マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.01.14
XML
カテゴリ: ウルトラマラソン
 私はてっきり3人のうち1人が運転手になって伴走したのだと思った。そうすれば食べ物、飲み物を心配することもないし、荷物の運搬も解決するからだ。だが返って来た返事は極力荷物を減らし、背負って走ったとのこと。暖かいうちならそれも可能。だが1月と言えば南国の沖縄でも寒い日があり、結構荷物が増えるようにも思うのだ。

 ところがジャーニーランに慣れている彼らは、最小限の荷物で13日間の沖縄本島一周を果たした。ひょっとしたらスタート時とゴール時の宿泊施設が一緒なので、内地から着て行った冬用の衣類などは預けてスタートした可能性があるが、それについて確かめてはいない。

 次にどのようにして宿泊施設を探したかだが、この担当はCさんだった由。Sパパの話だと、彼女は市町村の観光課に電話して聞いたのではないかとのこと。大きな市、例えば那覇市や名護市などにはビジネスホテルがあり、ネットでも検索が出来る。しかし、本島北部の国頭村辺りだと、村役場に直接電話して聞かないと結局情報は得られないだろう。

 彼らが14泊した中で、名護市東海岸のリゾートホテル、名護市西海岸のビジネスホテル以外は、ほとんどが民宿だった。良くそこまで調べ上げたと感心したが、きっとそれも市町村に確認した成果だと思う。2つのホテルは私も利用した。特に名護市の東海岸はそこしか無かったからだ。私が1泊7万円余り支払ったリゾートホテルだが、彼らは1人1万7千円で済んでいる。

 彼らのジャーニーランは1日の行程を約40kmと設定してその日のゴール地周辺で予め宿泊施設を探しておき、宿まで走るのを繰り返したようだ。1日の距離を短くしたのは観光しながら走るためで、中には泳いだ日もあったとか。いくら南の島と言っても1月の沖縄の海水温は20度以下で、少々寒かったと思うのだが。

 Sパパからのメールで、Cさんがランニングでの日本一周を目指していることを知った。たまたま雲峰師匠のHPのリンク先でCさんのHPを見つけた。早速訪れると、彼女が「極力海岸線に沿って」走っていることが分かった。彼女とは昨年の「八丈島一周」や「佐渡島一周」で一緒だった。2つともSパパがボランティアとして関わっているレースだ。

 地図はSパパが得意な分野。「佐渡島一周」では、彼から縮尺2万5千分の1の地図を26枚も渡された。そしてコースは極力海岸に近い道を選んでいる。それはCさんの考え方とも共通だ。私の場合、沖縄本島は国道や県道の幹線を走った。だが彼らはそれよりも海岸に近い道路を見つけて走っている。そのような箇所が10箇所以上あるのが、送られた地図を見て分かった。

 また、私が走らなかった勝連半島と海中道路、屋我地島や本部半島を彼らは走っている。海岸線に沿った徹底した沖縄本島一周。走った距離が長くなるのは当然の結果だ。やはりヨーロッパ大陸を縦断、横断したり、日本一周を目指すランナーの考えることはどこかが違う。それでも私は自分が走ったコースに何ら恥じるところはない。

 走力、使える予算、取れる休暇日数がそれぞれ違うのは当然。自分が挑戦出来る範囲で頑張れば十分なのではないか。ただ、Sパパから送られて来た詳しい地図を見て、私の胸の中に新しい夢が湧いて来た。いつか西表島を訪れてみたい。そして日本最西端の与那国島や、果てのウルマ(沖縄の最果て)である波照間島へも行って見たい。果たしてそれが本当に実現出来るのか、それともただの夢に終わるのかは分からない。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.01.14 19:15:45
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: