歳月は人を待たず 南風一
転職して今の職場に来た時期から
随分時間が経っていることは納得している
でも今の部署に移って来たのは
つい最近と思い込んでいるから
指折り数えて22年目になることは
何かの計算間違いじゃないかと思って
二、三度と計算をやり直してみる
それでもやっぱり22年になるから
ようやく過ぎた歳月の長さに気付かされる
なるほど小さかった子どもたちは結婚して
一児、二児の父親たちになっているのだから
確かに私も年を取っている
毎日何気なく過ごしているが
余命はこれまで生きて来たほど長くはない
死ぬまでには何処かで人生の総括を
と思っているけれど
時間がないことを言い訳にして
何かをすることもなく気が付けば1、2年と過ぎている
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