マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2016.12.02
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 中国では肺癌による死者の数がここ10年で43%増加してるそうだ。例の汚染物質pm2.5の影響だ。北京の空を覆う真っ黒な大気。あんな空気を吸っていたら、肺癌にもなるはずだ。そこで政府はマスクに新しい基準を設けた由。でもここにもカラクリがあって、大気観測所の傍ではトラックの通行を禁じたり、大量の水を撒いて数値が下がるようにしてるのだとか。だから実態はもっと悪いのだと思う。




 「サラミソーセージ理論」と言うのを先日池上さんの話で知った。サラミソーセージの端っこと同じように、近隣の諸国の領土を少しずつ侵略して行くと抵抗が少ないと言う考え方だ。南シナ海のサンゴ礁で、中国は先ず自国の漁民の生命を守ると言う理由で、テントを張った。それが今は岩礁を埋め立て、滑走路まで作った。もちろんよその国の領土だった所へだ。中国はトランプさんの登場を歓迎してるそうだ。




 ロシアはこのたび択捉島と国後島に地対艦ミサイルをそれぞれ配置した。領土問題の解決を迫る日本への暗黙の意思表示とも受け取れる措置だ。だが、これは既に今年の1月に決定していたことらしい。ロシアもトランプさんの登場を大歓迎している。これまではウクライナやクリミア半島問題で、欧米から経済制裁を受けて困窮していたからだ。




 アメリカが変化すればロシアはこれまでよりも有利になり、日本への対応も異なって来ると言われている。今月15日には山口県で、翌16日には東京でプーチンさんと協議する予定の安倍総理。日本から経済協力を引き出して北方4島を含む地域での共同開発を目指すロシア。だが領土は返還しない「食い逃げ」を心配する声も結構根強い。安倍さんには曲者のプーチン氏に負けない対応を願いたいものだ。




 トランプ陣営を勝利に導いたのは長女の夫であるクリシュナーさんだったそうだ。彼は得意のテクニックを駆使して作戦を練り、広告費をさほど使わずにマスコミを賑わした。例のトランプ氏の過激発言だ。さらにツイッターやフェイスブックなどのSNSを多用して選挙戦を勝利に導いた。各州の戦況分析はかなり正確で、臨機応変に対応したようだ。そしてそれらの作戦は、最後までマスコミに隠していたそうだ。




 だがこのまますんなり大統領になれるかどうかは不明。第1に得票数が200万票以上クリントンさんが上回っていること。これは「総取り制」なので仕方がないこと。2番目に投開票がおかしいとクレームがついて、目下3つの州で集計をやり直していることだ。これは緑の党の候補者からの申し出によるものだったが、クリントン陣営も経費をねん出してこの訴えに加わった由。




 3つ目は今月実施される代理人による選挙。アメリカでは直接的に大統領を選べるのは各州の代理人だけに限られている。その代理人が党の方針に反して他の候補者に投票する可能性が全くゼロではない。特に今回は国内の意見が真っ二つに割れ、共和党内でも異論が噴出した。目下それを修復するため次期政権の閣僚などを選出中だが、果たして事態は今後どう進むのか注目される。




 ゴタゴタ続きの韓国。それを密かに狙う北朝鮮と中国。トランプさんの登場で世界の情勢は今後大きく変化しそうな雰囲気。そしてイギリスのEU離脱など、ますます自国中心の考え方が蔓延しそうな勢いだ。米ロの変化で、シリアの内戦や対イスラム国への攻撃にも強い影響が出そうだと言う。




 そんな中、つい最近日本の防衛省の軍事機密がサイバー攻撃によって一部漏洩した可能性が高い由。かなり高度のテクニックだったそうだ。機密を奪おうとしたのはロシアか中国か、はたまた北朝鮮か。謎は深まる一方だが、これが世界の現実。

 実は先月行われたアメリカの大統領選挙も、インターネットを使って投票を操作した疑いが持たれている。それで集計結果を再確認してるらしい。裏で何が起きているか私たちが知らないだけの話。世界は「情報戦争」の真っ最中。口先だけで世界平和を唱えても、何の役にも立たない所以だ。





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Last updated  2016.12.02 05:52:13
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