マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2013.09.02
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カテゴリ: ランニング障害
 9月1日(日)晴れ。最高気温は32度C。キュウリ3本、ナス1本収穫。9月に入った。今年も残り4カ月だ。この日は10時から整骨院で治療を受ける予定になっていた。そう、ここは土日も祭日も休まない、珍しい整骨院なのだ。院長には4回の競歩トレーニング後、この日の診察で今後の判断をすると言われていた。

 だが、私はさらにトレーニングしたかった。ブログを書き上げてカーテンを開く。前夜は雨が降ったようで、外はかなり濡れている。いつもの公園を歩くのは無理。それに自転車で往復する時間が勿体ない。そこで支度を整え、近所の坂道へ向かった。日曜日の朝の5時半、まだ人影は少ない。小さな公園の前で軽く体を動かしてから歩き出す。



朝日.jpg


 東の空に朝日が上がる。今日も元気で運動できるのが嬉しい。先ず坂の上に向かう。そのまま真っすぐ行くと山に突き当たり、道路はそこで終わる。最後は急激な登りだ。ここへ来たのはいつ以来だろう。そこから引き返して今度は下る。楽なものだが、手を振って歩くと意外に疲れる。こちらはお寺の元お墓だった所でお終い。この道路はもう長い間建設中なのだ。

 再び引き返してスタート地点の小公園へ。ここでようやく1往復。距離は以前「ジョギングシュミレーター」で測ったら3kmあった。いつものM公園より時間がかかるのはどうしてだろう。1つはM公園の距離が不正確なこと。あそこは木立が邪魔になって、距離感がつかみ難い。もう1つは、こちらの勾配がきついこと。1回当たりの高低差は少なくても30mはあるはずだ。


ツキミソウ.jpg ツキミソウ


 どうしようか迷ったが、結局ここを3往復した。既に日は高く、かなり暑くなった。それもそのはず時間は7時。さらに1km分を歩く。合わせて10km。もうヘロヘロだ。10kmを2時間02分31秒かかった。実は歩きながら頭は全く別のことを考えていた。6日後の「磐梯高原ウルトラ」の距離は65km。それを全部歩いてみたらどうなるかと思案していたのだ。だがたった10kmでこれだけ疲れるようでは無理だ。


 10時から整骨院で治療。マッサージをしながら院長が痛みが出なかったか尋ねた。膝の周辺に少し痛む個所があるが、それは筋肉の疲労だろうとのこと。「これでは次のレースは無理ですね。暫くトレーニングしながら様子を見ましょう」。院長が言った。私は半ズボンのポケットからメモ取り出し、黙って院長に手渡した。それには5回分の競歩の距離と、歩くのに要した時間が書かれている。

 ○8月28日(水)4km37分20秒。 ○8月29日(木)5.6km54分25秒。 ○8月30日(金)6.4km1時間12分40秒。 ○8月31日(土)8.4km1時間24分18秒。 ○9月1日(日)10km2時間02分31秒。8月31日は競歩の後で、芝生を50m走ったことも話した。

 メモを見た院長の顔つきが変わった。「明らかに成果が出てますね。Aさん、レースに出ましょう」。「いや、全部歩くのは疲れて無理です」。「そうですか。では今日から超音波を膝にかけます」。こんな風にして超音波治療は始まった。両膝の周囲にヌルヌルしたものを塗り、超音波をかける。院長にこれまでかけていた電気(低周波)との違いを尋ねた。



ヒャクニチソウ?.jpg


 彼によれば低周波が皮膚の表面を流れるのに対して、超音波は皮膚の5cmほど下を流れるらしい。ヌルヌルした薬を塗るのは、電気を通り易くするためとのこと。そう言えば総合病院で内臓のエコー写真を撮った時も、ヌルヌルした薬を塗ったっけ。超音波の治療器は150万円。色んなメーカーが売り込みに来たが、院長が自ら効能を試してこの装置に決めたそうだ。

 これまで何度も超音波をかけ、今では膝の痛みが全く出ないとのこと。私に使うのを躊躇っていたのは料金が上がるためと、膝関節の内部に問題があるのではないと判断してのこと。チリチリとした痛みを感じる。それが効いてる証拠らしい。両膝で30分ほどかかり、11時15分に治療が終わった。全身マッサージを省いた分いつもより45分早い。これで治療費は同じ千円だ。

 治療中、院長が言った。「次は火曜日の午後に来て下さい。そして火曜日をピークにこのままトレーニングを続け、なるべく暑い中で運動して下さい」。これはあくまでもレースに出ることを想定してのようだ。意外な展開に驚く。つい先日まで運動すら出来なかった私が、65kmのレースに出るんだって~!?



不明1.jpg


 「65kmを歩き通すのは無理です。どうしても走りを入れないと。でも今は走るのが怖い」。私は正直にそう答えた。「では歩いた後、土の道を1kmだけ走って痛みが出ないか確かめてください」。院長は言う。いや~、怖いなあ。走って痛みが出たらどうしよう。私は心の中でそう呟いていた。この日楽天はソフトバンクに負け、マジックナンバーはとうとう消滅してしまった。う~む残念。

 その夜、私は左膝の温度がいつもより低いことに気づいた。いつもはひんやりとした右膝に比べ、左膝には常に温かさを感じていた。きっと内部で炎症が起きているのだろう。私はそう考え、院長にも伝えていたのだが、彼は直接その問いに応えたことはなかった。だが今夜は違う。その温かさが明らかに低まっている。どう考えても原因は超音波をかけたこと以外にないのだ。これは何かが起こりそうだ。<続く>






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Last updated  2013.09.03 05:21:04
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