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2019年のゴールデンウィークは最大10連休となりました。私は仕事の関係で、最大3連休となっております(飛び石で単発休みは別途有)。3連休となった5/2~5/4のなかでも、最も楽しみにしていた5/3の出来事…ラブライブ!サンシャイン!! 2nd Season 第3話「虹」でAqoursの子たちが地区予選から学校説明会ライブを回したルートである「狩野ドーム~修善寺虹の郷経由~浦の星女学院」を歩く旅…「虹」を見つけに行った話をここに記していこうと思います。 5月3日 静岡県沼津市、内浦の朝。しばしの間、バス待ちをして過ごしました。宿を出るのが少し遅くなり、乗るはずだったバスに乗れなかった為です。富士山くっきりの行楽日和です。 伊豆・三津シーパラダイスにバスが到着したので乗ります。目指すは伊豆箱根鉄道・伊豆長岡駅。来たのはラッピング3号車でした。運行中に乗るのは初めてです。伊豆箱根バスには殆ど乗らないので。 伊豆長岡駅に到着しました。ここから修善寺駅を目指します。 目的地は修善寺駅なのですが、修善寺方面から三島駅行電車が来て、それが「HAPPY PARTY TRAIN号」だったので、嬉しくなり乗るという痛恨のミス。途中で仲間が気付いて急いで下車したのでなんとかなりましたが、気を付けないと。 電車内、仲間と談笑しつつ修善寺駅到着を待ちます。今回、元々私は1人で歩く予定でいたのですが、今日のことを知らせて一緒に行く人はいるかと確認したところ、最終的に6人増えて7人となりました。今回の旅はチカっちこけしも一緒に行きます。荷物は厳選しました。 修善寺駅到着後、バスに乗り狩野ドームへ。座席が埋まりそうなくらい乗客が多かったです。さすがGW真っ只中です。道は空いていましたが。 狩野ドームに到着しました。休日は狩野ドームでは止まらないので、JA狩野支店で降りて歩きです。 ここまではこんなルートです。沼津・みとしーからバスで伊豆長岡駅へ→伊豆長岡駅から電車で修善寺駅へ→修善寺駅からバスでJA狩野支店バス停へ→JA狩野支店バス停から歩いて狩野ドームへ。 私は仲間4人とこのルートを使いましたが…先行して2人、沼津駅から向かいました。作中では恐らく、市街住みの曜ちゃん・よっちゃんは沼津駅から向かい、その他の7人は私たちのルート(三津からバスで伊豆長岡→電車で修善寺)ではないかと思います。 怪我をしないよう念入りに準備体操をします。先日、仲間内でライブ中に大怪我をした人がいるので自分たちも油断は出来ません。 それではスタート。狩野ドームを後にし、「虹」を見つけに歩き始めます。 しばらく、のどかすぎる街並みがありました。サラサラ流れる風が心地良い。 ひたすらまっすぐ進み続ける。仲間の一人、体力がない軍事オタクが「もう1/3くらいきましたかね?」と聞いてきたのですが、「まだ1/10も歩いていませんよ!」と返したら「聞かなければよかった」との事でした。以降、この軍事オタクが少々ペースを乱しますが、それも含めて楽しかったです。 道中、綺麗なお花がいろいろ咲いていました。旅する千歌ちゃんこけしと一緒に撮影。楽しい。 草花に囲まれながら、穏やかな気持ちで歩いていました。 狭間バス停に到着したとき、仲間の一人がカバンから桶を取り出して「桶狭間」の合わせをしていました。邪魔なのに持ってきているのが素晴らしい。軍事オタクは「私が発案した」と権利を主張していました。 道はまだまだまだまだ続きます。日差しが強くなってきました。 道中は舗装されている道で歩きやすかったのですが、所々こうして狭いところや車通りもあります。Aqoursの子たちもここを1列になって走って浦女へ向かったのかなと考えつつ進みます。 車で沼津に来る人は、近くを通ることがあるらしいです。でも歩いては来ない場所だし、車を降りて散策する場所でもないので、写真を撮りながらゆっくりペースで進んでいきました。 もうすぐ!虹の郷!虹の郷に着いたら休憩しよう! ハァハァ 12:30 修善寺虹の郷に到着しました。10:40に狩野ドームを出発してここまで約2時間。まだ半分も来ていません。 先行していた2人のうち1人と合流し、6人となりました。残り1人はこのウォーキングの経験者で今回はタイムアタックみたいなことをしているみたいでした。私たちが虹の郷で休憩している頃、ゴールの連絡がありました...早い。追いついて合流したいところでしたがダメでしたね… せっかく持ってきたので…休憩がてら本業にシフトしました。虹の郷はドールやコスプレの撮影にとても良い場所です(寛容ですし)。今日は観光客が(思っていたより遥かに)多く、どうしようか悩みましたが…ゴミ箱の影でひっそりと。基本的には堂々とやる趣味ではないのです。寛容だから、禁止されていないから、自由にやっていいわけではないのです。他の人がどう考えようが知りませんが、“私は”そう思います。 1時間ほどがっつり休憩を取り、浦女(長井崎中)を目指します。向かうにあたって大きな分岐点となるのがこのポイント。 左は道が崩壊したようで通行出来ません。Aqoursの子たちは“左”へ進んだかも知れませんが、私たちは“右”へ進まざるを得ません。 こう行けば最短ルートですが、行けないので... このように大きく迂回が必要です。時間と距離がこのように表示されていて大差ないように見えますが、実際は1時間以上のプラスとなります。 最短距離を進めなくて遠回りを余儀なくされ落胆していたのも束の間。目の前ではなく遠くに目をやれば富士山がくっきり。みんなで『おぉぉぉぉーーー!』と声をあげたのを覚えています。 小休憩を何度か重ねつつ、歩き続けて…ようやく見慣れた語句『三津』が出てきました。平坦ではなく山越えがありますのでさすがにきついです。真夏は絶対にやらない方がいいです。虹の郷から先は補給ポイントが限られます(コンビニもトイレもありません。自販機は確か5か所くらい)。バス停も最初のうちはありますが、1日に1本のレベルなので途中でリタイヤが厳しいです。途中リタイヤは虹の郷で英断が賢明です。 幾度となく現れる分岐点。スマフォ世代で地元民のAqoursの子たちなら手元のマップや経験・勘を頼りに正解ルートを進むと思いますが、土地勘ゼロ・マップなしではとんでもないことになりそうです。 アニメで見たような光景が徐々に現れてきて、脳内には「起こそうキセキを!」がずっと流れていました。ゴールは、近い。 雄飛滝。うん、滝でした。・上から水が落ちてきています。滝つぼの方へ降りることも出来ます(足場も手摺もあります)。 進む。ただただ、進む。疲労で会話が少なくなっても、休憩を挟んでも、歩みは止めずに。「動いてないと探せない、休んでも止まらないで」なんですよね。 BGM:起こそうキセキを! 光の向こうに… 見えた!海と浦女(長井崎中学校)!私たちが目指す場所!! もう少し、もう少し! ※乗っていません。 16:30 ゴール。10:40に狩野ドームを出発して、虹の郷で1時間ほど休憩したので歩いていた時間はざっくり5時間。ログを取っていた軍事オタクの情報によれば約23km。「虹」を踏破しました。 みんな、疲労や達成感で暫く動けずにいました。座り込んでぼーっとすること20分程でしょうか。みんな思い思いに休んでいるなか、私はスマフォで「虹」を見ていました。 ようやく、達成しました。仲間内で2人ほど、昨年既にこの道を踏破している人がいて、私もいつかやりたいとずっと思っていました。物語はフィクションだから実際に同じことが出来るとは限りませんが、そういう描写がある以上はそれを語るうえで、またより深く理解する為に実体験は大変重要。実体験を伴わない語りは憶測で物を言うのと大して変わりないからです。ラブライブ!サンシャイン!!には可能な限り本気で挑みたいので、どのように不可能を可能にしたのか、知りたいと思っていました。 渋滞が解消され、市街へ戻る車のなか(仲間が乗っけてくれました)今日は真っ赤に焼けた夕陽だったので「島郷に寄りたいなぁ」と思いました(島郷は沼津で1,2を争う夕陽スポットだと思っています)。でもみんな疲れているしお昼抜きの人もいてお腹空いているだろうからすぐに市街に戻りたいよなぁ…という気持ちもあり黙っていたところ、別の車で追いかけている仲間から「島郷寄る?」と連絡が入って『それなんだよなぁ』と思いました。疲れていても考えは同じ。オタク。 「私、思うんだ。キセキを最初から起こそうなんて人、いないと思う。ただ一生懸命、夢中になって、何かをしようとしている。なんとかしたい、何かを変えたい…それだけのことかも知れない。だから!起こせるよキセキ、私たちにも!」 5/3のこのタイミングでないと、今日の思い出はこの先きっとありません。・ラブライブ!サンシャイン!!のイベントもキャストのソロイベントもない。・GWの真っ只中でお店も道も混んでいて思い通りに動くことも遊ぶことも出来ない。・【重要】気分が乗っている今こそやりたい、今を逃すと気分が薄れてやらなくなりそう。これ以上ないタイミングじゃん!と決めたのがこの日の実行でした。 特に運動不足の軍事オタクは、前日の夜までは「虹」参加者を異常者呼ばわりしていましたからね。ところが、「虹」の話を聞いているうちに行きたくなってきたみたいで、しかも偶然トレッキングシューズを持ってきていて『起きれたら参加します』と言い放って別れて翌朝…姿があったのでね。不平不満をドバドバ垂らしてペースを乱しつつも最後まで歩ききったし、なんだかんだで一番楽しんで一番疲れて一番身体にダメージを負ったのは彼ではないかと思っています。それを見ているこちらもとても楽しかったです。結局追いつけなくて一緒には動けませんでしたが、先行して分岐点の解説をしてくれたり、過去データを共有してくれた仲間もいます。感謝。 みんな同じような条件だったからこそ集まれたし、また、1人ではなくみんなで動けたからこそ、ここまで楽しめたのだと思います。元々ありえなかったことが起こっているのだからこれはキセキではないかと思うんですよね。このGW、一番の思い出です。ありがとうございました。
2019.05.03
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