マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.08.13
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カテゴリ: スポーツ関係
 風が吹いてる~♪ いきものがかりが歌うあの爽やかな歌声を、この夏何度耳にしたことだろう。ロンドンオリンピックは今日閉幕した。長い長い2週間。暑さや眠気と戦った2週間でもあった。IOC選手代表委員に当選した日本の室伏選手が、その後当選無効となったと聞いた。どんなことが違反行為と認定されたのかは分からないが、とても残念な気持ちだ。

 JOCは何ら違反していないと話しているが、どんなことが違反行為に当たるかを室伏選手に良く伝えてなかったのではないかと思えてならない。彼は今後、IOCではなくJOCのための尽力したいとのコメントを発表したようだ。

 今大会で驚いた一つは女子バトミントンダブルスの4組が、「無気力試合」と見なされて出場を停止されたこと。彼女達はいずれも世界ランクが上位の選手ばかりだ。どうしたら自分が有利になるか、どうしたら相手に楽に勝てるかを考えるのは競技の常だろうが、特にスポーツマンとしての潔さを求められるオリンピックには相応しくない行為と認定されたのだろう。

 女子バトミントンシングルスで、日本の佐藤冴香選手は試合中に靭帯を断裂した。ジャンピングスマッシュを決めた着地の時だ。激痛に苦しみながらも試合を続行しようとした彼女を、監督が無理に止めた。とても試合を続けられるような状態ではなかったのだ。彼女は仙台出身。高校はバトミントンの実力校ではなかったが、ライバル達の技術を試合を通じて「盗み」、見事オリンピック出場を実現した彼女にとって、残念な結果だったと思う。

 最終日の男子マラソンで、日本選手は中本選手の6位が最高位だった。タイムは平凡でも、後半追い上げて入賞したのは立派。「無職ランナー」として注目された藤原選手は、今朝の新聞で45位に終わったことを知った。タイムが振るわなかったことを考えると、どこか故障していたのだろう。オリンピックで最大の力を発揮することが、いかに困難かを知らされた出来ごとだ。

 さて、最後の最後に男子ボクシングミドル級で、村田選手が見事金メダルを獲った。彼は一旦引退しながら、母校の後輩の不祥事がきっかけで競技に復帰。今回も「僕は絶対負けない」との気持ちでリングに上がった由。また男子レスリングフリースタイル66kg級では、米満選手が金メダルを獲得。相手は体調が悪かったようだが、「そんなの関係ね~!!」。それらを含め、メダル獲得数は過去最高となったようだ。

 なでしこの元キャプテン澤選手は日本代表を「卒業」する気でいたようだが、サッカー界の大先輩三浦カズ選手の助言を受け、今後も日本代表に残ることを決断したようだ。今回のロンドンで無得点だったこと。アメリカのワンバック選手ともう一度戦いたいことが決断の決め手だった由。その強い心に、改めて敬意を表したい。

 ロンドンでメダルを獲った選手、獲れなかった選手。勝った選手、そして一度も勝てなかった選手。ニュースに出た選手、全く活躍が分からなかった選手。松山勤務時代の走友もその中の1人。彼は今回が4度目のオリンピックだったが、どんな結果だったのか確認出来ていない。ともあれオリンピックは終わった。恐らくは選手1人1人に、それぞれのドラマがあったことと思う。選手の皆さん、感動をありがとう!!

 今朝私は約10kmを歩いた。半年間ほとんど走れなかったことで筋肉が衰え、ヨレヨレの1時間45分だった。無様だが、これが私のオリンピック。競う相手は一番の理解者でもある自分自身。そしてゴールも自分で決めるのだ。風が吹いてる~♪ 心にあの爽やかな歌を刻みながら、これからも険しく遥かな道を歩き続けたい。





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Last updated  2012.08.13 10:51:55
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