マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2015.03.26
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カテゴリ: 歴史全般
霊屋橋から経ケ峯.jpg 霊屋橋から見る経ケ峯

 3月20日。私は病院の帰路、バスから降りて瑞鳳殿などに立ち寄った。胸には24時間型のホルター心電図が装着されたまま。霊屋橋(おたまや)橋の上から経ケ峯を見上げる。広瀬川の河岸段丘上にあるこの岡は標高50mくらいだろうか。この岡の上に、仙台藩祖伊達政宗ら三代の霊廟がある。郷土研究の第2弾として選んだのがここだった。


       案内板  看板経ケ峯.jpg

 坂の入口に案内板があった。初代政宗の霊廟が瑞鳳殿。二代忠宗の霊廟が感仙殿。そして三代綱宗の霊廟が善応殿。そして九代周宗及び十一代斉義の墓所などもこの岡にある。


1-47満海.jpg 満海上人供養塔

 元々この岡の上には、出羽三山で修業した満海上人が仏教の経典を埋めた。それが「経ケ峯」の名の由来のようだ。瑞鳳殿跡地を発掘調査した際に上人の墓が発見された。このためその場に供養碑として建立したようだ。なお出羽三山で修業した「海」がつく僧には、生きながら即身仏になった高僧が多い。


1-0-2仙台城下.jpg

 チケットに印刷された古図。仙台城から南東に約900m離れたこの地に政宗の霊廟があり、正面は城の方角を向いている。


瑞鳳寺1.jpg

 伊達家の菩提寺である瑞鳳寺の山門。境内にはヤブツバキが咲いていた。


       瑞鳳寺本堂  瑞鳳寺2.jpg

 伊達家の墓所は仙台市内の大年寺山にもあり、第四代以下の藩主などが眠っている。大年寺は黄檗宗だが、瑞鳳寺は臨済宗。なお、政宗の正室愛姫(めごひめ)の霊廟(陽徳院)は松島の瑞巌寺の中に、長女五郎八姫(いろはひめ)の霊廟(天麟院)は瑞巌寺の隣にある。


1-3参道.jpg 参道

 途中で二手に分かれ、左へ行くと瑞鳳殿、直進すると感仙殿、善応殿に続く。また感仙殿へ参道の途中に御子様御廟(五代以降の藩主公子、公女の墓)がある。


      資料館外観   1-4資料館外観.jpg


1-10資料館.jpg 資料館外観

 資料館には当初の瑞鳳殿(第二次世界大戦の空襲で焼失)から出土した遺品、伊達家三代の関係資料などが展示されている。


政宗肖像画.jpg政宗の甲冑.jpg

        左は政宗の肖像。右は政宗着用の甲冑(模造品)


1-0-5政宗の書.jpg

 政宗の書。 入そめてくにゆたかなるみぎりとや 千代とかぎらじせんだいのまつ


1-1古写真.jpg

    空襲で焼失する前の瑞鳳殿と涅槃門(国宝指定)。


1-2古写真.jpg

            当初の瑞鳳殿


1-16臥竜梅.jpg 臥竜梅

 政宗が朝鮮征伐の折り、朝鮮半島から持ち帰ったとされる臥竜梅。


1-11瓦.jpg

            創建当初の屋根瓦

1-17銅瓦模型.jpg1-18屋根竜模型.jpg

     現在使用されている銅製瓦と屋根の龍の模型。


1-5涅槃門.jpg

       復元された涅槃門


1パンフ.jpg

         復元された瑞鳳殿(パンフレットより借用) 

 今日は朝から病院へ出かけ、先週行った24時間型心電図の検査結果などを聞いて来ます。帰宅が遅くなる場合があります。昨日も外出のため返事が遅くなりました。また伺うことが出来なかったブログもあります。どうぞご容赦くださいね~。<続く>





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Last updated  2015.03.26 05:06:56
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