マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2013.02.04
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カテゴリ: ランニング全般
 1年4カ月ぶりのレースから1週間が経った。疲労はようやく治まった感じだ。以前なら100kmを走り終えてから、厳しい肉体労働をしながら完走記を書いていた。それでも2、3日後には走れるまで回復していたのだが。レースの数日後、S原パパから葉書が届いた。そこには集合写真のほかに、私の走る姿もあった。そして日帰りで参加したことを驚く文章が添えられていた。

 そして結びは「ともあれ古稀が目前な我々ですが、健康で遊べることは幸せというべきでしょう。これからもお元気で」。彼はトランスヨーロッパを3度完走した唯一の日本人ランナー。とても比較にはならないが、同郷で同学年と言うのが嬉しい。ブログには大勢の人が完走の祝辞を寄せてくれたが、自分としては「復活」したとの意識はほとんどなく、レースの厳しさを改めて認識させられた想いが強い。

 同じ日の「勝田マラソン」では、参加した所属走友会の仲間全員と、宮城UMC古川グループの全員が完走したことを知った。やはり東京と同様に、いつもより暖かいレースになったようだ、フルの参加者は1万2千人近く。それだけの人数だとスタート時のロスも大きく、やはり6時間以内での完走は、今の自分にはかなりハードだと思う。

 昨日はテレビで「別大マラソン」を観た。28km過ぎからの公務員ランナー川内選手(埼玉県職員)とロンドンオリンピック6位入賞の中本(安川電機)の一騎打ちが見事だった。中本はストライドが伸びていたし、表情も穏やかだった。それに対して川内はピッチ走法で、いかにも苦しげな表情。これは中本が有利と見えたのだが、川内は5回、6回と揺さぶりをかけた。

 1月18日の「エジプト国際マラソン」では大会新記録で優勝した川内。出国時にパスポートを忘れて指定の便に乗れず、80万円の自費で別の便に乗るハプニングもあった。1月27日の「奥武蔵駅伝」では4.7kmながら区間新記録を出したそうだ。驚くべき市民ランナーは瀬古監督が移ったDeNAへの移籍も断ったらしい。

 その川内が最後は中本を振り切って、2時間8分15秒の大会新記録、自己ベスト記録で優勝した。走っている時は物凄い表情だったが、ゴール後倒れることもなく、笑顔でインタビューを受けていた。これで世界陸上選手権の日本代表は堅いだろう。14kmにも及ぶデッドヒートは圧巻だった。良いものを見せてもらった。あれだけの執念を持つランナーは、なかなかいないと思う。

 「トランスヨーロッパ」に参加したコノチャンが、今沖縄本島を一周している。初日は首里城からひめゆりの塔までの52km。2日目が糸満から恩納村までの57km。3日目が恩納村から今帰仁城までの59km。昨日の4日目が今帰仁城から辺戸岬方面に向かうはずだが、まだ書き込みはない。いずれにしても良く考えたコースで、私には絶対無理な行程。私は一周するのに4年もかかった。同行の仲間が5、6人いるみたいだが、果たしてどんな景色が待っているか楽しみだ。

 さて、「いわきサンシャインマラソン」まで後1週間を切った。この間に十分な休養が出来、足の痛みもなくなった。5か所の関門の距離と、制限時間を書き込んだ紙を時計のベルトに張った。後は調整のための練習とレースの準備だけ。今回はまさに「行けるところまで行く」しかない。いわき市の復興と自分の復活具合を確かめ、出来るだけレースを楽しみたいと思う。





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Last updated  2013.02.04 07:18:56
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