マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.01.29
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 昨年の暮れのこと。新聞に載っていた週刊誌の広告には、鳩山内閣は1月中には瓦解するだろうとのショッキングな見出しが載っていた。まさかそんなことはないだろう。私はそう思っていたのだが、報道されるニュースはあまり良くないものばかりだ。いや、日を追って新たな事実が出て来る。小沢幹事長に関することだ。

 私が疑問に思うのは、何故彼が先人と同じ轍を踏むのかと言うことだ。彼の師であった田中角栄や、金丸信。彼らは逮捕、起訴され有罪となって政界から去った。それを最も身近で見て来た人物が、同じことを繰り返す理由がどうしても理解出来ないのだ。実力があるのは間違いない。民主党を躍進させたのは偏に彼の指導によるところが大きかったとも思う。その彼が今後、起訴されるようなことになれば、折角の新政権にとって大きな痛手になることは間違いない。

 方や鳩山総理の言動も頼りない。お母ちゃまから巨額の資金をもらっていたのを全く知らずにいたことや、沖縄の基地問題に関する見解も茫洋として、国民には一体何を考えているのか分からない。総理が「宇宙人」では困るのだよ。ちゃんと意思が伝わらないと方向性も見えて来ない。誰にでも良い格好をしていると、結局自分の首を絞めることになる。だが良家の坊ちゃんは、そんなことすら気づかないようだ。

 国民期待の新政権誕生だったため、現実との落差があまりにも大きく感じるのだろう。健全な政党政治が日本に息づくためにも、今ここでへたばってもらっては困るのだよねえ。海の向こうではオバマ政権も苦労しているみたいだ。景気はなかなか回復せず、失業率は増している。だが相変わらず演説だけは上手いと感心している。

 一体トヨタはどうしたのだろう。世界一の自動車生産台数を誇った会社が、今アメリカや中国で大量のリコールを始めたようだ。それも死亡事故を頻発させた原因が部品の不良とは、全くもって論外と言うしかない。これで一段と業績が悪化するのは明白。まさに身から出た錆。日本の技術力も地に落ちたものだ。

 話は変わるが、今アフリカのアンゴラでは、荒地に人口20万人の都市造りを推し進めている由。その担い手は中国。建設資金は全て中国が提供し、工事に携わるのもほとんどが中国人とか。その代償に受け取るのは石油。内戦が治まったアンゴラでは、今後豊かな石油資源開発に手をつけることになり、中国はその利権を狙っているみたい。

 一党独裁の中国だから可能な投資なのだろうが、民主国家の日本では法手続きも難しく、とてもそんな芸当は不可能。巨大な人口を抱える中国は、鉱物資源や食料を何としても世界的な規模で確保する必要がある。日本を追い抜くのは時間の問題で、いずれアメリカをも追い抜く時が来るのだろう。アメリカが頭越し外交を進めるのを、わが国は指を咥えてじっと見てるしかないかも知れない。

 初場所で優勝し、優勝回数が史上3位になった横綱の朝青龍だが、場所中に起こした傷害事件には驚いた。殴られたのがマネージャーではなく、一般の方。そして怪我の程度は鼻骨骨折で全治1ヶ月の重症とのこと。これまでしばしば内館委員に警告されていたが、不祥事が再び起きてしまった。特に品格を求められる横綱だけに、引退勧告も止むを得ない。たとえ示談が成立しても、この汚点は消えないと思うのだが。





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Last updated  2010.01.30 10:42:13
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