前様日記

前様日記

2009.04.05
XML
テーマ: メッセージ(262)
カテゴリ: メッセージ
天命使命をはたせる資質のひとつに、一人でいられる能力があげられます。

一人でいられる能力は、地球に産まれ落ちた瞬間、母親の腕の中で芽ぶきはじめ、母親との関係で育ちます。

子は母にたっぷりと愛され、常に見守られているという安心感を持つと、
やがては、少しずつ母親から離れていきます。

最初は、腕の中から背中やひざの上へ、
そして歩き出すと、部屋の中の探検がはじまり、
家全体、さらに庭や公園などの外界へと離れていくのです。

母親から離れていても「一人でいられる」範囲と時間を増やしていくのです。

範囲と時間が増やしていける背景には、ちゃんと母親に愛され、見守られていることを、
子は確固とした確信として持っているからです。
母親から離れて冒険や探検をしても、戻りたくなって戻ってくれば、母親はそこにいて、
また抱っこしてくれると、安心しているからです。
こういった親とのやり取りで安心感を持っているから、子は一人で遠くへ行くことができるのです。

子供時代にたっぷり養育者に甘えることの出来た子供は、肉体的、精神的、経済的な親離れもスムーズで、しっかり自立して、自分の人生に立ち向かっていきます。

反対に、あなたのように親からの愛に確信が持てない子供だと、
一人でいることが不安で不安で、どうしょうもなく辛く寂しく、
いつもそこはかとない寂しさや耐え難い寂しさを抱えて生きているのです。

一人でいるということは、寂しさや絶望に直結する思考パターンが作られていて、
一人でいても、愛してくれている存在がいることを、信じられません。

一人でいることに耐えられず、つねに落ち着きなく動き回り、活動して、
人や組織、物に依存して生きてゆきます。

一人でいられるとは、家の中に閉じこもっている状態ということではありませんよ。

他人の中にいても、自分が一人でいることが楽しめる状態を言うのです。

あなたの父や夫、娘を観察すればわかるでしょう。

母親に見守られて安全や安心を感じている乳幼児が、
母親がいることをすっかり忘れて、自分の手の動きや玩具に気をとられているとき、
この子供は、一人でいられているのです。

一人でいられるとは、他人を完全拒否したり無視したりして、生きることではありません。

「これなしでは生きられない。」の反対側にある言葉であり状態です。

「酒なしにはいられない。」
「コーヒーなしにはいられない。」
「女(男)なしにはいられない。」
「セックスなしにはいられない。」
「妻(夫)なしではいられない。」
「ギャンブルなしではいられない。」
「会社や組織なしではいられない。」
「宗教団体なしではいられない。」

などと思っているとするなら、一人ではいられない人として生きています。

一人でいられる人は、時には酒を楽しみ、タバコやギャンブルもたしなみ、女と遊び、恋愛を堪能し、他人との暖かい交流にぬくもりを感じたりしますが、決してそれに依存してはいません。
それなしでも、生きていけるのです。

誰かのために、何かのために、自分を犠牲にする必要がないのです。


一人でいられない人は、一人になってしまうのが恐怖であり、耐え難く寂しいのです。
誰かに、何かに、しがみつかないと生きていけません。


一人でいられる人は、何にもしがみつく必要がまったくないので、自分の欲求や欲望に正直に生きています。

一人でいられない人は、親や子、パートナー、同僚や部下など、周囲にいる人々を支配しないと不安でしかたないのですが、
一人でいられる人は、周囲にいる人々を支配したり、拘束したり呪縛したりする必要がありません。

周囲へ、自分の愛情を強要して押し付けることもないのです。


一人でいられる能力なしに、天命や使命を果たせるはずがありません。
他人や世界、宇宙への献身や奉仕も、これなしで出来るはずがありません。

一人でいられる能力を育て、発達させてこそ、自分以外の他人との親密な関係が作られ、
ひいては、私たち見えない世界のものたちとの関係も出来上がるのです。





前様の メッセージ用のブログ ↓は下記です。応援ヨロシク!

http://maesama.blog43.fc2.com/





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.04.05 17:27:34
[メッセージ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: