SAC.COM

2013年07月22日
XML
カテゴリ: 民間航空
​​​​​​

 1991年に導入された政府専用機B747の後継機は、B777に決まるようだ。



 高額で巨大な航空機の世界のことなので、実際に交代するのは6年後の2019年。

 B747のときも導入が閣議決定されたのは導入4年前の1987年。

 米国の巨額の対日貿易赤字を減らすための国策的要素が強いものだったとされる。

 政府専用機は事実上日本の「元首」とされている天皇・皇后の搭乗機として優先使用される原則であるが、天皇や首相の専用機ではない。




 米国のVC-25(エアフォースワン)は大統領専用機。

 エアフォースワン (Air Force One) とは、米大統領が搭乗した際に米空軍機が使用するコールサインなので、大統領が搭乗してないときは同じ機体でもこのコールサインを使用しない。


[USAGENCY WATCH] エアフォースワン [Air Force One]


政府機後継、B777型機が軸=19年度導入で調整
​ 2013年7月19日 ウォールストリートジャーナル日本版
 政府は19日、政府専用機ボーイング747—400型機2機を2018年度で退役させ、19年度から後継機に切り替える方向で調整に入った。後継機は、747と同じ大型機ながら燃費の良いボーイング777型機が軸となっており、8月末の14年度概算要求に向け、機種や機数の検討を急ぐ方針だ。

 …(略)…

 防衛省が運用を担当し、機体整備は日本航空に委託してきた。しかし、日航が燃費の悪い747の運航を10年度で打ち切り、機体整備からも撤退する方針を決めたため、政府は機種の変更を迫られていた。
 [時事通信社]​



【SCHABAK】マクドネル・ダグラス MD-11 KLMオランダ航空 1/600


 マクドネル・ダグラスのMD-11やエアバスのA330、A340に対抗するため、また、767-300と747-400の間の座席数の差を埋めるため、双発機ボーイング777は開発された。

 結果として燃費性能の良さ、維持費の低さ、収容能力の高さから、世界の空から4発のB747、3発のDC-10、MD‐11を駆逐することになった。

 それに追い討ちをかけたのが電気系統のトラブルで話題を提供し続けているB787。




ジャンボ機、14年3月引退
 国内線から姿消す 全日空、787導入で
 2013.5.25 MSN産経ニュース




 777-300ERの翼幅、胴体長は747-400よりも大きく、双発機としては世界最大。

 開発と成功の決め手は、高バイパス比、高出力のエンジン。

 中でもゼネラル・エレクトリック・エアクラフト・エンジンズが開発したGE90シリーズ・エンジンは航空史上最も巨大なエンジンで、ファンの直径は最新型のGE-115Bでは3.25m。

 推力は329~512kN。

 777-200LRおよび777-300ERではGE90のみが採用されている。


 B777はボーイング社の旅客機として初めて操縦系統にフライ・バイ・ワイヤを採用。

 開発当初からユーザーである航空会社の意見を取り入れようと、航空会社が個々の要望を出していく「ワーキング・トゥゲザー(Working Together)」を結成して開発をすすめたことも特筆すべき点。

​​​​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019年11月19日 21時16分08秒
コメント(0) | コメントを書く
[民間航空] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

Ta152R

Ta152R


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: