マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2022.02.23
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~ついにロシアが動いた~



 月曜の夜バスタオルを取るため箪笥の引き出しを開けようとしたが動かない。これは変。おまけに湯沸かしポットからお湯が溢れて流れ出した跡。慌てて原因追及を始めた。無理にこじ開けた一番上の引き出しのバスタオル類が濡れていた。2段目の肌着類とハンカチもびしょ濡れ。3段目のランニング用半袖シャツも濡れている。これは一大事。原因は一体何だろう。



 その日、満タン近くポットに水を入れた。どうも入浴中に沸騰したお湯がこぼれ出たようだ。だがロックをしなかかった。ロックしないと沸騰したお湯が溢れるのを初めて知った。翌朝は何度も洗濯し、部屋で乾かした。引き出しの3段目まで、そして奥の壁が一番下まで濡れた箪笥は、乾くまでそのまま放置するしかない。とんだ災難になった。



 プーチンがついに動いた。NATO諸国との対話に応じる姿勢を見せながら、本心は明かさなかった彼だが。ウクライナ東部2州の親ロシア独立容認決議にサインし、治安維持名目で軍の出動にゴーサインを出した。今後は基地を置くことも可能になった。



 これがウクライナの「言語地図」。一番濃いこげ茶がロシア語を話す人口が75%を超える地区。クリミア半島や東部の2州がそうだ。ここに親ロシア派がいるが、全部がロシア支持ではない。次に濃い色の地区は25~74%。オレンジ色の地区は5~24%程度で、黄土色は5%以下。東部に近いほどロシア語を話す人口密度が高く、2014年にはクリミア半島をウクライナから武力で奪った。



 実は今回と似たようなことが2008年のジョージア(当時はグルジア)であった。同年8月の北京オリンピック(夏季)にプーチン大統領は参加。その隙にロシア軍がグルジアの親ロシア地区に侵入した戦争。2つの地区はその後グルジアから独立して独自の共和国となり、グルジアは国名をジョージアに改めた。まさにデジャブー(既視感)たっぷりな出来事ではないか。



 ウクライナはかつて社会主義国家であるソビエト連邦の一員だった。ソ連は一党独裁国家で、首都はモスクワ。当時のウクライナはソ連の原子力発電の中心地で、核開発が勧められた地区。ウクライナ北部のチェルノブイリ原発では4基の原発が稼働し、さらに2基の原発の建造計画が進んでいた。

   旧チェルノブイリ原発(奥)  

 1986年4月26日。点検作業中の4号炉が急激な出力上昇による暴走。世界の原発開発史上最悪の事故が発生した。その事実は2日間知らされず、住民たちはいつも通りそこで暮らした。現場から30km圏外に住民が避難したのは1週間後。大量の放射能がヨーロッパ各地から北半球全域に拡散した。現在原子炉の「石棺化」が進むと言うが、万全ではない。



 中国初の原子力空母「遼寧」はウクライナから購入し改良したもの。自前で建造した「山東」は無理な改造が祟ってデッキに亀裂が入っていると聞いた。五輪期間中にウクライナ侵攻の準備を進めて来たロシアのように、中国もまた台湾奪取の準備を密かに進めているのだろう。国境を接するインドも危険だ。



 ウクライナ情勢の急変で、国連安保理が急遽深夜に開催された。2月の議長国はロシア。各国の国連大使は口々にロシアを非難したがロシアは自己弁護を続け、中国は沈黙を守ったようだ。


 ロシアと対話するのは、ウクライナに侵攻しないことが前提と言ったこの人。ロシアには決定的な経済制裁を課すと話していたが、果たしてNATOやG7はどう動き、ロシアに対して具体的に何が出来るのか。ロシアは軍事演習で、核兵器が装着可能なミサイルの発射訓練をして、西側を揺さぶった。マクロン大統領の一連の外交努力は無になるのか。



 さてロシアはどう出るか。戦争に発展することはないだろうが、ウクライナのNATO加盟が実現する可能性はある。世界に恐怖を振り撒いた独裁者プーチン。南シナ海の東沙諸島と南沙諸島に軍事拠点を作り、国際司法裁判所の裁定にも従わなかった中国は、何食わぬ顔してパラリンピックを挙行するのか。恐怖の大王、ロ、中、北の今後の行動を注視したい。





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Last updated  2022.02.23 06:14:10
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