マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2013.04.16
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カテゴリ: ランニング全般
 さて、林の奥に向かうと、そこにはこんな花が。



カタクリ2.jpg



カタクリ1.jpg



カタクリ3.jpg



カタクリ4.jpg


 そうです。カタクリです。3月の下旬にここを走った時は、まだ堅いつぼみのままでした。それが2週間もしないうちに、可憐な花を開いていました。毎年ここにカタクリが咲くことは、知る人は知っています。私が訪れるようになってから17年。小さな群落はまだ残されています。だが、周囲を良く見ると、中には何かで掘った跡が。きっと誰かがカタクリの株を持ち去ったのでしょう。

 心ないことをする人がいるものです。先日、庭の写真を撮らせてくれた、立派なガーデニングの持ち主であるあの婦人もその一人だったのでしょう。公園の林の片隅にひっそりと咲くカタクリを、どうぞ盗らないでください。花は眺めて楽しむだけで十分です。ブログ友himekyonさんの話によれば、確かカタクリは発芽して花を咲かせるまでに7年もの年数がかかるのだそうです。


丘の上1.jpg

 公園の丘の上からはこんな風景が見えます。縄文時代は丘の直ぐ下まで海が押し寄せていたようです。いわゆる「縄文海進」です。この丘は東北人の遠い祖先である縄文人が活躍した場所でもありました。丘に登る山道で、石の鏃(やじり)を拾ったことがあります。青年時代、私はこの付近に下宿していたことがありました。古老の話だと、今でも探せば見つかるそうです。

 夕暮れが迫って公園もひんやりして来ました。芝生と林のコースを10周した私は帰途に着きます。公園の片隅にはこんな丸い丘が2つあります。



古墳1.jpg


 これは古墳時代に造られた小さな円墳です。ここにも私達東北人の祖先が生きた証が残されています。私はこの祖先達が眠る丘を、昔から「神の峯」として崇めていたと考えています。そしてそれがこの公園の名前の一部になっています。電信柱の向こうに見えるのは、先日私が走った隣の市の山です。標高は250mほどですが、鈍足の私を鍛える良い練習コースになっています。


ゆりが丘遠望.jpg






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Last updated  2013.04.16 05:49:13
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