マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2011.01.06
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カテゴリ: ウルトラマラソン
 昨夜から今朝にかけて雪の予報だった。朝起きたら道路が濡れていたものの積雪はなかった。まだ暗いうちの出勤。冬至を過ぎたので少しずつ昼が長くなっているはずなのに、逆に早朝の暗さが増している。その分、夕方は前より明るくなった。勤務先に着く頃から雪になった。どうやら降雪の時間がずれたようだ。



 さて、福岡港に上陸した寛平ちゃんは、早速その日からゴールの大阪に向かって走り始めたようだ。凄い精神力としか言いようがない。そして地球一周達成はもう間違いないだろう。きっとスポンサーも安心したはず。そのうちアースマラソンの映像が、公開されるのを楽しみにしている。

 アメリカ大陸を横断するだけで、ランニングシューズ40足を履きつぶした寛平ちゃん。そして提供された「金芽米」をいつも美味しそうに食べていた寛平ちゃん。陸地の伴走では提供された車も大いに役立った。きっと各スポンサーの喜びも一入だと思う。

 さて、届いた年賀状の中には、私がウルトラマラソンをしていることを知って、「超人的」と驚く一方で、「体を壊さないか心配」との声も案外多かった。寛平ちゃんの地球一周と私が100kmを走るのとを比較は出来ないけど、それでも計画性、経験、精神力など共通する部分は結構あると思う。

 全然違うのは、私にはスポンサーがいないこと。だから小遣いをやりくりしながら出場するレースを選ぶ必要があるのは当然。最も卑近な例はシューズ。彼は幾らでも履きつぶせるが、私は数少ないシューズを工夫しながら持たせるしかない。少し窮屈で肉刺が出来るため履かなかったシューズを、最近練習用で使うことにした。短い距離なら摺れないし、軽くてスピードが出るためだ。

 妻が知り合いから「ご主人が長距離を走れるのは、貴方が栄養価の高い料理を作っているからよ」と言われたと自慢。んんん?果たしてそれだけだろうか。それなら同じ食事内容の妻も100kmを走れるはず。確かに栄養は重要な要素だが、ウルトラマラソンはそんな単純なものではない。

 アースマラソンのHPに、長男の慎太郎さんが父親の寛平ちゃんに捧げる「いつかのボール」を作曲したとの紹介があった。そんな息子の存在も、彼の歌を聞いたのも今回が初めて。前立腺がんの手術で入院した時も、励ます曲を作った由。命の危険を顧みず地球一周達成をほぼ成功させた父親と、その父に歌を通してエールを送り続けた息子。奥様も含め、家族の絆の大きさを痛感した私だった。

 ウルトラマラソンの完走には、強い体や走力、食べ物や飲み物、走り易い服装やランニングシューズが必要だ。だが最も大切なものは心。困難な道に敢えて挑戦する気持ちが無くなったら、人は前に進めなくなる。最後まで「持たせる」必要があるのは、何物にも負けない強い心だと思う。





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Last updated  2011.01.06 15:56:27
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