女神たち

女神たち

Apr 23, 2024
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カテゴリ: 讀書録


最初に衝撃を受けたのは300年!ということでした

なんとなくⅦの続きがあるものと思っていたので たしかに続きではありますけど・・・

しかし 300年でこれほど自分たちの住んでいる世界の認識が失われるのでしょうか

よほど過酷な歴史が この300年に人々を苦しめてきたのでしょうか


このシリーズを読み始めて14ヶ月経過して ようやくⅧ巻にまで辿り着きましたが

もっと集中的に読むべきだったと 後悔しております

なにしろ 時間も空間も壮大な この人類の未来史において

これまでも多くのイベントが たんなる説明ではなく 濃密な物語として語られ

それぞれの巻に登場する人物も 厖大な数になってきて

もともと 乏しい私の記憶リソースは とっくに容量をオーバーしてしまっていて

読んでる最中に何度も何度も 巻末に掲載の資料を開かなくてはならない情けなさ

ましてや 冒頭と末尾に置かれている断章にいたっては お手上げです

Ⅰ巻の『メニー・メニー・シープ』で描かれた未来に これからどう繋がっていくのか

まったく想像も予断もできない現状 今後の展開に期待するしかありません

これは Ⅸ巻とⅩ巻の残り5冊は 早急に読まねばなりますまい

SFの新刊も続々出版されてはおりますが・・・


ところでPART2の第十四章で 唐突に描かれたあのシーン

強靭な硬殻に包まれた最強のイサリが もとは可愛い少女だったことを思い出して

キュンでした


​『天冥の標Ⅷ ジャイアント・アーク PART1・PART2 』​

 著 者 小川一水

 発行所 早川書房 ハヤカワ文庫JA 1159/1169

 初 版 PART1 2014年5月25日
     PART2 2014年12月25日

 目 次
 PART1
   断章八九 「岸無し川」にて
第一部 咀嚼者、矢広勇理
  第一章(B) 石模様の怪物
  第二章(B) 警邏艦の襲撃
  第三章(B) 恋人たち
  第四章(B) 衝突
  第五章(B) 昏き過去より
  第六章(B) 欠けゆく夏
  第七章(B) 混迷と彷徨
  第八章(B) 臨界の一撃
  第九章(B) 史乗の底より

 PART2
  第九章(B) 史乗の底より(承前)
第二部 セレス・シティ探訪 西暦二八〇四年
  第十章   冬霧の中で
  第十一章  世界天井へ
  第十二章  炎の道
  第十三章  墳墓制御室
  第十四章  ジャイアント・アーク
  第九章(C)史乗の底より
   断章九〇 川のほとりの《海の一統》







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Last updated  Apr 23, 2024 12:19:48 PM
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