マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2020.11.15
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~錯綜する情報の中から~



 能天気な日本である。アメリカの大統領選挙ではバイデンが勝ちトランプが負けたとされ、日本のワイドショウはそのことで持ち切り。バイデンさんの人柄がどうの、選挙で分断した国民がどうのとか。だがちょっと待て、正式にはまだ勝負がついてないんだよ。それが今トンデモナイことになりつつあり、吾輩も一旦はシリーズ名を変更し、原稿を書き直そうとしたほど。これを実際に書いてるのは10日(火)。



 台湾は今強い緊張感に包まれている。台湾海峡の対岸、中国の広東省には目下人民解放軍が集結してる由。もちろん来年早々にバイデン大統領が実現した途端、台湾を急襲して奪おうと言うこと。台湾も戦う覚悟はしてるようだが、果たして日本にはその覚悟があるだろうか。一体何のことと思うだろう。だが中国が奪おうとしてるのは台湾だけではないのだ。既に香港は議員の大部分が中国政府系になった。




 2013年。日本が設定している防空識別圏内に、突然中国が自国の防空識別圏を設定した。左のオレンジの網目部分がそう。その中にわが国固有の領土「尖閣諸島」が入ってる。当然日本は抗議した。だがそれを抑えて「まあまあ」となだめたのが当時オバマ政権で副大統領だったバイデン氏。日米安保条約を交わした同盟国が、何と中国の言い分をあっさり飲んだことを、今回初めて知った。この馬鹿ヤロー。怒ってる



 中国はその後「デジタル釣魚島博物館」なるものを作り、世界にアピールしてる。釣魚島は尖閣諸島の中国名。尖閣付近の海底地形には中国名を付けたし、東シナ海の天然ガスは日本との協定を破って既に採掘を始めた。艦艇の領海接続海域への侵入は300日近く、中国海警艇の機関砲もつい最近使って良いように規則を改正。台湾同様、尖閣侵入の危険性がぐっと増した。このまま黙って見てるのか日本は。なおこの話には続報があり。同地区への建築物は破壊可能と規則を変えた。もし日本が灯台を造れば、それすらも壊すと言うことだ。中国は本気で獲りに来てるのだ。



 この一大事はバイデン氏が副大統領だった2011年8月の中国訪問から始まった。当時副主席だった習近平は夫妻で北京空港でバイデンを出迎え、晩餐会でもてなし、四川省視察にもずっと夫妻で随行する破格の待遇。習近平がアメリカ訪問の際は、逆にバイデンが夫婦で出迎えて晩餐会でもてなした。こうして二人が親しくなったことで、アメリカの対中国政策が大きく変化する。それはオバマの考えによる方針変更でもあった。


 まだ外交経験が乏しかったオバマは、北朝鮮に関する「6か国協議」でも妥協して北朝鮮への経済封鎖を緩め、中国の南シナ海サンゴ礁の埋め立てと軍事基地化を黙認した。すべてはオバマとバイデンの弱腰から始まり、中国はオバマのノーベル平和賞受賞を裏で協力したのではないか。さて、今回の大統領選挙に大きく影響するある事業が2017年に開始する。トランプ氏が大統領になった直後だ。<続く>

 誤解や認識不足を畏れず、勇気をもってこのシリーズに取り組んでいます。どうぞ変わらずご支援を。ぽっ





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Last updated  2020.12.05 07:27:33
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