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私が暮らしている 京都市
は
言わずと知れた観光都市
海外でも「Kyoto」という地名は
有名なのだそうです
秘書たちが旅をしていた頃
「京都から来た」というだけで
なぜか歓迎されることが多かったようで…
興味を持っている人からは
お薦めの場所を教えてほしいと言われたり
訪れたことのある人からは
京都在住の自分たちより
詳しい情報を聞かせてもらったりしたのだとか
街中に、いくつもの神社仏閣
史跡なども多いため
住宅地と密接する場所も多いです
その中のひとつ
とある場所でのお話を少し
そこは、観光名所としても有名な場所です
しかし、地域住民の方たちにとっては
日頃の生活の中に、当たり前に存在する場所
地域に馴染んでいる場所でもあります
その場所には、かなり昔から
猫たちがいました
実は、海外で出版されている
京都のガイドブックにも
猫が多いと紹介されているそうです
足元にすり寄る猫に出会った方は
野良猫なのに…と
最初は、とても驚かれます
そして、猫たちの耳にある
小さな印を発見して
やっぱり、とても驚かれるそうです
そう、その場所にいる猫たちには
不妊、去勢手術が施されていて
地域住民の方たちが
お世話をされているのです
京都市では、昨年4月から
「京都市まちねこ活動支援事業」
がスタートしました
この制度のいちばんの特徴は
市が京都市獣医師会の協力の下
野良猫の不妊去勢手術を 無料
で行うというもの
制度が作られた目的は
京都市で犬の10倍にもなっている
野良猫の 殺処分数
を減らすためであると
報道発表
の時点でも公言しています
確かに、地域の方たちの理解を得ることや
提出書類作成などの問題など
いくつかの高いハードルはあります
また、制度を周知する方法が甘いと
批判する人もいたようです
ただ、私たち中之島公園の猫たちにしても
今、大阪市が力を入れている
サポーター制度にしてもそうですが
野良猫問題は、行政だけの問題でも
市民だけの問題でもありません
どちらか片方だけでは解決しない
市民協働
で取り組むべき
問題なのです
制度を作って、市が取り組む姿勢を見せるなら
たとえ、高いハードルであっても
市民も、それを乗り越えて
本気でやる気を見せればいい
周知する方法が甘いのなら
情報を知った人たちで
どんどん発信していけばいい
そうやって、努力を重ね
市民と行政が一緒に作り上げ
ちゃんと結果を出せたのなら…
いつかは必ず、社会全体の 意識
が変わる
私は、そう信じています
たとえば、さっきのお話にあげた
とある場所の猫たちは
京都市が支援事業を行う前から
地域住民の方たちに見守られていました
正直、外で暮らす猫たちについては
いろんな考え方があります
きっと、難しい問題などもあったでしょう
けれど、それを乗り越えられたから
猫たちは、今も
その場所に暮らす方たちと一緒に
訪れる観光客の方たちを
迎えているのです
これは、ひとつの地域でのお話でしたが…
支援事業が始まってから
猫たちに関わるようになった他の場所でも
少しずつ、少しずつ
新しい意識が芽生えているように感じます
そして、今まで野良猫問題を
一部の市民に任せっきりだった 行政
の意識も
少しずつ、少しずつ
変化してきました
そんな京都市が今
募集しているパブリックコメント
「京都市動物愛護センター(仮称)構想」に関する意見募集
京都市HPに掲載されている説明文だけでは
少しわかりにくいのですが…
配布されている意見募集リーフレットには
詳しい構想が説明されています
(上記リンク先にPDFファイルがあります)
また、協力団体である
「社団法人京都市獣医師会」HP
には
独自で作成されたチラシもあり
わかりやすく内容が説明されています
(最新版の記事にあります)
「動物愛護センター」と呼ばれる施設は
日本中に存在していますが
とても残念なことに、その多くが
名前とは全く違う意味の場所になっています
今回、京都市が公表したリーフレットの中には
「殺処分をできるだけ実施しない施設にするため」という
文言があります
まちねこ支援事業の発表の時と同じ
今回も、いちばん大きな目標は
そこなのだと思います
名前通りの「動物愛護センター」にするため
京都市が構想として打ち出した項目は
本当に素晴らしいものが多いです
もし、それが 実現
されたなら…
私の生まれ育った大阪市や近隣の県や市でも
また、それ以外でも
その名前通りの施設が
誕生するかもしれません
今は、ひとつの街の話でも
これが きっかけ
になって
全国
へ広がっていく可能性もあるのです
もちろん、このパブリックコメントは
市民以外
の方からも意見を求めています
直接、京都市の担当課に
郵送
、 FAX
、 メール
で送ることができるほか
獣医師会HP上でも
意見の取りまとめを行っていますので
専用の 応募フォーム
から
送信することができます
後日、京都市へ内容が報告されます
皆さんが考える「動物愛護センター」について
すべての項目について具体的な意見を送るのもよし
一項目だけをあげて思うことを書くのもよし
形式
は問われません
ここで求められているのは
どれだけ多くの人たちが
どんな 要望
を持っているか、です
先日、環境省のパブコメの時にも書きましたが…
これは、行政にむけて
意思表示
ができる大切な手段です
思いをカタチにするために
たくさんの声が届くことを願います
「京都市動物愛護センター(仮称)構想に関する意見募集」は
9月30日(金曜日)必着
です
がんばれ京都市
「中之島公園猫対策協議会HP」
web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち
」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
以前、携帯電話でご覧の皆さんから
リンク先の行政のHPが見られないというご指摘をいただきました。
念のため、京都市担当課の住所などを書いておきます
〒604-8571(住所記載不要)
京都市保健福祉局保健医療課動物愛護担当 (京都市動物愛護推進協議会
京都市動物愛護センター(仮称)構想検討委員会事務局)
【TEL】075-222-3429,【FAX】075-222-3416
【電子メール】 hokeniryou@city.kyoto.jp
リーフレットは、京都市動物園、動物取扱業施設、
(社)京都市獣医師会会員動物病院、市立図書館、各区役所・支所、
各保健センター等で配布しているそうです。
締め切りは、 今週金曜日必着
どうか多くの皆さんの思いを伝えてください
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