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2020.05.04
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カテゴリ: やったコト
骨董市で手に入れた漆器は、時代がある物ほど表面がくすんで曇っている事が多い。積年の汚れが積み重なって、空気中の酸やアルカリと化学反応を起こした末の汚れなので、水で洗っても簡単には取れない。漆器用の研磨剤を使った事もあるけれど、螺鈿の隙間に研磨剤が白く入り込んでしまって往生する事が多く、白く浮いた研磨剤の脂を取ろうと石鹸で洗ったら、化学反応で却って白く曇ってしまう事もあって大変使いにくかった。

漆器の曇りを取る_処置前
漆器の曇りを取る_処置前 posted by (C)どす恋

そんな場合、角粉(つのこ)を使うと効果が高いと聞いたのだった。角粉は、元々は鹿の角を粉にして焼いたもの(高価)の事だが、今は効果はさほど変わらない、入手しやすい代用品(安価)が出ている。角粉を漆器に適当に撒いてから植物油を少々落とし、後は手指を使って丹念にこすっていく。コンパウンドに比べると研磨成分を少なくでき、ケミカル臭もなく、螺鈿の隙間に残る事もほとんどない。

漆器の曇りを取る_準備
漆器の曇りを取る_準備 posted by (C)どす恋

ほとんど研磨している感じがないけど、実はしっかり磨けている。1分も磨かなかったが、ティッシュで表面を拭き取った結果がこちら。角粉の研磨粒は手指の指紋がなくなるほど荒くはなく、20センチ×10センチ四方を磨いただけではノーダメージである。

漆器の曇りを取る_汚れ
漆器の曇りを取る_汚れ posted by (C)どす恋

ティッシュで汚れを拭った後の表面はこんな様子。マクロ撮影用のリングの見え方で、どの程度艶が出たかはわかってもらえると思う。連休中に漆器の汚れを取りつつ、経年で入ったヒビを修理していこう。

漆器の曇りを取る_処置後
漆器の曇りを取る_処置後 posted by (C)どす恋

今日の空間線量値は以下の通り。


0.05μシーベルト/時(PM8時)ピーク値0.10μシーベルト/時







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Last updated  2020.05.04 22:50:49
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