マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2011.05.22
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 おりしも来月初めには「いわて銀河」100kmが開かれる。長距離のマラニックはスピードの練習には不向きだが、スタミナ養成と精神力の強化には役立つはず。そう思って今回の峠越えに臨んだ。そして今回の課題は3つ。1つ目は高温の中での練習。6月の「いわて銀河」も高温になる可能性があり、そのためにも長時間高温に曝し、体を慣らしておく必要があった。つまり、たくさん汗をかく練習だ。

 2つ目はシューズの選択。100kmレース完走のためには、よりふさわしいシューズを選ぶ必要があるが、今年行った2回のマラニックは、いずれも医療用インソールを装着しなかった。それも一つの選択だが、さらにスピードを上げて100kmを走った場合、最後まで足が痛まずに持つかどうかが心配だった。

 このため、今回はレース用の4Eサイズに医療用インソールを入れて走ることにした。これはとても重要な意味を持つ実験なのだ。3つ目はスタートがJRの駅であること。このため自宅と違って深夜から走り始めることは不可能。高温の下を、遅い時間帯から走り始め、標高の高い峠越えをすれば時間がかかることは予め覚悟の上だった。

 今回のコースは、宮城県南部の白石市から国道113号線を西に向かい、七ヶ宿町の途中から金山峠を越えて山形県上山市へ出るもの。ゴールはJR「かみのやま温泉駅」で、「ジョギングシュミレーター」の計算では62kmになる。このコースはかつての羽州(うしゅう)街道の一部のようだ。

 ご存知の通りかつての奥州街道は江戸から白河(福島県南部)まで。その先の福島県伊達郡国見町から峠越えで宮城県刈田郡七ヶ宿町へ出、山形市方面に向かう街道が羽州街道の由。国道113号線をそのまま西に直進すると二井宿峠(現在はトンネル)を越えて山形県南陽市に出るのだが、今回はより厳しい金山峠越えに挑戦することにした。

 当日は4時起床。早速走る服装に着替え、いつも通り愛犬と散歩へ。トイレと朝食を済ませ、新聞に目を通して自転車で最寄り駅に向かう。途中コンビニで、お握り、スポーツドリンク、スポーツ紙を購入。実際に走って分かったのだが、コース上には1軒のコンビニも無く、早めの食料調達が大正解だった。

 駅のホームで待っていると、突然の雨。前日の予報には無かった事態に一瞬戸惑ったが、長距離走の場合はハプニングが付き物と覚悟を決める。庭に繋いで来た愛犬のことが心配だった。白石駅が近づいた頃、電車の中でトレパンや上着を脱ぎ、いつでも走れる姿に変身。高温対策上ユニフォーム姿だが、着替えを見ていた高校生達は驚いていたと思う。6時54分。白石駅前から走り始める。<続く>





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Last updated  2011.05.22 10:57:51
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