マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2014.12.02
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 宮沢りえが主演の映画「紙の月」を観た。若い男との不倫や、そのために銀行の金を横領する話だ。生々しい場面の連続に落ち着かなくなった。きっと私は悪いことが出来ない性分なのだろう。それにしても彼女の体を張った演技には驚いた。ベテラン行員役の小林聡美の演技は冷静そのものだったし、顧客役の石橋蓮司も良い味を出していた。彼は確か若い頃歌手だったと思うが、今ではなかなか存在感のある俳優だ。


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 亡くなった高倉健の追悼放送で「幸福の黄色いハンカチ」を観た。今から37年前の昭和52年の作品。北海道の炭鉱で働いていた男が、妻となる女性と出会うが喧嘩でやくざ者を殺して刑務所に入る。その北海道を車で旅する青年役が、初めて映画に出た武田鉄矢。まあ盛りのついた犬みたいな男で、若い女性桃井かおりを誘う。刑務所帰りの男も乗せた3人の旅。倍賞千恵子演じる妻が待つ家には黄色いハンカチがはためいていた。いかにも古めかしいテーマだが、家庭の温もりを感じる心に残る作品だった。


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 「ハヤブサ」の再放送を観た。ハヤブサは4年前に小惑星「イトカワ」から微粒子を持ち帰るのに成功した探査機だが、それを記念して3本の映画が作られた。他の2作品は観たが、今回のは残った1本で竹内結子が科学者の卵役。西田敏行らが科学者役で出ていた。3本ともそれぞれに特徴があるが、今回のは割と科学的な精度が高い作品だった。

 さてハヤブサ2の発射が2度延期され、明日種が島で打ち上げられる予定。今回のミッションは小惑星「1999JU3」に着陸し、生命の基になった岩石などを採取すること。緻密な軌道計算により、もし上手く行けば東京オリンピックが開催される2020年に帰還する由。小さな探査機が無事大きな使命を果たすことを祈っている。


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 東日本大震災の当日、仙台空港で災害監視用のヘリコプターと小型飛行機を何とか飛ばそうとする海上保安庁関係者の話をテレビで観た。その数分後、大津波に飲み込まれる空港。滑走路の飛行機が次々に流される姿は、何度観ても信じられない光景だ。あの時仙台は停電で、私が映像を観たのは何日か後になってからだった。

 歯医者の待合室で私は歌集を読むことが多い。東北各県の短歌愛好者が詠んだ歌を1冊にまとめたもので、テーマは東日本大震災。どれも深い悲しみに満ちた優れた歌だ。被災の光景は生々しく、あの日の大災害を思い起こすには十分だ。忘れられない悲しみ。いや忘れてはいけない情景が、31文字に秘められている。


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 何回か観た韓国歴史ドラマ「奇皇后」を観るのを止めた。番組の冒頭に「真実に基づいたフィクション」と断り書きが出てはいるが、あまりにも真実味が乏しいと馬鹿馬鹿しくなったためだ。あの国は日本に対して「歴史をねじ曲げている」と良く言う。だが、対馬の仏像盗難事件などは余りにも酷過ぎる。裁判の結果、日本がかつて朝鮮から持ち去ったことを確認する必要があるとして、未だに返還しない。つい最近韓国人が2度目の仏像盗難事件を対馬で起こした。

 大統領の名誉棄損の罪で産経新聞前ソウル支局長を在宅起訴したことも常識外れ。出国停止を受けて前支局長は未だに韓国に留まったままだ。彼は韓国の新聞社が書いた記事を引用しただけ。あの大型フェリー沈没事故でさえとても信じられないのに、事故当日大統領が7時間も所在不明になることなど日本ではあり得ない事態だ。


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 危険ドラッグに関する番組を観た。薬物を服用した直後の運転で、死傷事故を起こす事件が最近増えている。これまで手軽に入手していた危険ドラッグが、法の改正で入手が困難になったようだ。だがドラッグを売ろうとする側の工作はさらに巧妙になり、今はデリバリー方式が浸透している由。大きな社会問題になっている事件の背後に中国人が関係しているらしい。危険ドラッグの製造工場が中国にあると言うから驚く。あの社会主義国家が、悪の巣とはねえ。

 そう言えばあの国では上層部が不正蓄財に励み、その金を外国に送金してると良く聞く。外国に留学させた子弟を中国に呼び戻したりもしたが、中には偽名を使って帰国しない子弟もいる由。少数民族は力で抑え込み、香港の市民にも約束した自由は与えないままだ。とてもまともな国家とは思えない大国も、経済状況はかなり悪化しているようだ。


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 理研の検証実験が先月末で終わった。例の小保方さんによる「STAP細胞」の再現実験だ。結論は出たがまとめる必要があるため、公表するのはまだ先になるようだ。彼女は200回も作ったと言うのだから、もし再現出来たのなら直ちに発表するはずなのだが。

 これに先立って理研は組織の改編を断行し、神戸の研究所を縮小した。小保方さんもユニットリーダーから一研究員に格下げされた。今回の検証実験の結果によっては、解雇もあり得るだろう。世紀の大発見、ノーベル賞候補と騒がれた論文も水泡と化した。こうなると次に何が起きても誰も驚かなくなるのではないか。間もなく日本列島は厳しい寒波に襲われる。





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Last updated  2014.12.02 10:18:54
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