マールの映画日記

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2006.05.22

原題との違いＭＡＸ。愛と青春の旅立ち

(2)

カテゴリ：名作

暗い過去を振り捨てるようにアメリカ海軍士官学校に入学した青年が、町工場に務める女性との愛を育みながら、厳しい訓練や親友の自殺といった数々の試練をくぐり抜けて、人間として成長していく姿を描いた青春映画。　　【１９８２年・米】
出演：リチャード・ギア、デブラ・ウィンガー、ルイス・ゴセット・jr　　　監督：テイラー・ハックフォード

基本的にベタな映画ではあるし、時代背景も今の日本人には理解しにくいものだと思います。が、それでも泣けてしまうパワーがこの作品にはあります。

当時は抱かれたい男ＮＯ．１だったリチャード・ギアが、泥だらけになって教官にしごかれて言うセリフ「俺には帰るところはないんだ！」は映画史に残る男の名セリフであり、ラストの「お姫様抱っこ」は映画史に残る女性の憧れであることでしょう^^

そしてなんといっても訓練所卒業の教官との別れのシーン。
それまでと階級が違うため、口調が変わる二人。相変わらず新入生をいじめ始める教官に、フッと微笑むリチャード。　なんとも言えない空気の漂い方は、分かっていても涙腺を刺激してしまいます(T_T)

女性の描き方には賛否両論あり、私も当時は納得いかないものがありましたが、今見ると”玉の輿にギラギラした女性の恋愛”というのも多少は理解できる気がします。
そこから本当の気持ちに発展した主人公カップルと、破局を迎えた友人達。　ちょっとやりすぎの感はありますが、やはり必要なシーンだったような気がします。

ただ邦題の「愛の～～」と付くタイトルは何とかならないかなぁ。
原題は「An Officer And A Gentleman」なんだし。　この頃流行りましたけどねぇ～
でも主題歌は最高に名曲です。

オススメ度：３０代以上の人には１００点。未成年者には６０点。