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宇宙の宝石 New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2026.03.31
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カテゴリ: カテゴリ未分類
人の感覚は人それぞれです。でも、人は「自分が感じている事」は分かっても(実際にはそれすらも曖昧ですけど)、「他の人がどのように感じているのか」は分かりません。
行動や表情や反応といった物質的現象は目で見ることが出来ても、その背景で働いている感覚の働きは目で見ることが出来ないからです。

例えば、憂鬱質の子やアスペルガー症候群の子どもは音に敏感です。そのため、大きな音や、賑やかな音や、意味不明な音や、また、それらを感じさせるような状況に恐怖心を感じます。
映画などでも恐怖心を煽るために音が使われますよね。幸せそうな映像が映し出されていても、その背景に不安を感じさせるような音が流れていたら、「これから何か不幸なことが起きるに違いない」と感じますよね。
映像は「今の状態」しか映せませんが、音には「未来を予見させる働き」があるのです。だから「不安」を引き起こす働きもあるのです。それは「無意識に働きかける力」でもあります。

また、「音感覚」は「空間感覚」ともつながっています。音に敏感な子は空間にも敏感なんです。ちなみに「空間感覚って何だ?」と聞かれても説明が出来ません。分かる人は説明しなくても分かりますが、分からない人は説明されても分からないからです。それが感覚の働きの特性でもあるのです。だからやっかいなんです。
それでも簡単に説明しておくと、欧米の教会と日本のお寺、欧米の町と日本の町の中の空間の作り方は全く違いますよね。そういうことです。

人が大勢いたり賑やかなところや、知らないところに行くと、音に敏感な憂鬱質の子は不安で固まります。子どもたちが大勢で楽しそうに遊んでいるような場でも同じです。
多血質の子は視覚優位ですから、みんなが楽しそうに遊んでいればすぐに飛び込んでいきますが、どんなにみんなが楽しそうに遊んでいるところが見えても、聴覚優位の憂鬱質の子は隅の方で固まってしまうのです。視覚にだまされないのです。(多血質の子は視覚に簡単にだまされます。)

すると、我が子の感覚世界が理解出来ないお母さんは、「うちの子は内向的だ、社会性がない、社交性がない、憶病だ、こんなことでは将来困ってしまう」と、本来は「感覚の働き」の自然な結果に過ぎないのに、その状態を「心の問題」として解釈してしまいます。
時に、障害が疑われる場合もあります。
そして「その心のトラブルを治さなければ」と思い込み、不安で固まっている我が子を無理矢理引っ張り出して、その場に慣れさせようとします。「こんなもの慣れれば大丈夫」と思うのでしょう。
でも、その子の「感覚の働きの特性」は基本的に生まれつきのもものなので、仕付けでは治せないのです。

私たちの行動の背景には、色や、音や、空間や、人間や、光や、命や、動きや、美や、秩序に対するに対する感受性が働いているのですが(これが「命の働き」です)、こういう感受性は、脳やからだの感覚特性でもあるので、仕付けでは治しようがないのです。
だからそのような感覚特性が肯定されるような育て方をするしかないのです。気質の学びはその役に立ちます。

確かに、嫌がる我が子を無理矢理引きずり出したりすることで、「みんなと一緒」が出来るようになることもあります。そして、それに成功したお母さんは「ほら見なさい、厳しくやれば大丈夫なんです。子どもを甘やかしてはいけないんです」と言います。

でも、自分の感覚を肯定されなかった子は心を閉ざすようになります。そして、「みんなと仲良く遊んでいるように見せる演技」が上手な子になります。自分で自分にウソをつくようになるのです。そして、そのウソを維持するために、心とからだの中に強い緊張が固まったままになってしまいます。

というようなことを以前気質の勉強会で話したら、「そのように育てられた主人が鬱病になってしまいました」という方が二人ほどいました。(別々の勉強会です)
一人は時々相談に乗っていたのですが、悩まれた末、結局離婚しました。

3人の子どもを抱えながら更にその上、旦那さんの面倒を見ることが出来なくなったからです。





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Last updated  2026.03.31 08:00:59
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