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5年生、今年度最後の授業。本の速読・国語のワークを黙々とこなす。最後、15分は「今日もしたい」というので前回やった「ぼくの作った新漢字あてゲーム」例えば「木」が4つで「ジャングル」なんていうような漢字のなぞなぞ作り。盛り上がって「あ~~、楽しかった!頭痛いの治った!」だと。ほんとかねぇ・・。帰り際、いただいた本の話をして、教室も2回お休みになるし、「本を借りていきなさいね。」と言ったら、子どもたち本棚の前に座り込んで本を選び始め、なかなか帰らない。全員、2冊ずつ抱えていきました。春休み用の工作キットを配布し、今年の5年生はおしまい。工作は「ぶんぶんこま」こまに色がぬってあってまわすと色が・・な。家で一人でするにはいいかな。5年生クラスは「勢い」があります。楽しいクラスです。いよいよ6年生だね。もっと賢くなろうぞ!!
2009.03.27
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5年生。音読2回目。20~30分程度。一所懸命に呼吸して読んでます。30分も声を出し続けるのは結構大変です。せっかく読んだのだから、ノートに本名と作者名ぐらいは記録することにしました。「あっ!これ宮沢賢治だった・・」「センセイ、これ借りていい?」「センセイ、金子みすずの詩の本ある?」小さな変化だけど、小さな刺激にはなっているようです。お楽しみの本は個人に任せることにして、ここでは少し背伸びした本を選んで読んでいくことにしましょう。
2009.03.05
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5年生。算数は「円」の応用をもう少し追いかけることにした。全体に力不足。今までだと、図形と図形の組み合わせの面積問題のメモの取り方指導で終わっていたんだけど、今年はなかなかうまくいかない。正方形からおうぎがたの面積を引く問題のメモと式を見ると円 2×2×3.14丸 6×6×3.14などどある。「この丸ってどこのこと?」と質問すると「???」目に見えるものと頭で考える形が違うぞっ!!円の応用と割合・・特に%・・の問題はずっと宿題で中学まで追いかけていく必要がありそうである。一方、今日からは「国語強化キャンペーン」である。「あおぞら文庫」という薄い本の音読。早い子で20分。遅い子で30分はかかる。でも、こうして本を読んで沢山の言葉に出会わないとどうしようもない。そりゃ、読解にもテクはあるし、ワークを沢山すれば効果はそれなりにあるけど、せいぜいB4に収まる程度の文章で終わってしまっていては、深い思想には出会えない。とにかく、最近の子は本を読まない。先日の中学生の期末テスの国語では最後に作文が課題になっている学校が多かった。80点・90点を取っている子の作文を読んでガックリきちゃう。これほど、「高い学力」の子ですら、作文の内容は「浅く」「幼い」。内容ばかりでなく、文章が「口語体」なんだなぁ。いわゆる「硬い文章」が書けない。・・ってこともあり、とにかく、学力よりももっとレベルの高い文章に触れることがまずは一番。ひたすらに読め。読め。
2009.03.03
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5年生の全体学習はどうしても国語より算数に傾いてしまう。国語は宿題で各自のワークを解き、教室で訂正・・なことが多い。前回、久しぶりに全員一斉に国語のテストをしてみた。学校内容の全4枚。解く時間と漢字書き取りには明らかに大きな差がついたんだけど、「あれっ?」と思ったのはひどく理解力の弱いA君も読解問題の正解数が思ったより多かったってこと。とても意外だった。算数の文章題を解くには国語力というけど、算数の文章題をあきらめずに取り組めば、実は逆に国語力につながることもあるような気がする。ただし、「読解」についてだけね。算数の文章は文脈がはっきりしている。問いかけ内容も明確だ。で、こどもたちは常にその問いかけに応えようと努力する。そういう道筋は国語の読解と共通している。ただし、問題を見て瞬間に式が出るような問題ではいけない。結局、算数だって国語だって「聞かれたことに誠実に応えようと努力すること」なんだよね。あきらめないで努力し続けることなんだよね。私の仕事はあきらめそうな気持ちを支えることなんだろうと思う。
2009.02.03
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割合の定着程度について6名のうち、まとめテスト全問正解が2名。計算ミス1問が1名。理解してない問題が1問だって子が1名。まだ、全体にあやふやな子が2名。計算ミスのほとんどが小数点移動の忘れ。1回で理解できなかった子ほど問題数をこなしても同じミスをする。そいうところが学力差なんだろうと思う。1度にパシッと正解できる子。1度で修正できる子。同じ修正を繰返す子。・・と分かれる。同じミスを繰返す子には量ではなく「意識づけ」が必要なんだけど、これがなかなかで、根気勝負かな。理解の早い子は時間をもてあましてしまうので、6年生内容の「はやさ」の問題をしている。「割合」は「はやさ問題」「濃度問題」「圧力問題」「地震の速さ問題」「電流問題」「密度問題」・・・へとつながっていく。R君には自習で「はやさ」を学んでもらわなきゃならないのでワークは「都麦出版」の「割合はかせ」で。なにも困らず、自分で解いてます。
2009.02.03
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小5.算数。割合の5回目。「百分率」解説のプリントを書き始めてすぐに思った。やっと、「全体を1」とする割合を学習したばっかなのに、すぐに「全体を100」にしなきゃなんないのかねぇ。なんで?で、「大人も少数はきらいなのさ。」ってことでプリントには「少数よりも整数のほうが分かりやすいから。」と私的見解?を明記の上、具体例を書いて%の学習に入りましたとさ。教科書にもむろん、そうしたことは触れておらず、いきなり、「1」は「100%」といった具合に話が進む。最近こうした「隙間の理屈」が好きなんだ、私。少なくても、小学生は学ぶことの必要性がチョクに伝わんないと、教えてもしょうがないと思う。「果汁0.2」というより「果汁20%」のほうが言いやすい・・ってだけのことだけど。ちなみに「千分率」って坂の勾配なんかで使われるらしい。次の学習で話してみようっと。千分率が必要な世界って割合だと0・0001とかだもんね。こんなの、大人も見たくないのだ。老眼の身には0の並びは厳しいのだ。プリントには全体を1としたときの目盛り数と%の目盛り数が一目瞭然となるように100目盛りを2本書いておいた。1目盛り3ミリ刻みなんで、目がチカチカした。今日は算数はこれだけ。あとは国語の直しに追われる5年生であった。
2009.01.20
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小5.算数。割合の4回目。1回目。割合を求める。2回目。比べる量を求める。3回目。もとにする量を求める。で、一番面倒なのがこの3パターンの区別。だから今日のプリントには「区別する」とでかでかと書いてある。学習上理想なのは、理解がそのまま問題解決の力にあることだけど、なかなかそうはいかない子もいる。で、理想は捨てて、理解は理解、ここからはテクニックとこちらが割り切るしかないのだ。割合=比べる量÷もとにする量比べる量=もとにする量×割合もとにする量=比べる量÷割合このややこしさを頭の中で整理するにはやはり図が一番である。「みはじ」の図と同じ。でも、やっかいなことに、文章にはどれがもとにする量でどれが比べる量なのかは書いていない。手がかりは「~は」「~の」といった助詞しかない。さらにだ、たとえば「30はある数の3倍です。ある数はいくつでしょう?」なんてことになる。求める数は「ある数の」の「の」に注目して「もとにする量」と気がついた子が「ある数は」の「は」であれ?比べる量だっけ???なんてことになるのだ。日本語はまことややこしい。ひとつひとつは理解できても、こうなると思考の樹海入りとなる。そうなるのは実は理解が不足だからで、もっと理解部分に時間を注がなきゃなんない・・と言う人もいるだろうけど、私の経験では、そんなことしてたらそれだけで半年は必要だ。自力で解けない子には私がいない学校でテストのときに自力で解けるためのマジックボックスを作ってあげなきゃなんない。文章の横に丸を描いてTを入れる。文章に必ず数字が2つ書いてあるから、「く」「も」「は」のどれかであるかを判断して・・「は」には単位がないので一番簡単・・書き入れる。3マスのうち1マスが空白になるから、図の約束・・Tの上が?なら掛け算。Tの下が?なら割り算・・に従って計算する。・・てな具合。こんな図は思考を奪う・・と考えることもある。そりゃ、理解を飛び越えて機械的に図の使い方だけを教えたのでは教えないほうがましっうもんだ。だから、意地でも学校より理解部分にもこだわる。このマジックボックスは算数・数学だけでなく中学の理科でも何回もすご~~く役にたつ。中1の比例式だってTの上にY,下にaとXを入れればaを求めるにY/Xが一瞬で「見える」理解できても自力で解けなきゃ理解した意味がない・・と思う。一旦頭に入ったことをどう取り出すか・・それが問題じゃ。
2009.01.15
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小5.算数。割合の3回目。今日の授業で興味深かったことは、直線を目分量で8等分とか12等分できない子がいるってこと。8等分するには、直線をまず2等分して、また2等分してまた2等分すれば大体な目盛りができる。12等分ならまずは2等分。次はちょい注意して3等分。で、最後に2等分・・と順に目盛りをかいけばいんだけど、いきなり目盛り書いては「いくらなんでもそりゃ長さが違いすぎるだろ」なことに。で、黙ってみていると、何度もおなじようなことしてる。ふ~~ん、出来ない子には出来ないもんだ・・と改めて思う。割合は線図でイメージを作りたい。線図をいちいち定規で書いていては手間がかかりすぎる。それに今日のテーマのように「もとにする量」を求める場合はもとより定規で測れる問題ばかりではないし。式を書く練習はいやになるほどしてるけど、図形を自分で書く練習はほとんどしてないんだよねぇ。弱点です、子どもたちの。
2009.01.13
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5年生の冬休み中の宿題は国語の読解ワーク。6人中同じワークをしているのは2人だけ・・なぐらい差が激しいメンバーなのだ。それにしても、いつも思うのは、算数に比べると国語は根気が足りない。ワークのあちこちが空欄で飛んでいる。6年生の入会年数の浅い男子には作文を宿題にしておいた。1つは2学期に行った理科実験の内容と感想。もう1つは読書感想文。読み終わって「ん~~~~~~~~~」でも、内心は「ガオォ~~~~~~~」これが6年生の文章かいなぁ・・。大体、読書感想文の読書本が「にんたまラン太郎」ってねぇ・・。なんとかせなあかん!!なんとか!!!!!
2009.01.08
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5年生。算数。「割合」の2回目。1回目はAはBの何倍?2回目はBのC倍はいくつ?今回も紙定規を渡しながら「今日はこれが1目盛り分」内容は、2年生レベルだから、前回よりもむしろ簡単。問題は次回。もとにする量の求め方。紙定規そのものを手に入れる方法をどう実感させるか・・。思案中なり。
2009.01.08
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5年生。算数。割合。プリントに理解を助ける「動き」を入れようと試行錯誤。割合。1cm・2cm・10cmの厚紙で作った「紙定規」を使って「何倍」を実感してもらう。重要なのは、ここでの学習における「1」の感覚。3色ボールペンを使って「もとにする量」「くらべる量」「割合」を文章の中で区別する。「~の」にあたる言葉が紙定規と同じ働き・・くらべる時に使う「1」目盛り分に当たることがわかったかな。紙と鉛筆だけよりは理解しやすかったと思う。
2009.01.07
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5年生。通常の宿題のほかに今月中に詞を30篇書く・・という課題があった。「これ、詞じゃないだろ~~」な内容でも目をつぶり「まずは書くべし」授業が始まる前に必ず「A君、あと20篇足りないよ。25日までに書いてね。」と声をかけてきたんですがねぇ~~。締め切りの今日、まだ30篇に足りない子が3人。ふへ~~、しょうがない。約束どおり「居残り」あのねぇ~、今日、我が家は「鍋」なんよ。かきなのよ。蟹なのよ。今日作って食べなきゃまずいのよ~~。7時まで居残りさせ、7時10分に教室を出て、材料を鍋に放り込み「無理じゃない?」の夫の声を無視してご飯を掻きこむ。小学生諸君。居残りは勘弁してくれよ~~。中学生の英語テスト居残り3名。残業代なしなんだからさぁ~~>頼むよ、君たち。「居残りゼロ運動」推進!
2008.12.25
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5年生は「主語・述語」「形容詞・副詞」を中心に文法をしている。毎月やってくるダスキンの担当の方は中国の出身。上海・・とか。お子さんは5年生だそうだ。彼女、中国の厳しい競争を潜り抜けてきたので、日本のなまぬるい教育にあせりを感じているそうで、中学生になったら、息子君を中国の学校へ通わせたいといっている。その彼女も言うのよね。なんで、日本の国語は文法をもっとちゃんとしないのか・・って。「ナンデデスカ?」と私の顔を見ながら直球で聞かれて「何でだろ?」と私も思う。小学生にはそれほど細かな文法はいらない。でもね、文法していると、子どもがいかになんとなくの勘にたよって文章を読んでいおることがわかるよ。日本人の文章が主語抜きが多いってことも。国語が弱い子は、だれが何をしたか・・っていう文の骨さえ掴んでないまま読んでる。子どもがそう悪い点数を取らないのは、問題を作る人が「こんなもん」レベルに設定しているからにすぎないよね。主語と述語の関係。述語から判断できる文の4種。修飾語と被修飾語の関係。これだけはおさえて中学へおくりだしたい。日本語の言葉の仕組みがわかってこその英文法でもあるから。小学生の文法を鍛えてくれる問題集もとても少ない。うちは「むさし書房・小学生の文法」中学の国文法はとても面倒で、嫌いな子が多いので、こっちはマンガで。
2008.12.18
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5年生の算数は「おなじものに目をつけて」というタイトルです。これは中2の連立方程式そのもの。このテーマには2パターンの問題があって、ひとつは連立方程式の加減法。もうひとつは代入法・・とみごとに中2に直結してる。私の中では直結する内容なんだけど、ここを学習した5年生が中2のときにはたして今やっていることが基礎となりえるか・・というととても疑問。なぜ、基礎にならないか・・というと、答えを求めるプロセスがあまりにかけ離れているから。むろん、一旦忘れて、中2のときに5年生内容を少しでも思い出せる時間があれば、(ああ~~、あれはそういうことだったのか・・)と思い出し、文字を具現化して考えることができる。でも、現実、そんなことはない。5年生でせっかく学んだことが、記憶の底に沈んで、役に立たないって、もったいないよねぇ~~。・・ってことで、うちでは、X・Yのかわりに言葉は使うけど、答えを求めるプロセスは中2のレベルでやってしまう。言葉の筆算って感じですね。全然難しくない。むしろ、線図などで解決しようとすると混乱する子がいる。一番大事なことは、「操作」かもしれない。加減法を具体物で操作しなきゃ。・・ってことで、明日は教材作ってやってみよ。
2008.12.18
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5年生のY君の字の汚さははんぱじゃない。うちに来て1年。何度も何度も私に注意され、ことごとく消しゴムで消され・・。そのときはましになるんだけど、また同じことの繰り返し。昨日。またもや、「もっときれいに書きなさい。」と注意を受ける。私がしばらく見ている間は大変に気を使って書いていた。5分ほどしてもう一度見てみる。そこには、へなへなのひらがなが並んでいた。字をいい加減に書く子は漢字よりむしろひらがなが汚い。ヘナヘナ。レロレロ。「Y君、今まで何度も注意されたよね。いつ、直すの?君の場合、段々きれいになるってことはないでしょ。気持ちの問題だから。じゃ、いつ、注意されずに自分できれいに書く日が来る?」「今から・・」「そう、でも、君の丁寧な気持ちは5分も続かないってことを自覚しなさい。で、今からきれいに書くと決めて、また汚い字を書いたらどうする?」「・・・・・」「じゃ、私が決めます。辞める・・それが答え。」これは字がきれいきたないの問題ではない。人に注意を受けながら、そのことを改善しようと努力しないってことは、注意した人に向かって「お前の言うことなんか聞いてられっか」とつばを吐くようなことなのである。厳しい考えだろうか?でも、私はたとえ相手が子どもでも、こんな仕事を長く続けていても、そういう不快感を持つ。そこを大人子どもという立場で我慢すべきだとも思わない。子どもの学習はすべて大人の仕事へ結びつくと私は思う。仕事は速い。頭も切れる。性格も明るくいい奴だ。でも、出来上がる仕事にいつもどこか雑なミスがある。そのことを指摘して注意すると、素直に「今度から気をつけます」と反省するがまた同じことを繰り返す。私がY君の仕事の先輩ならこんな奴とは仕事はしたくない。Y君が今後も汚い字を書くなら、本気で辞めてもらう。字の問題ではない。かれが私を指導者として認めてはいない・・という私の判断において。追記字に対する丁寧さは最初が勝負。学年が進むほど、修正は難しい。私の「きれい」レベルはそんなに高いものではない。きれい過ぎて、時間がかかる子にはむしろ「もっと、きたなく」と言うこともある。字が汚い子の中には手先がとても不器用な子もいて、そいう場合は、鉛筆だけでなく、いろんな作業をすることで指の動きを柔軟にしないと改善しない、
2008.12.17
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中学受験用の問題集を自宅に持ち帰ったR君。ノートにびっしり立体の切断の問題を書き写していた。「あんま、わかんなかったけど・・」「あの~~、ちっと聞くけどさ、わかんなくても面白いの?」「うん、昨日これ書いて、もっとしたくて、お母さんに今日朝4時半に起こしてって頼んだんだけど、お母さん起こしてくれなかったんだよな~~。」・・・・・私の手のひらにすごい原石が乗っかっているような気がする。でも、私にはちゃんと磨いてあげる力がないなぁ・・。R君に何をしてあげることができるかな。
2008.12.04
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5年生よ、もういっちょ。5年生の男子に一人、すぐ出来ちゃう子R君がいる。こんな子に学校内容を教えるのはナンセンス。ベネッセの特別編をやっているんだけど、時々問題を持て余す。「どんぐり問題」もすぐに終わってしまって、他の子との時間差の調整が面倒。で、中学受験の問題集を何冊かキープして、時間が余ると「これ、出来たらすごい!」なんてことをしている。5年生の宿題はとても面倒だけど、一人ひとり違う。で、R君のワークを見て「すっげ~~」な子たちが私の本棚から中学受験用の本を見つけては「借りていい?」「どうぞどうぞ」まけじと他の子が簡単な英語の本を見つけて・・香取慎吾君のカタカナつきの・・「借りていい?」「どうぞどうぞ」読み取りのすごく苦手な子も「どんぐり問題、もっとしたい」「どうぞどうぞ」・と各自の宿題のほかに思い思いのものを手に帰る。これは完全にR君のおかげ。平均すると学力が高い学年ではないんだけど、学ぶことを楽しんでいると・・私には思える。もうひとつ、この間の理科の実験が子どもたちに何かしらの力を与えたような気がしている。はっきりと「これ!」と言えないけど、3時間、ほとんど自分の力で「成し遂げた」という達成感が子どもたちを成長させたのかもしれない。
2008.12.02
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5年生のことをもうチト。教科書に「詞」が2編あったんだけど、こういうところはパスされやすく、実際、読んで終わり・・なクラスが2つ。天邪鬼(へぇ、これであまのじゃく)な私は、人の書いた文章ばかりどうだこうだ・・と「読み取り」するばっかりじぁ「つまらん!」で、5年生に言い渡す。「今月中に詞を30個作るべし。」最初だけ「なべ」なんて思いつきの「お題」をあげたけど、とりあえず、下手でよし、短くてもよし、なんでもよし。各自、ノートに書いたら私に提出することに。今のところ、1日1~2編書いているようです。まぁ、正直、まだ「詞」なんてもんじゃないもんも多い。いいのだ。それでいいのだ。
2008.12.02
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5年生の男子はとても国語力が弱い。小学校では5年生も週1で英語を取り入れているようなんだけど、このまま中学の英語に突入したら行き詰るのは目に見えてる。今日は「名詞・動詞・説明する言葉」の仲間わけ。「重い」と「重さ」の違いなんてやっぱり難しいみたい。でも、まだまだ時間はあるのだから、ゆっくりしっかり、まずは日本語で品詞わけと主語述語の組み合わせを身につけよう。正月明けからは、フォニックスと英語の語順を日本語だけで。次は英文の「読みだけ」で、6年生の後半から「書き」に入る予定。この間、友近さんが、食堂のメニューを・・納豆定食・カツどん・焼肉定食・・を英語風に読んでた。いいなぁ、あれ。やってみようかな。「ナットテショク・カッツドン・ヤッキニックテイショック」
2008.12.02
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小5.算数。三角形の面積。三角形の面積の公式は 底辺×高さ÷2 と習いますが、この意味の解釈のために4つのパターンを用意します。三角形を2つ組み合わせて長方形を作るパターンが2つ。ここでの÷2の意味は「長方形を元の三角形1つ分に戻す」働き。三角形の高さを半分にしたところで上部の三角形を下部の四角形と組み合わせて長方形を作るパターンも2つ。ここでの÷2の意味は「高さを半分にする」たとえば底辺6cm・高さ4cmの三角形の面積を求める場合(6×4)÷2(4÷2)×6の2つの考え方があるってことを学習します。大人になると公式1つですんでしまうけど、小学生は意外に深く学習してます。この学習を印刷された紙面だけで実感するの難しいと思う。今日の学習法。三角形が印刷された色紙を切り取り、長方形となるようにプリントに貼り付ける。底辺と高さに色鉛筆で印を入れ、三角形の底辺と高さが長方形のたてと横になることを確認。貼り付けた図形を見ながら、それぞれの式の意味を文章化し、式をつくり、この学習の意図を強く伝えます。2ページ目からは練習問題が続きますが、1ページ目が勝負。次回は平行四辺形・台形・ひし形・たこ形・くさび形・・と続きますが、すべては今日の授業が元になります。どんな形も円以外は一度長方形にすることで面積を求めるのだと知ります。6角形だって、対角線を引いて、4つの三角形に分けて、三角形を長方形に変形すれば、小学生でも面積が出せる・・なんてところまで。100均で木製のタングラム売ってたな。切り取ったピースを「ひっくり返す」って発想が弱い子もいるので、お楽しみにやってみっか・・。5年生、この前理科の実験をした効果か、はさみも糊もスムーズで、貼り付けたプリントも「美しい」。切る・貼る・色鉛筆でなぞる・鉛筆で書き込む・・というめんどっちい作業だったけど、思ったよりずっとスムーズでした。もっと時間があれば、私の補助線なしであれこれ試行錯誤できればいいんだけど、これはチト無理。同じ「紙」ではあるんだけど、こうして「動かす」ことで「÷2」の意味は「実感」となる・・はず・・。
2008.11.04
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あ~~、単なる思いつきです・・・。今日は小学生は学校の先生の研究会のためお休み。ってことで、5年生は3時間のロングで「理科実験」しました。実験キットをこちらで購入。http://www.ptec.jp/jikken/ff_top.html1セット1000円程度で種類豊富。先週、パンフを広げて「ノーベル記念にどれでも好きなの買ってあげるぞ~~」で、キットが到着したのが今日のお昼。授業まで3時間。やば・・と思いきや、このキット、ほんとすごくよくできてます。私が準備したのは、はさみ、セロテープ、ガムテープと水ぐらい。何より助かるのはテキスト付で、私がいちいち指示しなくても順を追って読んでいくと一人でできちゃう。テキストには要所要所で子どもに質問を投げかけてメモ程度に書き込むスペースもある。私のように理科の指導なんて無理っ!!な人でもちゃんと授業として成り立たせることができるすぐれものです。6人のうち、3人がスライム・2人が空気砲・1人が水溶液の実験。実験の標準時間は1時間・・となっていたけど、隣の友達の実験を見たりしながらのんびり、2時間ちょいかけてしました。全員が同じ実験で私が指示を入れれば1時間でできるはずだけど、今回子どもたちとは「私は手伝わない」と約束したので、テキストを読むのに時間がかかっていたな。「ゴムの巻き方わかりません。」でも「図を見てできるまで何度でも試してみなさい。」なんていわれて、ずっとゴムをグルグルしてた子もいた。それにしても、R君が一人黙々と水溶液の実験をしたには驚き。スライムは低学年用ではなく高学年用なので、3種類作るうちにあ~~、今度は水を少し減らそうとか・・そういう気ずきをしながらやっていたようです。最後に空気砲でろうそくの火を消す競争をして盛り上がりました。少し時間が余ったのでお土産用に準備しておいたペーパークラフトもしました。これはネットで無料でダウンロード。男の子はなんていっても恐竜だね。思いつきでしたにしちゃ、なかなか楽しかった。テキストにはちゃんと塾名も入って、お遊びじゃないぞ・・と父母にもアピールできたかもね。次は低学年の子たちが待ってます。ノーベル賞は6年生でもしらない子がいて、ちょっと驚いた。ネットでおわんくらげと蛍光細胞を移植されたねずみ君の写真をダウンロードして見せました。高学年には人名事典からノーベルさんをご紹介。賞金の話は「へぇ~~」だった。こんな面白い話題を「知らない」でやりすごしちゃだめだめよ。先の実験キットは昨年からの販売なんだけど(個人で1個から購入できる)好評であちこちの塾で取引があるらしい。新聞の記事にもなっていたけど、そこの塾の先生「本当はこういうことは学校ですべきだが・・」と発言してました。違う記事には理科の先生の多くがポケットマネーで実験器具などを購入したことがある・・とも。最近の理科事情が少し見えます。学校の実験のように先生の実験を見るのと自分のものとして扱うのではやはりまったく違うのですよねぇ。ワクワク感が・・。考えてみると、昔、月間少女マンガにはすごい量の付録がついていて、そのほとんどが今でいうペーパークラフトだった。これが、メリーゴーランドだの、お家セットだのと「これ、子どもだけで作れるの?」な高度技術??が必要なものも多かった。学校では「学研のおばちゃん」が毎月学校で「科学」っていう実験キットがついた学習雑誌を販売してた。この2つの力は大きかったんだなぁ・・って今更ながら思う。毎月買ってくれた親に感謝。・・・と小学生の授業はますます私のやりたい放題で・・。私としちゃ、楽しい塾だと思うのですがねぇ・・。新入会の問い合わせがないのだぁ・・。
2008.10.16
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5年生の宿題は「読書とその感想文」でした。夏休みの感想文のように長くなくていいよ。読んでどんなこと思ったか書いてきてね・・ってことで。本は「青空文庫」から1冊。これは学校で販売してくれる幼稚園の「こどものとも」のような薄い冊子本。さて、R君。選んだ本は「きまぐれロボット」感想文を「声に出して読んでごらん」R君の文、10行ほどなんだけど、「まる」が1つしかない。息継ぎをしながら延々と文が続くんだけど、本人に違和感ないんだなぁ。聞いているうちにだれが何してどうなったやら、わかんないよ~~。今日は感想分はやめて「要約文」。同じ星さんのショート7ページ分をノート1ページにまとめる。4段落構成。2~3行ごとに「まる」をつける。書いたら読む。読んだらヘンテコな部分を校正する。こうした作業は実は結構楽しい。でも、これを通常授業に組み込むのは時間的にすごくむずかしい。
2008.09.09
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東北の夏といっても残暑は厳しい。そんな中、小学校も中学校も新学期が始まってすぐに運動会の練習が始まる。この炎天下、ほんとに大変なことであるよ。5年生が5時半過ぎにやってきた。「運動会の練習で遅れました。」な子たちである。「せんせい、遅れてきた分、延期ですか?」いやいや、とんでもありません。疲れて休みます・・なんて子が1人もいないんて私はあなたたちが自慢ですよ。学校の勉強をしっかり終わらせて、時間の余った人は今日の課題をしてくださいな。「せんせい、さよなら~~」「1日よくがんばったね。ゆっくりやすみなねぇ~~。」運動会はやっぱり、「秋空」がお似合いなんだけどなぁ・・。
2008.09.02
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小5のR君。いつも一番乗りなのに「今日はお休みかなぁ~。」しばらくしておばあちゃんから電話。「塾の宿題をなくして・・」「今から送っていただけますか?」はいはい、しばらくして玄関に現れたR君。おばあちゃんのお話を聞き流して、お帰りいただく。荷物を置いたR君を自習室に座らせて「で、どうしたの?」「・・・」「自分のことだから、へたでもいいから自分で話してごらん」「塾の宿題はしたんだけど、なくしたみたいで・・」「そっか、だから塾へは来ちゃいけないって思ったのね?」「はい」「R君の考えは正しい。うん、正しい。でもね、教室に来ないってことは叱られることから逃げるだけでしょ。いくら叱られても、まずはちゃんと説明して謝ろうよ。うそつかないで心から謝ろうよ。そうすれば、次にどうすればいいか話しあったりできるでしょ。そりゃ、先生は叱るよ。でも、そのことからにげちゃだめだよ。いやな思いしながら間違いを直していけるのが子供だからさ。」宿題を忘れて帰された子は何人もいる。いい加減な気持ちなら二度とくるな!!とどやされた子もいる。でも、最初から、逃げちゃだめだよ。先生に叱ってもらうためにおいで。たとえ、すぐに「じゃ、今日は帰りなさい」といわれようと。
2008.07.09
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昨日、具合が悪かった。胃がきりきりと痛む。熱が上がる前の悪寒が続く。まずい・・。授業前近所の医院に駆け込んで薬はもらったものの、1時間後には生徒がやってくる。うちは学校からまっすぐに来る子が多い。教室を開けないわけにはいかないのだ。こどもたちが椅子に座って「ごめん、今日私はすごく具合が悪いです。隣の部屋にいますから、自習してください。」と話して、ストーブつけて椅子に座り込む。波のように襲いかかる痛みと戦うとしばし、ウトウトしたようだ。その間、隣室から一言もこどもたちの声は聞こえてこなかった。90分が過ぎて「今日はごめんね。」とこどもを送り出す。「あ~~、つかれたぁ~~。」ですよね、90分間、ひたすら鉛筆を動かして書き続けた5年生に感謝。
2008.05.30
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5年生。数学。平行四辺形の作図。まだ学校ではしてません。平行四辺形の作図は結構手間がかかるので、R君とA君は学校指導ではついていけない可能性が大きいので予習です。1つの平行四辺形を書くのに手順を追うプリントをつくりました。予想通り2人は四苦八苦です。特に新入のR君は分度器の使い方を全て忘れていて大変でした。たった6人だけど目配せするのは大変でした。また、出来る子と出来ない子の時間差もすごく大きい。学校での指導はさぞ大変だろうと思います。迎えに来た2人のお母さんに宿題の作図を見ていただくようにお願いしました。こうしたことは担任の先生まかせではなく家庭でフォローしたほうがいいですね。
2008.05.15
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小5。算数。小数のまとめ。6人中4名は今日仕上げた。うち2名はテストのみ。単純ミスの訂正で終了。2名は学校内容は大丈夫だけど、少しばかり考える問題でやはりつまずく。残り2名はテストまで届かず。最後まで終わらなかった2名は、結局「小数の仕組み」は理解できないと思う。小数点の移動は機械的なので出来る。でも、そこまでにいたる「仕組み」と「作業」は結びついていない。結びついたら、小数移動は自力で出来るもんね。でも、多分出来ない・・とわかっていても、「理解」の部分をこちらがあきらめてしまったら、そこで全てがストップしてしまう。100のうち1でも記憶の底にへばりつけば、「思考」する支えになるはず。それは、卒業生が私に教えてくれたこと。私はそこを信じている。
2008.05.01
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昨日R君が取り組みました。いいですね。私のいい・・は鉛筆がしばしば止まる。(つまり考えている)1問目はやっと解ける。でも、次に類題があって、「そっか・・」と解るを実感できる。このワークは他の子より早く終わってしまったときの「時間差」を埋めるためのものなのでできるだけ自力で解ける・・・・と、まぁ、そうした条件を備えていました。国語も算数も第1回・第2回のようにテーマごとに14回で2ヶ月分。R君の学習回数は2ヶ月で16回ですから、これもいい感じ。
2008.04.23
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チャレンジはあまりに有名だけど、ハイレベルテキストなるもんがあることを始めてしり、5年生で注文。先日届いた。内容は算数と国語。中学受験レベル・・とある。1年間に4冊の構成。支払いは1冊ずつ。1080円。なかなかいいかも。R君に試してみます。学校内容から中学受験までの中間的な問題集は力のある子にはぴったりじゃないかなぁ。ベネッセのHPから購入しました。
2008.04.21
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小5。算数。小数の勉強です。メートルとキロメートルの単位交換。小数点移動する方法を説明してもなかなか出来ない子がいます。彼らに共通することは「まねできない」です。私がボードでチョークを動かして(単位を声に出して)見せます。1人1人回って手元で1つ1つやって見せます。そこは出来ます。ところが、2枚目のプリントになると、声に出してえんぴつの芯を動かして0を継ぎ足して書くというこの3つの作業が出来ない。私のまねが出来ない。大人のまねをする・・という生活経験の欠乏だろうか・・。家の掃除をする。お米をとぐ。包丁をもって料理する。草とりをする。ミシンを踏んでお人形さんの布団や洋服を作る。編み物をする。・・・・・5年生の私は母のまねをしていろんなことをしていたように思う。実は5年生夏休みにはすでに父の働く工場で初バイトした。そこに父はおらず、おじさんに教えてもらった。大人のまねをして大人になった。今の子どもたちは?勉強なんて所詮「まね」なんだけどなぁ。
2008.04.17
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勉強が得意ではないA君。5年生になって担任が変わりました。勉強は得意じゃないけど、決して弱音をはきません。1年生からやってきて私に何度も説教されて、涙を流してそれでも、自分はここでがんばるとけなげなA君です。そのA君の自主ノートを見てアレッ?な今日でした。「ねぇ、漢字のよみがながないよ。」「だって先生が書くなって。」「ええ~~、そんなこと言うかなぁ・・。」で、ほら・・とA君があけたページには確かに先生の赤ペンで「よみがなはいならいよ。」と。で、今日の宿題は漢字を5回ずつ。隙間なくびっしりと。2ページ。几帳面なA君は40分かかる。これはまずい。A君のような子には漢字の意味・成り立ち・熟語・短文つくりと1つの言葉をあちこちから眺めながら勉強することが必要なんです。漢字辞典を見ながらゆっくりと。ノートに隙間なく読み仮名も入れず5回ずつ書くってことが子どもにとってどれほど意味のないことかがわかっていないってことだなぁ。A君は10回書いても記憶には残らないでしょうね。なぜなら、、漢字を2回目に書くとき、彼の目にはすでに1回目の漢字が入り込んでいる。2回目は単に目に入った字をなぞっているに過ぎない。これはなんて読むの?どんな意味?どんな形?がないまま回数を増やしても彼らの脳にはなにも残らないのだ。ノートのもつ「余白」の力がわかっていないなぁ。(そういえば、B君の先生もノートの隙間をあけるな・・とコメントしてました。例えば、昨日計算問題をしてノートの半分が残ったとします。今日はその半分から始めなさいというわけです。私は半分残しても、昨日の内容と今日の内容が一目瞭然でわかるほうが頭スッキリでいいと思うんだけどねぇ。中学生の式指導して思うんだけど、数字がほんの数ミリ離れているだけで脳は混乱するのね。大事なのは、作業内容が目で見てパッとはっきりすぐにわかることなんだ)A君と作り上げてきたノートの作り方ががたがたと崩れてしまった。しばらく様子をみます。ん~~、どうすべか・・。
2008.04.17
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うちは5年生から授業形式が変わります。4年生まではどちらかと言うと「個」の学習ですが、5年生からは解説が増えるので「小集団」です。時間は60分から90分に伸びます。休憩はありません。5年生の1回目の学習でした。*算数 計算問題3問 小数プリント1枚(解説・ポイントの整理・練習問題)*国語 聞き取り 速読 聞き取りに出てくる「いるか」の絵を描く 長文読解と短文つくり初めて学習した生徒もいましたが、90分、気持ちが途切れることなく学習できました。5年生は6名。一番よい人数です。
2008.04.08
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5年生ともなると、学校での学習習慣が「しっかり」と身につく。そう、しっかり、すっかり、どっぷり・・と。文章題に取り組む。内容は中2の連立方程式を簡単にしたもの。授業の中で図の描き方を練習し、そこから少し簡略化した図と式の中間の書き方を練習した。最初は「自力」だから3時間も費やしたのだ。で、今日、前回と同じ問題をしてみる。3分間、前回の自分のプリントを「ながめて」も良いことにして。で、やっぱり、やっぱり、数字だけの式を書いて手が止まってしまう子が2名。なぜ「式」ではなく「図」や「表」なのかをしつこく言い続けてきたつもりなんですけどねぇ。練習もしてきたはずなんですけどねぇ・・。やっても、やっても、「数字だけの式」に戻ってしまう。形状記憶されてます。恐るべし、学校指導法です。硬い鉄板をやっとやわらかくして「思考」の道筋を見せているのに、たちまちビヨヨ~~ンと「式」へ戻ってしまう。今日は次のレベルに進んだ子がいます。こちらはお見事な図を書いて計算は全くせずに答えを出してきました。まぁ、根気負けしないようにがんばりましょ。
2008.03.14
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小5。算数。円の面積の応用問題をしています。正方形の中におうぎがたが書いてあって、残りの面積を求める・・といったものです。このプリントの狙いは「美しく」です。指示された面積を求めるには、式が最低3本必要です。公式も三角・四角・円・おうぎがたと4種類混ざってきます。3.14の筆算も必要です。採点しながら「これは何を求めるための式?」と質問しても即答できない子のプリントは実にゴチャゴチャしています。で、一通り、自力で解いたあとに私の模範プリントを配布します。小さなメモの取り方もすべて「全写し」させます。筆算も問題の番号をふってきれいに並べて書きます。(乱雑な子はあちこちにきままに書いてある)とても面倒な作業ですが、一度、徹底すると見違えるように「美しいプリント」を書くようになります。さて、ここで、意外に小数の足し算と引き算の筆算でミスする子がいます。掛け算のように桁がずれたまま筆算しています。位をそろえる・・ってことが大事なんだけど、それよりも、引いたのに答えがもとの数より大きい数になっている・ってことに瞬間的に気がつかない・・ってことのほうが問題ですね。小数の足し算・引き算の筆算でミスが出やすいのは、ドリルなどでははじめから筆算の形で問題が書かれているからだと思います。算数の力が弱い子は、時々、こうした部分をチェックしたほうがいいですね。
2008.02.27
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国語の読解力問題にも確かに読み取りのテクニックはあります。しかし、例えば戦争で息子を失った母親の気持ちを選びなさい・・などどいう選択問題で「ほこらしい」に○をつけるようなこどもたちにとってテクニックは意味がありません。読解は、文章を書いた作者との対話です。しかも、こちらは受身です。自分の気持ちは持ち込んではいけないのです。こどもがプリント上で作者とどう気持ちを向き合わせているかを確認することはできません。でも・・。私がボードの前に立って解説を始めたときのそれぞれのこどもの様子が多分、そのまま同じなのだろうと思います。背筋をまっすぐにして、しっかりと私の目を見て、時にうなずいたりしながら聞き入る子。たちまち、他の事に注意がむく子。それた気持ちが外へ向かう子と自分自身へ向かう子といます。つまり、他者への関心がないのです。いつも顔を合わせ、話を聞かないと厳しく注意される私に対してでさえ、そうなのです。いきなり渡された、全く知らない人の話に興味が向くわけがないのです。彼らにかけているのは「受信能力」です。どんなにつまらない話でもとにかく、目の前にあわられた人が自分に発信している情報にひたすらに耳を傾け、質問を待つ・・という体制が弱い。彼らは実はおしゃべりです。授業が終わったあとも「先生!!先生!!」と話かけてきます。とても疲れます。なぜか・・。自分を押し付けてくるから。「ぼくはね、ぼくはね・・。」他者の気持ちをうまく汲み取れる・・つまり読解の力のある子は会話が自然でこどもとか大人といった区別を感じません。先の戦争の物語に取り組んでいるときY君がいたずらをしました。いすにあいた小さな穴からスポンジをほじくりだしてばら撒いています。彼には自分の行動が私にどんな気持ちを引き起こすか・・という想像力はないのです。見つかったら叱られる・・とは思うでしょう。でも、叱っているときの私の情けない気持ちはどう説明しても彼とは共有できないのだろうと思います。そんな彼が私の添削を受けてプリント上で○をもらったとしても何の意味があるんだろうか・・と思います。アルコール中毒の人がアルコールを飲み続けながら、健康になりたい・・と薬を飲んでいるような感じです。本来なら、生活の中で気持ちが育って、ペーパーで後押ししてこどもを育てていくものなのでしょう。けれど、ここでは、その逆を考えていかなくてはなりません。しないよりはずっとまし・・と信じて。
2007.09.29
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「今日は小数の一発100点テストしま~~す!!」と5年生の授業が始まる。1枚目40問。100点合格で2枚目も同様。1枚目は筆算。筆算は教室では「簡単すぎる」ので一切練習してない。これは実は最近入会したばかりのY君への「歓迎テスト」である。字は乱雑。問題をよく読まない。話をあちこちにしか聞いていない。これがY君の課題。こうしたことはいくら口で注意しても無駄ってもんで「大変さを体にしみこませる」しかないもんね。さて、見事に予想通り。1枚やっては1問ミス。また同じプリントをやっては1問ミス。「ああ~~~!!!!!!!」なY君。「先生、またやるの?」「さっき、同じ質問したでしょ。同じこと聞かないっ!!」と私に気持ちをカットされて何度も何度も・・。はい、5回やっても1枚目さえ終わりませんでした。相当グタグタです。また、次回も続けます。学校から配布されたプリントはきれいにたたむ。勉強始めるときは机の上を整理してからはじめる。で、今日は、はじめる前に目を閉じて、背中を伸ばして、手を膝に置いて、しばし静寂に身をおいてからプリントに向かいました。理解力はある子だと思うので、プリント以外のことを細かく指導して、直していくことが出来れば、どんどん伸びていくでしょう。今は「自滅」しているんです。Y君のお母さんが月謝を届けにきてくれました。「先生、厳しくお願いします」・・だって。私の厳しさは親にはわかんないかもねぇ。頭の上からジワジワと重石を乗せられてる感じかな。Y君、これからどうぞよろしくね。わたしゃ、しつこいよ。在籍の長い子もミスの出た子はいますが、Y君との違いは「グタグタな気持ち」を表に出さない・・ってことのようです。「そんなにイヤならやめてここから出ていけば?みんなすごく迷惑してるから」なんて私に冷たく言われちゃうもんね。まっ、入会したてのY君にはまだそこまでは言わない。しかし・・・ほかの子、(ああ~~、あの態度はヤバイ!)と。Y君以外の子に緊張感が走っていた。Y君よ、君にもそのうちわかるだろう、この空気。
2007.09.06
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小5。国語。ずっと国語の強化が続いてます。悩みに悩んで9月から論理エンジン始めました。ただ、これを中心にする気持ちにはなかなかなれず、組み込む・・という形にしたかったので、市販されている問題集を使うことにしました。私の記憶では多分今年からの出版だと思います。4年生に一人、学校内容ではもの足りない子がいて、個別に使用はしていましたが、授業で取り扱うのは始めてなので、さて、どうかな・・。今日は生徒に、国語と言っても今までがんばってきた「読解」とは全く違う「文の仕組み」の勉強であること説明。問題集の最初にある出口さんのメッセージなどを一緒に読みました。その後、今日のテーマである「主語・述語」へ。問題数は沢山は出来ませんでしたし、どこまで進めるか解りませんが、取りあえずGO!子供が文章をなんとなく読んでいるってことがよくわかりますよ。私が使いなれていないので、宿題は今まで通り読解です。まだ、算数に余裕があるので、国語漬けでも大丈夫でしょう。合間に算数・・な感じです。ちなみに漢字練習は5年生からは皆無。塾のない日に自主勉ですれば充分。5年生で塾で漢字練習は時間もお金ももったいない。5年生の算数は学校ではまだ小数の掛け算。教室では早い子は小数で割るプリントレベル6が全て終了しました。遅い子も来週には全て終わるでしょう。早く終わった子は文章題に入ります。学校内容に無関係な「どんぐり問題」などです。30分かけても1問も解けない・・なんてあり。解けないまま次回に持ち越しもあり。計算が得意な子の中に「面倒をさける」傾向のある子がたまにいます。多分、いつも早く結果を手に入れることに慣れているので、答えがパッと出ないことに抵抗があるんでしょうね。そういう子の能力のバランスを取るにも、足踏みして問題を解くことはいいことだと思います。計算が遅いからといって、文章題が弱いか・・というとこれが意外によく出来る子もいます。1問1問、じっくり取り組むので、早とちりしてしまうことがないのかもしれません。上手く言えませんが、はじめからよく出来てしまう子は「耐性」が育ちにくい。一方、なかなかすぐに飲み込めない子はとても苦労して自分の中に取り込まなくてはならないので、粘り強かったり、用心深く考えるくせがつくような気がする。だから、はじめからよく出来る子には出来ない子と同じ程度に苦しさを感じる問題を用意して経験させないとね。「よく出来ました。100点!!」じゃ、何も育っていかない。「全体」と「個」をどうバランスとって指導するか・・そこが一番の問題。
2007.09.05
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オリジナルプリントに少し手を加えています。単元ごとにレベル分けし、ミニタイトルをつけて、今自分がどんなことに気をつけて学習したら良いのかをもっとわかりやすくしたいと思います。小5の「小数で割る」の場合レベル1 なぜ割る数は小数移動するのかレベル2 小数移動して暗算で割るレベル3 小数移動して筆算で割るレベル4 割り切れるまで0を継ぎ足して割るレベル5 四捨五入するレベル6 余りを出すレベル7 計算しないで答えの大小を判断する(小数の掛け算含む)最後にまとめテストです。レベルごとに1問ずつ。どのレベルでミスが出るかはっきりするので自分の弱点がわかりやすくなるでしょう。(うちの教室では四捨五入のミスが多いです)今日レベル7まで進んだ子は私のヒントの式の中から法則を見出すことができませんでした。改良しなきゃ。で、こういう部分は全体解説してみんなで一緒に「ああ~~、なるほど」と思うことが必要です。私ではない同級生が法則を発見し、それを聞いて理解することもすごく大事だもんね。いつものんびりやのR君が「早くレベル5に入りたい」と意欲を見せ、一番先に終了しました。なかなかいいかも・・と思っています。うちは少人数グループ形式ですが、解説時間はなるべく短くしたい。プリントに計算のポイントを組み込んで、個人的に対応できるようにすれば上手くいくはず。先日、4年生のお母さんが「塾の宿題のプリント見て、あ~~、そう考えればいいのかぁ・・って解って教えることが出来ました。」とおっしゃってくださいました。ポイント解説から練習問題への流れをどう書いて導いていくかが勝負です。ただし、あまり親切だとこどもが「先生の頭」でしか考えなくなる恐れがあるので、単純な計算などでは有効ですが、文章題などはノーヒントね。計算は先にポイントつかんでから練習に入る。計算以外はまず自分で試行錯誤してから、効率的な解法を知る・・かな。5年生はずっと国語の読解が中心です。めきめきと伸びた子が2名。油断するとたちまちいい加減な答えを書いて、直しに追われる子がまだ1名。現在使っているのは学研の問題集。キーワードの書き抜きだけでなく、段落構成の問題もあってなかなかいいと思う。一度、語句と文法を入れて、また読解に戻る予定。国語の指導で一番大事なのは必ず私が採点し、添削すること。全体解説では個々の力を伸ばせないと実感してます。一人、一人、1枚1枚。とても苦しい子は1問ずつ私のところへ来てヒントをもらってまたうう~~んとプリントと格闘します。あきらめないこと。これはこどもより私自身への言葉だなぁ。国語指導はあきらめないこと・・に尽きる。・・と教材プリントと格闘するとたちまち時間が過ぎて・・。お~~、朝じゃん。ここらで、おやすみ~~。
2007.08.31
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5年生国語。5年生の国語特訓が続いています。宿題を1日1枚。授業の前半は2学期の先取りですが、小数の割り算なので解説はなしで出来るので、生徒が問題に取り組んでいる間に私が宿題を採点。算数は時間制限して、国語の直し。全体解説はなし。すべてその場で添削いれてやってます。「問いかけている文のはじめの5文字を書きなさい」なんて問題が出来ない場合「文の最後のところ・・述部・・に全部ライン引いて持ってきて」と指示。次に「問いかける・・って違う言葉でいうとどういう意味?」と口頭質問。次に「じゃ、どの文章?」・・てな具合に一人ひとり対応してます。実に面倒なことですが、手がかりになるキーワードを問題文から探しだすというコツをつかんでしまうとしだいに正解が増えていくので最初の指導は大変でしたが子供がわかるようになってきた実感があります。1名、伸びが悪いのは先日算数でも登場した面倒がりの男の子です。直しはどんどん出来るのに、宿題提出の段階でほとんど○がつきません。いかにも、出掛けにテキト~~に書いて持ってきた・・がバレバレです。今日、宿題プリントの後ろにながなが・・なが~とメッセージを書いて渡しました。「このままでは5年生レベルの問題は無理という判断をしなくてはならないので学年を下げていきます。8月は様子を見て9月に決めます。」と。まぁ、もうちっと励まし風に書きましたが・・。宿題にもすべて「君の敵はなんだ?いい加減な気持ち」とか「今日はどんな自分を創る?まさか、テキト~人間?」なんてコメントを全部に入れておいた。こりゃ、脅かしだね。いや、洗脳か・・・。ところで、いつもの文房具店の奥さんとの立ち話。「応用はやっぱり国語力ですよねぇ。読書しないとダメですよねぇ・・」とおっしゃる。こういう人多いですよね。何度も聞いたなぁ、このせりふ。でもね・・な話をまた明日に。ヤバイ!!今日は帰らないと・・。
2007.08.08
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