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教員向け,学級ネタを長くやっていなかったのでたまには。ちょっとだけ。最近では,教員でもやっと「残業はよろしくない」という風潮もできてきて学校によって差はあるだろうが遅くまで残業する環境は改善しているはずだ。とはいえ,いろいろな問題は飛び込んでくる。教材研究や部活動,分掌や生徒指導,保護者対応などなど…でもそれって,急な仕事が舞い込むのはこの仕事特有ではない。ほかの仕事だって予想外の業務が舞い込むことはあるわけで,それでもうまくこなせる「バッファ」が必要だ。すなわち,日ごろの業務をいかに減らして,飛び込みの仕事を処理する時間をつくるかということ。特に担任があると,どうしても飛び込みが増える。私の場合のやり方ではあるが,担任は放課後机を並べよう。そんなことしなくても,とか,自主性が育たないとかいう意見もあるだろうが私はこれ。もちろん場合によっては簡単に掃除してもいい。10分もかからないから,それくらいの時間も捻出できないならどんな仕事もできない。効果は何か?①トラブルが減る 学習環境が整うことは,実際長時間を教室で過ごす生徒に思っている以上大きな効果がある。②異変に気付ける 机の汚れ,教室の汚れ,落書きなどが観察できる。生徒の様子や人間関係,精神状況も見ていけばわかるはずだ。「学習の記録」みたいなものよりもずっと役立つ。③きれいにしたほうがいいのでは?と気づかせる 自分の姿は生徒に見せても見せなくてもいいが,遅かれ早かれ生徒は「誰かが放課後に並べている」ことに気付き始める。そっからの持って行き方は担任の腕じゃないでしょうか。働き方を変えたいなら,仕事を減らすのも方法だが,「仕事が減るように仕向ける」ことも重要だと思いませんか。担任業務に苦戦している方はぜひ試してみて。
2019.11.07
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私は担任を持つ際には必ず学級通信を出します。毎日出します。毎日出すから,学級のみんなも何かを毎日続けてね。毎日出すから保護者も確認してね。と,入学式や最初のホームルーム,保護者会で行ってしまえば,後には引けないから。覚悟を見せるんですよ。とはいえ,今時いろいろ管理職との調整が難しいこともあるでしょう。私も何度も怒られたこともあります。しかーし,ここも覚悟を見せましょう。とにかく毎日出すんです。チェックさせろと管理職が言うなら毎日チェックさせましょう。学級通信を出すな,ということであれば,「時間割・予定の連絡プリント」ですから出していけない理由はないでしょう。とにかくです,これ,毎日続けることは①お互いの信頼関係を作るうえでも大事…約束は守る,を一番シンプルに示せます。②確認漏れを防げる…口で連絡,紙面でも連絡を確認。伝え忘れもなくなります。③保護者の方に,生徒に伝えていることとほぼ同じことが伝わります。知らない!という意見には,○○号の学級通信に書きました。でOKです。でもたいへんでしょう?というわけで,こうします。これなら毎日5分で作れます。こんな感じです。テンプレートを年度初めにでも作っておきましょう。日付と,下段の日程を連動させると,残りの記事も含めて学級通信5分で作れます。ポイントはまず右上「カウントダウンコーナー」なんでもいいから,テストまでの残り日数,夏休みまでの残り日数などを関数でカウントダウンさせましょう。記事1,2あたりは,そのカウントダウンに関する話題でもいいですね。また,記事4あたりのポイントは,「生徒の自由投稿コーナーを作る」です。学級にカードサイズの紙とペンとボックスを置いておいて,投稿してもらいます。イラストでも質問でも…それが学級通信にのると,生徒も楽しめますし,担任側は楽です。(もちろんなんでも掲載・投稿を許すわけではなく,誹謗中傷などは禁じましょう。)そんなかんじで,今まで担任を6年やっているので,合計1000以上出しているはず。いくつかサンプルを掲載します。テンプレート(Excel)を見てみたい,という人は,ぜひTwitterででも声をかけてください。ファイルをお譲りできるかと思いますよ。
2019.08.08
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小中学校の学級掲示というのはにぎやかな場合も多いですが、私自身が多動傾向だったため、集中力が全然持たないという経験もありました。実際高校で担任をした際に当初は教室前方にも掲示をしていたのですが、なんか違うな―と思い、前方は時計月日・週番の表記のみにすることにしました。その他、学級への連絡事項も前方黒板には書かず、後方の黒板へ。誰かほかの教科担任の先生が前の黒板に連絡事項を残した場合も容赦なく消して後の黒板へ転記、という具合です。教卓なし教室と同様に、前方に教員と黒板しかない、という状況を作り出すと、それなりに集中できる効果はあったようです。※視線の逃げ場は、もう、外を見るか寝るかしかないですからね…また、「全ての情報は後方にある」ということが最初から分かっているので、「一日一回は、後ろの掲示を(新しい情報がないかもふくめ)チェックすること」という習慣をつけることが出来、連絡する担任としても楽、生徒も楽です。生徒が、「自ら毎日スケジュールチェックをする」スキルを身につけられたのはこの『前方に掲示しない→後方に情報が集約される』方法の副産物です。ちなみに、当初例えばいろいろ掲示したり、文化祭の思い出の品を飾ったりということもしていたわけですが、そこに対してベテランの方から「思い出にしがみつくのはいかん」みたいなことを言われてカチンときたのが発端ではあります(笑)それでも、たしかに、教室は学習する場と考えると、余計なものはいらない、引き算の考え方は思い出より大事かもしれません。さらにちなむと、前方は「学級の格言」も追加で掲示していたことがあります、これはまた別な記事で。はたまた、時計も取り除くという暴挙に出たこともありますがこれもまた別な機会に。
2019.04.21
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化学授業ネタと並行して、先生という職業をしている方向けの、ネタを紹介していきます。様々な実践を参考にしているものもあれば、オリジナルでやっているものもあります。また、全ての学校や学級で適用できるものでもないことはあらかじめご承知おきください。とはいえ、です。多くの(特に中・高校?)では、教卓を用いている場合があると思います。コクヨ/教卓 チェリー/SSD-N120Gこんなのです。しかし、私の学級ではこれ使いません。(最初の頃は使っていましたが、ある時から使わないようにしました。)周囲の学級の担任や、教科担任からは嫌がられたこともありましたが、説明して理解を頂きました。何で使わないか?「教卓は、心の壁」なんですよ。皆さんも見たことあるはずです。先生という生き物が、教卓の後ろからほとんど出てこないで授業をしている様子を。学校によっては「教壇」がある場合もあるでしょう。そこから降りることもない。先生は偉いからそれでいい?そんなわけないでしょう。「教卓で生徒との壁を作る」程度の気持ちで、本気の授業ができるのか?「自分が教えてやる」というような上から目線で、本当に伝わると思っている?このあたりに、自分自身陥ってしまっているのを感じて、出した結論がこれです。教卓がなければ、授業のシナリオは頭に叩き込まないといけません。教卓のノートや教科書ちらちら?自信ない説明?そんな真似はできなくなります。生徒と自分を遮るものもありません。ある意味生徒も、逃げられない。ガチンコ勝負です。実際、最初はクラスの生徒からも嫌がられました。先生との距離が近すぎる!という苦情です。しかし、ひと月もすれば、生徒は慣れて、授業に食いつきやすくなりました。もう、食いつかざるを得ないわけです。先生がなんか近いから。また、教科担の先生も、納得してガチンコの授業をしてくれているようでしたし、どうしてもいやだという先生のために、一応教卓は教室の端っこに物置として、教卓の位置には生徒机を置いて、対応しました。こんなかんじこれなら教卓ほどの「壁」感はなく、それでも壁を作りたいという先生にはギリギリの隠れ蓑になったことでしょう。(担任をするなら、教科担任との間で妥協策を出すことも大事です)というわけで、学級ネタ1時間目は、教卓を使わないという提案でした。
2019.04.12
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