マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2008.12.30
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カテゴリ: ウルトラマラソン
 ランニング編 その4 

8月のレースである「立山登山マラニック」の制限時間が11時間になったことを意識したのは、富山へ向かう列車の中。何気なく発したO川さんの言葉で、これは大変なことになったと実感。前年どおり12時間の制限でも、距離65km、高低差3003mのコースはきつい。まして加齢と連日の残業による疲れとで、マラニックの部への参加は今回を最後にしようと決めていた。それが1時間短縮と言う考えても見なかった事態。さて、時間を稼げるとしたら前半の常願寺川堤防しかないだろう。

レース当日、浜黒崎の海水に手を浸したランナーは、常願寺川の堤防を突っ走る。水溜りのある真っ暗な凸凹道だが、それを物ともしない。やはりどのランナーも考えることは一緒だった。H多夫人と前後しながら立山への登り坂を走る。地鉄立山駅のASを通過。激坂に苦しみながらも称名の滝ASも何とか通過。だが八郎坂には魔物が棲んでいたようだ。

ここは3kmで500mを登る登山道。前日の雨で濡れた岩が滑る。間違えば深い谷底へ落下するのは必定。そこまでで精力を使い果たした私の体に明らかな異変が現れた。20回もの眩暈の度に休憩を余儀なくされ、降り出した雨で一層岩が滑りやすくなる。6回ほどよろけた時に、どうやら足を捻ったようだ。昨年は約1時間でクリヤー出来たのに、今年は1時間40分掛かるほど難儀。室堂の関門通過は不可能だと悟る。

立山黒部アルペンルートは雨。標高が高まるにつれ気温がどんどん下がり、氷雨が体温を奪う。合羽は着ているものの、汗で濡れた体が温まることはない。1時間20分遅れで標高2450mの室堂に到着。この悪天候で3003mの雄山山頂にあるゴールまで行けたのは半分以下だったようだ。頂上はさらに寒くて4度ほど。風が強かったため氷点下に感じたそうだ。そして遭難騒ぎもあったようだ。8月と言えども天候に左右される過酷な一面がある山岳マラソンの怖さを知った今回のレースだった。

帰宅した翌日から足が痛み出す。通常の筋肉痛ではなく、疲労骨折のような重苦しい痛みが取れない。もし疲労骨折なら3週間ほど走るのを止めれば治るはず。ところが1ヶ月経っても痛みは引かない。9月の予定レース「秋田内陸」を欠場し整骨院へ通院。見立てでは靭帯損傷かもとのことで、マッサージと理学療法を受けた。だが軽快はしても鋭い痛みが残った。

芋煮会でY子さんに勧められ、ようやく整形外科を訪ねたがとんだヤブ医者だった。専門のスポーツ整形外科医を訪れ、ついに病名が「左後脛筋腱鞘炎」と判明。生来の偏平足が加齢と走り過ぎでアーチが下がったうえに、発生した「種子骨」が邪魔になって腱が炎症を起こしていたのが原因だった。注射1本で症状は治まったが、アーチを補強するためインソールを作る必要があるとのこと。

10月の「布引高原ウルトラ」はパスし、新しく作ったインソールで臨んだのが11月の「つくばマラソン」。受け取ったのがレースの5日前だから無謀な試みは承知の上。早くも10km地点で右足に痛み発生。堅いシリコン製のインソールが摺れて巨大な肉刺(まめ)が出来たのだ。この場は予備のインソールで凌ぎ、何とかゴール出来た。その後インソールは調整に出し、摩擦熱を防ぐ工夫も加えていただいた。

こんな調子で、今年のレースは散々な結果になった。だが、これが私の現実の姿。加齢は待ってくれない。走歴が長くなれば障害も出るし、いつかはスピードも落ちる。それでも一日も長くランニングを楽しめるよう体力を維持し、挑戦する心を失わないでいたいと思う。たとえどんな無様な姿になろうとも、ランニングの素晴らしさを味わいたい。それが私の切なる願いだ。






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Last updated  2008.12.30 17:38:49
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