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2015年10月20日
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カテゴリ: 経済
2000年以降のノーベル賞の受賞数で、日本は世界ランキング2位。

 日本企業のブランド価値は世界の中でいかがか。


 世界最大のブランドコンサルティング会社・インターブランドが「Best Global Btrands 2015」を発表した。

 評価基準は3ポイント。

 財務分析による、企業が生み出す利益の将来予測、利益のうち、ブランドの貢献度がどの程度か、ブランドによる利益の将来の確実性の評価。

 これらによりブランド価値を金額でベスト100を算出。




 主要基盤地域以外での売上高比率30%以上という制約があり、新興国をカバーしているとはいえ、経済(GDP)が大きい国々での価値の占める比率は高くなるはず。

 選出された企業数は、米国が52、ドイツが11、フランスが7、日本が6、英国が5、韓国が3。

 トップはアップル、2位グーグル、3位コカ・コーラ、4位マイクロソフト、5位IBM。




 日本企業は、6位のトヨタ自動車でアジアのブランドの最上位、Automotive でも最上位。

 トヨタの商品が世界の遍く浸透しているということであり、6位は凄い。

 以下、19位ホンダ、40位キヤノン、49位日産自動車、58位ソニー、65位パナソニック。




 トヨタの次、7位は韓国のサムスン。

 日本人が思っているほど、世界の中の日本は大したことになっていない。

 ちなみに19位のホンダは、ルイ・ヴィトン(20位)の上だったりするからランキングは面白い。

 本来 B to B 領域の Intel は “Intel Inside” の効果もあり14位で、これも凄いこと。

 日本での「インテル入ってる」も秀逸なコピー。




 敗戦後経済力の拡大に応じて基礎科学に力を入れてきた成果が、昨今の日本人ノーベル賞受賞者の増に繋がっている。

 日本人の価値も上がったかのように錯覚する人も多いことだろう。

 日本の各企業、ブランドは将来に向けた足固めをしているだろうか?





 11位BMW、12位メルセデス・ベンツ。

 そして生産台数世界一を目指したフォルクス・ワーゲン(VW)は35位で19位のホンダよりも燃費不正を起した39位のHyundai(現代自動車)に近い。

 よい製品、商品、サービスの提供だけがブランド価値を向上させるわけではない。

 しかし、排ガス、燃費という昨今の大衆向け自動車で重要な領域である「クリーン」分野で不正をなしたVWのブランド価値は、さらに転落すると思う。




日本の自動車メーカーが大躍進!
 最強の国際ブランド・ランキング
 2015年10月7日 ダイヤモンド・オンライン編集部





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最終更新日  2017年09月24日 22時46分15秒
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