マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.03.16
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< 八丈島便は果たして飛ぶのか 着陸出来るのか >


羽田空港の67番ゲートへ向かう途中、何とも言えない緊張感を感じた。電光掲示板を見ると鳥取便はフライトを取り止めたようだし、私達が乗る予定の八丈島便は「天候調査中」とある。南の島で62kmを楽しく走ろうと気楽に考えていた私にとっては、予想外の出来事でとても信じられない。これは一体何が起きたのだろう。

暫くして宮城UMCの仲間6人が大きく手を振る姿が見えた。だがお世話役のM井さんの表情が少し硬い。午前の便で既に八丈島へ着いたO川さんからの電話だと、島が強風の場合は着陸できずに羽田へ引き返す場合があると機内放送された由。「もし八丈島へ着陸出来ない場合は東京で残念会をやりましょう」。M井さんは私達にそう言った。まんざら冗談でもなさそうな感じ。う~む。今日は文字通り「13日の金曜日」となってしまうのか。

幸い八丈島便のフライトは決まった。だが、羽田を飛び立った途端、厚い雨雲に閉ざされて全く何も見えなくなった。そして「万が一八丈島へ着陸出来ない場合は引き返しますのでご了承願います」と、例の放送も。35分後に再び機内放送。「間もなく着陸態勢に入ります」。おおおおおお。これで何とか八丈島へは降りられそうだ。

高度が下がり、雲の隙間から青黒い海が見えた。そして泡立つ白波も。何だか嵐の前のような風景。ちょっとだけ見えた山が南側の三原山なのか、それとも北側の八丈富士なのかも分からない。滑走路に下りた時、強風で機体が横揺れした。何はともあれ下界に着いた。空港からマイクロバスで受付会場へ向かう。既に説明会は始まっているはず。車窓から見える植物はやはり南の島特有のもので、どこか沖縄の雰囲気も漂っている。

会場の公民館に着くと既に説明会は終了し、大勢の選手がアルコールを飲み出していた。主催者のS木さん、スタッフのSパパやT本さんと久しぶりに再会。急いで登録を済ませ資料を受け取ったものの、明日のレースでコースをどう走るのか説明を全く受けずじまい。不安を抱きながら雨の中民宿へ向かう。<続く>






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Last updated  2009.03.16 14:55:09
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