マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2015.09.22
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テーマ: ニュース(99386)
カテゴリ: 歴史全般
<米国の怒りと不可解な老人>

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 もしもわが国が外国から侵略された場合、貴方ならどうしますか。私は志願して戦いたいと思う。だが、日本には志願兵の制度はない。また、あったとしても私のような病気持ちの老人は、何の役にも立たないだろう。

 現在自衛隊員になるには、中学校を卒業して自衛隊の専門高校に入学する道と、幹部候補生になるため防衛大学に入る道しかない。今般、安保法案の整備が徴兵制に繋がると主張した野党があるが、専門の教育と訓練を受けない限り近代兵器を取り扱うことは困難な由。つまり「徴兵制」など到底あり得ないと言う訳だ。


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 また「安保法案の整備で自衛隊員のリスクが増える」との指摘もあった。与党は「リスクは増えない」と主張したが、これまでより増えるのは確かと私は思う。だが、元幕僚長の田母神氏は言う。「自衛隊員のリスクが増えることは、国民のリスクが減ることを意味する」と。とても明快な論理だ。隊員は極力隊と自分のリスクを減らすために、日夜訓練を重ねている。

 だが、隊員の平均年齢は35歳代と高齢化し、給与も消防署員より少ないのが現状らしい。それでも隊員達は、国を守ることに誇りを抱いている。そして昔の軍隊と違って完全に文民統制下にあるため、自衛隊が独走することはあり得ない。


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 今回のわが国における安保法案整備を、世界はどう評価しているのだろう。同盟国であるアメリカの歓迎は当然だが、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリアなどは高く評価し、好感を持って歓迎しているようだ。アジアの諸国でもインドネシアとフィリピンがいち早く歓迎を表明した。韓国はこのことにある種の懸念を示し、中国は明確な反対の意思を表明し、北朝鮮は無言を貫いているように見える。反対の国はごく一部で、日本の措置は概ね世界から受け入れられ、欧米の中には期待を寄せる国も少なくないようだ。


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 わが国の平和は憲法9条で守られていると思っている国民が多いようだ。戦後70年間、日本は平和国家として世界に貢献して来た。確かに憲法9条のお陰もあったかも知れない。だが繁栄の陰には、日米安保条約と米軍の存在があったことも事実。しっかりわが国を守ってくれたために、平和と繁栄を享受出来たことに気づかない国民が多いだけの話。だが世界一の経済大国アメリカにも、とうとう陰りが目立ち始めた。


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 「世界の警察官」を標榜していたアメリカも経済活動が低下し、国家予算の編成に苦心している。そのため世界の各地に展開していた軍隊を引き揚げ始めた。日本への駐留も大きな負担なのだが日本国民は感謝するどころか、逆に迷惑と感じる向きもある。もしも全て自前、つまり自衛隊だけで日本を防衛すれば、どれだけ莫大な軍備費がかかるかに気付いていないのだ。もちろんわが国がそのような道を選ぶことは到底困難なのだが。


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 民主党も共和党も日本への不満を隠さない。わが国の軍が日本を必死の思いで守っているのに、もしもわが国の軍が危険に曝されても、自衛隊は助けることが出来ないと。つまり「不公平」と言うのが彼らの言い分だ。かつてソマリア沖で日本のタンカーが海賊に襲われたことがあった。傍にいた自衛艦は手出しが出来ないため、米軍の小さなボートが海賊に立ち向かって退散させた。その時3人の米兵が犠牲になったが、日本のマスコミにはほとんど報道されていないそうだ。


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 中国は9月3日に「抗日戦勝利70周年」の記念行事を催し、軍事パレードを展開した。その中には堂々たる弾道ミサイルの一群があった由。それは中国からアメリカの西海岸まで到達する最新鋭のもの。しかもそれを製造出来るのはアメリカだけなのだが、なぜか中国が保有していたのだ。理由はサイバー攻撃による軍事機密の強奪。アメリカが怒るのは当然だろう。


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 その軍事パレードをロシアのプーチン大統領と一緒に、韓国の朴クネ大統領が見物していた。同盟国のアメリカが参加しないよう必死で説得したにも関わらずだ。過去十数年間で40倍もに増大した膨大な軍事費で整備した近代兵器の山。それを日本の元総理、村山氏も見物したようだ。どうやら中国政府から招待されたようだ。「従軍慰安婦」の真実も確かめないまま「村山談話」を世界に公表したあの眉毛の立派な老人が、今回また国益を損なう不可解な行動を取ったのだ。<続く>





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Last updated  2015.09.22 05:49:51
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