樽ごと売ったワイン」といううわさ話は、日本語の世界でもちょこちょこ見かけたものだ。最近は私が不勉強だからだろうが、きかなくなった。ジュヌヴレイとなったジャン・クロテも、前はいろいろな作り手の名前が出て楽しかった。【GFA・ジュヌヴレイ(エマニュエル・ルジェ)】ヴォーヌ・ロマネ・レ・ラヴィオル[2005](赤)750ml ブルゴーニュ GFA GENEVRAYS J CROTET VOSNE ROMANEE LES RAVIOLLES
2015.03.01
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最近知ったが、大塚家具は会員制の店だそうだ。もともと問屋との対立を避け、安く売る仕組みとしてあったらしい。ワインの世界でも、最近はログインした画面で安く売るネットショップが結構ある。狙いは同じでしょう。量産がきかない商品に限れば、問屋を通す昔ながらの売り方が今も続いているということかな。単刀直入にいうと、インポーター(問屋)がどうしたこうした、ということばかり商品案内に書いているネットショップは、もっとワインを安く売ってお客さんに喜んでもらう工夫をすべきでしょうね。ワインの価格が高いのは一体、誰を守るためなの。 【正規品】リッジ ガイザーヴィル[2011] Ridge Geyserville[2011]価格:7,560円(税込、送料別)「大塚」とうったら出てきたワイン。この大塚さんとは別です。
2015.02.13
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真冬の都内。仕事と仕事の間ですこし時間ができたため、近くにあったショップを訪問した。 素晴らしいブルゴーニュワインが並ぶ。愛好家には有名な店の1つだが、敷居が高く感じられ、たまにしかいったことがなかった。この日はお客が多かった。 もっとも嬉しかったのは、初めて店のマダムにお会いできたことだ。ジャイエ兄弟と交流があった方で、その話題で花が咲く。 番人のような方ですね、日本のブルゴーニュワイン愛好家の世界で。「ジャイエが現役の頃に彼のワインを買うような感じで、いまブルゴーニュワインを選ぶとしたら、どんなワインがいいでしょうか」と質問すると、こういうのかなといってお示しになったのが、目の前の棚に並んでいたクラヴリエやシルヴィ・エモナン、シャルロパンだった。シャルロパンは果実味が強いかな、とも。円安が進んだ今でも、村名でも1万円で十分おつりがくるものばかりだ。 シュールだったのは、ルジェになってから輸入をしなくなった理由。へぇーという話だった。ちょっと、ここでは書けないかな。でも、ルジェならありそうだっていう気がした。 万人向けではないかもしれないが、興味深いお店だなという印象を受けた。「円安でワインの値上がりが著しい」と嘆くのは簡単だが、一貫した姿勢でワインをそろえ、人気が集中していない作り手のワインにもきちんとライトを当てる、そういうこの店のマダムの姿勢に好感を持った。いつか札束を抱えて、欲しいワインを好きなだけ買ってやろうと決意(?)したのだった。上の店とは関係ないが、最近、某所で試飲して美味しかったワイン。飲んだのはラック物でした。ドメーヌ・メオ・カミュゼ [2009] ニュイ・サン・ジョルジュ オー・ミュルジュ 正規品750ml価格:21,600円(税込、送料別)
2014.12.27
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あるワインショップのメルマガの説明文をコピペ。正直なところ、意味がよく分からない。誰か解説して。 ユニオン・シャンパーニュ詳しい方ならすぐにお分かりだと思いますが、ユニオンという名前は、生産者組合ということで、その通り生産者が作った組合で、大きなシャンパンハウスでなければ、買い付けが出来ないような特級畑や、1級畑のブドウも入手できるようです。そのため、スタンダードなアイテムであっても、1級以上の割合を100%でシャンパーニュを作っています。どれほど贅沢なアイテムであるかがうかがい知れると思います。高い評価を受けている畑のブドウをふんだんに使って造られるシャンパーニュですので、「クロ・デ・メニルと双璧をなす!」というコメントも確かに頷けます。ワイン王国No13号P.75にてキュベ・オーパル90年が紹介されていましたが、85年90年とワイン評論家の間でもクリュッグ・クロ・デ・メニルと双璧をなす、「世界最高のシャンパン」と大絶賛されています。当店でも以前90年を販売しておりましたが、抜群の人気を誇り、お客様からもリピートを望まれて再入荷したアイテムです。何度も再入荷を繰り返すほどの人気を誇り、実力も素晴らしいとの評価を何件も頂いた本当にお薦めのシャンパーニュ。【ユニオン・シャンパーニュ】キュヴェ・オーパル[1998](泡) 正規品 《¥9,980 (税込¥10,778 ) 》
2014.12.10
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たまたま訪問した小売店の新装セールで見つけた。1人1本、1000円ちょっとだったので、衝動的に買ってみた。楽しみ~。
2014.11.29
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小売店にとってどれだけ在庫を抱えるかは、経営上とても重要だ。売れ行きが良い商品は豊富にそろえておかないとお客さんが満足しない。かといって、売れ筋になると思い込んで仕入れた商品の売れ方がさっぱりで、次の新商品を仕入れる資金やスペースがなくなったりすれば店の存続にかかわる。 また、「そうは問屋がおろさない」という言葉がある。売れ筋の商品をしこたま仕入れて売ることができれば小売店は儲かるだろうが、そういう商品は問屋が十分な数を卸してくれない。他の小売店と取り合いになり、行き渡らないからだ。そこで問屋の中には、売れ筋と一緒に、売れそうもない「死に筋」の商品をセットで卸し、それでも仕入れてくれる得意先を優先するところも出てくる。 そういう問屋が卸す人気商品を扱うお店は、お客さんの期待に応えようとするあまり、死に筋の商品を仕入れることも迫られる。かくして、問屋が持つ売れない在庫は小売店の売れない在庫に変身する。いつか、二束三文でさばくしか手がない商品となる。 小売店が家族経営のお店だったら、社長である旦那の先を見る目のなさを奥様がなじり「暮らしが楽にならない」と嘆いて終わる話だ。では、この小売店が、社員のたくさんいる会社組織であった場合、どうなるだろう。売れない在庫を増やした担当者は、上司から厳しく文句をいわれる。不本意な形で担当を外される人も出てくる。 売れ筋と死に筋をどう選別するか。とある大手コンビニチェーンのように、首脳がデイリー商品を食べてみて「まずい。撤去」と指令を出し、店の棚から瞬時に消えるというのは、意外と悪く無い話だ。チェーン本部が費用を肩代わりすれば、という条件付きだが(実際に負担しているらしい)。商品を売る側が、一消費者として食べてみる、飲んでみる、使ってみるというのは、とても重要だ。 しかし、試しに消費する機会が少なく、世評により売れ行きが左右される商品の場合はどうだろう。消費者は商品の評判に左右される。評判が良く、実際に使ってみて良かった商品は売れ筋になるが、評判が乏しく、試す機会もあまりないような商品は死に筋になる。これは「犬が西向きゃ尾は東」というのと同じぐらい、自然ななりゆきだ。 では、商品の評判はどこで生まれるのか。テレビ、新聞雑誌、インターネットの個人ブログ、SNSなどだろうか。伝道師が「これは100点満点」と宣言するとたちまち売れ行きがよくなり、売価が上がるかもしれない。増幅装置をかってでる、くだらないマンガ家なども出てくるかもしれない。 話をまとめよう。問屋が死に筋の在庫を小売りに押しつける限り、小売りの担当者はつまらない思いをする。本当に良質の商品だと思って生産者から仕入れたのであれば、問屋が責任をもって、死に筋の商品を、消費者にとって魅力のある商品にする努力をするべきだと思う。 個別の消費者にとってみれば、自分のところにまわってこない、誰か別の人が買うことになる売れ筋の商品のかわりに、死に筋を買うなんてことは、お人好しもいいところだ。せいぜい、売れ筋と死に筋をセットで買いますよ、という域にとどまる。1つの売れ筋にいくつも死に筋をつけて平気でいる問屋なんて、実に傲慢ではないか。調達の才能の有無が問われる筋の話であり、こういう問屋を消費者が気軽に称賛してはいけないと感じる今日この頃である。※あくまで一般論。小売店に求められているのは商品をアピールし売る能力である、という考え方は今でも変わらず持っている。
2014.11.29
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むかし出入りしていた例の掲示板でよくみたコピペ。トルショーさんの検索をしている間に発見したので、備忘録がわりに。 http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/wine/1178044315/271 こういう誤字のある落書きをどんな人が書き、転載したか、舞台や背景を考えながら読むと興味深い。レベルの低いショップやシッパー、オタクなどだろう。いい反面教師になるんじゃないですかね。
2014.11.16
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先日、ご縁があって勝沼のシャトー・メルシャンで開かれた毎年恒例のイベント「ハーベスト・フェスティバル」に参加させていただいた。好天に恵まれた暑い日だった。 勝沼にはトンネルカーブを利用しはじめて以来(03年か04年ごろ)、何度も通っていたものの、シャトー・メルシャンは場所すら知らなかった。初めて訪問し、灯台もと暗しではないけれど、もっと早くきたら良かったと後悔した。いいところだ。 訳あって、順を追ってじっくり書くわけにいかないので、ここに書くべき些末な話だけ、書き残しておきたい。・メルメルとシャンシャン イベントにはメルメルとシャンシャンが来ていた。 「2人合わせてメルシャンでーす、メルシャン星から来ました」という口上。樽の中でぶどうを踏む趣向を、彼女たちが最初にやってみせた。バーバーパパにこんな話があったな。 イベントが終わり、片方の女の子が、屋台でフードを購入していたのがとても印象的だった。屋台は首都圏各地から来ていた。・飲んだワイン 「勝沼のあわ」「甲州小樽仕込み」などをINAOグラスでテイスティング。快晴で汗が出るような中、公園みたいな会場で、席がなく立って飲んだので、はっきりいって味はワインであるという以上には、よく分からなかった。あの環境なら、飲みたいのはビールだ。 (こんな神社までありました)・樽 地下のセラーに行くと、樽が並び、バックヴィンテージのワインが転がり、垂涎(すいぜん)もの。ドメーヌJFミュニエを見学した時を思い出す。 樽はフランス製で、新樽比率は結構低い。旧樽は繊細な甲州などに使うそうだ。ほら、ジョルジュ・ジャイエ名義を選ぶべきなんだよ(謎)。・雑談 関係者とちょっとお話をした。国内でワイナリーを始めようとすると、億単位のお金が必要になるので、脱サラじゃ難しいかな、とのこと。 事情により、内容はかなり自粛モード。続編「下」は、機が熟した段階で公表予定。=禁・無断転載=
2014.10.26
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最近、渋谷のデパートの和洋酒売場で、よなよなビールを二回続けて購入した。今回は贈答用で、箱に入れてもらった。ワインの方は、Fさんにミュニュレ・ジブールの在庫を尋ねて、おしまい。本当は、いろいろ欲しいワインはあるけど、先立つものがないので買わずじまい。 この店で最近感心したのは、DRCの新ヴィンテージの試飲会の案内をもらった時だった。募集人数、わずか4人。調達できたワインが少なかったからだろう。 メールの文面は釈明めいていて、「毎年恒例のこの行事、今年は中止することも検討しましたが、ワインファンのすそ野を広げるため続けていきたいと考え、実施することにしました」とあった(記憶の範囲で書いており、引用は必ずしも正確ではない)。参加費が高く縁のないイベントだが、この文章は結構感心し、何度も読み返してしまった。 きのう、ある雑誌のテイスター氏のブログを初めて読んだ。過去のエントリーでは、いいワインショップの条件としてインポーターを明記していること云々、と書かれていた。賛同も否定もしないが、私だったらこういうことは書かないだろうという感想を持った。 私にとって良いショップとは、まず最初にワインファンのすそ野を広げる意思があること。今回のメールで、明確になった。この店でワインを買う機会も本数も減ったが、こういう姿勢に共感しているからこそ、今もここへ来るのだと自分で勝手に納得した。ブルゴーニュワインの単価が上がる一方だが、それでもとにかく売り上げを伸ばそうと、稀少性を煽ってみたり、ジャイエのワインに勝てると強調してみたり、クズなショップが多すぎる。 前にも書いたと思うが、ある店で、シャンボールミュジニーの某ドメーヌについて「ワインファンなら血眼になって探すワイン」といったポップが出ていたのを目にし、二度とこんな店に来るかと腹を立てたことがある。他の愛好家が買い占めしようとするかどうかなんて関係ない、お前はこのワインについてどう思うんだ、だいたいそんな少ない数量しか売らないのはどういうつもりだ、と感じたことが理由だ。売る側がそんなことを強調したところで、消費者にはまったく関係がない。 いくら有名どころのドメーヌでも、村名を二万円前後で売るなら、もういらない。二万円もあれば、特級を買うことができる。ブルゴーニュというのは懐の深い産地で、主要なメディアにマークされていない作り手が、常に後から登場してきた。正確にいえば、再評価されて急に珍重されだすのだ。こういうワインを自分で積極的に探す気はないが、いまは、いままで手がまわらなかった生産者に目を向けるいい機会だと思っている。無理のない範囲でワインを買い続けたい。
2014.10.26
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あの売り出しは何だったんだろ。昨晩、バックヴィンテージのワインの値段をみて面食らった。在庫整理だっていうのは分かるけど、何か相場の先行きを暗示しているのだろうか。いろいろ欲しかったけど、二回にわけて三本だけ買ったところで、逡巡モードに。まだ注文したいワインはあるけど、この先、いろいろ買うしなあ、と考えて中断。子どもを空手教室に送るため、外出した。2011年は結構売れ残っている。みんな避けているのかな。
2014.10.25
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かつては週末の土日というと、だいたいどこかのワイン屋に並んで過ごしていたものだった。しかし、幼い子どもを持つと状況が一転し、簡単には身動きがとれなくなる。今週末の東急百貨店の売り出しでは、ドメーヌ・フーリエのワインがとても売れ行きがよかったらしいが、私は子どもの運動会でビデオを回す係を命じられ、ワインどころではなかった(有明で錦織君は見たけど)。 とはいえ、遅ればせながらでも、久しぶりに店先にいってみると、新鮮に感じることも多くあるものだ。 ブルゴーニュの2011年ヴィンテージは、実力派の作り手のワインが、店頭に並んだまま残っている。個人的には、2004年ヴィンテージの時を思い出す。 一般的な話として、消費税増税後は値段も割安で価値も感じる商品が売れているという。誰しもコンビニなどで、これと思い当たる商品があると思う。 で、ブルゴーニュの高級ワインというのは、この枠から外れてしまっているのだろう。フーリエとかアルマン・ルソーとか、固定のファンがついている作り手のワインはあっという間に売れるのだが、その他のワインは敬遠されているらしい。もったいないことだ。
2014.10.05
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何の工夫もないタイトルだが、これから書くことはきちんと説明されていると思うので、このまま続ける。 最近は暑い日が続く。普通のワイン好きならシャンパーニュを飲むべきだろうが、あいにく自分でシャンパーニュを購入して飲もうとは思はない。手頃な売り物があるならば、クレマン・ド・ブルゴーニュでも、イタリアやスペインのスパークリングワインでも構わないと思うけれど、実際に購入するのは圧倒的にビールが多い。 二十歳のころは、多様性のあるベルギービールの世界が好きになり、ワインをたしなむきっかけともなった。しかし、四十歳を超えた今、よく飲むビールはシメイでもヒューガルデンでもギネスでもなく、アサヒビールのスーパードライだ。我ながら、つまらないおっさんだと思う。 ただ、スーパードライを毛嫌いしていた時期もあったのに、なぜ今さらドライが好みになったのか。のどごしがいいとかそういう理由ではなく、アサヒビールという会社のビールを探求する姿勢が好きになった。 神宮球場で(高いけど仕方なく)飲んだアサヒスーパードライが、コンビニで購入する同じ銘柄と味が全然違う。これは、ビールを提供する温度をわざと下げていることが理由であるようだ。エクストラコールドと銘打ち、マイナス2度にしたサーバーから注ぐ技法を編み出していたことに感心した。このことを知ると、他のビールメーカーが家庭向けに出している泡をたてる機械など、子供だましに見えてしまう。 前置きが長くなったが、このたび自宅の缶ビールの在庫がなくなった。せっかくだからアサヒスーパードライを箱ごと購入しようと考えた。しかし、いざとなると、どこで購入したものか悩んでしまった。 平日の夜遅くに帰宅してから、改めて大型スーパーに出かけるのは気が引ける。また、自宅近くにある酒のディスカウントストアチェーンは、どういうわけかスーパードライやキリンの一番搾りの箱を、炎天下の中でも空調のきかない店先に置いており、しかも330ミリリットル入り24本で4800円台という、あまり競争力のない価格で売っている。 ディスカウントストアなら物が安く買える、という錯覚が錯覚であると分からない消費者に売り付けているのだ。ここで買ってはいけないと判断できたのは、ワイン趣味のおかげだと思う。 で。楽天やアマゾンドットコムなどをのぞいた。しかし、楽天はポイントが使える利点はあるにせよ、配達料がかさむ上、配達まで時間がかかる。欲しい商品が簡単には見つからなかったりと、どうも使いにくい印象が先に立った。 いろいろ見比べて、結局はイトーヨーカ堂のネットスーパーで、IDとパスワードを設定して購入した。セブンーイレブンなどに比べてお世辞にも使いやすいとはいえないサイトデザインだったが、セールでたまたまちょっと安く売られており、価格面で競争力があった。ビール1ケース分だと配達料は100円で、送料含めたコミコミで経産した中では一番安く感じられた。 西友とかイオンとか、同種の店と見比べたかったが、新たにIDやパスワードを設定する手間がおしく、次の機会にしようと決めた。アマゾンより安く買えるならネットスーパーも悪くない、そう見直したのだった。 クレマン・ド・ブルゴーニュ ドメーヌ・シュヴロ クレマン・ド・ブルゴーニュ 750ML ドメーヌ・シュブロ価格:2,580円(税込、送料別)
2014.07.30
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前からブログを書く時間がない、ないと思い込んでいたのだが、よくよく振り返ると、最近の平日夜は、仕事の都合により睡眠前の一定時間、ひまをもてあましていることに気がついた。相変わらず3DSでウイイレをやったりしていたのだが、かなり飽きてしまった。 そこで、ワインに限らず、体力がある時やヒマな時には、その日考えたことを思いつくままに書くつづることにした。内容に間違いがないかどうか確認する余裕はなく、本当に書き飛ばしになるが、半放置状態の個人ブログだし、まあいいかなと思う。 最後に気になるワインの銘柄とアフィリエイトリンクでもはって、ワインブログとしての体裁を整えることにする。------------------------------------------------------------------- このほど、日本マクドナルドの「チキンナゲット」、ファミリーマートの「ガーリックナゲット」を製造する中国上海の食品会社で、腐った肉を製品の原料に使用したり、床に落ちたナゲットをラインに戻したりした不祥事が発覚した。中国の現地報道が端緒となった。日本マクドナルドは中国産のチキン製品を調達するのをやめ、ファミリーマートも当該製品の販売を停止し購入客に返金をすることにした。 この国内2社について、こういう製品を販売したことについて謝罪しろだとか、代金の返金や慰謝料、責任者の処分などを求める声があるようだ。 今回、ファミリーマートはナゲット製品回収を受けて、会社側はもっと信頼できる中国のサプライヤーを探す考えを示した。これに対し、ネット上では、信頼のおけない中国製品をまだ売る気か、と批判する声があるようだ。 だが、ファミリーマートの鶏の揚げ物はもともとタイ産が大半で、今回のナゲット以外にもたくさんの鶏製品があり、今も売られているということは、もっと思い出されていい話だと思う。 マックのナゲットは長年売っていたものだが、ファミマのナゲットは今年7月に入ってはじめて発売された製品だ。儲ける時間などはほとんどなく、不潔なサプライヤーの商品を売っていたという悪い評判だけを背負ってしまった。ファミマには心底同情する。どうしてあんなもの、店頭に置いたのかね。親も同然の伊藤忠商事に、どうにかしてあげなよっていいたくなる。 中国産の食品を扱うなんて信じられないという人もいるようだが、そういう人はコンビニで揚げ物など買わなければいい。スーパーで並んでいる鶏肉は国産品が大半で、空揚げが食べたければ自分で作ることだ。 僕は、腐った製品を売っていたのでない限り、ファミマの責任は限定的なものだと思う。おいしく食べておいて、返金してもらえるかもしれないと思ってみっともないことする客には、なりたくないな。 マクドナルドのチキンナゲットといえば、マスタードソース。やれBBQだ、別のあれの方が、という人もいるかもしれないが、個人的には断然マスタードソースだ。 というか、チキンナゲットにつくマスタードソースが食べたくて、仕方なくチキンナゲットを注文してきたようにすら感じるくらいだ。 マスタードといばブルゴーニュ地方ディジョンの名産品。ブルゴーニュワインに合うスローフード(死語?)とあわせて楽しみたいと思っているが、そんなことを考える心の余裕は、日本の中小企業のサラリーマンである我が輩にはない。ブシャール・ペール・エ・フィスのブルゴーニュ・シャルドネ。ブシャール・ペール・エ・フィス ブルゴーニュ・シャルドネラ・ヴィニエ[2011] 750ml価格:2,003円(税込、送料別)
2014.07.29
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慰安婦問題で署名を集めているテキサス親父のような人物は「プロパガンダバスター」と呼ばれるらしい。なれるものなら、一度はなってみたい「プロパガンダバスター」。ユーロ高だからフランスワインが高くなっていると言われているが、あれは嘘だ。ま、嘘じゃないけど。従来より価格が上がっているとはいえ、入手困難な作り手を追いかけなければ、まだ耐えられる範囲だと感じている。今日から、仕事の準備を始めた。明日から正常運転。日経平均株価は今年、2万円に乗せることができるだろうか。難しいだろうな。今年も駄文にお付き合いください。 昨年末に飲んだワイン【メオ カミュゼ】 ブルゴーニュ ルージュ [2011] 750ml・赤価格:3,444円(税込、送料別)
2014.01.05
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シャニーの有名レストラン、ラムロワーズから「1 2 3 4 ... 5 years ago ! happy new year 2014」というメールが届いた。過去に数えるほどしか訪問していないが、律儀に送っていただいたことは素直に嬉しい。 しかし…。デザインをみる限り、グリーティングカードという以上の含意がよく分からない。マッキーに聞くしかないか…。
2013.12.22
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14日。この日は東急百貨店本店のオファーのニューワールドの中で、興味があるワインがいくつかあった。「もし遭遇したら買ってしまう」と危機感を感じ、並びは回避。 かねて予約していた自動車ディーラーに、マイカーの車検を依頼。1日車検ときいていたのに、「バッテリーの充電レベルが低いので明日まで預からせてください」といわれる。15日に勝沼でワインセラーをいじることを断念。 15日。長男とすこし遊んでから、車のディーラーへ受け取りに行く。車検費用としては安いが、6ケタ円の出費は痛い。 外出した嫁さんと長男を迎えにいく前に、車で東急百貨店を訪問。 週末にルーミエが抽選で1本当たったと連絡があった。携帯電話がなった瞬間に「モレですか」と返答。いろいろおっしゃる店員氏に「当たったのはモレですか」と聞き直すと、「はいモレサンドニです」との返事。アムルーズは、やっぱりはずれた。駐車場に入るまでにかなり待ったため、レジで待っていたらほとんど時間に余裕がなくなった。ワインをひったくるようにとり、帰宅。 そもそも申し込んだのはアムルーズ、モレ1級、コンボットのみ。すっかり値上がりして、もう買う気も続かないというのが正直な感想だ。 それでも、ネットの店でも軽くあさった結果、ルーミエ2011の購入本数は全部で4本になった。習慣の力というのは怖いものだ。 夕食後、週末に持ち越していた仕事を片付け、終了。2週間ぶりにブログを書いて、就寝予定。
2013.12.15
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なぜあなたはブログを書くのか。 こう問われると簡潔に答えられなかったが、今年春に傍聴した有料イベントで、だいぶ頭の中が整理できた気がする。【やまもといちろう×イケダハヤト】 - #BLOGOShttp://blogos.com/news/yamamoto_vs_ikeda/ お金を払ってでもこのイベントに参加したのは、いつも注目している論客のやまもといちろう氏の話を生で聴けることと、講談社の講堂という、日本の現代文化史を語る上で欠かせない会場に入れるためだった。 この対談の中で、司会の徳力氏が、ブログを書いていると煽られたり、カゲでけなされたりすることもあるけれど、自分の考え方を一度に知ってもらえるメディアができるのはメリットだ、という趣旨の発言をされていた。会場で聞いていて、その通りだなと思った。 昔とった何とかという奴で、片言だけどフランス語で簡単な会話はできる。これだけでは、日本国内で働く文系出身の給与所得者に大したメリットはないが、ワインの愛好家としてなら、語学を学んでいるだけでは交流できなかった人と会話ができ、フランスの文化や経済の一面に接することができた。その魅力を断片的にでも伝えられればと考えたのが、ブログを始めたきっかけだった。 一方で、ワインに関する日本語メディアの記事にわだかまりを感じることが多かった。たとえるなら、「王様は裸だ」と言える人が少ない。とりあえず好奇心を満たそうと、簡単に入手できる書籍や雑誌をいろいろと読んだ。 また、ワインに大して興味がない20代のころ、ワインをめぐって嫌な思いをさせられることが何度もあった。ワインは日本人の大人があこがれる対象なのに、どうしてワインの愛好家に嫌な人物が多いのか、不思議だった。 今も自分に大した知識はないが、それでも「これは正しくないんじゃないの」と思う機会が多く、あちこち触れまわった。すると、知らない間に嫌われる側にまわることも多くなった。ミイラ取りがミイラになった。気色悪い人物が揚げ足取りに来たあげく、逃げ回る姿もみた。場違いな世界に紛れ込んだ気が今もしている。 しかし、ごくたまに英語メディアに接すると、あちらのワインをとりまく世界はかなりマシなのではないかと思わされる。背景に踏みこみ、自分の意見を示す、他の分野と同じ質の記事を読むことができる。英語と日本語の世界で、ワインに関する記事や情報のやりとりの仕方に差があると感じている。 単純に知識が深い浅いという差であればマシだが、実際は、間違った情報でワインを売る商売人が結構いる。ワインは消費者が相対的に少なく、見せびらかすことにも使えるぜいたく品の範疇にある分、突拍子もないことがまかり通っている。そういう違和感をそのままおかしいと書くことで、第三者に何か考えてもらえる余地があるのではないだろうか。これがブログを続けている理由である。 前述のやまもと氏は、このイベントの後にこういう発言している。----------------------------------------------------------【御礼】イケダハヤト師とのイベントにご来場くださいまして、ありがとうございました #BLOGOS よりhttp://blogos.com/outline/60144/―ブログに限らずネットに物を書くということは、人に影響を与える行為であり、責任を負うものでもあります。―また同時に、ブログにものを書き続けるということは、その時代を自分が生きたという証でもあります。―つまり、無責任に煽っている人については「無責任に煽ってんじゃねえよカス」と石を投げ、その倍以上の質量と速度をもって煽り返し続けることを旨として頑張って参りたいと思いますし、炎上案件があれば全力で見学し、燃え方の観察を続けたいと思います。(引用おわり)---------------------------------------------------------- 共感するし、自分もそうありたいと考えている。
2013.12.01
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