前様日記

前様日記

2009.05.01
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テーマ: メッセージ(261)
カテゴリ: メッセージ
あなたは、絵に描いたような良い人です。


両親やパートナー、周囲に配慮しすぎて、自分の意見を言えない。言わない。

両親やパートナー、周囲に配慮するのが癖になっていて、自分の気持ちがわからない。

自分よりも誰かを優先させて、自分を粗末にしてしまう。

頑張りすぎてしまう。

頑張っている自分を認めて上げない。

自己評価が低く、自分が信じられない。自信がない。

「うん。いいよ。わかった。」が口癖。

両親やパートナー、周囲に遠慮して、自分を殺し、我慢していることが多い。

幼児期や思春期に反抗期がまったくなかった。



良い人は、幼児期や学童期も良い子でした。

両親の期待を一心に背負う、長男・長女の方に多いパターンですね。

第二子や第三子は、長男長女を見て育ちますから、良い子ではなく、要領の良い子として育ちます。


長男長女は、常に自分の意志よりも親の意志が優先されて育ちますから、
子どもは自分の気持ちを表現することが、ことのほか苦手になります。

例えば、家業を継ぐか、継がないかという人生の選択があったとき、
自分の本心は家業は継がず違う職業を選択をしたいと思っていても、
母親や父親が、「長男なのだから家業を継ぐのは当たり前」と言ったとしたら、
長男は嫌々ながら家業を選ぶことになります。

「これがやりたい!」って叫んでも
「ダメっ!お母さんやお父さんの言うことききなさい!」となる訳です。

もちろん、親として躾や教育を考えたとき、強制することも必要ですが、親の都合だけで家業を継ぐことを押し付けてしまったら、子どもとしてはやりたいことがあったという気持ちの行き場がなくなってしまうわけです。

そのように常に強制される環境で生活していると、次に「○○が欲しい」という欲求が出てきても、どうせお母さんやお父さんの意向によって、全て決められてしまうのだから、「○○が欲しい」と思うこと自体が、子どもにとっては苦痛になります。諦めが先にたちます。

そのように生きていると、自分が欲しいものより、お母さんやお父さんが喜ぶのは何だろうか?と考える癖がついて、両親の顔色ばかり伺っていて、自分の意見や意思を持って、生きるというのが難しくなり、自分の気持ちを押さえ込んで我慢し、人の顔色伺う大人に成長します。

人の気持ちを考えることは出来るが、常に他人に遠慮をしていて、自分の意志を通せない人生に陥り、自分に自信がもてない大人になるのです。

その思考パターンが自分には価値がないという無価値感となり、「自分は何もできない。」「自分は無能だ。」という不安感に苛まれたりするのです。

そして、自分を周囲に認めてもらうために過剰に頑張って働き、自分を犠牲にして大病をしてしまうことも多いのです。


そんな良い人を演じ続けて生きてきた人に、恋人が出来てパートナーシップを学ぶようになると、新たな問題が勃発します。

バランスの法則で、人間関係は出来ていますかあ、夫婦の一方が「良い人」役を取ってしまうと、もう一方は「悪い人」になります。

献身的な良妻賢母の妻をやっているのに、旦那は浮気ばっかりして女を何人もつくり、酒に博打になんて感じで・・・・


また、それは家族の中のバランス関係としても現れます。
家族のことを大切にし、家事もそつなくこなす良い夫をしているのにもかかわらず、妻が外に男を作ったり、子供は金属バットを振り回して家庭内暴力の状態だったり・・・・

また、周囲との関係性だけでなく、自身の内面にもジギルとハイドのように、
優しくて良い夫なのに、裏ではけっこう遊び人で浮気三昧とか、
仕事もきちんとして優良社員なのに、競馬競輪、パチンコにはまっていて、サラ金地獄とか、
家族のことを気遣うやさしいお父さんなのに、アルコールを飲みだすと豹変して暴れだすとか・・・・


あなたが良い人を演じるのをやめると、どうなるのでしょうか?
ぐれてヤクザ・・・そんなことはなくて、普通の良い人に変身します。


良い人が苦しんでいるのは、100パーセントで演じればいいのに、
いつも150パーセントとか、200パーセントで演じているのですよね。

100の優しさで良いのに、150とか200とかを表現して、周囲に尽くすからしんどいのです。

100の上にのっている、50とか100とかが、心のストレスとなり、病気の原因になっているのですよ。

ですから、150で演じていた人が、50手放したら、100パーセントの普通の良い人になるのです。

でも、50を手放すには難しいと感じているあなたがあります。

あなたがあなた自身を無価値だと思っているから、150はやらないと周囲は認めてくれないと思い込んでいるのです。
物凄く強度な恐れがあるのですよ。

これは親から期待されることが多かったから、できてしまったパターンです。

あなたは元々優しかったのです。
だから150とか、200とかの優しさを周囲に振舞おうとするわけで、本当に優しさに満ちた人なのです。

あなたは、とても頑張り屋さんで、健気な人です。
だからこそ、他人の信頼や信用は容易く得られるのです。

一方、人の気持ちが分かりすぎて苦しくなっているのですね。
過剰に関わってしまって、人間関係がうまくいかず悩んだりしているのです。

良い人を演じないようにしようとすると、心が不安定になって恐れが出てきていますね。


良い人でなくなると、両親やパートナーをはじめとした周囲に相手にされなくなる。
怠け者になってしまう。
頑張っていないと認めてもらえない。
良い人をやめると、悪い人になってしまう。


こんな声があなたを悩ませていますね。


だから、良い人を演じるのをやめるというのは、難しく感じてなかなか出来ないのです。

難しいと感じている人は、ご両親と兄弟の人間関係関係を中心に、思考と行動のパターンを見直すと良いでしょう。

そして、勇気を出して、

「両親や兄弟にとって、悪い子になってみましょう。嫌なことは嫌と言葉にしてみましょう。我慢はやめましょう。」

良い人を150とか200とか演じてきた人は、悪い子になるぐらいがちょうど良い加減です。

実際、ちょっと悪いこと、すなわち嫌なものは嫌と言ってみたら、どんな気持ちになるか思いをめぐらせてみてください。

勇気を持ってチャレンジしてみると、案外、周囲がすんなり受け入れてくれて、気分がすっきりし、楽しくなりますよ。

あなたが遠慮して、良い人をやりすぎていたに過ぎませんからね。
最初は、周囲がとまどうかもしれませんが、いずれそれが普通になりますよ。




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http://maesama.blog43.fc2.com/





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最終更新日  2009.05.01 13:08:27
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