マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.01.22
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 いやはや参った。天気は一変して冬に逆戻り。仙台では昨夜から猛烈な風が吹いている。風の音が物凄く、かつ体感温度はかなり低く感じる。今朝の巡回では屋上で帽子を飛ばされそうになったし、帰宅ランでは何度もトイレに行きたくなって困った。だが愛犬の様子に変化は無く、嬉々として散歩について来る。



 新しい学説は動物達が嵐の時に丸太などの漂流物に乗ってこの島に辿り着いたというもの。風は現在東から西、つまり島から大陸に向かって吹いている。だが5千万年前はアフリカ大陸もマダガスカル島も1600km南に位置し、海流は西から東に向かっていた由。その海流と風に乗れば、約3週間かかって430km離れた島に上陸出来たそうだ。

 5千万年前に先ずキツネザルの仲間が到着し、その後数百万年の間隔でハリネズミの仲間、マングースの仲間、ネズミやリスの仲間が次々に到着したと考えると、遺伝学的にも生態学的にも理屈に合うらしい。小型の哺乳類は代謝が低く、さほど多くの食べ物や真水が無くても、数週間は生存出来るのが理由の一つ。

 マダガスカル島にやって来た動物達は、どんな思いで漂流していたのだろう。「針の山」を飛び跳ねたり、横っ飛びで移動するマダガスカル島の愉快な原猿類達。まさか彼らの先祖が遠い昔、遥々海を渡って来たとは意外だった。南アメリカ大陸のサルについても同様の立証が可能か研究するのが今後の課題とか。

 さて、’09年の中国のGDP(国内総生産)総額が約460兆元(33兆5300億円)となり、間もなく日本を抜いて世界2位になるとか。対前年比は8.7%も伸びている。先日の発表では自動車の生産台数が世界一になった。まさに風に乗る勢いとはこのこと。だが、同時に中国は国際社会から様々な要求を突きつけられている。

 中国元の切り上げ然り。温室ガス削減の国際的検証然り。レアメタル輸出制限の緩和然り。最近ではGoogleが中国政府のネット監視政策に反発して撤退の動きを見せた。日本で問題になった「毒餃子問題」はいつの間にかうやむやになったし、共同開発が提案された東シナ海の石油発掘もなしのつぶてのまま。巨大国家中国の行く末が恐ろしい。

 昨年の参議院選挙では風に乗って大躍進を遂げた民主党だが、目下鳩山総理と小沢幹事長の政治資金疑惑で開会されたばかりの国会はもめている。明日23日はようやく小沢氏が東京地検の事情聴取に応じるようだが、その結果次第では政局が大混乱に陥る可能性がある。風は順風から逆風になり、やがて嵐にならないことを祈りたい。





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Last updated  2010.01.22 18:57:49
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