マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2018.07.21
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カテゴリ: 旅、温泉
~旅のあらすじ~

 岩手県の地図1

 1泊旅行へ行ってました。行き先は陸中海岸です。広いですねえ岩手県。何せ北海道の次ですから、「県」の中では一番なんです。これまで行ったことがあるのは、盛岡市、遠野市、平泉町、一関市、八幡平市。これらは観光でした。レースで走ったのが金ヶ崎町、北上市、西和賀町、雫石町です。そして用事で行ったのが二戸市でした。

  岩手県の地図2  

 これまで行ったのは全部内陸部。海岸へは一度も行ったことがありませんでした。理由は遠くて不便だから。仙台に住む私でさえそうなのですから、東北以外の方にとってはあまり馴染みがないでしょうね。でも朝の連続ドラマ「あまちゃん」の舞台になった所と言えば分かるでしょうか。東日本大震災の大津波で甚大な被害を受けた場所でもありましたね。この陸中海岸の北部、宮古市から久慈市までを今回は旅したのです。


 旅はいきなり宮古市田老(たろう)地区の災害復興工事現場から始まり、私は思わず「えっ?」と思いました。今回の旅は純粋に観光だとばかり信じていたため、予想外だったのです。ここでは防潮堤の建築現場を訪ね、津波に飲み込まれた観光ホテルの6階に登り、津波の生々しい映像を目にしました。確かに記憶があるその映像は、ホテルのオーナーがこの場所から逃げずに撮影したものだったのです。

三王岩  

 次に向かったのが、直ぐ近くの丘の上。三王岩の景観が眼下に見えました。ここ陸中海岸は、景色が良いことで有名なのです。小刻みなリアス式海岸に展開する奇岩が、私達の目を奪います。

 宿のラウンジから

 宿は宮古市の海岸部にある「休暇村」でした。周囲にはもやがかかって、とても幻想的でした。木々の間から見えているのが太平洋。ここは小さな岬の上に建っているのです。




 夕食まで時間があったため、宿の周囲を散策しました。海に突き出た小さな岬。木々の隙間から海が見え隠れしています。静かな散歩道は3kmほどもあるでしょうか。下の写真は遠くの岬をズームアップしたものです。実は翌日もこのような景観をたくさん眺めるのですが、この時はまだ知りません。


                  <浄土ヶ浜>

 ここは2日目の最初に訪ねた「浄土ヶ浜」で、宿から至近距離にあります。周辺の海岸の大部分が国立公園になっています。名前は「三陸復興国立公園」。大震災からの一日も早い復興を願って、こんな名を付けたんですねえ。船を待つ間、ここでも津波の映像を目にした私達でした。

  サッパ船  

 この船に6人ずつが乗り込んで、湾内を一周します。ここは地質学的にも貴重な場所で、かつての火山の影響が残っているのだとか。岩場には可憐なスカシユリが咲き、「青の洞門」では幻想的な海の色を楽しみました。「かっぱえびせん」に釣られて船に付きまとう、ウミネコの迫力が凄かったです。そしてこの日は海水浴場開き。前もって清掃が行われたようで、実に美しい浜辺でした。


              <鵜の巣断崖>

 ここも国立公園の一部で、鵜の巣断崖(うのすだんがい)と呼ばれています。切り立った断崖の上には、ウミウ(海鵜)が営巣します。それを捕まえて鵜飼いの鵜に育てるのですが、ここでそれが許可されているかは不明です。なお、茨城県の海岸部では許可されていると聞いてます。


                 <北山崎海岸>

 ここ北山崎海岸も国立公園の一部です。私は360段ほど階段を下って、ある展望台へ行きました。その途中からさらに海岸へ下りる500段以上の階段がありましたが、バスの時間の関係でちょっと無理でしたね。前回の紀伊半島と言い今年の旅行は石段や階段との格闘で良い運動になり、ちょっぴり自信もついた私です。ウィンク



 そして譜代(ふだい)駅からは、第三セクターの三陸鉄道北リアス線に乗りました。初体験で珍しいため運転席のすぐ後ろに立ち、目の前に展開する景色を撮影していました。ただし路線の大半は山が海に迫るリアス式海岸のためトンネルばかりですが、それもまた一興かも。大笑い



 時々見える海岸部では、防潮堤の工事個所が結構ありました。これは鉄道と並行して走っている国道45号線に架かる橋です。こんなポイントでは、電車はわざわざ速度を緩めてくれます。こんな沿線風景を撮影に来るのか、いわゆる「鉄ちゃん」達がこの日もたくさん乗っていました。



 これがこの日乗った記念の証明書です。こんなサービスも嬉しいですね。終点の久慈駅で降り、待っていた観光バスで一路宮城県を目指して帰途に着きます。1泊2日のバスツアーの概要はざっとこんなものかな。今回もたくさん撮った写真は、紀伊半島への旅の写真と交互に掲載する予定です。どうぞお楽しみに。ではまたね。





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Last updated  2018.07.21 04:16:24
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