離人症の器

離人症の器

PR

プロフィール

凪2401

凪2401

カレンダー

2013年01月29日
XML
カテゴリ: 短歌っぽいもの。
それぞれの痛みを抱えて行く日々が いつか誰かをあたためつつむよ



ネタが……ない! ということでブログを更新できていませんでしたが、
そうだった、別に読書メモ映画メモじゃなくても、
短歌みたいなものでも前は更新していたなあ、と思い出し、やっと更新できました。

来月からは、もう少し更新頻度あげられればいいなあ、と思います。
今月はほんとひどいですから……


基本的に、経験というものはその人固有のものですから、
なかなか理解するというのは難しい、といいますか、
完全に理解するなんて不可能だ、とさえ言ってしまってもいいかもしれません。

よく、あなたの見ている「赤色」が、私にとっても同じ「赤色」だとは限らない、
なんていうものがありますが、人が見たり聞いたり感じたりすることは、
その人の主観というフィルターを通してみた世界であって、
同じものを見ても、同じことを感じるわけではない、というのはよく言われることですね。

誰かにとっての寂しい夕暮れは、誰かにとっての美しい夕暮れかもしれない。
誰かにとっての美しい星空は、誰かにとっての孤独な夜かもしれない。

そんななかでも、やはり人は人を求めるものですから、
その超えられない「ひとりひとりは別の存在である」という壁をどうにかしたくて、
躍起になったりするものです。

そうしてその壁をどうにかできるとしたら、
それは「想像力」なんじゃないかなあ、と思います。

自分の痛みをもとにして、誰かの痛みを想像する。
自分の悲しみをもとにして、誰かの悲しみに思いを馳せる。

そういう営みの中で、人と人はつながっていけるのかなあ、と。

だから、私が離人症という病気の中で、経験してきたことが、
誰かの痛みを考えることができる想像力を育てていたとしたら、
少しはこの毎日も報われるのかな、と思ったりします。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年01月29日 19時03分42秒
コメント(0) | コメントを書く
[短歌っぽいもの。] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: