マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.10.10
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カテゴリ: ランニング全般


 さて、このたびノーベル医学・生理学賞を受賞することになった京都大学の山中教授だが、何と趣味はランニングみたい。先日受賞が決まった日も25km走ったことを、京都のブログ友ケイサンが教えてくれた。iPS細胞の発見から6年でのノーベル賞受賞は異例の短さなのだとか。京都大学も研究所の整備に力を注いでいるが、それでも研究費が不足して困っているようだ。

 そこで山中教授が考えついたのが、彼自身がフルマラソンを完走することを条件に、一般の方からも寄付金を募る方法。その考えに共鳴した方から多くの寄付が寄せられているようだが、この度の朗報を知ってかなりの方が募金に協力してくれた由。世界的に有益な研究とランニングが深く関係していることが、ランナーの一人として何だか嬉しい。

 ノーベル文学賞候補である村上春樹氏が熱心なランナーであることは良く知られた事実。フルマラソンを何度も完走し、『走ることについて語るときに僕の語ること』の著書もある。ブログの畏友ドングリ大使が、同氏が走っている写真を掲載してくれた。なるほど体全体がほっそりした見事なランナー体型だ。もし同氏もダブル受賞となれば、ランナーとしてはまさに狂喜すべき事態なのだが。

 走友のその後の情報が分かった。1500mから2000mクラスの山を7つほど踏破する「信越五岳」(110km)に参加した新潟の銀のねこさんは、結局女子の12位で見事完走したみたい。彼女にとっては不満な結果だったようで、来年は同時期の「佐渡島一周」(206km)を止め、「信越五岳」に再挑戦したいとブログにあった。第1回の「佐渡」で一緒だった彼女だが、ずいぶん強くなったものだ。

 ギリシャの「スパルタスロン」(246km)を110km付近でリタイヤした香川のフランク翔太さんだが、リタイヤの理由は高温だけでなく食べ物が合わなかったことや、ペース配分を間違ったことも影響したとブログに書かれていた。何とキロ5分ペースで40km付近まで行ったとの話に驚く。もっと驚くのは、その1週間後に国内でも有数の山岳レース「ハセツネカップ」を走破したこと。

 それも「スパルタスロン」の疲労が残っていて思うように走れず、飛行機の時間に間に合わないため途中でリタイヤしようとしたが、山から下りるリフトの運転時間の関係で走るしかないことが分かり、そこからゴールまでスパートして完走したとの話にはビックリ仰天。あそこは時には死者が出る危険なコース。そこを一晩中走るだけでも大変だと思うのに、とても人間業とは思えない結果だった。

 「スパルタスロン」を完走した2人の女子選手のうち、松田さんがその足で「トランスヨーロッパ」(4176km)を走る仲間の許を訪れたことは数日前に知った。車で伴走中の門さんのツイッターで観られるスペインの風景がとても秀逸。大会本部のHPによれば、一旦完走者リストから消えていたNAMIさんと旅がらすさんの名前が、数日前から復活しているのが不思議。昨日が第52ステージだから残るのは後12日間。10人の日本人選手には、何とか最後まで頑張って欲しい。

 さて、来年のレースについて計画中の私だが、10月の「弘前白神アップル」と12月の「NAHA」を止めて、その分「久米島マラソン」に変更することを考えている。沖縄の離島である久米島は、わが東北楽天のキャンプ地。これまで何年かお世話いただいている島を、いつかは訪れたいと思っていたのだが、どうせなら「久米島マラソン」を走ったらどうかと思い直したのだ。

 10月末でも気温は30度近く。その暑さの中を、楽天のユニフォームと野球帽で42kmを走り、島の人達に感謝するのだ。レースの制限は7時間。これならいかに鈍足の私でも、何とかゴール出来るのではないか。まだ筋力が戻らずにヨレヨレのランしか出来ない私だが、来年の10月までなら間に合いそう。そう考えたら、何だかとても楽しくなって来た。





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Last updated  2012.10.10 05:22:20
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